さすがに今回ばかりは、ホンダも今後の目標について
あまり大きなことは言わないだろうと思われていた。

しかし、技術面では多少なりとも進歩しつつあるのとは裏腹に、
ホンダの上級管理職はまたぞろ同じ失敗を繰り返した。
彼らは会見で言うべきこと、言ってはならないことについて
アドバイスを受けなかったか、
あるいはそのアドバイスを聞き流してしまったようだ。

山本雅史モータースポーツ部長は、いきなりマクラーレンの
仕事のやり方についての当てこすりを投げつけた。

そして、来季の展望をたずねられた彼は、驚くべき予想を述べたのだ。
「私たちのスピリット、ホンダのスピリットが復活するだろう。
 来年の目標はグリッドの上の方でトップ3を争うことだ」

…直接的な論評は控えよう

ホンダがF1にとどまることについては、関係者の誰もが素直によろこんでいる。
ただ、正直な話、会見に臨んだ要職の方々が、
何かと物議を醸す発言をするのだけは、やめてもらえるとありがたい。

https://www.as-web.jp/f1/163618/2