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宇井無愁の随筆「ケチのすすめ」にその話が出てきたな<切符売りのおばさん

何でも
「四十年の歴史を持つ大阪独特の商売で、7枚売って5円儲かる
千円稼ぐには千四百枚売らねばならない零細この上ない商売
大阪では誰の会葬でも「遠路御苦労さま」と山菓子(香典返し)を渡すのが礼儀であり
それがたいてい市電や地下鉄の回数券だった」
だそうな
その回数券を金券ショップが買い取り、切符売りのおばさんが売ってたのだろう

また
「オバハンは無愛想な窓口より親切で、自動販売機より手早い
客の手もとを見て、間髪を入れずつり銭を出し、「まいどおおけに」と頭を下げてくれる。
このサービス精神によって、オバハンの営業が成り立っているのである。」
とのこと

へぇ〜と思いながらその本を読んでいたが
実際にそういうおばさんたちがいて、切符を買った人たちがいるんですね
そしてもう見ることの無い光景なわけだ

やっぱり鉄道はタイムマシーンだな