住宅街をクリープで抜けて幹線道路に出る
信号待ちで停止している車に続いてブレーキを踏んで止まったら左レバーを手前にワンクリック
それだけでブレーキが掛かりMAX30キロ、ステアリングアシストONの状態でスタンバイとなり足をブレーキから離す
とりあえずレバーを上方にふたつ上げて50キロに設定、信号が変わり前の車が動き出すとアイドリングストップしていたエンジンがブルンと掛かり
アクセルは踏まずにレバーを引くだけで動き出し、前の車の速度に合わせてピッタリ追尾していく
10秒位で前走車の軌跡やレーンを捉えてハンドルが自動で動き出す
車間距離調整はレバーに付いたダイヤル式で以前のセットした状態を常に覚えているが安楽に運転するのに、だいたいは一番遠方にセットしたまま

ここまで足はずっとフリーのまま、向おうとする方向を制限させるような感じでステアリングの下の方を軽く抑えながら前の車に追尾していく
もちろん前走車が信号停止すればなにもせず同じように停止、信号待ちの間ブレーキを踏み続けるという前世紀的な運転から開放され足はフリーのまま前の車が動くのを待ち続ける、これはとても楽ちん

ステアリングは手放ししたままでも30キロ以下なら時間制限で警告されるということはなく、それ以上の速度になると15秒程度で警告が出る、が、まあ街中で完全手放しはそうそうはない
路駐の車を自動で避けるのは半分任せながらも、対向車や並走車の位置関係を気にしてすりぬけるのにはやはり自分の意思でコントロールする
馬が自分の意思で走っていくのを手綱でコントロールする、そんな感じを想像してもらえば当たらずとも遠からずかな

ブレーキは自分で踏むこともあってもアクセルに足を掛けることはまずない
低速なら前の車がいることを意識していれば本当に前を見ずに運転できてしまう
半分は機械が見張っていて運転してくれるイメージ
自動運転とは言えないけれど優秀な運転支援、本当に楽になったものだ