今はグルメブームで、特別な列車にしか組み込まれない食堂車に要求されるものは、ある意味、非日常的なクオリティの
高いものになっている。昔みたいなハンバーガーやカツレツ、カレーライスみたいなものだったら、狭く限られた厨房で
一から十まで専属のコックがいて提供できたかもしれない。
ところが今は、フルコースだの懐石だのと昔のような料理と全然違う。手間もかかれば時間もかかるし、人手もかかる。
しかし食堂車の限られたスペースや設備でこれをやろうとするとなると、予め用意した冷凍食品、チルド食品、半完製品を
使わないと先ずは無理。そうなると、それらの製品を使うのであれば、別に専属のシェフやコックはいらなくなるって事。
別に時給ナンボのアルバイトでもイイって話さぁ。