マリは眼鏡っ娘、巨乳というオタクの萌え要素で喜ぶオタクへの
庵野の皮肉の部分だと思うよ

アスカの赤ずきんパペット人形は、庵野の嫁の安野モヨコのデザイン
庵野+安野の【ダブルあんの】結婚自体が面白い

アメリカから日本へ移送中の3号機に雷雲通過時に侵食した使徒バルディエル(バラクエル)は
人間の女と交わる事を誓ったエロ天使(堕天使)アスカを侵食、融合する

赤ずきんは狼に食われてしまう

バラクエルは人間に占星術を教えたとされており
西洋占星術の起源はエヴァにも深く関連するバビロニアにある
それがマリに教わっただけでなく、侵食された以降
妙にアスカが様々な知識を得て、流れを事前に知ってる部分とも関連するかもしれない

ある程度の記憶の継承が行われるアダム系使徒との侵食、融合により
アスカがEOEのリセット前の世界、TVシリーズ〜EOEまでの記憶を取り戻したと見れば納得が行く

それならば『他人と私と幸せになれるかもしれない、そんな世界の為にやり直したんじゃないの?』
『どうして私を助けてくれないの!エコヒイキ(ポカ波)は助けたのに!』と怒る、悲しむのも筋が通る
加持さん加持さん!の描写、設定を新劇で完全カットなのも、
アスカとのハッピーエンド前提の仕込みに見える
(ミサト+今回は生きていた加持との幸せの結末の伏線でもあるかも)

赤ずきんはおばあさんと一緒に通りがかりの猟師によって狼の腹から生きたまま救い出される

不器用ながらにアスカはシンジが大好きなのに、使徒に食われて救い出されたのはポカ波
自分は侵食されて、ウォンウォンと念仏のように唸る使徒封印用呪詛文様に囲まれて誰も助けてくれない
3号機の時もシンジは何も手を出さずに見てるだけ、助けてくれなかった!と悲しい、悔しい

かといってアスカはポカ波を嫌ってもいない、彼女からの『…ありがとう。』は
アスカの心に響き、大きく生き方を変えられそうな大切な瞬間でした
嫌えない、責められない、もう何もかもを他人のせいにしない、できない
八つ当たりして発散する幼くわがままなアスカをアスカ自身がやめた、成長したわけです

でもシンジから好きなシンジから守られたい、大切にされたい気持ちはあり、そこは乙女の気持ち
マリに姫、お姫様とからかわれるのも、そんなシンデレラ症候群の部分からでしょう
成長したとはいえ、まだまだ14歳+アルファの少女です

ガラスを殴った時の『怒りと悲しみの累積』もそう
衛星軌道上の初号機強奪US作戦もアスカからは、待ちに待ったシンジ救出作戦だったはずです
王子様に優しくしてほしい、助けて欲しいのに…ガラスの靴のお姫様→ガラスの向こうのガキ王子様
US作戦は、お姫様が王子様を必死に助ける、眠れる森の美女の逆Verという皮肉です