ジャッドホンダ・インディ(ジャッドAV)→RA386/387E(ジャッドBV/無限MF308)
→F1用3.5リッター版がジャッドCV/EV(無限版は試作のみ。命名規則通りなら358?)、
というこの流れと、さらにそれをベースにジャッドが新造した小型軽量型のF3000専用のKV。

この一連の進化系統の話でいえば、
・最初のインディ用エンジンは2.65リッターターボで500マイルのオーバルレースに耐える必要がある(まだ700馬力台の時代)
・F3000専用のモデルは3リッター、450馬力ちょいで8000回転以上回る必要がない

と、そういうことを考えると、インディ用のAVや、それを3リッターNA化しただけの
初期のF3000仕様(この時点で設計が新しいだけDFVよりは軽い)と
KVを比較したらクランク径が半分まで行っててもそれほどおかしくもなさそうな。

初期バージョンの時点で十分に頑丈だったからジャッド側では3.5リッター仕様のF1用を作って、
F3000用の開発は年々肉を抜いて軽くしていく旅路で不自然に思えない。

DFVもF3000では各チューナーがゴリゴリ削ってて、日本では松浦DFVが
無限MF308と公称で数kgしか違わないとかいうところまで追い込んでたほど。