三菱自、岐阜工場閉鎖へ 販売不振、固定費削減で
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfe342e14fb44f020cb5723cc4aae5e66346d3f8
三菱自動車が子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の
工場閉鎖に向け最終調整に入ったことが22日、分かった。
新型コロナウイルス感染拡大などによる新車販売の不振を受け、
固定費を削減する。27日に発表する中期経営計画に盛り込む。

パジェロ製造は、三菱自のスポーツ用多目的車(SUV)
「パジェロ」や「アウトランダー」、
ミニバン「デリカD:5」などの生産を担う。
しかし、コロナ禍で4月以降は生産調整が続いている。

三菱自は、2016年に発覚した燃費不正問題の影響を
引きずっていたところに新型コロナが追い打ちをかけ、
20年3月期連結決算で257億円の純損失を計上するなど業績が厳しい。
4〜5月の国内販売台数は合計で前年比6割超も減少するなど、
自動車大手の中で販売の落ち込みが目立っていた。

同社は22年3月期までに固定費を2割削減することを掲げており、
その一環として今回の工場閉鎖に踏み切った形だ。