アスカは「そろそろ寝ましょう・・・・・えー!また寝る前の質問!?
もぉー!風呂上りに色々と答えてあげたでしょ!今度は何が聞きたいのよ?
・・・・・ガキに必要なのは恋人じゃなくて母親ってどういう意味かって?
それ帰りに会ったコネメガネから教えられたんでしょ・・・・・
ったく、あのコネメガネ!余計なことベラベラと!ほっんと口が軽いんだから・・・・・
アンタが第三村に初めて来た頃って精神的にボロボロだったでしょ。
だからアンタを立ち直らせようとアタシなりに一生懸命考えてたり悩んでたりしてたんだから。
まあキツく当たったけど、あれはアンタを早く元に戻したくて、
そして早く大人の男としてアタシを救ってくれるシンジになって欲しかったからなの。
ガキだったアンタにイライラして酷い事たくさん言ったけど、
やっぱりシンジの事は14年間ずっと好きだったから・・・・・
アンタとエコ贔屓と三人で落下してくる巨大な使途を倒した時の事覚えてる?
あの日の夜、寝ているアンタの部屋に勝手に入って背中合わせで添い寝してもらったけど、
その時はなんだかすごく心地良くってさ、アンタと背中越しに会話した時は素直になれて
心が楽になったんだけど、多分あの時からアンタの事が好きだったんだと思うの。
だから不器用だけどアタシは恋人としてシンジを大人にしてあげたかった。
結果的に上手くいかなくて、やっぱり14年の差は大きかったって思い知らされて、
恋人としての接し方ではなく母親として接しないと無理だって悟ったのよ。
子供を育てた経験もないアタシにガキだったアンタの支えになるのは無理難題だった。
その後はアンタの方がよく知ってるでしょうけど、
実年齢がアンタのお義母さんのユイさんと似てるコネメガネが母親としてアンタを大人に育ててくれたわ。
癪だけどここだけはコネメガネの事は認めてるの。

って、また色々と話しちゃったわね・・・・・・。
これで分かったでしょ?アタシがアンタの事でどれだけ悩んで大変な目に遭って、どれだけ心を痛めていたか。
だから今度はアンタがアタシの『夫』として苦労かけた分大事にしなさい。
そしてアタシの事いっぱい愛してよね。じゃあおやすみシンジ・・・・・・・んっ」
と、シンジにおやすみのキスをしてから胸板に顔を埋めて幸せそうな表情で寝た。