『新訳・ヒトラーとは何か』Sebastian Haffner・著、瀬野文教・訳(草思社)P.16-17
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残るのは学歴と職業である。ヒトラーにはまともな学歴がなかった。
数年間、実科学校に通っただけで、成績はひどいものだった。(中略)

それ以外、彼は一生涯生半可な人間で終わった。
なんでもよく知っているつもりで、拾い集めた中途半端な似非知識をひけらかした。
とくに素人がなにも知らないのをいいことに、滔々としゃべりまくって喝采をあびるのが自慢だった。
総統官邸でおこなったテーブルトークからは、羞恥赤面に耐えられないような教養のなさが伝わってくる。

ヒトラーは職業をもたなかった。求めたこともなかった。それどころか、できうるかぎり職に就くことを拒んだ。
彼の仕事嫌いは、結婚嫌い、人間嫌いと並んで、彼の性格のいちじるしい特徴をなしている。

#どっかのオバサンそっくりw