まだ紀勢本線が非電化だった頃、和歌山−新宮の普通列車はキハ35系が主力として使用されていた頃があった。
関西本線電化で大量に余ったキハ35系を転用した訳だが、和歌山−新宮を通す長距離運用があったりして、
ロングシートのキハ35系で長時間乗車という当時では“破格”の扱いに、
“怖いもの見たさ”で乗ってみたかった記憶がある。
今でこそ、列車としての長距離列車はなくなっても、
乗り継ぐ列車の全てがロングシートというケースが増えてそんなことも珍しくなくなったが、
当時は“ロングシート編成が長時間走る”ということで十分インパクトのある編成だった。