951形は、200系・100系のルーツだなあ。東海道新幹線は、時速250kmでの運転を考えてつくられたけど、開業のときには間に合わなくって、暫定のつもりで0系を設計したんだよね。
落ち着いてから、目標だった時速250kmで運転できる"100系"をつくるため、951形で試験することになったわけさ。
問題だったのは、台車にとりつけた渦電流レールブレーキが、バネ下荷重を大きくして、走行の安定性を損ねていたことだよ。だから、速度記録を出したときは、撤去されていたしね。
2両編成でも、250kWの主電動機だったし、時速286kmなら、粘着的にそんな無茶な話でもないよ。