今夜東京MXの映画で、「なにはなくとも全員集合!」という67年の映画がやっていた。
三木のり平とドリフが、草津を舞台に電鉄会社(40系辺りの旧国)と西武バス(実名で登場)の対立からどたばた劇〜和解という結末の物語だった。
冒頭に架空の物語という断りが出ていたが、草軽を挟んだ西武と東急の対立を、当時の空気そのままに作品にした感じが伝わって来たわ。表向きはコメディ風に仕上げた感じだけど、後発の西武バスは、結構えげつないやり方で進出して既存の電鉄を食う描かれ方だった。
笹色の西武バスが名前もそのままに出ていながら、協力の欄には社名が出ないあたり、意味深。
堤が椅子にふんぞり返っている姿が重なる作品だったけど、東急と争ったり、合併の頃も所沢でお客を取り合ったりしたみたいだから、当時の空気を極力柔らか目に仕上げた形で知るにはなかなか貴重な映画。