ハミルトンは典型的な英国人オーソドックス走法で
バトンよりも若干直線重視と言えます。
イギリス人はグリップの低いエイボンタイヤで育つので
非常に丁寧でスリップアングルの低い走りを常にします。
総じてタイヤに優しく、クルマに合わせて走る事が出来る
オールラウンダー的タイプです。
直線重視と言うのは
ブレーキングからターンインの間で
簡単に言うと2段変速ステアをしている感じ
最初は外側にロールが移行し始めるだけでクリップが近づくまで
なるべく左右の荷重量の差を作らない
=奥まで強いブレーキが残せる
クリップはアロンソほどは奥に取らずに
ここでおもむろにグイッとステアしてクリップを舐める
=沢山曲がる力を発生させられる
出口はトラクションコントロールを最低限発生させて
ステアの戻しも早く(速くではありません)
=強いトラクションを発生させながら脱出出来る
となります。
よく言う V字走法 です。
(走行ラインも走行データも V字になるから、そう言われています)
タイヤの横と縦を比較的メリハリつけて使い
特に横をストレス無い状態で有効に使えるように走るので
悪い状態なりに走れる・・・とか
タイヤに優しい・・・などのメリットもあり。
クリップ付近の最低速度は他よりも低いと言えます。