なぜ精神病を医者は熱心に治そうとしないかというと
他の科の医者は医者の力で病気を治すのに対して
精神病は、患者が医者に全面的に協力しないと治せないんだ
体の病気ではないから、精神疾患が健康を蝕むわけではない
だから、極端に言えば、薬をしっかり飲ませて自殺を防ぐしか医者はやらない
でもお金が尽きたら精神病患者は自室で餓死しからねないから
精神障碍者手帳を持っている人は生活保護が通るんだよ。行政はすべて考慮済

そこから脱するためには
アンドレはもっとやる気を出して、病気を治さないと駄目なんだ。正確には寛かい
なかぽつとかはね、基本的に不安障害のある人に慣れさせる自信を持たせる場所だ
だけど、アンドレは不安障害はないでしょ。アンドレの不安は一般人レベル
なかぽつに行ったって、アンドレの病気は治らない
アンドレに必要なのはトレーニングじゃなくて「治療」なんだよ
統失は自分の「何が」病気なのかを自覚できない病気だから、治療が進まない
だから「誰かがアンドレを繋がない」と駄目なんだ

あるいは、残念ながら統失の患者の多くがそうであるように
病気の世界で生きていくしかなくなる
統合失調症は加齢とともに悪化していく。親もいずれはいなくなる
するとアンドレの行き場はもう、精神病院しかなくなってしまう
自立には様々な形がある。稼いで自立していないから自立していないとは一概には言えない
年金や生活保護を貰って、長期入院せずに生きていくのだって自立だ
アンドレの目標はさ、まずは一人暮らしをして自立することだと思うよ
就労はそのステップをクリアした先にある