しなりというのは、小さな力を遠い所に伝える方法の一つなんだよ。
例えば、30両もある列車を一台のモーター車両で動かすには、強大なモーターが必要となる。
しかし、一台の車両を引っ張るだけの力しかないモーターでも、30両の列車を動かせるのだ。
その秘密は連結器に有る。
連結器に遊びが有るので、モーターの力は一両ずつパワーを伝えればいいのだ。
ゴルフクラブのシャフトも同じ。
非力な奴が小さい力をヘッドに伝える時、シャフトが堅ければ当たり負けもするし、クラブを振りきれない。
だからしならせるのだ。
釣竿も同様だ。
あんな長くて重い竿が硬かったら振れません。
あと、竿がしならなかったら、掛かった魚に振り回されてしまうだけ。
だが、クラブは、そんなに長くないからな。
フットワークでターンして体幹の重い力をダイレクトにボールに伝えた方が小さな力でも身体の重さが乗るので、太いトルクの強いインパクトが実現できるのだよ。

ま、非力なくせに腕でクラブを振る、ふにゃチン野郎には、柔らかいシャフトをしならせるのがお似合いだな(大笑)