まだフルカーボンじゃなかった時代のGCマシンとかF3000
(マーチ87Bは一応下の方1/3くらいがアルミハニカム)とか、あげくは
アルミハニカムだった時代のトヨタの4発Gr.Cもポルシェ962C(レイトン時代に1年だけ乗った)も知ってた関谷さんが
「あんなに怖い車は無かった」って言ったあのスープラですねw

でも確かにアレは好き。例えば規定重量がもうちょっと軽くなったりタイヤ周りの規定が緩和されれば
もうちょっと簡単にレースを進められたのかもしれないけど、
手持ちの車でこの規則で戦うんならブースト上げるしかねぇべという潔さみたいなものが。

ただ、それゆえ2.5リッター仕様が出た時に何でもう1回公認だけでも取り直さなかったのかとか、
「FIA-Gr.A/N、JAF-N1いずれかの公認があれば使える」とされたN1耐久で
GT-Rが耐久性で音を上げる可能性のある、一方で馬力が意味を持つイベント(例:富士6耐)
とかに持ってこなかったのは個人的には疑問。

なにも富士じゃなくてもテクニカルコース以外なら爆発的にブースト掛ければ
ポールポジションだけでも持っていけば十分に敵の鼻を明かすに十分だったのに。
だってご承知の「Gr.Aコンプリート5500万円」の他に、N1用も確か1500万くらいしたんで
N1ならそこいらのトヨタ系ショップが、最低限ボディだけ(必要ならエンジンも)トムスに作ってもらって
いっちょやってみっかっていうには最高の車じゃないですかw。

「Gr.Aのフルバージョンが2500万で買えた」のフォード・シエラにしても
向こうではGr.N仕様というのが普通に流通していて(FIA公認取ったロールケージがあるのでボディはガチ組み出来た)、
だからBMW M3のそれと同じ要領で、エッゲンバーガーやラウスみたいな有力ビルダーに
日本のN1のルール伝えて作ってもらえば、こっちはGT-Rのブレーキが厳しいような
筑波9/12耐みたいなラウンドで一勝負、それ以外でも身軽さとFRの操縦性で
GT-Rつつき回すには面白い車だっただろうと思うのだけど。