[6日 ロイター] - ゴルフのルールを統括するロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)と米国ゴルフ協会(USGA)は6日、ボールの飛距離を制限する新ルールを2028年1月に導入すると発表した。

飛距離増加がゴルフの長期的な持続可能性に及ぼす影響を軽減するためとされ、両団体は13ヤードから15ヤードの飛距離減少が期待できるとの共同声明を出した。

USGAのマイク・ワン会長は「何千人もの人がやり過ぎだと主張するだろうが、私たちが長期的な努力を十分にしなかったという人も同じくらいいるだろう」とコメント。さらに「何もしないという選択肢はない。今適切な行動を取らなければゴルフの将来を守る責任を果たさないことになる」と続けた。

新ルールでは、時速125マイル(約201キロ)のスイングスピードで飛距離が317ヤード以内(許容誤差3ヤード)に収まるボールが使用される。PGAツアーの平均ドライビングディスタンスは約300ヤードだが多くの選手がこれを大きく超えており、一部コースが飛距離増に対応できない危機にさらされている。
https://jp.reuters.com/life/sports/WHGD6JDAUJOLBMA7ORJGBADQYE-2023-12-07/