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アスカ「・・・ねぇ、ヒカリ。ヒカリってば、聞いてる?」

ガクンガクンとアスカは、滅茶苦茶にヒカリの両肩を揺さぶってくる。

ヒカリ「・・・・・・・・・」

アスカ「ねぇねぇねぇ、ヒカリぃぃ」

ヒカリ「・・・・えっえぇ。き、聞いてるわよ。で、ワタシに聞かせたい事ってまだあるわけ?」

アスカ「うん。あのねあのね・・・」

ヒカリ「ちょっ、ちょっと落ち着いてよ、アスカ。そもそも碇くんのことで相談したいって・・・」

アスカ「そ、そうよ。だからぁ〜」

ヒカリ「ちょっと待って。さっきから聞いてて思ったんだけど、どこが不満なの?」

アスカ「エッ!不満なんてないわよ。困った時は手を貸してくれるし、ツラい時は抱きしめてくれるし・・・
それにね、先日のシンジの誕生日の時もね、シンジに誕生日プレゼントを買ってあげるから何がいいって聞いたら
『ボクはアスカと一緒に入れたらそれでいいよ。それよりバイト代が入ったからアスカに何か買ってあげるよ』って言うのよ。
でねでね『そんなの悪いわよ、自分のモノは自分で買うの。だったらこの前買ったワンピースのサイズ直しが仕上がったから取りに行くのを付き合ってよ』って言って一緒に取りに行ったの。
それでね試着を済ませてレジに行ったら、ワンピースの入った包みと別にもう一つ包みをくれたんで、何かしらと思って包みを開けると淡いラベンダー色のカーディガンが入っていて店員さんが、
あちらの方からお代は頂いてますって・・・シンジったら頭をかきながら『アスカって冷え性だから・・・』なんて言うのよ・・・」