記憶違いでなければ、黒澤明の昭和22年の映画
素晴らしき日曜日に 原型の63型クハかクモハの出てくるシーンがあります。貧しい若者の
カップル。音が筒抜けのひと間のボロアパート
で仲良くしようとしてもこんなとこじゃいや
と言われる。じゃあ喫茶店と言ってもろくに
お茶も飲める金もない。惨めなデート。
でもこの映画好きだな。
昭和46年の京浜東北線の原型窓のクハクモハ
の写真見て、その映画が撮られた時代と、
昭和46年の約25年の間に、東京はどれだけ
激激激変しただろうと思った。と同時に激変した後の東京には、なんだか自分の居場所が無いような気がして少し息苦しくなった。実際は
自分はまだ物心つくかつかないかの頃だったわけだけど。