少女革命ウテナ(再)
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ウテナ「その塔の鐘が響き渡る放課後。華麗なる学園で動き出す危険な秘密。
決闘の森。ディオスの力。世界の果て。
彼と彼女らは、薔薇の刻印の掟に支配された決闘者」
アンシー「あなたなら出来ます。世界の全てを変えることが」
ウテナ「よく分からないけど、この決闘に勝てばいいんだな」
『少女革命ウテナ』
ウテナ「いざ!僕が王子様になるってことだろう」 生徒達「暴れカンガルーだー!暴れカンガルーが出たぞー!」
ウテナ・幹・七実・石蕗「え?」
ウテナ・幹「うわああ!」
七実「キャー」
石蕗「うっ!」
七実「石蕗!」
ウテナ「石蕗君!」
石蕗「守らなきゃ……僕が、七実さんを、守らなきゃ」 ウテナ「このー!うわっ!」
幹「天上先輩!」
ウテナ・幹「うわわわわわわ」
石蕗「他の人に手を出すな!」
ウテナ「石蕗君」
石蕗「来い!貴様の相手はこの僕だ!
(ぼくは七実さんのお兄様になるんだ。七実さんのお兄様に、僕が)」 石蕗「七実さん!」
七実「馬鹿ね逃げるのよ!」
石蕗「でも!」
七実「お兄様はお兄様、石蕗は石蕗よ!
こんなことであなたが死んでも、わたくし、泣いてなんかあげないからね!
なぜって?それはね石蕗、あなたはわたくしの大切なしもべ。
こんなことで壊すわけにはいかないのよ!」
七実・石蕗「ひぃぃぃぃぃ、ひぃぃぃぃぃぃ!」
桐生「はっ」 石蕗「ああ!」
暴れカンガルー「(バタッ)」
チュチュ「チュッチュチュ」
七実「お兄様、来てくれたんですね!」
桐生「少々、いたずらが過ぎるな、七実」
アンシー「ウテナ様ー、薔薇園の害虫退治、終わりました〜」
幹「温室が立ち入り禁止になっていたのも、殺すの殺さないのの話も、全部虫の話だったんだよ」
七実「お兄様……石蕗」
石蕗「はい」
七実「別れましょう、わたくし達」
石蕗「はい!別れて、七実さんのうちの養子になります!お兄様はだめでも、弟にはなれるかも!」
七実「やっぱり、わたくしにはお兄様しかいない……!」
ウテナ「桐生冬芽、やっぱり只者じゃない」
桐生「フッ」 Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
抱きしめて ホントの手で
明日を開く 鍵はreality
嘘を壊し続けたい…
これ以上話をしても
あなたには見えない
昔の話にすがる
大人には言い訳が似合う
選ばれない天使達に
羽根さえもいらない
Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
明日の自分が好きと
信じているの 信じたいから
嘘に嫌われていたい… 次回予告
ウテナ「その彼女の裏の顔を知っている者は、決して10メートル以内には近づかない」
アンシー「誰のことです?」
ウテナ「生徒会メンバー、有栖川樹璃」
ウテナ「ええ!僕の薔薇の刻印を捨てろって!?それは出来ない!
これは大切な人とのたった1つの絆なんだ!
有栖川先輩こそ、何故決闘なんてやるんです?」
アンシー「あなたは奇跡を信じますか?」
ウテナ「次回、少女革命ウテナ、見果てぬ樹璃」
アンシー「絶対運命黙示録」
『見果てぬ樹璃』 潔く カッコ良く 生きて行こう …
たとえ2人離ればなれになっても …
Take my revolution
光差す校庭(garden) 手をとり合い
誓い会ったなぐさめ会った
もう 恋は二度としないよって
頬を寄せあって うつる写真の笑顔に
少しの淋しさつめ込んで
夢を見て 涙して 傷ついても
現実はがむしゃらに来るし
自分の居場所 存在価値を見つけたい
今日までの自分を
潔く 脱ぎ捨てる 裸になる
自由を舞う薔薇のように
たとえ2人離ればなれになっても
私は世界を変える 樹璃「(だって、あきらめるしかないさ。奇跡なんてほんとはこの世にないんだから)
次!……次!……次!」
幹「あれだけの人数を連続で……さすがです。もう樹璃さんにかなう者はいないですね」
樹璃「(それで私はいったい、何を手に入れるのかな……。世界の殻を破れるのかな?)」 教頭「有栖川君、先週の地域研究会では、君たち生徒会が仕切ってくれて助かったよ。
他の先生方もみんな感心しておられた。例年以上の出来だってね。
君たち今年の生徒会の活動は、我が学園の伝統に残るものだよ」
樹璃「ありがとうございます」
教頭「ところで、昼食がてら、今後の生徒会について議論したいのだが、どうかね?」
樹璃「はい」
教師「ちょっと、ここで待っていてくれたまえ」 教頭「有栖川君、先週の地域研究会では、君たち生徒会が仕切ってくれて助かったよ。
他の先生方もみんな感心しておられた。例年以上の出来だってね。
君たち今年の生徒会の活動は、我が学園の伝統に残るものだよ」
樹璃「ありがとうございます」
教頭「ところで、昼食がてら、今後の生徒会について議論したいのだが、どうかね?」
樹璃「はい」
教頭「ちょっと、ここで待っていてくれたまえ」 教師「あなたは、ほんっとうに校則を守らない人ですねえ。
学園内にペットを連れこんできていいなんて、校則のどこにそんなことが書いてあるんです?」
ウテナ「連れてきたんじゃなくて、ただお弁当を届けてくれただけなんですけど。そういうのって違反なんですか?
教師「サルに忘れ物を届けさせるなんて、校則以前の問題です!分かっているの?天上ウテナさん!」
ウテナ「そんなこといわれてもなあ」
教師「なーんですかその反抗的な態度!もう絶対に許しま……あ、こら、待て〜〜〜!
ウテナ「弱ったな」 樹璃「やあ君。君が天上ウテナかい?」
ウテナ「あなたは、生徒会の人ですね?」
樹璃「少し話がしたいな」
教師「ウテナさん、あなたも手伝いなさい!……待て〜〜〜!」
ウテナ「……残念ながら、時間がとれそうにないので」
教師「よし、袋小路よ!ウテナさん!ドアを閉めて!」
ウテナ「は、はい!」 教頭「待たせたね、じゃ、行こうか」
樹璃「教頭先生、探していらした生徒指導の女性教師、あそこの相談室に入っていきましたよ」
教頭「え?女性教師?」
樹璃「やだなあ。だってさっき言ってらしたじゃないですか。是非とも彼女と昼食がてら生徒指導について論議せねばって」
教頭「有栖川君、どういうことかね。僕は君と食事の約束を」
樹璃「私は同じことを二度言いません。そういうことです」 教師「まあ!教頭にお誘いしていただけるなんて光栄ですわ!」
教頭「わかったから……早くしたまえ!」
教師「あ、ちょっと、お化粧直さなきゃ...」
教頭「そんなものはいいから、早くしたまえ!」
教師「天上さん!すぐ戻りますから、ここで待っていらっしゃい!
……私最近、アナゴ丼のおいしい店見つけましたのよ!」
教頭「何で私が君におごらなけらばならんのかね……」 樹璃「やあ。少しは時間ができたかな」
ウテナ「助かったあ。奇跡とはこのことですよ」 ウテナ「先輩の噂は、中等部でもよく耳にします。フェンシング部のキャプテンで、教師たちも一目置く優秀な生徒会メンバー。
でも本当はすごい不良で、裏の顔を知っている者は決して10メートル以内には近づかないって」
樹璃「それじゃ猛獣だよ」
ウテナ「嘘か本当か知らないけど、有栖川先輩ににらまれたら、教師でも学園を追い出されるって聞きましたけど?」
樹璃「へえ。下級生の情報網も侮れないな」
ウテナ「じゃあ、噂は本当なんだ」
樹璃「さあ。君こそずいぶんと剣の腕が立つらしいね。噂はかねがね」
ウテナ「そんな。あんまし剣で闘うのってのは好きじゃないし。
そういえば、生徒会メンバーってことは、やっぱり、薔薇の花嫁を狙っているんですよね?」
樹璃「君は知ってるかい?なぜみんなが、薔薇の花嫁を狙っているのか、そのわけを。
薔薇の花嫁と、彼女とエンゲージすれば、何でも奇跡の力、世界を革命する力が手に入るそうだ」
ウテナ「それはすごいや。じゃあ、今、エンゲージしている僕が、その、奇跡の力を持っているわけだ。
期末テストの時とか便利そうだな。勉強せずにオール満点とか。
決闘で、姫宮を奪い合うなんてバカげたこと、本当にみんなマジでやってんですか?」
樹璃「君の言うとおりだね。薔薇の花嫁を奪い合うなんて、確かにバカげてる」
(枝織:奇跡を信じて。思いは届くと……)
樹璃「そう、奇跡なんてあるわけないんだ」
ウテナ「先輩とは、話が合いそうですよ」 『中等部二年A組天上ウテナさん、至急生徒相談室まで来て下さい』
ウテナ「やれやれあの先生もしつこいなあ。とにかく、生徒会にも理解してくれる人がいて、良かったです」
アンシー「あの、よかったらこれ、どうぞ」
(パァン!)
樹璃「いい気になるな」 『中等部二年A組天上ウテナさん、至急生徒相談室まで来て下さい』
ウテナ「やれやれあの先生もしつこいなあ。とにかく、生徒会にも理解してくれる人がいて、良かったです」
アンシー「あの、よかったらこれ、どうぞ」
(パァン!)
樹璃「いい気になるな」 冬芽「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らが雛で、卵は世界だ。
世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ」
冬芽・樹璃・幹「世界を革命するために!」 幹「世界の果てから手紙が届きました。今週中には、次の決闘が行われなければなりません」
冬芽「順番では、俺か樹璃だな」
幹「え?樹璃さんもですか?」
冬芽「もちろん。彼女だって決闘するために、ここに籍を置いているんだ」
幹「いや、確かに資格はあります。腕も確かです。でも樹璃さんには、闘う動機はないでしょう?」
冬芽「あるさ。樹璃は薔薇の花嫁の力を、奇跡の力を、否定したいのだ」
幹「あれ?そうなんですか?」
樹璃「さあな。でもまあ、期末テストくらいは自分の力で勉強しなきゃな」
幹「え?なんですそれ?」
冬芽「だが君は、本当に奇跡の力を否定したいのかな。届かぬ思いをかなえてくれるのが、世界を革命する力だとしたら?
君の恋が、まだあきらめずにすむかもしれないとしたら?それでも薔薇の花嫁の力を否定したいのかな?」
幹「樹璃さん、誰かに恋してるんですか?届かぬ想いってつらいですよね」
樹璃「(そう、私は恋をしていた)」 男子学生A「ま、参った……。降参だ、完敗だよ。お前なら高等部の男子とだって、互角に渡り合えるぜ、樹璃」
樹璃「ありがと……!?」
(枝織:奇跡を信じて。想いは届くと。)
樹璃「(だが私には分かっていた。この恋がかなえられないであろうということ。
『奇跡を信じて。想いは届くと』それが彼女の口癖だった)」
枝織:
口にこそ出さないけれど、やはり彼は樹璃さんのことを一番想っているようでした。
でも私は、彼を奪わずにはいられなかった。
何もかも、あなたにはかなわなくても、彼を想う気持ちだけは……。
枝織「知ってる?樹璃さんには好きな人がいるのよ。でもそれは、あなたじゃないの」
男子学生A「え!?」
枝織:
だから、あなたから彼を奪ってしまったこと、後悔はしていません。なぜならそれは、私が心から願ったことだから。
「奇跡を信じて。想いは届くと」こんな私を、あなたはきっと憎んでいますよね。
樹璃:
お手紙ありがとう。お元気そうで何より。
あなたの文字の一つ一つを見ていると、過ぎた月日の多さを感じないわけにはいきません。
あのころは、何をやるにも三人一緒で、本当に楽しかった。
でも、今あなた達二人の、幸せに輝いている顔を見ていると、懐かしい気持ちと、うらやましい気持ちが……。
樹璃「くっ……!」 ウテナ「あー、よしよし。困ったな夜泣きなんて。あーよしよし。チュチュ、お願いだから早く寝ておくれ。
はあーもう、僕の方が眠くなっちゃう……あれ?有栖川先輩?やっぱり」
樹璃「やあ、君か」
ウテナ「普段の制服姿じゃないから、最初誰だかわからなかったですよ」
樹璃「そう?」
ウテナ「先輩って、ほんとスーパーモデルみたい。
制服姿もりりしくてかっこいいけど、こんな女性的な先輩をみたら、きっとみんな驚くだろうな。
ところで先輩、どうしてこんな時間に一人で?」
樹璃「君は、夜でもその格好なんだね?」
ウテナ「え?……ええ」
樹璃「なぜいつも男の子の格好をしているの?」
ウテナ「そうですね……なんていうかな、ほんとのことを言っちゃうと、王子様の影響かな」
樹璃「王子様?」
ウテナ「昔、小さい頃、僕は王子様に会ったんです。で、その王子様が言ったんです。
君の強さ、気高さを、どうか失わないでほしいって。そして二人が出会った思い出にこれを。
それが、君を僕のところへ導くだろうって。
その時の王子様の姿、かっこよかったんですよね。
だから僕は、その人に会いたくて、ううん、少しでもその人に近づきたくて、きっと、こんな格好をしているんです。
……すみません、なんか変な話ししちゃって。でも、生徒会の言う、薔薇の花嫁とか、奇跡の力とかは信じられないけど、
なんて言うか、あの人と僕と運命みたいなものは、信じられるんです。
それを奇跡と呼ぶなら、そうかもしれませんが……?先輩?」 樹璃「薔薇の刻印を、この指輪を捨てろ!」
ウテナ「え?」
樹璃「気持ち悪いな。つまり君の気高さとやらは、好きな男に言われてやっているだけのサル芝居なんだ。
そうとも、薔薇の花嫁を奪い合うなんてことも、君の言う王子様へのセンチメンタルと同じで、バカげたことさ。
だけど、その資格があるのは、本当に気高き者だけだ。君のような娘には薔薇の刻印は似合わない!」
ウテナ「いやだ!……これはあの人と僕の、たった一つの絆なんだ!失うわけにはいかない」
樹璃「ならば貴様の言う奇跡を見せてみろ!その正体を、私の剣が暴いてやる!」 枝織「タラッタラッタラッタウサギのダンス……
タラッタラッタラッタウサギ、ウッサギ、ウサギ、ウッサギのダンス……」 影絵少女B「へっくしょん!風邪ひいてちょうど良かったわ。
遠足なんてめんどくさいと思ってたのよね。それもこの歳になって動物園だってさ。
だってどうせ動物もやる気ないし、だいたいあそこの動物園ってほら、たいした動物いないじゃないの。
鳩だ、狼だ、鹿だ、ダチョウだ、キリンだって、まったくざけんじゃないってのよね。
パンダくらい見せなさいってのよね」
影絵少女A「あんた、よっぽど行きたかったのね」 (♪
絶対運命黙示録
絶対運命黙示録
出生登録・洗礼名簿・死亡登録
絶対運命黙示録
絶対運命黙示録
わたしの誕生・絶対誕生・黙示録
闇の砂漠に 燦場・宇葉
金のメッキの桃源郷
昼と夜とが逆回り
時のメッキの失楽園
ソドムの闇
光の闇
彼方の闇
果てなき闇
絶対運命黙示録
絶対運命黙示闇・黙示録
もくし くしも
しもく くもし
もしく しくも…
) 樹璃「口上は昨日述べたとおりだ。奇跡の力で勝てると、うぬぼれているがいい」
ウテナ「奇跡の力なんてなくても、あなたには負けません!」 アンシー「気高き城の薔薇よ。私に眠るディオスの力よ。主に答えて、今こそ示せ!」
ウテナ「世界を革命する力を!」 万象ライト
モザイコライト
暁の子ルシフェル天使
黙示ライト
ミカエルライト
闇の子アンドロギュヌス
焔のライト
天堂ライト
天界のヒエラルキア
幻想ライト
永遠ライト
空想カラクリ
気まぐれ誕生
ウテナ「ふっ!うう、とう!うわっ」
樹璃「大丈夫王子様?まだ始まったばかりだよ?とぉー!」
ウテナ「ああ!」 ニコクス(闇夜)
エレボス(幽冥)
ウラノス(星空)
タナトス( 死 )
樹璃「少しは回り込んだりしろよ。ほっ!ふっ!てやあ!」 光り輝く肉体(からだ)、球形ギュヌス
あらゆる奇蹟に生まれギュヌス
快楽原則
ニルヴァーナ原則
死の必然性、すなわち光
生きてはいずに
動いている生命の象(しょう)
ウテナ「う…はぁはぁ」
樹璃「かわいそうに。もうへとへとだな。でもさ、絶対に、許さないからね。
奇跡はまだ起きないのかな、王子様!」 大脳宇宙に
漂っている生命の形(けい)
光明、仮現
永遠を期して!すなわち原初に戻る不完全
ウテナ「ほぁーーーーっ!!!!」
樹璃「早い!」
(枝織:でも、あなたから彼を奪ってしまったこと、私は後悔はしていません。
こんな私を、あなたはきっと憎んでいますよね。) 両性 両極
二つのわたし
上下 左右
二つのわたし
前後 天地
二つのわたし
天使 悪魔
二つのわたし
中は空洞
樹璃「(奇跡を信じてってのが、君の口癖だったね。だけど…)
奇跡なんて!ないんだよ!!
決まりだ」
ウテナ「!」
樹璃「そんな……こんなのは偶然だ!奇跡とは、関係ない!!!」
ウテナ「まさか!?」 アンシー「いつか……想いが届きますように」
樹璃「余計なお世話だ!」 冬芽「それで、君は奇跡を認めたのかな?」
樹璃「さあな。ただもし彼女が本当に世界を革命する力があるというなら、
私がこの手で奪ってやるさ」
冬芽「秘めた想いが届くようにか……」 (枝織:こんな私を、あなたは憎んでますよね?)
樹璃「そう。憎んでるさ。私の想いに、君は気づきもしないんだから」 Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
抱きしめて ホントの手で
明日を開く 鍵はreality
嘘を壊し続けたい…
これ以上話をしても
あなたには見えない
昔の話にすがる
大人には言い訳が似合う
選ばれない天使達に
羽根さえもいらない
Missing truth & forever
Kissing love & true your heart
明日の自分が好きと
信じているの 信じたいから
嘘に嫌われていたい… 次回予告
ウテナ「僕は姫宮アンシー」
アンシー「私は天上ウテナ」
ウテナ・アンシー「あれ?」
ウテナ「たいへんだ!僕たちの人格が……」
アンシー「入れ替わってしまったのですね?」
ウテナ「そう、すべてはあの、辛さ爆発のカレーライスから始まったんだ!」
アンシー「まあ……メガネがなしでもよく見えるわ」
ウテナ「次回、少女革命ウテナ。カレーなるハイトリップ」
アンシー「絶対運命黙示録」
『カレーなるハイトリップ』 潔く カッコ良く 生きて行こう …
たとえ2人離ればなれになっても …
Take my revolution
光差す校庭(garden) 手をとり合い
誓い会ったなぐさめ会った
もう 恋は二度としないよって
頬を寄せあって うつる写真の笑顔に
少しの淋しさつめ込んで
夢を見て 涙して 傷ついても
現実はがむしゃらに来るし
自分の居場所 存在価値を見つけたい
今日までの自分を
潔く 脱ぎ捨てる 裸になる
自由を舞う薔薇のように
たとえ2人離ればなれになっても
私は世界を変える 『それは、むかーしむかしのお話です。
あるところにお父様とお母様を亡くし深い悲しみに暮れる幼いお姫様がいました。
そんなお姫様の前に白馬に乗った、旅の王子様が現れます。
凛々しい姿、優しい微笑み。王子様は、お姫様を薔薇の香りで包み込むと、
そっと涙をぬぐってくれたのでした。
「たった1人で深い悲しみに耐える小さな君、その強さ、
気高さをどうか大人になっても失わないで。今日の思い出にこれを」
「私たち、また会えるわよね」
「その指輪が、君を僕のところに導くだろう」
王子様がくれた指輪は、やはりエンゲージリングだったのでしょうか?
……それはいいとして、お姫様は、王子様に憧れるあまり、
自分も王子様になる決意をしてしまったのです。でもいいの〜?ほんとにそれで〜』 女子生徒A「七実様、2年A組、時間割り通り調理実習に入っております」
七実「そのようね。で、例のものはどうなってるの?」
女子生徒B「はい、きっちりとすり替えておきました。火を噴く辛さ、インド特産激辛100倍カレー!」
七実「結構。みてらっしゃい、天上ウテナに姫宮アンシー!もうすぐわたくしがヒイヒイ言わせてあげる!
これはお兄さまをたぶらかそうとした罰よ!」
生徒生徒C「七実様?」
七実「今いいところなの。静かにして!」
生徒生徒C「申し訳ありません。その……」
七実「何?」
女子生徒達「すり替えたのは100倍カレーではなく、辛さ爆発、木っ端微塵、
幻の象がパオーン、超辛9000億倍カレー、だったそうです」
七実「幻の……木っ端微塵?」 冬芽「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らが雛で、卵は世界だ。
世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ」
冬芽・樹璃・幹「世界を革命するために!」 冬芽「諸君、薔薇の刻印の掟、最大の危機だ。薔薇の花嫁が、エンゲージする者共々倒れた。
世界の果てにとっても、不測の事態だ。このままでは、命も危ないとの情報も入ってきている」
幹「僕のせいだ!」
冬芽「幹」
幹「僕が姫宮さんに、とびきり辛いカレーが食べたいだなんていったばかりに、
姫宮さんは、僕のために命がけでカレーを!!!」
冬芽「まあ、幹のせいと決まったわけでもあるまい」
樹璃「しかしどうする?たった一杯のカレーのために、我らの野望が潰えようとしているのは事実だ」
幹「みんな僕のせいなんだ!」
冬芽「俺だ。何!退院した?二人とも?」 若葉「ウテナ、ウテナ、ウテナさま〜〜〜もう心配したんだから!
もう大丈夫なの?すっごい爆発だって聞いて、あたしもう、気が気じゃなかった。
え?ごめんなさーいあたしったら!いつもの調子で抱きついちゃったりして!
きゅ、救急車呼ばなくちゃ救急車!えーっとーあのー」
アンシー「それには及びません」
若葉「え?」
アンシー「大丈夫です。ご心配かけました」
若葉「ウテナが変」 女子生徒達「あんた最近調子づいてんじゃないの?
あのオトコオンナが側にいるからって、いい気にならないでよね!月夜の晩ばかりじゃないわよ!
……ちょっと、黙ってないで何とか言いなさいよ!」
幹「何してるの?」
七実「!……なんだミッキーか。びっくりさせないでよ!」
幹「あ……姫宮さん!」
女子生徒A「叩いたわね……ママにも叩かれたことないのに!」
ウテナ「つまらない言いがかりをつけるんなら、本気で相手になるけど!」
幹「そ……そんな……あの清純で可憐な姫宮さんが……!」 ~~━v(  ̄◇)≪炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎炎 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています