2021年1月にスタートが予定されているシリーズ初年度は全5戦で構成。北極やヒマラヤ、サハラ砂漠、アマゾンの熱帯雨林、インド洋に浮かぶ島々を舞台に争われる。
これらの地域は地球温暖化による海氷の減少、永久凍土の融解進行、海面上昇や森林破壊など、自然破壊が進んでいる地域で、ここでエクストリームEを開催することで環境問題への意識を向上させたいという意図もあるしている。
シリーズには12チームを参戦させる構想で、開催地区のすでに環境破壊が進んでいるエリアに6〜10km前後のトラックを作成。
ここを2チーム/2台が同時に走行しタイムを競いあうノックアウト形式で争われる。
エクストリームEは放送形態も新たな形で行うとして生中継やライブ配信は行われず。代わりにドキュメントとスポーツを融合させた“docu-sport”形式のTVシリーズを後日放送する。
このTVシリーズは2009年アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を制した映画『ザ・コーヴ』で製作を務めた、フィッシャー・スティーヴンスが“チャンピオンシップ・アーティスティック・ディレクター”として製作を担当。
放送が行われるまで、参戦チームが結果を公にすることは禁じられるという。
エクストリームEで使用される電動SUVについてはフォーミュラEと同様に共通シャシー、共通バッテリーを採用。
搭載するモーターについては第2世代フォーミュラEマシンで使用されているものを2基搭載する方向で検討が進められている。
電動SUVのプロトタイプについては2019年4月に初テストが行われ、参戦チームには2019年11月にはシャシーとバッテリーが供給される予定だ。
そのほかシリーズの設立パートナーにコンチネンタルタイヤ、次世代リチウムイオン電池の製造に必要な“ニオブ”のサプライヤーとして、CBMM(ブラジレイア・メタルジア・イ・ミネラソン)が就任。
また“チーフ・エクスプローラー”にイギリス出身の冒険家、デイビット・メイヤー・デ・ロスチャイルドを任命したことを明かしている。
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