昔の国鉄の機関区で冷えきった蒸気機関車の火入れを行う際のフィルム映像を見たら、
まず最初に火の気のない火室に廃枕木を5〜6本投げ込んでから機械油の染み込んだ
新聞紙に火を付けて投入、その後使い古しのウエスを投げ込んでいた。
ある程度火勢が付いたらそこで初めて石炭をくべ始めていた。
蒸気機関車全盛期は機関士や助手が運行中に便意を催したら新聞紙に大便をし、
それを丸めて火室に放り込んで証拠隠滅をしていたという逸話もある。
何かとクソやかましい現代には考えづらい行為であるが、線路際の枕木の柵に加工されるか、
踏切の段差解消の埋め材に用いるか、使える部分を当て木に加工するか、
バラスト崩れ防止の土留めにするか、側線の簡易車止めとするか、
蒸気機関車の火床にするかというリユースは効率的な活用法だと思う。
しかしさすがに廃枕木のみを燃やして運用に就いていた蒸気機関車は少なくとも
日本の国鉄内においては無かったようだが、構内入替専用機なんかでは知らない。。
長々とすまん