もう20年以上前だが、清水浩(日本における電気自動車の先駆者)の著作で「こうして生まれた高性能電気自動車ルシオール」という本が有った。
そのプロジェクトで試作されたのは、全長3.3m、全幅1.2mという軽自動車サイズのモデル。
しかし、前後2シーター、車体のメインフレームそのものにバッテリー収納ケースを兼用させる、後輪のホイールにモーターを組み込むという、今見ても画期的ではないかと思える設計だった。
もっとも真に画期的なのは、電気自動車でしか実現できない設計だったという点だろう。
今後はこういう、エンジン車をベースにしない電気自動車専用の設計を、各自動車メーカーにやって欲しいと思う。