自動車生産のコストで大きな比重を占めるのは新規開発です。
つまり反対に言えば既存車種を流用できれば新たな車のハードルが
格段に低く出来るのです。(メーカーにとっての話です)

具体例で言えば量産車種ワゴンRを縦に輪切りにして中央部分を
継ぎ足したソリオ(旧ワゴンRワイド)などは実際に生産販売出来た例です。
これだとエンジンやトランスミッションはほぼそのまま流用でき
ボディパネルも流用が効くわけでメーカーにとってうまみのある車種です。

この手法を大きくするほうではなく
小さくするほうにも使ったらどうでしょう。
例えば縦ではなく横に輪切りにしてリアシート部分のボディを取り去ったクルマです。
前席の居住性は全く同じまま100kgもの軽量化が出来るのです。
しかもメーカーにとって新規開発とは比べ物にならない低コストで済むので
採算点となる販売台数もぐっと少なくなる訳で実現性で有利になります。

実際これならカナノコと溶接さえあれば個人でも作れそう。