――まずイタリアGPでの(ダニール・)クビアトのオイル漏れですが。
田辺豊治F1テクニカルディレクター(以下、田辺TD):(アレクサンダー・)アルボンがコースアウトして、砂利をまき散らした。それがすぐ後ろを走っていたクビアト車のオイルクーラーにダメージを与えました。

 それで徐々にオイルが漏れ出し、ピットインの際にオイルに火が付いたということです。ただパワーユニット(PU/エンジン)自体には、ダメージはありません。燃えたところや、消火剤のかかった部分などを交換して、今後も十分使用可能です。