費用対効果っていわれると、日本市場ではどうせ大したことはないとして
欧米での販売効果(「米」でも向こうのイベントに787B持ってくと盛り上がるし
No.56の787やKAJIMAのMX-R01は北米法人の手元にあるくらいだし)って面で
どれくらいプラスになったかどうかだろうね。

モータースポーツからは事実上撤退状態、日本国内でも一部のスポーツカー以外
まともに売るタマが無い(半ばヤケクソみたいな「課長カペラ」が開発費用の割には売れたそうだけど
正直値段以外の理由で買うような魅力は全くありそうに見えない車だったし)という状況の時に
向こうでは「日本では失敗作」だった626(クロノス)も929(センティア)も、
果てはXEDOS6(EN500)やXEDOS9/ミレーニア(EN800)や323F(ランティス)、
さらに323クーペ(ファミリアNEO)に至るまで堅調に売れてたってのは
何も「元々向こうの品質感覚からいえば必ずしも悪くはないマツダの評価」
だけでもないと思うけどねぇ。

EU全域、というのはもちろんアメリカでの販売台数なんていうのは
殆どの国内メーカーで日本国内とは桁が違うレベルだから
(月間販売台数を見ると、日本よりアメリカで売れてないのは三菱くらい)だから
その点では日本国内で広告枠たくさん買って代理店や芸能事務所に沢山持って行かれるよりは
「マツダが」(=もっと金掛けて成果の上がらなかった大手さんの、ではなく)
ルマンプロジェクトに掛けた金くらいならよっぽどお得なんじゃないの?

逆に「商品のCM」じゃなくて大物タレント沢山使ってCM枠でショートムービー紛いのもの流すだけで
クルマ売れちゃうメーカーってのもすげーなーとは思うけど…。