鉄道旅行をすれば荷物扱いをする駅には必ずと言って良いほど有ったもの、
それは黄色い壁に大きな赤丸・白抜きの文字で「通」と書いた建物や小屋。
それは日本通運であった。昭和12年に日本通運法により全国の鉄道荷物
を扱う中小業者も統合して、設立された国営企業だった。戦後の昭和25年
に民営企業となった。 バブル経済の頃、マルツーと称され「全国の駅前に
多くの土地を有するとして再開発・資産的評価だ。」と囃されて東京湾岸
に工場を有する東京ガス・東京電力と共に株価は大きく上昇していった。