お祝いムードの場内に衝撃が走った。21年ガールズグランプリ(GP)の優勝報告会のために登場した人気ガールズレーサー高木真備(27=東京)の口から、突然「引退」が発表された。

ずっと描いてきたガールズGP制覇の夢。14年5月のデビューから7年半の歳月をかけ、昨年末の静岡で、4度目の挑戦で成し遂げた。「これまで10年近くもガールズGPで勝つことを目標にケイリンと向き合ってきました。目標を達成したことで、気持ちが切れてしまった。その後も我慢して走ったけれど、自分から買ってくれるお客さんの期待を裏切ることに、自分が耐えられませんでした」。3カ月間、自問自答を繰り返し「引退」という決断に至った。

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