この話は単なる都市伝説?本当?

オーグル・キャブレター
1970年代後半、自動車整備士だったトム・オーグルは、ガソリンの燃費を42km/Lも上げる装置の開発に成功しました。
「オーグル・キャブレター」と呼ばれるその装置は、従来の燃料ポンプとキャブレターを使わずに、霧状の燃料を高圧で注入するという手法を採用していたそうです。
また、燃料を蒸気にする過程でガソリンタンクが冷却されてしまうため、ヒートコイルが必須だったとされています。
オーグルは、この装置の試作品を使って、ニューメキシコ州デミングからテキサス州エル・パソまでの322kmを7.5リットルのガソリンで走破することに成功。
これに脅威を感じた石油会社が、オーグル・キャブレターの権利を数百万ドルで買い取るオファーを出したのですが、オーグルはその全てを断りました。
その理由は、彼には自分が独自にデザインした車を販売したいという夢があったからなのです。
しかし、1981年、その夢を実現させる前にオーグルは何者かに銃で襲撃されました。
幸い、一命は取りとめたのですが、同じ年に彼は薬物を多量に摂取してしまうという「事故」によってこの世を去ったのです…。