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アルファタウリ・ホンダ「AT02」のモノコックは前年型「AT01」と同一で、ガスリーとダニール・クビアト(175cm)を想定して開発されたものだ。角田裕毅は小さければ小さいなりの苦労があると説明する。

「まず、視界を確保するためにシートポジションを高くする必要があり、モノコック内部にかなりの量の発泡スチロールを入れなければなりませんでした。また、足がペダルに届かないため、かなり特殊なペダルケースも作りました」

隣に座っていたガスリーに対しては逆に「不利になると思うか?」との質問が投げかけられた。177cmのフランス人ドライバーは「僕は決して高くはなく普通だとは思うけど」とした上で、角田裕毅同様に身長差によって有利・不利が生じる事はないとの考えを示した。

「いやいや、そうは思わないよ。シャシーは僕やダニール(クビアト)向けにデザインされていて、チームとユーキは真っ当なシートポジションを得るために多くの時間を費やなきゃならなかったしね」

「それに僕ら位までの身長だと、視点を高くしようと思えばそうできるし、低くしようと思えば低くもできる」