今の世の中の可笑しいところは労働組合自体が「パヨク」だの言われて「悪」扱いされてること
資本家・経営者と労働者はほったらかしにしとけば資本家や経営者に優位になるのは見えてるのだから対抗手段としての労組は必要
労組組織率が下がったことと正規労働者の労働条件悪化や非正規への転換は相関性があると思う

そもそも労組の組織率や労働運動が下火になった理由を「日本が豊かになったから」と言う人居るが、これは合ってるようで間違ってるよね
80年代に関しては「日本が豊かになったから労組やんなくなった」というのは理解できる
しかし95年以降についてはどうだろう?
95年以降の日本は格差社会化が進み貧しい労働者が増えた
しかしそれでも労働運動に走る者は減ってるし「左翼的」と忌避する者すら居る
今現在の状況に関して言えば豊かだから労組率が下がってるのだとは言えないだろう、別の理由があるはず

今の傾向の決定的な契機は87年のJR発足だろうね
この際、旧国鉄職員の新会社への移行が進められたが、国労のメンバーは新会社に採用されなかったという
これは様々なメディアで確認できる
つまり、「労働運動なんかやってるとこうなるぞ(働き口がなくなるぞ)」という見せしめ効果があったといえる
当時はバブル期だったが、それでも国労組の末路はひどいものだということを考えると見せしめには十分すぎる
あれ以降、日本の労働者は経営者の犬になってしまったという印象がある