「〇〇先生の生徒のカズサです、その、よろしくお願いします◇◇先生」
「よろしく、私のことはサークルの一員だから知ってると思うけど」
「は、はい知ってます」
「なら細かい説明はいいかな、肩震えてるみたいだけどそんなに緊張しなくてもいいよ、力抜いて、いつもやってるんでしょ?」
「は、はい…」
「じゃあもう行こうか、他の子はもう準備できてるよ」
  カズサは先生に背後から両肩を掴まれながら知らない通路の中を一歩一歩前へと進まされる。足元を見ながら歩いていた彼女はカツカツと鳴り響く先生の足音が止むのと同時に顔を上げた。
「ちょ、ちょっと待って下さい、〇〇先生のより長い!それになんだか硬そう…」
  私は呼吸が荒くなる彼女の耳元で囁くように呟いた。
「INSANEだからね、強化されたんでしょ?もうEXTREMEじゃ満足できないよね?」