トコットは、全身ユニクロって言う表現が、ピッタリかなって思っちゃうけど。
トコットとラパンを比べると価格的には近いし、ターゲットも、ほぼ一緒じゃないですか。
ラパンの方が非常にコストが掛かってますよね。
ラパンは塗装にツートンがあるじゃないですか。
トコットにもツートン仕様はあるが、あちらはフィルムラッピング。
大きめのグリルがついていて、リアコンビランプもテールゲートで2分割してる。
トコットは見事なほど何もやってない。明らかに手抜き過ぎます。
ラパンはリッターカーどころか、Cセグメントぐらいの部品構成なんですよ。
それに対して、トコットは商品力が足りないんじゃないのかな。
ディテールの話で言うと、トコットのフロントは凄く特徴的な面構成になっていて、
ヘッドランプもカマボコ型の切り欠きに、
ポコっと嵌めているだけで、良くも悪くも本当にシンプルなんです。
リアは、Cピラーの付け根あたりと、リアコンビランプに脈絡がないんです。
わざわざ、ショルダーラインを上に回していて、
それとは全然関係のない形で、リアコンビランプがポンとついてる。
フロントとリアで、ちぐはぐさが見えると言う意味で古い車みたいです。
サイドビューにしても、ショルダーラインの下の凹みは、シンプルさを阻害している。
何か、ブリキ缶みたいな感じがするじゃないですか。
エフォートレスって言うコンセプトには、合致しないんじゃないかと思います。
もう少し、コンセプトに沿った処理にすべきだったと。
トコットは、一見シンプルに見えるけど、良く見るとシンプルに徹しきれていない。
それにしても、このプレスラインが3本ぐらい入ってたら、
エフォートレスどころか軍用車っぽくなる。例え1本でも。