>>537-542
もともと鉄道は、道路、港湾、空港などと同じ公共財として、国が面倒を見ていたもので、
GHQの準民営化強制に遭って「公社」化はしたけれど、資金不足は目に見えていたから、
国が不足分を補填することになっていた。帝国植民地台湾・朝鮮経営でも鉄道は公が敷設している、基本政策だ。

ところがそれを高利の資金で調達させたため、その金利分が累積赤字として積まれていったというのが基本的真実。
利子分を除いた鉄道運行の収支はズ〜〜〜っとトントンなのだ>>536 その年度だけじゃない。借金高利赤字。
5方面通勤輸送投資なんか、国策で絶対必要だから採算に乗らないのが判っていても
「国が埋める」前提で投資したが、埋めなかったから27兆円の累積赤。

少なくとも高速道路並みに公費を40%入れていたら三島問題など起こらずに運営できていた。
トリックを指摘すると、3島基金の利子で3島経営を維持させるが、
その基金援助額と同額の利子支払いを本州会社の借金としてツーペイにさせていたから、実質、国鉄の収支トントンのママだったのだ。
それが異常な低金利で3島基金の配当収入がなくなって3島危機に到り、
東海は逆に金余りで、それを召し上げられないために、自前投資のリニア建設に走っている。
トリックの前提金利が壊れて久しいから、3島注入スキームを抜本的に改めなければイカン。
実質は第2の鉄道国有化策が必要。西欧が上下分離で線路は公有だというのはその解決策の一つだ。日本でも放置出来ない。