懐かしの西村京太郎作品
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トラベルミステリーの第一人者。ブルートレインでよく殺人事件が発生して、十津川警部と亀井刑事が全国を駆け回りました。 左文字シリーズも味わい深い。日本国民全員を誘拐したと称する
ブルーライオンズ(蒼き獅子たち)というIQの高い狂人集団が全く
無関係な人々を全国の好きな場所で勝手に殺していくのだが、
ワッペンを身に着けている人物は殺さない、などと途中から足かせを
作ってしまい(1枚5000円)それが犯人たちを追い詰めていく。
左文字が匿名の投書をこっそり新聞社に送っており、世の中の殺人の
全てをブルーライオンズのせいにするという嫌がらせぶりが絶品。
「消えた巨人軍」はテレビドラマ化され、藤岡弘が左文字役を担当している。 西本功は「北帰行殺人事件」では十津川警部の部下で橋本の親友。
「ミステリー列車が消えた」では、赤帽に変装するタレントとして登場。
赤帽も現在では「死語」となってしまった。 >>24
俺は寝台特急あかつき殺人事件
の犯人の母娘にぞっとしたな。アリバイ作りに利用したタクシーの運ちゃん
だけじゃなく一家皆殺しに >>27
今は赤帽といえばダイレクト配送便のことだもんな いかにも犯人です、という犯人のほうが安心して読んでいられる。北能登殺人事件の犯人とか。 寝台特急あかつき殺人事件の話が出たんで、軽く読み返してみた。
田辺淳というのは、元・刑事で私立探偵で、「もう一人の橋本豊」といった
ポジションの男。この男が罠にハメられる。読者は序盤で、こいつ等(母娘)
が犯人だ、とすぐ気付くが、アリバイ崩しが容易でない。
とにかくムカつく母娘である。
気の毒なのは、この冷酷非情な母娘に利用されて殺された本来、無関係な人々
たち。
残念ながら、この寝台特急あかつき、といい、西村京太郎作品に取り上げられた
列車の多くは、乗らずじまいのまま消えてしまった。 >>19
深名線、最後の日に、湖畔駅で同じ体験をしている。
本来1両か2両編成の筈なのに8両ぐらい連結されていた。 亀井刑事の長男・健一君が惜別の列車に乗りに行って事件に巻き込まれる
展開があってもいいかも。
『特急北アルプス殺人事件』
犯人の新倉は間垣ユミをアリバイ工作に利用して塚越なる男に殺させるのだが
実に危ない橋を渡っている。
特急北アルプスに見せかけて実際に乗せた列車は、特急ひだ。
「本日は、特急ひだ6号にご乗車くださいまして、誠にありがとうございます」
こんなアナウンスが流れたら、それだけで、新倉のアリバイは崩れるところ。
あと、間垣ユミの時計を39分間遅らせる必要があったが、これも実に難事。
しかし、幸い(?)犯人の新倉に都合よく事が進み、その場は間垣ユミを
騙すことに成功。しかし、最後は十津川警部が勝つ、の法則に抗えず。 >深夜の東海道線を1時間早着する銀河51号
しかも犯人の一味である運転士(機関士)の裁量でだ
フレートライナー何本抜くんだよ
いやそれ以前に信号(と転轍機)の扱いはどうなんだという >>8
十津川警部 怒りの追跡
で北斗星の車内
奥能登に吹く殺意の風
でバス爆破だっけ? ちなみにトラベルミステリーじゃないけど
十津川警部の挑戦での
石崎の手記の「薔薇が嫌いだ。いや嫌いになった」と
「あの女は今日死んだ方が幸せだったのかもしれない」は色んな意味で印象に残っているわ >>36
御意。
特に十津川警部怒りの追跡では、先に清水刑事の弟も刺殺されているという悲劇。
読後感が甚だ悪かった記憶がある。
十津川警部も一時期、記憶喪失になってしまうし。 短編の海辺の悲劇と幻想の夏、登場人物の名前だけ変えて内容は全く同じ作品 ミニ急行ノサップ殺人事件。現在では格下げされて快速になっているが、
北海道&東日本パスや青春18きっぷで乗れる。2両編成の可愛らしい急行。
思えば急行も絶滅種になってしまった。
根室本線の花咲線と呼ばれる釧路から根室にかけての区間は釧網本線と並んで
個人的には好きな路線のトップ2.
釧路を出てじきに根釧原野に入り、出発から8分しか経っていないのに、早くもエゾシカ
が線路際に現れた。居眠りを許さない路線。エゾシカ目撃率は最近では100%に近い。
もう一度「ミニ急行ノサップ殺人事件」を読み返してみたい。 旅と鉄道で復讐のスイッチバックの舞台を検証して、あれこれ突っ込み入れてたことがあったな 「とにかく、私と君との間で、今度の事件は、これで、すべて、終わったんだ」
と、十津川は、いった。 いわゆるFランの高校出だがクラスの中に京太郎作品
愛読者が次々に出てきたのは驚きだった。
「急行奥只見殺人事件」や、「函館駅殺人事件」を
休み時間に読んでいた。 >>40
新刊で出版された当時、販促用の帯(?)に「“時代遅れ”の犯罪の陰に・・・」とかってキャッチコピーが
付いてた記憶が有るわ。 昭和期にいい作品をたくさん残している。
多少の突っ込みどころは、あるが、それでも駄作と言えない。 廃止になったローカル線は、あまり取り上げられて
いない気がする。 北能登殺人事件。恋路駅や、急行きたぐにが登場。
旅に出たくなる作品。 「女流作家」「華の棺」
作品中に松本清張らしき作家が出てくる。 寝台特急紀伊殺人行の浜村署長は死刑になったのか
上田城の富永町長の力で無期懲役を勝ち取れたかな >>53
あの作品は十津川警部がほとんど登場してなくて亀井刑事が小川刑事と
コンビを組んで追い詰めていく作品でしたね。
ほどなく寝台特急紀伊も廃止の憂き目に。 昔は列車内の密室はトイレぐらいしかないからやたらとトイレ内の殺人が多い
実は常時使用されてない乗務員室なんかも結構あるのだがそこまで頭が回らなかったらしい 展望車殺人事件。仲間割れを見越して密告電話を待つ
冷静沈着な十津川警部。 寝台急行天の川殺人事件。「惜別の列車」に秘められた謎と帯にある。
上野駅まで新幹線が開通する日と同じくして廃止になった列車。
読み返してみたが、やはり面白かった。 「殺人列車への招待」の犯人みたいな思い込みのやたら強いヤツは嫌だ。
「夜行列車殺人事件」の犯人もそう。
こじらせるヤツの傍迷惑さがよくわかった。
「十津川警部の決断」に出てくる、妻に逃げられて社員証は取り上げられ、両親兄弟はいない、郷里の同級生とも縁が切れている、近隣の住民との交流もない男性が、自分が誰であるかを証明するのが如何に困難か。それを知ったときには心底ゾッとした。 >>64
「天の川…」には誤認逮捕かさ何かされて会社をクビになったのいなかったか? >>68
柳田敏夫。誤認逮捕なのに自供してしまった。 カドカワノベルスの作品はゲーム性の強い作品が多かったような気がする。
「札幌着23時25分」「特急白鳥14時間」「殺人列車への招待」など。 十津川警部の決断。ここに出ていたので何年かぶりに読み返してしまった。
株式会社「サン」取締役だった長谷川健(はせがわ・たけし)さんか。気の毒に。 やっぱり旅情をそそる夜行列車とかを描いた作品がいい。
京太郎作品に感化されて鉄道旅行好きになった一面もある。 >>7
高校生の頃読んで、「アリバイ作り凄いな」とか思ってたけど、今読み返すと犯人のトリック物凄いリスキー。というか、無理。
犯人は大阪空港から30分で新大阪に着く。そして7分後のひかりに乗る、と推理してた。
飛行機遅れたらどうするんや、というのはともかく、降機してから伊丹空港のたくタクシー乗り場までの時間が入ってない。それと、新大阪駅タクシー乗場から新幹線ホームまで7分は厳しい。
実際には乗らずに書いたんだろうな、と今にしたらおもう。 十津川警部「犯人は前もって切符を買っておいたに違いないからね」
亀井刑事「しかし警部。自分が犯人だったら、こんな危なっかしいギリギリの計画は絶対に
立てない、と主張している読者が書き込みに来ましたよ」 >>77
読者「切符は、前もって、買ったにしても、タクシー乗り場から、7分は、厳しいね」 道路は交通事情に左右されるから、自分だったら危なっかしい計画は立てないみたいに十津川警部が言って
いた作品があった記憶がある。 >>78
何であんなに「、」を打つんだろうね。
後期になるに従って多くなる気がする。
文体もあるだろうが、多作すぎて推敲が追いつかないのか。まさか口述筆記ではあるまい。 初期の十津川警部は「海の男」だった。
「消えたタンカー」「発信人は死者」どちらもいい味だ。 少しずつ、霧が晴れてくる。
日下は、眼をこらした。
(福井じゃないか)
と、思った。先に、駅に来て、由紀に向かって、手を振ったのは、カメラマンの福井だった。
確かに句読点が多い気がする。 >>80-81>>83
素人(=読書慣れしていない人)にも読めるように
ってどこかで見た気がするぞ。 冴子という名前は、イマイチ不幸で影があるのが京太郎作品 >>86
でも、ショートカットで元気いっぱいな女が冴子と言われてもなぁ… 北条早苗は、どこかで北原早苗になっていた作品があった。 >>85
一単語一単語ゆっくり読んでいくということなのだろうか。
同時にそんなひとに筋書きや登場人物が頭に入るのだろうかという気もする。 いやいや、坂井さん、西村京太郎はんは、完全に日本人でっせ。
湯河原の京太郎記念館、2回行きましたけど、本物に会えませんでした(笑) >>86、87
でも意外に不幸な役で「明美」が出てこないんだよね。
良く出てくる、と言えば各地の三浦警部。
しかし十津川警部とカメさん、寝台特急「紀伊」からえちごときめき鉄道まで、幅広く乗ってますな。こういうのは不粋だろうが、一体幾つだ。
紀伊は十津川警部は乗ってなかったかな。 >>92
確かに。三浦警部はあちこちにいる。
「発信人は死者」だっけ、三浦刑事部長が出てくるのは。 十津川警部は40歳の記述が多いが、結婚したのも40歳。
亀井刑事は45歳の記述が多い。
「時を駆ける中年」といったところか。 作者がところどころ設定をド忘れして、読者のほうが良く覚えているというのは、あり得る。
野球漫画の水島新司氏のケースもそう。ドカベンでは土井垣将のプロ入り1年目は
規定打席不足だったのに、プロ野球編では1年目に新人王になっていて「?」と感じた。 三浦と言えば、三浦功という証人で護送されていて川田組の襲撃を受けている小物は
結構笑えた。ロス疑惑の「三浦氏」をイメージしながら読んだ。
最後、札幌までなんとかたどり着いたが、その後、佐伯の指示によって消されてしまう。
『札幌着23時25分』 今度暇な時に山下車掌がどれだけ殺人事件に遭遇して
しまったか調べてみようと思う。東京駅殺人事件の時は山下車掌だったのは、はっきり覚えている。 座席急行津軽殺人事件
何故わざわざ「座席」と冠付けたんだろう?
赤木母娘不憫だったなぁ・・・ 急行は本当に絶滅してしまった。はまなすは、宿代わりに良く利用した。 >>99
田島といえば中央新聞の記者だね
準レギュラーといってもいいだろう ヒスっぽいのは三上刑事部長。
しかし警察組織ってのも、刑事部長と部長刑事で
えらく階級差があるもんだな。 十津川警部の大学時代の同窓生は意外と殺人犯になってしまった人物が多い気がする。 まぁ、それを言い出したら、杯戸町一帯なんかやたら殺人が起きるとんでもないところだしな。 西村京太郎作品の世界の鉄道ってどれだけ治安が悪いんだろう?
ニューヨークの地下鉄だってここまで事件は起きないぞ?
テレ朝は昼間から夕方までは科捜研と相棒の再放送だ。
科捜研見てると信じられないくらい有能だけど、毎日殺人事件が起きる京都ってどんだけ魔窟なんだ?
警察が有能なんだか無能なんだか解らん。
と、いうか刑事ドラマの世界ってなんで毎週毎週所轄で悲惨な事件が起きるのだろう?
でも一番のマッドマックスな世界は名探偵コナンの米花町だよなw BSで仲代達也と田村正和の「砂の器」を見た。
(非冷房103系萌え、旧客萌え、小田急の初乗り60円萌え、まだコンビニが少ないので自販機でカップヌードル購入萌え。みんな煙草吸いすぎ)
感想。
「有名なピアニストが殺人!!」
あの世界に週刊文春みたいな雑誌があったらどう報じるのだろう!?
こっちの世界だって有名人の犯罪はせいぜい薬物とか暴力団との付き合いくらいで、殺人は少ないよ?
で、しばらくしたら古畑仁三郎がやってた。
今度は田村正和が刑事だ。
ファックスモデムを使う鶴瓶に萌え。
まだ90年代前半はネットがなく、一般人はワープロ止まり。
パソコンはそれを仕事にしてる人か金持ちのオタクのもの。
でもこっちは毎週有名人が殺人事件だ。
二つのVTRを合成したい。
古畑仁三郎VS和賀英了
古畑「それともう1つ、和賀さん。あなた、本当は和賀さんじゃないでしょ?そもそも」 十津川警部を見ていると「主人公は死なない」という言葉が浮かぶ。 西部警察も40年かあ…
西部署の所轄もあんな爆弾事件が毎週頻発してどれだけ治安が悪いんだろう?
ヨハネスブルクレベルだな。 >>106
今度はお前が座っている椅子を蹴飛ばすぞ それにしてはお互いに永遠の中年のままだね、カメさん。 青木亜木子とか、「寝台特急殺人事件」の記者の青木とか。
北原は酔って川に落ちた車掌だが、他に何処かにいなかったか。 青木亜木子は、てっきり橋本豊と結婚するものと思った 亜木子は、何度か絶頂に達したあと、小きざみに身体をふるわせ、眼を閉じて、余韻を
楽しむようにしていたが、今は、裸の身体を丸めて、子供のように眠っている。
これですな。
(下り特急「富士」殺人事件)※ラブ・トレインとルビが振ってある。 下り特急「富士」殺人事件は、まず北帰行殺人事件を読まないといけないかな。 亜木子で思い出したが、大昔の短編で、誘拐されたタレントがメッセージについ本名の渡辺亜木子と書いて、その昔のズベ公時代の仲間とつるんでの狂言誘拐だったことがバレたというのがあった。
どの本の何という題名だったかも思い出せないが、昭和40年前後の作品だった気がする。 「消えたタンカー」も面白かった。まだトラベル・ミステリーが始まる以前の十津川警部が
独身時代の物語だったが。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています