1997年のルマン24hを語れる奴は居ないのか。

日産が、R91CPが1992年のデイトナ24hを総合優勝した後の、ルマン24hにR390GT1を三台投入した時の話。

1997年5月の予備予選で日産R390GT1がポルシェ911GT1やマクラーレンF1GTR、フェラーリ333SPを抑えて最速タイムを出してしまった。

ところが、ルマン決勝3週間前に突然ACOの技術規則の変更があり、「トランクルームは密閉式で無ければならない」と言う文言が追加された。

R390はギアボックス回りに冷却風が回るように設計されていた為、
突然できた規制のせいで設計通りの冷却が出来ず日産#21#22#23号車はオイル漏れとギアボックスの破損に悩まされた。

3台投入したマシンの2台が故障してリタイヤしつつ深夜のピットでエース#23号車へギヤボックス交換作業が行われて手にしたルマン24h総合3位の意味を忘れる事ができない。