昭和48年の思い出
家族と信州にスキーに出かけた復路は一人別れて松本から旧型客車の「ちくま」に
乗車。
手元の松本から神戸市内の学割の学の影文字が入ったA券の常備券が欲しかったので
最寄り駅の一つ摂津本山で朝のラッシュに紛れて無札で出る事を画策。

入鋏と定期券の確認をしている改札口の片側から玉造⇔岡本の定期券で出ようとする
と振り向きざま腕をつかまれて御用に。
「学生さんだからって容赦せえへんで。しっかり話聞かせてもらおか。」と言われ
駅事務室に連行される。

観念して松本からの乗車券を出すと「なんや。切符持っとるやん。」
理由を話すと「それならそうと言わなあかんやないか。持って行き。悪い事に使こ
たらあかんで。」