確かに いいこと言うな
俺はもう十分与えられたんだ
これ以上何か求めるなんて罰当たりだよな
この苦しみに満ちた空虚な世界の中で、
ぐーまおという輝きに触れることができた時間は本当に幸せだった
ゲームは、それをプレイしている間だけ、違う人生を生きることができる
「こうであってほしい」と願う理想の世界を体験することができる
それを現実逃避だと軽々しく否定する人もいるが、
はるか昔から宗教が人の心を救ってきたように、
ファンタジーとかフィクションというものが人間社会に不可欠なのだろう
だってこの世はあまりに残酷だもの
生まれてから死ぬまでずっと冷たい雨に打たれ続けて震えているようだ
ぐーまおを見つけたとき、誰かが傘を差し出してくれたような気持ちになった
苦しみから逃れるものを生み出して惜しみなく分け与える人はとても偉大だ
俺には何もできないが、死ぬまでこの偉業を称え続けようと思う