セッティングの大幅な変更でQ3に進出したアロンソ。決勝に向けたひとつの懸念
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マクラーレンは、ダメージを負ったフロントウイングを急きょ現場でリペアし、
金曜日の夜に修復して、セッティングを重めに変更する決断を下した。

これでアロンソはインフィールド区間となるセクター2で初日は8番手だったが、
予選では5番手の区間タイムを記録するまでスピードアップ。予選Q3進出に大いに貢献した。

ところが、このセッティング変更はレースに向けて、懸念材料となったことも確かだ。
なぜなら、ダウンフォースを付け気味にしたアロンソのマシンはトップスピードで金曜日より20km/hも落ちたからだ。
フリー走行2回目のアロンソのスタート・フィニッシュラインスピードは331.6km/hで11番手だったが、
予選では一転311.8km/hまで下がり、順位も19番手となった

予選後の会見である記者が、ホンダPUのストレートスピードの遅さを指摘した質問をしていたが、
PUは金曜日とまったく同じことを考えれば、予選でのトップスピードの遅さはPUだけに起因するものでないことは明白だ。

問題はレースでライバルとなるだろうフォース・インディア勢がトップスピードでトップ(ペレス)と4番手(オコン)にいることだ。
もし、アロンソがレースでオーバーテイクされることで、入賞できないようなことがあれば、
それはPUの性能だけが原因ではないことだけはただしておきたい。