>>426
回答ありがとうございます。

品質についてですがISO9000「品質マネジメントシステム ー基本及び用語」には「品質を重視する組織は、顧客及びその他の密接に関連する利害関係者のニーズ及び期待を満たすことを通じて価値を提供する行為、態度、活動及びプロセスをもたらすような文化を促進する。」と書かれています。
要は「品質」とは「期待に応えること」と言った方が解りやすいでしょう。初期不良の低減や不良を出さないなど限定的なものではありません。
製造業では市場や顧客の期待に応えて、大量生産から多品種少量生産、受託生産といった形態で市場や顧客の期待に応えるかたちでの生産体制を整えています。これらの生産体制に対応して手順書が作成され実際の製造が行われます。製造に際して適した作業者が割り当てられて必要に応じて導入教育が実施されたり、作業者の技術向上がはかられています。手順書は、製品の複雑さ難しさに応じで色々な形態で作成されますし、頻繁に改訂もなされます。
製品の信頼性向上や、生産性の向上、納期短縮等により常に改善が求められます。これらの活動が業務であり、規格の要求するところの「運用の計画及び管理」であり「製造及びサービス提供」です。
実務を知らないんだ。

そもそも、ISO9001の一般には「品質マネジメントシステムの採用は、パフォーマンス全体を改善し、持続可能な発展への取組みのための安定した基盤を提供するのに役立ち得る」と書かれています。規格そのものが業務改善を進める基盤だと言っています。

法律や規格を生業とする者は、書かれている文章の趣旨や意図、背景等を常に意識し誤った解釈をしないように細心の注意を払う事が当然と思っていたのですが、別な世界が存在していることを始めて知りました。

>経営トップによるマネジメントレビューからのフィードバックがない状態を放置すれば、取り返しのつかない製品事故や企業不祥事発生という大きな危険性を保有することになります。
必要以上に危機感をあおる発言は関心しませんね。これはコンサルタントや詐欺師の常套句です。公益性の高い職業についている人の取るべき手法ではありません。「私企業のトップマネジメントが品質管理業務を実務現場に丸投げすることです。」と触れていない部分に展開し持論を展開し不安をあおるのはどうかと思います。
実際、品質マネジメントシステムを導入した企業でも不祥事は絶えません。むしろ、品質マネジメントシステムの導入により末端の作業者が孤立し追い詰められた結果と思われる不祥事も少なくありません。