【社会】100万円以下のEV(電気自動車)、量産化に向け奮闘…大阪の町工場
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今年3月に完成した電気自動車Meguru(メグル)。漆で朱色に塗られたボディーを
和紙や竹で飾った3人乗り三輪車だ。リチウムイオン電池を搭載する=筋野健太撮影
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関西の中小企業が協力してつくった電気自動車(EV)を来春から量産化しようと、
中心メンバーである大阪の町工場の社長が奮闘中だ。「1台100万円以下」をめざすため、
部材や電池を中国で安価に調達、円高を追い風に輸入し自社工場での組み立てを
計画している。購入希望も舞い込み始めている。

EVは曲線を描く朱色のボディーを和紙や竹で飾った3人乗り三輪車で、環境の環の字にちなんで
Meguru(メグル)と名付けた。大阪府守口市の金属加工業、淀川製作所の
小倉庸敬(のぶゆき)社長(53)が守口の刃物製造会社や兵庫の設計事務所、京都の
EV販売会社と協力、今年3月に完成させた。「不況をはねとばそう」と開発したところ
関西で話題になり、小倉さんは量産を真剣に考え始めた。

ただ、量産となると一番のハードルは製造コスト。漆のほか、ドアには巨大な扇を使うため
開発・製造に200万円以上かかった。車台や電池、電装部品などの基幹部材も
安く調達する必要があった。そこで小倉さんは中国・山東省に渡り、主な部材を現地の
自動三輪車メーカーなど4社から仕入れた。リチウムイオン電池も高価なため、
量産車では鉛電池に。10月には工場で組み立てを始めたい考えで、小倉さんは
「課題は多いが、町おこしなど日本を元気にするために使われる車にしたい」と
意気込む。発売は来年4月の予定だ。

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