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なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart26 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 20:10:39.67ID:???
・ここは、なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのか?
 または、なぜエヴァは楽しまれてるのか?について、その理由を述べたり、議論したり、追究したり、語ったりするスレです。
 思ったこと、思うことを書いてみましょう!

・雑談は基本OKだけど程々に。
 
・節度ある態度で楽しく!

・ここはアンチスレではないので、エヴァや他のアニメを叩きたい人は各アンチスレへ行きましょう。

前スレ&テンプレは>>2-18
0002名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 20:11:25.68ID:???
【前スレ】
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1395267076/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?part2
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1398577388/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?part3
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1399613247/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?part4
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1400609307/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart5
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1401542909/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart6
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1402825092/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?(実質7)
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1404746073/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart7(実質8)
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1404807399/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart9
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1407993162/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart10
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/eva/1409049263/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのかpart11
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1434414737/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのかpart12
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1437825310/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのかpart13
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1443203678/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのかpart14
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1450181702/
0003名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 20:13:23.08ID:???
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか 15
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1451567410/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart16
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1452698107/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart17
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1454432015/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart18
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1462085347/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart19
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1463277556/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのか4035(実質part20)
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1464923877/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart21
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1465379923/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのか4037
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1465903039/
【出張版】なぜエヴァは楽しまれ楽しまれなくなってしまったのかpart23
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1466942722/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart24
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1467450145/
なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart25
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1479255801/
0004名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 20:16:25.00ID:???
【前スレ】
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part1
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1411790980/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part2
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1415365819/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part3
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1416489854/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part4
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1418299859/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part5
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1419138380/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part6
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1421760448/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part7
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1424692636/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part8
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1426075454/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part9
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1427931762/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart10
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1430223140/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part11
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1432095479/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart12
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1432508052/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart13
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1439093564/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart14
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1471082148/
0006名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 20:47:12.25ID:???
ウンジャマ・ラミーで英語を覚えよう!

キャラクターデザイン:ロドニー・R・グリーンブラッド 音楽:松浦雅也(元PSY・S)

登場人物
バンド「Milkcan」のメンバー。
ラミー (Lammy)…羊の女の子。普段は恥ずかしがり屋だが、ギターを持つと活発な性格に変わる。
マーさん(Mar)…東洋の血を引いているらしく不思議な言葉を話す。小柄だが凄い腕力を持っている。神秘思想と経済学に関心を持つ。
ケイティ・キャット (Katy Kat)…前作『パラッパラッパー』にも登場した女の子。メインボーカル兼ベース。グループのリーダー。

タマネギ先生 (Chop Chop Master Onion)…前作『パラッパラッパー』にも登場したカラテ・マスター。道場の経営が失敗し色々やってどうにか生きている。
パドル隊長(Chief Puddle)…犬の消防士。自分の仕事を誇りに思い、心の底から楽しんでいる。
ピラー婦長(Cathy Pillar)…産婦人科でこの道50年のベテラン看護師。
フッセンペッパー機長(Captain Fussenpepper)…ジャンボジェットのパイロット。軍隊時代、うっかり味方の基地を誤爆してしまい除隊。そのあとツテで航空会社に勤める。
チャック店長(Paul Chuck)…楽器屋の店長。完全オーダーメイド製で木を切り崩すところから始める。
テリヤキヨーコ(Teriyaki Yoko)…地獄のアイドル。音楽に造詣が深く、ライブはいつも満員。
0008名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 21:10:27.52ID:???
ケイティ「That sure was fun!」
(面白かったネ!)
ケイティ「Part One was good too, but this one had more juice.」
(パート1もよかったけど、今度はもっとスゴくない?)
マーさん「I couldn't see the screen! The guy sitting in front of me was too tall.」
(前の人のせなかしか見えなかったけど)
ラミー「Um...Um...Um...」
(ハァ〜)
ケイティ「What's wrong, Lammy? You seem down.」
(どうしたのラミー?暗いじゃない?)
ラミー「Oh, I wish I was that strong...」
(あ〜あ、あたしもあんなに強かったらなあって)
0009名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 21:39:42.71ID:???
ケイティ「Lammy, you're already strong as is.」
(ていうかアンタ、十分強いじゃない!)
ケイティ「You should be more confident.」
(もっと自信もちなよ、)
ケイティ「Nobody beats Lammy when she's on the guitar!」
(ギターを持ったら最強でしょ!)
マーさん「Normally she's a wimp though.」
(でもギターがないとヘナチョコね)
ケイティ「Ma-san!」
(マーさん!)
ラミー「But that is the truth...」
(実際んとこ、その通りだし〜)
ケイティ「Hey, don't forget. We are MILKCAN.」
(ちょ、ちょっと待ってよ!わたしたちミルクカンよ!」
ケイティ「With Ma-san's beats, Lammy's guitar」
(マーさんのドラムに、ラミーのギターでしょう?)
ケイティ「and my almighty bass combined with that distinguished voice.」
(それにあたしの超絶ベーステクニックと、比類なきボーカル)
ケイティ「there's nothing to be afraid of!」
(どう考えたって無敵よ)
0010名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/17(月) 22:00:13.79ID:???
不良A「Scram!!」
(オラオラ―ッ!)
不良B「Yeah!」
(ッスね!)
不良A「Well, well... what do we have here?」
(おやおやおや)
不良A「Plenty of munchies for everyone, right?」
(うまそうなもん食ってんじゃねえか!)
不良B「Yeah!」
(ッスね〜!)
不良A「Not only munchies but a little babe.」
(メシだけじゃないゼ!)
不良A「all dressed up for us, ain't that right?」
(かわいコちゃんもおめかししておそろいだ!)
不良B「Right!」
(いえてるッス!)
ラミー「O, oh.. O. oh...」
(アワワワワ)
ケイティ「Lammy, here!」
(ラミー、ほれっ!)
ケイティ「See? The guitar rurles again!」
(ね?ギターを持ったら最強でしょ?)
0013名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 20:37:41.08ID:???
ラミー「What should I tell them??」
(遅れちゃったー!なんて言い訳しよう??)
ラミー「I had a stomachache so I went to the bathroom...」
(えーと、来る途中でおなかが痛くなっちゃってぇ、でもって、)
ラミー「...but there was a long line at the gas station...」
(ガソリンスタンドにトイレを借りに行ったらなんかスゴク並んでてぇ、)
ラミー「...I told them it was an emergency...」
(すいません!もれちゃいそうなんです!って言ったら、)
ラミー「...but they said: "LET'S RAP FOR IT!!!".」
(「じゃ、ラップで勝負だ!」って言われたとか?)
ラミー「...Nahhh...」
(んなアホな!)
0014名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 20:49:17.31ID:???
ラミー「Good, I made it...」
(間に合ったあ!)
ラミー「Hmmm, who's that?」
(ん? アレ誰?)
ケイティ「...And here's our new vocalist,」
(あたしたちの新しいボーカリスト、)
ケイティ「Chop Chop Master Onion!!!」
(タマネギ先生!)
ラミー「Now wait a minute!」
(ちょっと待ってよ!)
ラミー「Who is that?!」
(誰よ、それって?)
ケイティ「Lammy, here!」
(ラミー、ほれっ!)
0015名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 20:58:25.23ID:???
タマネギ先生「Kick, punch, you all remember」
(キック パンチ みんな覚えておるじゃろう)
タマネギ先生「Chop chop back again yes forever.」
(タマネギ先生のフォレバーな帰還じゃ)
タマネギ先生「You have many challenges comin at ya!」
(苦難はたくさん待っておるぞ)
タマネギ先生「First is a fire, don't retire, now」
(最初は炎じゃ リアイアするな)
0016名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 21:09:44.46ID:???
タマネギ先生「Pick,」
(ピック)
「(ラミーギターパート)」
タマネギ先生「Burn,」
(バーン)
タマネギ先生「Slide,」
(スライド)
タマネギ先生「and Down,」
(ダウン)
タマネギ先生「again now」
(もいっちょ)
タマネギ先生「Pick,」
(ピック)
タマネギ先生「Burn,」
(バーン)
タマネギ先生「Slide,」
(スライド)
タマネギ先生「and Down,」
(ダウン)
0017名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 21:23:04.14ID:???
タマネギ先生「Listen to me now as I do my chore,」
(よく聞けリッスン 今じゃフリーターのわしの言葉)
タマネギ先生「Nobody ever talks to me no more!」
(誰も、ちーっとも聞いてくれん)
タマネギ先生「But if a baby were to come, crying out loud,」
(たとえば、激泣き赤ちゃんを)
タマネギ先生「Do you think you can play and calm it down?」
(おまえのギターでなだめることができるかの?)
タマネギ先生「Or if you're on a plane, how would you play?」
(飛行機の中ではどんなプレイができるかの?)
タマネギ先生「Throttle up and down, or away?」
(スロットルアップか ダウンか バックなのか)
タマネギ先生「I just wanna know, can you really go, 」
(おまえのギターのテクニック)
タマネギ先生「With that guitar in hand, I don't know.」
(どんなもんだか 見せてみろ)
タマネギ先生「Comin at ya!」
(カミナッチャ)
0018名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 21:37:19.50ID:???
タマネギ先生「Fly high,」
(フライ ハイ)
タマネギ先生「Sky high,」
(スカイ ハイ)
タマネギ先生「Cry loud,」
(クライ ラウド)
タマネギ先生「Shut up,」
(シャラーップ)
タマネギ先生「Fly, Cry,」
(フライ クライ)
タマネギ先生「Pick, Burn,」
(ピック バーン)
タマネギ先生「Pick, Cry,」
(ピック クライ)
タマネギ先生「and Fly, Down.」
(そんでフライ ダウン)
0019名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 21:45:51.61ID:???
タマネギ先生「Shake it to the right, shake it to the left.」
(右にノリノリ 左にノリノリ)
タマネギ先生「I be the only masta that will give」
(師匠はわしじゃ わすれるな)
タマネギ先生「all the necessary skills to build a guitar.」
(ギターを作る術を手にすれば)
タマネギ先生「So you can play in hell, you come far!」
(地獄でプレイもできるじゃろう!あとちょっとじゃ!)
0020名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 21:54:29.95ID:???
タマネギ先生「Chop, that wood!」
(あの木をチョップ!)
タマネギ先生「Choke, real good!」
(本気でチョーク!)
タマネギ先生「Pick Chop Burn!」
(ピック チョップ バーン!)
タマネギ先生「Cry Fly Choke!」
(クライ フライ チョーク!)
タマネギ先生「Burn Cry Slide!」
(バーン クライ スライド!)
タマネギ先生「Chop Pick Fly!」
(チョップ ピック フライ!)
タマネギ先生「Choke Fly Pick!」
(チョーク フライ ピック!)
タマネギ先生「Cry Chop Down! Ha Ha.」
(クライ チョップ ダウン)
タマネギ先生「Pick Burn Cry!」
(ピック バーン クライ!)
タマネギ先生「Cry Fly Chop!」
(クライ フライ チョップ!)
タマネギ先生「Pick Burn'n Cry!」
(ピック バーン クライ!)
タマネギ先生「Fly Chop Choke!」
(フライ チョップ チョーク!)
タマネギ先生「PICK BURNIN' CRY FLY, CHOP CHOKE!」
(ピック バーン クライ フライ チョップ チョーク!)
タマネギ先生「I AM A MASTA, AND YOU?」
(マスタはわしじゃ!あなたはどうですか?)
0021名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 21:57:06.37ID:???
タマネギ先生「Ha, Lammy, look what you're holding in your hand.」
(ラミーよ 手に持っているものを見てみろ)
ラミー「I don't know. What is it??」
(なんで?なにコレ?)
0022名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/18(火) 22:09:43.65ID:???
ラミー「Wa-wa-wait! Everybody wait!」
(わわわ!帰らないで!みんな帰らないで!)
ラミー「Oh, what should I do?」
(ああ、どうしたらいいんだろう?)
タマネギ先生「What are you afraid of?」
(何を怖れておる!)
ラミー「Well, look at my guitar!」
(だって!ギターじゃなくなっちゃって…)
タマネギ先生「Guitar?」
(ギターごときがなんだ?)
タマネギ先生「Listen. I lost my Dojo.」
(リッスン。ワシは道場を失った)
タマネギ先生「But, the Dojo remains IN MY MIND.」
(しかし!ワシの道場はココロの中で生きておる!)
タマネギ先生「It even has a casino!」
(しかもカジノ付きじゃ!)
タマネギ先生「Dojo, casino, it's all in the mind.」
(道場、カジノ、すべてはココロじゃ!)
タマネギ先生「You have noting to lose!」
(失うものなど何もないのじゃ!)
0024名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 20:58:12.34ID:???
ラミー「Phew! It was a dream.」
(フーッ!なんだ夢かぁ!)
ラミー「Aagh!」
(ウワッ!)
ラミー「There's only 15 more minutes until the show!」
(ライブまであと15分しかない!)
ラミー「Oops! I forgot!」
(あれ?止めたっけ?)
0025名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 21:17:35.38ID:???
パドル隊長「The fire from the pizza store downstairs has」
(火事なんだナ!出火場所はピザ屋さん、)
パドル隊長「the crispy one with cheese and is smiling good, sir!」
(こんがりチーズのいい匂いがしてるんだナ ドーゾ!)
パドル隊長「I'm gonna block off all the roads.」
(全面通行止めなんだナ!)
ラミー「Please, please let me through! I'm in a hurry!」
(すいません!急いでるんです 通してもらえませんか!)
パドル隊長「A hurry? B, back off! You're in the way!」
(急いでるだって?バ、バッカモン!下がってるんだナ!)
女性A「Oooh my baby! My baby's still inside!」
(オー、あたしのベイビーちゃんがまだ中にいるのヨぉ!)
女性A「Somebody do something!!」
(誰か助けてぇ!)
ラミー「Eh, excuse me,」
(あのー、)
ラミー「I'm like in hurry. Can you let me through?」
(ちょ、ちょっとあたし、急いでるんですけど)
パドル隊長「You're in a hurry? Help us put the fire out, then!」
(そんなに急いでるなら、消化を手伝うんだナ!)
ラミー「Me? Help put out the fire?」
(あたしが?!消火っすか!?)
0026名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 21:19:40.50ID:???
"CASINO"

タマネギ先生「Dojo, casino, it's all in the mind....」
(道場、カジノ、すべてはココロじゃ……)
ラミー「Yeah, that's right! My guitar's in my mind.」
(そうだ!ココロにギターがあるかぎり!)
ラミー「Leave it to Lammy!!」
(ラミーにおまかせ!)
0027名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 21:38:49.19ID:???
パドル隊長「Let's get on, Let's get on.」
(ノリノリだナ ノリノリだナ)
「(ラミーギターパート)」
パドル隊長「Fight the fire, come on now.」
(火事だナ 出動だナ)
パドル隊長「We gotta put it out quick.」
(はやく消さなきゃダメなんだナ)
パドル隊長「That's what I'm talking bout,」
(そうだナ、それなんだナ!)
パドル隊長「Hold the hose real tight and get ready for a real fight.」
(さあ、ホースを握りしめろよ さあ、本番だ!)
パドル隊長「Give these people a show and show'em something that's right.」
(みんなに見せてやろうぜ 立派なオレたち)
0028名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 21:52:03.37ID:???
「(Having fun,) 」
(楽しんで)
パドル隊長「I've been doing this for years let me tell you little something. 」
(年季の入った俺様がちょッといいこと教えてあげよう)
「(With the funk,)」
(ノリノリで)
「(Having fun,) 」
(楽しんで)
パドル隊長「It's a bit of a rush and a bit of a dash! 」
(ラッシュを少々 ダッシュを少々)
「(With the funk,)」
(ノリノリで)
パドル隊長「Put it on the fire, real good. Put it out cold and feel good.」
(火にぶっかけろ いい気分 徹底的に いい気分)
パドル隊長「If you don't think you're the one, fireman's daily work can't be done.」
(自分がサイコー!と思えなきゃ このシゴトは勤まらないぜ)
0029名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 22:03:40.72ID:???
パドル隊長「We be on a role, puttin on a show, lettin people know we're like no other.」
(ノリノリでやってやろう 誰にも真似できねえさ 教えてやろうぜ)
パドル隊長「Water over here, and over there, so the fire won't spread and go no further.」
(こっちにジャー あっちにジョー これ以上 燃えちゃマズいぜ)
パドル隊長「Hold the hose real tight and get ready for a real fight.」
(ホースをしっかり握れ まだ次がくるぜ)
パドル隊長「Give these people a show and show'em something that's right.」
(みんなが見てるぜ 楽しもうぜ!)
0030名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/20(木) 22:05:30.89ID:???
「(Having fun,) 」
(楽しんで)
パドル隊長「I've been doing this for years let me tell you little something. 」
(年季の入った俺様がちょッといいこと教えてあげよう)
「(With the funk,)」
(ノリノリで)
「(Having fun,) 」
(楽しんで)
パドル隊長「It's a bit of a rush and a bit of a dash!」
(ラッシュを少々 ダッシュを少々)
「(With the funk,)」
(ノリノリで)
パドル隊長「Put it on the fire, real good. Put it out cold and feel good.」
(火にぶっかけろ いい気分 徹底的に いい気分)
パドル隊長「If you don't think you're the one, fireman's daily work can't be done.」
(自分がサイコー!と思えなきゃ このシゴトは勤まらないぜ)
0031名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/20(木) 22:09:22.52ID:???
パドル隊長「Let's get on, Let's get on.」
(ノリノリだな ノリノリだな)
パドル隊長「Where's the fire? It's out now.」
(火事はどこかナ もう消えたんだナ)
パドル隊長「Time for lunch, let's go out quick.」
(飯の時間なんだナ 早く行くんだナ)
0032名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/20(木) 22:14:50.15ID:???
パドル隊長「OK, that was pretty good. You can go through now.」
(オーケー。よかったんだな もういってもいいよ)
ラミー「OK! Gotta move on!」
(うん! じゃあ先行くわネ!)
0034名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/21(金) 22:10:00.91ID:???
パドル隊長「Thanks to you, we get to keep our job.」
(手伝ってくれてありがとうなんだナ。)
パドル隊長「Here, stock up on this pizza.」
(まあ、ピザでも食うんだナ。)
パドル隊長「The house is well-done but the pizza is medium-rare.」
(店はまるコゲだけど、ピザはいいカンジに焼けてるんだナ。)
パドル隊長「Plenty for everyone. Have this too!」
(ああ、あと、これも持ってくんだナ。)

"flanger"

ラミー「Thanks.」
(ありがとう!)
ラミー「Aagh!」
(ああ!)
ラミー「11 more minutes to go... Oop...」
(あと11分しかないッ!)
0035名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/21(金) 22:24:24.94ID:???
男女たち「Time for you and me to have a family.」
(♪わたしたち家族になる)
男女たち「With a baby we should live so happliy」
(♪赤ちゃんで いつまでもハッピー)
男女たち「Could be a boy or girl whichever we don't mind at all」
(♪男のコでも女でもいい)
男女たち「Our newborn treasure shall bring lots of love, peace to all...」
(♪愛と平和を運ぶ ♪天使は ♪きみ)
女性たち「You can give him food, change his diapers」
(♪オムツのお世話はあんた)
男性たち「Then you can pay the bills, do the dishes」
(♪お金はぜんぶ まかした)
女性たち「You can babysit」
(♪遊んでね)
男性たち「Only if I'm it」
(♪ボクの番?)
ピラー婦長「Oh my! Are you in labor?」
(あらまあ!産まれちゃいそうなの?)
ピラー婦長「Well, you don't need to worry anymore.」
(心配しなくていいのよ!)
ピラー婦長「I've been doing this for 50 years.」
(なんたってこの道50年なんだから。)
ピラー婦長「And you're lucky because today.」
(あなた、ラッキーよ。)
ピラー婦長「in an after-school sale. Come on now!」
(今日は超サービスデーなのよ。さあ、いらっしゃい!)
ラミー「No, no, no...」
(あの、えーと、その、)
ラミー「That's not what I...」
(ちがうっていうか。)
0036名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 22:34:01.47ID:???
ピラー婦長「OK everyone,」
(オーケー、みなさんオツカレさま!)
ピラー婦長「I'm proud of all of you.」
(命ってスバラシイわね。)
ピラー婦長「All the babies are healty and well.」
(赤ちゃんはみんな元気ですよ。)
ピラー婦長「You're still not done?! but your tummy is small now.」
(え!ちょっとまって!あなたまだなの?でもおなかはペッタンコじゃない?)
ピラー婦長「Hey, you didn't really have a baby, did you?」
(あんた赤ちゃんできたんじゃなかったのね!)
ピラー婦長「Get up now and help us out!」
(妊婦じゃないなら、手伝いなさい!)
「Come on now, let's get to work!」

タマネギ先生「Dojo, casino, it's all in the mind...」
(道場、カジノ、すべてはココロじゃ……)
ラミー「Yeah, that's right. My guiter is in my mind.」
(そっか!ココロにギターがあるかぎり!)
ラミー「Leave it to Lammy!」
(ラミーにおまかせ!)
0037名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 22:41:38.25ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma ma....」
(マママママ…)
「(ラミーギターパート)」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Pa pa pa pa pa pa pa pa pa pa pa pa pa, pa pa pa....」
(パパパパパ…)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Gimme some milk, gimme some food.」
(ミルクをくれ 食いもんくれ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Gimme the car, one dat goes voom!」
(あのブーンっちゅう クルマくれ)
0038名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 22:53:44.59ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I need to potty, or I'll be real naughty.」
(オシッコしたいなあ!じゃないとグレるよ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Somebody hold me, somebody hug me.」
(だってこして ムギュウしてよ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Ma ma ma ma, ma ma....」
(マママママ…)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Pa pa pa pa, pa pa....」
(パパパパパ…)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Somebody come over quick,」
(誰か早くきて)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I'm gonna start a trick!」
(いたずらしちゃうぞ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Cuz here I go」
(さあ、行くよ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Didn't you know?」
(知らなかったの?)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I am a kid,」
(ボクはね)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「With no control.」
(すっごい悪ガキなんだ!)
0039名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 23:04:43.15ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I think my diaper is wet.」
(オムツぬれたみたい)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I think the bed gon be next.」
(ベッドもぬらすかも)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I wanna go, I need to go now.」
(もうヤバいかも もうガマンむり)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「How much longer, I don't know now.」
(あとどんだけガマンできるかもうわかんない)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「You are the person who's #$%^&!」
(あんたはたしか#$%^&!だっけ?)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Or was it Mama or #$%^&!」
(それともママ#$%^&!だっけ?)
0040名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 23:07:48.78ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Hey hey Papa, I been good.」
(ねえねえ パパ おりこうだったでしょ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Now can I please have my food?」
(そろそろマンマ食べてもいい?)
0041名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 23:16:46.99ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Papa can I go and have the toy that make that funny sound-a?」
(パパ あのヘンな音の出るオモチャほしいなあ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Mama can I eat the food that make me feel like million dolla?」
(ママ あの極楽気分のマンマちょうだい)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I wanna go to bed right now mama!」
(もうねむいよお ねるよ ママ)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Buy me that toy before that oh please Papa.」
(でもそのまえにパパ あのオモチャだけは買って〜)
0042名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/21(金) 23:19:55.28ID:???
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I'll shut up now. I'm sleepy...Zzz」
(もう寝る ムニャムニャ)
ラミー「Good night little guys... 」
(チビちゃんたちおやすみ)
0044名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 20:50:44.29ID:???
ピラー婦長「Listen,」
(いい?)
ピラー婦長「we have discounts every Monday and Wednesday.」
(月曜日と水曜日は超サービスデーなの。)
ピラー婦長「Come to us when you really have a baby」
(あなたも赤ちゃんができたら来なさい。)
ピラー婦長「Here.」
(ほらこれ粗品)

"harmonizer"

ラミー「Thank you.」
(ありがとう!)
ラミー「Aagh!」
(うわッ!)
ラミー「I only have 8 more minutes!」
(あと8分!)
0046名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 21:09:52.36ID:???
ラミー「Oh, the plane is leaving!」
(あー!飛行機が出ちゃう〜!)
フッセンペッパー機長「Let's seeee... Was it the green button or the blue switch?」
(さて、緑のボタンだったかの。青いスイッチだったかの?)
フッセンペッパー機長「Gotta put that back in there!」
(このポンコツめ!)
フッセンペッパー機長「Where in the world were you, soldier?」
(おい!どこをほっつき歩いていたソルジャー!)
フッセンペッパー機長「Haven't you ever heard the term 'punctual'?」
(時間厳守という言葉を知らんのか!)
フッセンペッパー機長「In the Air Force, a split second decision make」
(空軍では、一瞬の判断が)
フッセンペッパー機長「the difference between life and death!」
(生と死をわけるのだ)
フッセンペッパー機長「Don't you...」
(それを貴様 ンガッ!)
0047名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 21:27:27.04ID:???
フッセンペッパー機長「Here we gooo...」
(よいしょ、と、)
フッセンペッパー機長「I kinda forgot how to fly..」
(どうやると飛ぶかのう?)
フッセンペッパー機長「See, I had to go repair my dentures a few days ago.」
(こないだ入れ歯を直してな。)
フッセンペッパー機長「Hee, hee, hee...」
(ウヒヒ。)
フッセンペッパー機長「Oh boy, I can eat almonds now..」
(アーモンドだって食えるようになっての…)
フッセンペッパー機長「It fell down again!」
(また落ちてきやがった!)
フッセンペッパー機長「Look! I told you we don't have all day.」
(おい!日がくれちまうぞ!)
フッセンペッパー機長「Get to work now, soldier!」
(持ち場につけ!ソルジャー!)
ラミー「Eh, I'm not exactly a pilot but, umm...」
(ていうか、あたしパイロットじゃないんですけど、あの)
フッセンペッパー機長「Look here! I'll help you fly...」
(さてさて!飛ばなゃあならんのじゃった。)
フッセンペッパー機長「Now which one is my right hand?」
(えーと、右手ってどっちだったかのう)
CA『May I have your attention, please.』
(まもなく当機は離陸いたします。)
CA『We will be taking off shortly so please fasten your seat belts at this time.』
(お客さまはお席につきシートベルトをおしめください。)
CA『That also goes for the passengers in our casino...』
(カジノコーナーのお客さまもお願いいたします。)
0048名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 21:33:37.86ID:???
タマネギ先生「Dojo, casino, it's all in the mind...」
(道場、カジノ、すべてはココロじゃ。)
ラミー「Yeah, that's right. My guitar is in my mind.」
(そうだわ!ココロにギターがあるかぎり!)
ラミー「Leave it to Lammy!」
(ラミーにおまかせ!)

フッセンペッパー機長「Now which one is my left hand? Could it be this one?」
(で、左手ってどっちだったかの?えーと、これかな?)
0049名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 21:46:51.44ID:???
フッセンペッパー機長「Look up in the sky, gimme all you got, Never give it up, Soldier!」
(空を見よ!ギリギリまで ネバりきれ!ソルジャー!)
「(ラミーギターパート)」
フッセンペッパー機長「Get up in the morn, run around the track! Show me what you got. Soldier!」
(5時起床!全力疾走!力を見せい!ソルジャー!)
フッセンペッパー機長「Did I eat my drink??」
(飲みもの食べちゃったっけの?)
フッセンペッパー機長「I thought milk was pink??」
(牛乳ってピンクじゃったっけの?)
フッセンペッパー機長「Auto pilot on, auto pilot off!」
(自動操縦 入! 自動操縦 切!)
フッセンペッパー機長「Little bit of this, little bit of that!」
(微々たるこれ 微々たるあれ)
フッセンペッパー機長「Now do you like munchies?」
(おやつ好きぃ?)
フッセンペッパー機長「I wonder where lunch is??」
(弁当はまだかのう)
フッセンペッパー機長「1 2, 3 4, 5 6!」
(1 2、 3 4、 5 6)
フッセンペッパー機長「Always give it your best!」
(日々是精進)
フッセンペッパー機長「My knee's in pain.」
(ヒザがいたいのう)
フッセンペッパー機長「So is my brain.」
(脳ミソもいたいかも〜)
0050名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 21:57:24.33ID:???
フッセンペッパー機長「Look up in the sky, gimme all you got, Never give it up, Soldier!」
(空を見よ!ギリギリまで ネバりきれ!ソルジャー!)
フッセンペッパー機長「Get up in the morn, run around the track! Show me what you got. Soldier!」
(5時起床!全力疾走!力を見せい!ソルジャー!)
フッセンペッパー機長「I thought I just made some coffee for me.」
(今、コーヒー入れなかったけの?)
フッセンペッパー機長「I want some apples and berries to eat.」
(リンゴとブルーベリーが食べたいなあ)
フッセンペッパー機長「Now it's time to move on, it only gets much harder so carry on!」
(先に行くぞ!どんどんきつくなるぞ しっかりしろ)
フッセンペッパー機長「You think I'm old now, I got the skills to beat you can knock you out!」
(わしをオイボレと思ってるな?まだまだおまえなんぞに負けやせん)
フッセンペッパー機長「My knee's in pain.」
(ヒザがいたいのう)
フッセンペッパー機長「So is my brain.」
(脳ミソもいたいかも〜)
0051名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 22:15:29.66ID:???
フッセンペッパー機長「Throttle up, flaps down!」
(スロットルをあげろ ハネを下げろ)
フッセンペッパー機長「Power up, gears down!」
(パワーアップだ 車輪を出せ!)
フッセンペッパー機長「I'm getting sleepy...」
(ねむくなってきたなあ)
フッセンペッパー機長「I want my sheets...」
(シーツがほしいのう)
フッセンペッパー機長「Auto pilot on, auto pilot off!」
(自動操縦 入! 自動操縦 切!)
フッセンペッパー機長「Little bit of this, little bit of that!」
(微々たるこれ 微々たるあれ)
フッセンペッパー機長「Now do you like munchies?」
(おやつ好きぃ?)
フッセンペッパー機長「I wonder where lunch is??」
(弁当はまだかのう)
フッセンペッパー機長「1 2, 3 4, 5 6!」
(1 2、 3 4、 5 6)
フッセンペッパー機長「Always give it your best!」
(日々是精進)
フッセンペッパー機長「In the old days I was a hero but look at me, I'm learning just how to fly.」
(むかしはわしもヒーローだったんじゃが 今は飛び方忘れちゃってのう)
フッセンペッパー機長「I'm still wondering, when we get to rest, I'm hungry, I'm sleepy, don't wanna die.」
(いつになったら休めるのかのう ハラへったのう ねむいのう 死にたくないのう)
0052名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 22:22:07.35ID:???
フッセンペッパー機長「That was gooder than good! Congratulations!!」
(グッドよりグッダーでしたぞ!おめでとう!)
ラミー「Thank you!! I'm in a hurry! Need to move on!」
(サンキュ!時間がないんで、行きます!)
0054名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 22:55:33.05ID:???
パラッパ「Hey Katy, I heard you started a band.」
(ねえケイティ、バンド組んだんだって?)
ケイティ「Uh huh, It's a great band!」
(そうよぉ。かなり、いい感じだよ。)
PJベリー「Can't we help?」
(なんか手伝わしてよ。)
サニー「Yeah, we'd love to help.」
(やるやる!)
ケイティ「Hmm...It'd be nice if Sunny can design our costumes.」
(そうね、じゃあサニーには衣装をデザインしてもらおうかな)
ケイティ「Parappa, you can help us carry the equipment, buy snacks, and give us foot massages.」
(パラッパ、あんたは楽器を運んだり、お菓子買ってきたり、マッサージしたり。)
パラッパ「Sure. Like always.」
(ああ、いつも通りってことね。)
パラッパ「What about you PJ?」
(PJはどうする?)
PJベリー「I'll have a chocolate frosty and cherry pie.」
(じゃあ、チョコ・フロスティとチェリーパイおねがいします。)
パラッパ「No no no, I'm talking about katy's live show. What are you gonna do?」
(ちがうっつの!ケイティのライブショーのとき、どうするか聞いてんの!)
PJベリー「Oh. Then I'll have six chocolate frosties」
(ああ、そしたら、チョコ・フロスティ6個と、)
PJベリー「and a large cherry pie.」
(チェリーパイを特盛りでおねがいします。)
0055名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 23:12:26.18ID:???
パドル隊長「Uh yes, welcome to the fire.」
パラッパ「はるばる来たぜ 火事現場」
パドル隊長「This has been my long desire.」
パラッパ「こんな現場に出てみたかったんだナ!」
パドル隊長「Come, help me put this out.」
パラッパ「ほれ、消火するの手伝って」
パドル隊長「Bring it down without a doubt.」
パラッパ「つべこべ言わずに消すんだナ」
パドル隊長「Lookin up high I see all the smoke, you better help me put this out without a choke.」
パラッパ「空を見上げりゃケムリがいっぱい リラックスしてしっかり手伝え」
パドル隊長「Push the button, and just pull the chain. Then out comes heavy pouring rain.」
パラッパ「ボタンを押し チェイン引き そうすりゃここらは どしゃ降りだ」
0056名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 23:24:25.85ID:???
(Having fun,)
(楽しんで)
パドル隊長「Squirt it down lower, Squirt it up high.」
パラッパ「低めにジャー 高めにジョー」
(With the funk,)
(ノリノリで)
(Having fun,)
(楽しんで)
パドル隊長「Squirt it to the left, and squirt it to the right.」
パラッパ「左にジャー そんで右にジョー」
(With the funk,)
(ノリノリで)
バドル隊長「Slam the water smack right on the fire, extinguish the flame cuz that's my desire.」」
パラッパ「水をどんぴしゃ 炎にあてろヨ 消火活動 そいつが生きがい」
バドル隊長「Come on now, the fire's almost out, then you're on your way just leave and go about.」
パラッパ「もうちょいで消えるぞ そうすりゃおまえは自由の身」
0057名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 23:35:39.62ID:???
パドル隊長「We be on a role, puttin on a show, letting people know we jam together.」
パラッパ「ノリノリでやってやろう ジャムるってこと教えてやろうぜ」
パドル隊長「Give it all you got with all your might, you better not go down without a fight.」
パラッパ「力いっぱいリキを出せ 戦う前に負けるなよ」
パドル隊長「Lookin up high I see all the smoke, you better help me put this out without a choke.」
パラッパ「Lookin up high I see all the smoke, you better help me put this out without a choke.」
パドル隊長「Push the button, and just pull the chain. Then out comes heavy pouring rain.」
パラッパ「Push the button, and just pull the chain. Then out comes heavy pouring rain.」
0058名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 23:44:54.38ID:???
(Having fun,)
パドル隊長「Squirt it down lower, Squirt it up high.」
パラッパ「Squirt it down lower, Squirt it up high.」
(With the funk,)
(Having fun,)
パドル隊長「Squirt it to the left, and squirt it to the right.」
パラッパ「Squirt it to the left, and squirt it to the right.」
(With the funk,)
パドル隊長「Slam the water smack right on the fire, extinguish the flame cuz that's my desire.」
パラッパ「Slam the water smack right on the fire, extinguish the flame cuz that's my desire.」
パドル隊長「Come on now, the fire's almost out, then you're on your way just leave and go about.」
パラッパ「Come on now, the fire's almost out, then you're on your way just leave and go about.」
パドル隊長「Uh yes, welcome to the fire.」
パラッパ「Uh yes, welcome to the fire.」
パドル隊長「Fire's out, I'm not a liar.」
パラッパ「火は消えたんだナ うそじゃないんだナ」
パドル隊長「Time for lunch, yeah, I'm outta here.」
(メシの時間なんだナ お先〜、なんだナ)
0059名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/24(月) 23:51:06.40ID:???
パドル隊長「OK, that was pretty good. You can go through now.」
(オーケー。よかったんだナ もういってもいいよ)
パラッパ「Hooo yeah!!」
(やりィ!)
0061名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 21:27:26.30ID:???
フッセンペッパー機長「That was some adventure, ey?」
(ちょっとした冒険だったのう?)
フッセンペッパー機長「Here, take this with you on your next challenge.」
(ほれ、次の冒険のためにこれを持っていきなさい。)

"wah wah"

ラミー「Thanks.」
(ありがとうね!)
ラミー「Aagh!」
(うわ!)
ラミー「I only have 3 more minutes!」
(あと3分だわ!)
ラミー「But I'm close enough now. Thanks, sir!」
(でももうちょっとで着く!ありがとうね!)
0062名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 21:31:15.34ID:???
ラミー「Guitar!」
(ギター!)
ラミー「My guitar!!」
(あたしのギター!)
ラミー「Where did I put it?!」
(どこに置いてきちゃったっけ!?)
ラミー「Oooh noooo!」
(やっばー!)
ラミー「I left it on the plane!」
(飛行機の中だ!)
ラミー「I gotta get me a guitar...」
(どっかでかわりの、見つけなくちゃ…)
ラミー「Hey! There's one!」
(あ!あった!)
0063名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 21:50:59.07ID:???
チャック店長「May I help you?」
(らっしゃい)
ラミー「Yeah, uhmmm, I'm looking for, for a guitar.」
(ええ、うーんと、ギターがほしいんすけど。)
チャック店長「What kind?」
(どげな?)
ラミー「Well, umm..a cool one, with awesome sound and has」
(えーと、かっちょよくて、いい音が出て、)
ラミー「reclining seats, power-steering, and dual airbags...」
(リクライニングシートで、パワステと、デュアルエアバッグと)
チャック店長「I don't have time for jokers.」
(バカこくでねーぞ。)
ラミー「No, I'm sorry.」
(す、すいません。)
ラミー「I just want one that's cool and cheap,」
(あたしがほしいのは、安くて、かっこよくて、)
ラミー「and of course the sound quality's gotta be superior.」
(もちろん音はサイコーなヤツっていうか。)
チャック店長「Oooh, a greedy girl, ain't ya?」
(あー、欲ばりな娘ッコだなや?)
ラミー「Oh please,」
(お願い!)
ラミー「I'll do anything, anything, Please!」
(なんでもしますから!お願いします!)
0064名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/25(火) 21:56:10.50ID:???
チャック店長「Anything?」
(なんでも?)
ラミー「Uh huh?」
(ええ、まあ。)
ラミー「Woooo!」
(ウワーッ!)
ラミー「Help! Go away!」
(たすけてー!)
チャック店長「You said anything, didn't ya?」
(おめ。なんでもするっていったべ?)
ラミー「Aaaaaaaagh!」
(あああああああああああー!)
チャック店長「C'mon, let's make a guitar.」
(カモン、ギターさこさえるべ。)
ラミー「Eh, but..but I don't exactly have the time.」
(んあ?だけど時間ないんスけど?)
『Casino here, Casino there, Casino in my hair.』
(カジノ ヒアー、 カジノ ゼアー、 カジノ イン マイ ヘアー)
ラミー「Yeah! My guitar is in my mind.」
(そうだわ!ギターがあるかぎり!)
ラミー「Leave it to Lammy!」
(ラミーにおまかせ!)
0065名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/25(火) 22:06:42.29ID:???
チャック店長「Get up turn your chainsaw on.」
(準備すれ チェインソーさ火入れろ)
「(ラミーギターパート)」
チャック店長「Power off, power on.」
(電気オフ 電気オン)
チャック店長「Now let's start with this tree here.」
(そんじゃ この木からはじめるっぺ)
チャック店長「Low gear, high gear.」
(ローギア ハイギア)
チャック店長「Come on hurry, hurry hurry hurry, hurry hurry, (ha ha!)」
(ほれほれ やるべ やるべ やるべ やるべ)
チャック店長「No need to worry, worry the tree gonna grow back surely, (ha ha!)」
(心配いんね 木はまたはえてくるって)
チャック店長「All I wanna hear is you've come over here, There's no foolin around with deers」
(肝すえてやれよ 鹿と遊んでるヒマはねぞ)
チャック店長「Chop all of them down every single one down, Because we're gonna make a guitar with all the timber around.」
(ぜんぶ切れ みんな切れ 極上ギターを作るんだべ!)
チャック店長「NEVER USE JOE CHIN'S CHAINS FOR THEM」
(だどもジョー・チンのチェインは使っちゃなんねえ)
0066名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 22:16:54.63ID:???
チャック店長「Rockin to the beat of the sun, 」
(おてんとさんのビートにゆられ)
チャック店長「Chopping trees down for the fun.」
(極楽気分で木を切るべ)
チャック店長「We gonna make a good guitar,」
(特上ギターを作るんだべ!)
チャック店長「by givin all you got.」
(肝すえてやるぞ)
チャック店長「Come on girl,」
(行くど チミ)
チャック店長「Hurry it up girl.」
(急げ チミ)
チャック店長「OK, turn it down, turn it up.」
(よっしゃ 下さ向けて 上さ向けて)
チャック店長「Make sure batteries are charged up!」
(バッテリーはチャージさしとけ)
チャック店長「Give it all you got, every little muscle that you got inside your little bo, body!」
(おめの小っさなからだの筋肉さ ぜんぶ使いきれ)
チャック店長「I don't wanna hear that you got no time or you're in a hurry to your gig gig, gig.」
(時間がねえとか、行かなきゃなんねとか聞きたくねんだ)
チャック店長「All I wanna hear is you've come over here, There's no foolin around with deers.」
(肝すえてやれよ 鹿と遊んでるヒマはねぞ)
チャック店長「Chop all of them down every single one down, Because we're gonna make a guitar with all the timber around.」
(ぜんぶ切れ みんな切れ 極上ギターを作るんだべ!)
チャック店長「NEVER USE JOE CHIN'S CHAINS FOR THEM NO!」
(だどもジョー・チンのチェインは使っちゃなんねえ)
0067名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 22:22:19.85ID:???
チャック店長「Jammin, hard slammin, loud banging.」
(ジャムさこいて スラムして ハメはずせ)
チャック店長「Rockin rollin all night long.」
(夜通し ラケンロールだべ)
チャック店長「Now that we come so far,」
(思えばとおくへ来たもんだ)
チャック店長「Tell me just who you are,」
(チミはいったい誰なんだ)
チャック店長「Are you my shining star?」
(オイラの輝く星なのか)
チャック店長「Let me see your guitar.」
(ギターを見せてくれないか)
0068名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/25(火) 22:25:24.23ID:???
チャック店長「Hmmm I'm impressed! You can move on now.」
(ん〜 やるでねか 先行け)
ラミー「Yeah! I really need to move on!」
(やり! 先行かなきゃ!)
0070名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/25(火) 22:51:26.25ID:???
サニー「How's this?」
(これ、どう?)
パラッパ「Wow! That's cool!」
(いいじゃん!)
パラッパ「Can I see it from the side?」
(横からも見してよ。)
パラッパ「Hey, that's really nice.」
(やせて見えるね!)
PJベリー「How about this?」
(これはどうかな)
PJベリー「This is called 'The Yummy Yummy Beef Stage'」
(名づけて「うまうまビーフステージ」)
PJベリー「Do you like?」
(いいでしょ?)
パラッパ「Hmmm...」
(むむう。)
サニー「I think it needs to be a little more girl-like.」
(なんかこう、もうちょっと女のコっぽい方がいいんじゃない?)
PJベリー「Like bite-size beef?」
(ひと口サイズ・ビーフとか?)
パラッパ「Well, can't we just stay away from beef?」
(つーか、ビーフとかじゃなくってさ!)
PJベリー「OK.Pork.」
(んじゃあ、ポークで。)
0071名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/25(火) 23:05:45.12ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Ma ma ma ma, ma ma ma ma」
パラッパ「マママママ…」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Pa pa pa pa, pa pa pa pa」
パラッパ「パパパパパ…」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Gimme some milk, gimme some food.」
パラッパ「ミルクをくれ 食いもんくれ」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Gimme the car, one dat goes voom!」
パラッパ「あのブーンっちゅう クルマくれ」
0072名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/25(火) 23:10:52.96ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I need to potty, or yes I'll be naughty.」
パラッパ「オシッコしたいなあ!じゃないとグレるよ」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Somebody hold me tight somebody hug me.」
パラッパ「だってこして ムギュウしてよ」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Ma ma ma ma,....」
パラッパ「ママママ…」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Pa pa pa pa....」
パラッパ「パパパパ…」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Somebody come over quick,」
パラッパ「誰か早くきて」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I'm gonna start a trick!」
パラッパ「いたずらしちゃうぞ」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Here I go,」
パラッパ「さあ、行くよ!」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Didn't you know?」
パラッパ「知らなかったの?」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I am a kid,」
パラッパ「ボクはね」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「With no control.」
パラッパ「すっごい悪ガキなんだ」
0073名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 23:15:57.41ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I think I'm wet.」
パラッパ「おしりぬれてるみたい」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I think you're next.」
パラッパ「次はあんたみたい」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I need to go you know,」
パラッパ「もうヤバいかも もうガマンむり」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Can't hold much longer you know.」
パラッパ「あとどんだけガマンできるかもうわかんない」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Are you the person who's name's Parappa Rappa?」
パラッパ「あんたはパッパラパーとかって人だっけ?」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Or was it Ma ma ma....」
パラッパ「それともママ#$%^&!だっけ?」
0074名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 23:18:46.03ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
パラッパ「早いとこ寝かしつけちゃってネ!」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Hey hey Papa, don't you think I'm good?」
パラッパ「ねえねえ パパ おりこうだったでしょ」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Now can I please have my food?」
パラッパ「そろそろマンマ食べてもいい?」
0075名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 23:22:40.13ID:???
ピラー婦長「Now put these kids to sleep, will ya!?」
(早いとこ寝かしつけちゃってネ!)
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Papa can I have the toy makes the sound?」
パラッパ「パパ あのヘンな音の出るオモチャほしい」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「Mama can I have the food that taste good?」
パラッパ「ママ あのおいしいマンマちょうだい」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I need to go to bed for real mama.」
パラッパ「もうホントにネンネしたいよママ」
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「But buy a toy for me before papa.」
パラッパ「でもそのまえにパパ あのオモチャだけは買ってね」
0076名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/25(火) 23:26:04.22ID:???
ピラー婦長が抱いている赤ちゃん「I'll shut up now. I'm sleepy...Zzz」
(もう寝る ムニャムニャ)
パラッパ「That was pretty good! Nighty night little guys. 」
(結構やるじゃん おやちゅみチビちゃんたち)
0078名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 21:40:09.61ID:???
チャック店長「Here! You can have this, too!」
(ほれ、これも持ってげ!)

"distortion"

ラミー「Thank you!」
(サンキュ。)
ラミー「Aagh!」
(ンガーッ!)
ラミー「2 more minutes and I'm history.」
(あと2分でオシマイだあ!)
0079名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 21:49:32.82ID:???
ラミー「Aaaaagh!」
(グワーッ!)
ラミー「Phew. It was a dream.」
(フーッ!夢かあ。)
ラミー「Am I dead?」
(もしかして、あたしって死んでる?)
ラミー「Is this hell?」
(これって地獄?)
ラミー「If I'm dead, then the game's over!」
(あたしが死んだってことは、ゲームオーバーってこと?)
ラミー「What a stupid game!!」
(なんてクソゲーなのかしら!)
支配人「Oh, there's the guitarist! Come on, hurry! Hurry!」
(あー、いたいた、ギタリストだろ?急いで急いで!)
支配人「We need you out there!」
(さがしてたんですよ!)
ラミー「Huh?」
(へ?)
支配人「Not yet! Not yet!」
(まだ早い!早い!)
0080名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 22:00:07.66ID:???
テリヤキヨーコ「Who do you think you are, coming in this late?」
(おそかったわね!どういうつもりなのアンタ!)
テリヤキヨーコ「Don't underestimate me just cuz I'm an idol!」
(あたしが超かわいいアイドルだからってなめてんじゃないわよ!)
支配人「C'mon, it's time to do it!」
(はじまりまーッス!)
テリヤキヨーコ「I'm gonna kill you!」
(なめてると殺すわよ!)
ラミー「Eh, I think I'm dead already.」
(ていうか、もう死んでんですけど。)
テリヤキヨーコ「Then I'll put you back to life!」
(じゃあ、生き返らせるわよ!)
ラミー「Really? Can you really do that?」
(マジ?そんなことできるんスか?)
テリヤキヨーコ「Yeah, only if you play right! Come on!」
(ちゃんとプレイできたらね。いくよ!)
ラミー「Yeah, that's right. My guitar is in my mind.」
(うん、わかった!ココロにギターがあるかぎり!)
ラミー「Leave it to Lammy!」
(ラミーにおまかせ!)
テリヤキヨーコ「Here we go, everyone!」
(ヒャリゴーェビワン!)
テリヤキヨーコ「One! Two! Three! Four!」
(ワン!トゥー!スリー!フォー!)
0081名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 22:11:31.17ID:???
テリヤキヨーコ「I know you're the wild and violent flame.」
(はげしくってワイルドすぎるあなた)
「(ラミーギターパート)」
テリヤキヨーコ「I still, smell your smoke and I can't play straight with your game.」
(あたしをあなたのゲームのワナにはめたいのね?)
テリヤキヨーコ「That doesn't mean, that I am yours, I'm not alone, I'm not a fool, I have a lot to give.」
(でもあたしは待ってるばかりの女じゃないのよ)
テリヤキヨーコ「In any case, it's up to you, if you can show, that you can give more than I got to give.」
(あれもこれもすべてはあなた次第だわ)
テリヤキヨーコ「It might be you, or maybe you, my mind is jumping back and forth and up and down.」
(誰にしようかな あたしまだ迷ってる)
テリヤキヨーコ「Somebody come and rescue me, before an angel comes to take me round and round.」
(助けにきてほしいの 天使が来る前に)
テリヤキヨーコ「I only wanted you to, come over here, 'cuz I can think of something for me and you to do.」
(はやくきて あなたのことばかり考えてる)
テリヤキヨーコ「If I can have another, another dream, the devil would come back to pick me up with you」
(悪魔がどこかにふたりを連れてってくれたらいいのに)
0082名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 22:23:52.06ID:???
テリヤキヨーコ「I wanna be wanna be a girl, that has a lot to give, never caught alone, never shedding tears.」
(涙なんていらない そんな女のコになりたいわ)
テリヤキヨーコ「So I need a man, that really understands every little thing and knows my fears.」
(わたしはいつでも恋人募集中)
テリヤキヨーコ「It might be you, or maybe you, my mind is jumping back and forth and up and down.」
(誰にしようかな あたしまだ迷ってる)
テリヤキヨーコ「Somebody come and rescue me, before an angel comes to take me round and round.」
(助けにきてほしいの 天使が来る前に)
テリヤキヨーコ「I only wanted you to, come over here, 'cuz I can think of something for me and you to do.」
(はやくきて あなたのことばかり考えてる)
テリヤキヨーコ「If I can have another, another dream, the devil would come back to pick me up with you」
(悪魔がどこかにふたりを連れてってくれたらいいのに)
テリヤキヨーコ「Oh I do hope that the, that the time comes.」
(かなり かなり かなり来てほしい)
テリヤキヨーコ「Time has come for me to, me to have fun.」
(これが幸せタイム)
テリヤキヨーコ「I'm talking bout a lot of fire.」
(火がついて)
テリヤキヨーコ「I'm talking 'bout no getting tired.」
(止まらない)
テリヤキヨーコ「Forever and ever.」
(いつまでもいっしょに)
テリヤキヨーコ「Together forever.」
(永遠に)
0083名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 22:31:56.14ID:???
テリヤキヨーコ「You were just as I expected. Really good.」
(期待通りね よかったわよ)
ラミー「Thanks! That's what I do best!」
(ありがと!まかしてよ!)
0085名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/26(水) 22:51:28.00ID:???
パラッパ「How's everything going?」
(調子どう?)
ケイティ「Good. How about you guys?」
(いいわよ!そっちはどう?)
サニー「Great. Look at this.」
(バッチシよ。これ見て。)
パラッパ「Hey hey, Hey hey hey.」
(ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとさ。)
パラッパ「So what are the other members of the band like?」
(バンドのほかのメンバーってどんな人たち?)
ケイティ「Umm, The drummer, Ma-san's get a very strong arm.」
(そうねえ。ドラマーのマーさんは怪力ね。)
ケイティ「She's stronger than your average man.」
(そこらへんの男には負けないわよ。)
ケイティ「The guitarist's name is Lammy.」
(ギタリストは、ラミー。)
ケイティ「She really really grabs the stage head on.」
(ステージでは誰も彼女にかなわないわね。)
ケイティ「They'll be here soon.」
(もうすぐここに来るはずよ。)
パラッパ「Oh...We gotta go soon so..ummm...」
(あーそうだ このあと別件がアレなんで。)
パラッパ「Maybe some other time.」
(先に行かなきゃ……)
0086名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/26(水) 23:05:01.12ID:???
フッセンペッパー機長「Set up the flaps, turn the lights, fasten your seat belts, for the fight!」
パラッパ「ハネを出し ライトを点け ベルトをしめて 戦闘準備だ」
フッセンペッパー機長「Get up in the morn, run around the track! Show me what you got. Soldier!」
パラッパ「5時起床!全力疾走!力を見せい!ソルジャー!」
フッセンペッパー機長「Did I eat my drink??」
パラッパ「飲みもの食べちゃったけの?」
フッセンペッパー機長「I thought milk was pink??」
パラッパ「牛乳ってピンクじゃったけの?」
フッセンペッパー機長「Auto pilot on, auto pilot off!」
パラッパ「自動操縦 入! 自動操縦 切!」
フッセンペッパー機長「Little bit of this, little bit of that!」
パラッパ「微々たるこれ 微々たるあれ」
フッセンペッパー機長「Just gimme your munchies」
パラッパ「おやつちょうだい」
フッセンペッパー機長「I wonder where lunch is??」
パラッパ「弁当はまだかのう」
フッセンペッパー機長「Wear your bullet proof vest!」
パラッパ「防弾チョッキ装着!」
フッセンペッパー機長「Always give it your best!」
パラッパ「日々是精進!」
フッセンペッパー機長「I'll miss my train..」
パラッパ「You'll miss your train」
フッセンペッパー機長「I'll miss my brain..」
パラッパ「May I help you?」
0087名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/26(水) 23:15:06.48ID:???
フッセンペッパー機長「Set up the flaps, turn the lights, fasten your seat belts, for the fight!」
パラッパ「Set up the flaps, turn the lights, fasten your seat belts, for the fight!」
フッセンペッパー機長「Get up in the morn, run around the track! Show me what you got. Soldier!」
パラッパ「Get up in the morn, run around the track! Show me what you got. Soldier!」
フッセンペッパー機長「Bring all the food and the drinks all for me.」
パラッパ「食べ物とドリンクぜ〜んぶちょうだい」
フッセンペッパー機長「I want some apples and blueberries to eat.」
パラッパ「リンゴとブルーベリーが食べたいのう」
フッセンペッパー機長「You think I'm old, you think I'm cold, I may be bold, you're right, I never had the gold!」
パラッパ「老で豪快で冷たいって?まさに!かっこは悪いんだ」
フッセンペッパー機長「But I don't care, even if I don't have hair, the only thing that matters in life's to take care!」
パラッパ「毛がなくなったってしっかり生きていく方が大切なのだ」
フッセンペッパー機長「I'll miss my train..」
パラッパ「You'll miss your train」
フッセンペッパー機長「I'll miss my brain..」
パラッパ「May I help you?」
0088名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/26(水) 23:23:44.73ID:???
フッセンペッパー機長「Throttle up, flaps down!」
パラッパ「スロットルをあげろ ハネを下げろ」
フッセンペッパー機長「Power up, gears down!」
パラッパ「パワーアップだ 車輪を出せ!」
フッセンペッパー機長「I'm losing beats.」
パラッパ「いかん!脈が…」
フッセンペッパー機長「I want my sheets.」
パラッパ「シーツがほしいのう」
フッセンペッパー機長「Auto pilot on, auto pilot off!」
パラッパ「Auto pilot on, auto pilot off!」
フッセンペッパー機長「Little bit of this, little bit of that!」
パラッパ「Little bit of this, little bit of that!」
フッセンペッパー機長「Just gimme your munchies」
パラッパ「Just gimme your munchies」
フッセンペッパー機長「I wonder where lunch is??」
パラッパ「I wonder where lunch is??」
フッセンペッパー機長「Wear your bullet proof vest!」
パラッパ「Wear your bullet proof vest!」
フッセンペッパー機長「Always give it your best!」
パラッパ「Always give it your best!」
フッセンペッパー機長「Do you think that I'm old enough to fly, I don't know son, I just wanna try. 」
パラッパ「もうボク飛んでもいい年かなあ わからんけど やってみたいんじゃ」
フッセンペッパー機長「I'm still wondering, when I die, I hope I get to eat I hope I don't cry.」
パラッパ「最後まで 泣かないで ごはんが食べられたら うれしいなあ」
0089名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/26(水) 23:31:30.86ID:???
フッセンペッパー機長「That was gooder than good! Congratulations!!」
(グッドよりグッダーでしたぞ!おめでとう!)
パラッパ「Check that out! It's my lucky day!」
(やった!ついてるぅ!)
0091名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 22:50:35.52ID:???
テリヤキヨーコ「Alright.」
(オーライ。)
テリヤキヨーコ「This is the supersonic transportation device,」
(これが、超音波物質転送装置なの。)
テリヤキヨーコ「and it will send you back where you came from.」
(これでアンタが来た世界に返してあげるわ。)
ラミー「Eh...OK.Cool.」
(ふーん、そう。いいじゃない。)
ウラミー「Phew! Is the show over?」
(フガッ!ライブ終わっちゃった?)
ウラミー「So you're the one who took my job!」
(あたしの仕事をとったのアンタね。)
ウラミー「My watch is broken,」
(あたしの時計が狂っているのも、)
ウラミー「my guitar strings broke, my costume has wrinkles,」
(ギターの弦が切れてるのも、衣装がクシャクシャなのも、)
ウラミー「and I don't get any message on my beeper.」
(ポケベルに誰からもメッセージが来ないのも、)
ウラミー「all because of YOU!」
(みーんなアンタのせいだね!)
ラミー「Say what?」
(なんて?)
ウラミー「Let's see who's the better guitarist!」
(どっちがいいギタリストなのか わからせてあげるわ 勝負しなさいよ)
ラミー「Eh, I'm really in a hurry. Maybe some other day!」
(え?ゴメン。今、急いでるの!また、今度ね!)
ウラミー「Hey wait! Get back here!」
(ちょっとォ!待ちなさいよォ!)
0093名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/27(木) 22:56:09.47ID:???
ケイティ「Hey, check this out! "Live In Concert - MILKCAN"」
(ねえ、見てー!「ライブ決定!ミルクカン」)
ケイティ「That's us.」
(これってあたしたちよ!)
マーさん「It looks great!」
(やったネ!)
ラミー「Bu-bu-bu-but that's right around the corner!」
(でででででも、これって、もうすぐじゃない、これ!)
ケイティ「Uh huh, that's why we have to get going right now.」
(そうよ!だから急いで準備しなくちゃ!)
0094名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/27(木) 23:01:11.13ID:???
ケイティ「How does this look?」
(これ、どうかなあ?)
マーさん「whatever...」
(いいかもネ〜。)
ケイティ「Hmm.. Well, Uh... What about this one?」
(んー、でもなあ、こっちはどうかなあ?)
マーさん「whatever...」
(い〜いかもネ〜。)
ケイティ「But this kind of makes me look heavy.」
(ていうかこういうの太ってみえるのよね!)
ケイティ「You think this one's better?」
(どっちがいいと思う〜?)
「whatever...」
(いいかもネ〜。)
ケイティ「Lammy, that's it!!」
(ラミー、それで行きなよ!)
0095名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:05:53.68ID:???
ケイティ「Hmmm... How do you make a poster?」
(ポスターどうしよっか?)
ケイティ「The band's logo's gotta be really big.」
(バンドのロゴはでっかく入れたいよね?)
ラミー「Ummm.. My picture doesn't have to stand out.」
(あたしの写真は、目立たないカンジで。)
ケイティ「Oh, come on!」
(なに言っているのよ!)
マーさん「Can I put my father's shop's ad on it?」
(お父さんの店の広告入れていい?)
0096名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:13:52.36ID:???
ラミー「Oh, I'll bet ther're all here!」
(みんな待ってんだろうなあ!)
ラミー・ケイティ・マーさん「I'm really really sorry! I got caught up in a lot of mess!」
(おそくなってゴメン!いろんなことに巻き込まれちゃって!)
ケイティ「OK. this is it. Are you OK?」
いよいよネ。ラミー、大丈夫?)
ラミー「Oh yeah. MILKCAN is always on my mind.」
(バッチシかも ココロにミルクカン!てことで)
ラミー・ケイティ・マーさん「Leave it to MILKCAN!」
(ミルクカンにおまかせ!)
0097名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/27(木) 23:24:23.99ID:???
ケイティ・ラミー「Nooooo cuttin' corners.」
(もうせいいっぱい)
ケイティ・ラミー「She's on the border, nooooow!」
(でも近道は ない)
ケイティ「No shedding tears,」
(ナミダは禁物ね)
「(ラミーギターパート)」
ケイティ「Goal is real near.」
(ゴールはもうすぐ)
ケイティ「Trying to shift,」
(ギアはトップに)
ケイティ「Into gear.」
(シフトしなくちゃね)
ケイティ「That's when I see you comin',」
(そんなとき ナニカが来て)
ケイティ「Prevent me from running.」
(行くての 邪魔をする)
ケイティ「Get up get up trying to psych myself.」
(せいいっぱい気合をいれよう)
ケイティ「Cuz it doesn't work with no one else.」
(だれも手なんてかしてくれないわ)
ケイティ「All of this hype all around,」
(わたしのまわりは いつもドタバタ)
ケイティ「Seems like a waste of time.」
(遠回りしている気もするわ)
0098名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:31:42.52ID:???
ケイティ「From uptown, to midtown, trying to get downtown.」
(あの町、この町通って、その町まで行きたいだけ)
ケイティ「But I'm not getting close, I'm just running running round.」
(でも近づかない グルグルまわってるだけ)
ケイティ「Always at my best.」
(いつだって力いっぱい)
ケイティ「Giving it my best.」
(ベストをつくして)
ケイティ「I don't need no rest.」
(休憩なんていらないわ)
ケイティ「It's my test now!」
(ここがフンバリどころ)
ケイティ「And I'm in a beat,」
(わたしのビートは)
ケイティ「That's very unique.」
(マネできない)
ケイティ「and I know that I,」
(わたしは走る)
ケイティ「I'm running for me.」
(自分のため)
ケイティ「Got to move,」
(さあ 行かなくちゃ)
ケイティ「With the groove.」
(グルーブにのって)
ケイティ「I got to go on,」
(さあやろう)
ケイティ「I got to move on,」
(さあいこう)
ケイティ「I got to get on.」
(ぶっとばそう)
0099名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:39:14.91ID:???
ケイティ・ラミー「Nooooo cuttin' corners.」
(もうせいいっぱい)
ケイティ・ラミー「She's on the border, nooooow!」
(でも近道は ない)
ケイティ「I'm facing all the problems that'll get me,」
(目の前にいつもトラブル)
ケイティ「Cuz I don't really wanna spend the time see.」
(かかわってるヒマはないわ)
ケイティ「All of this hype all around,」
(わたしのまわりは いつもドタバタ)
ケイティ「Seems like a waste of time.」
(遠回りしているって 気もするわ)
ケイティ「Let me tell you, let me give everybody a little something.」
(ちょっとみんな聞いてよ いい?)
ケイティ「In life you just can't get going around cutting corners!」
(どこをさがしたって近道なんてないのよ)
0100名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:40:08.72ID:???
ケイティ「Always at my best.」
(いつだって力いっぱい)
ケイティ「Giving it my best.」
(ベストをつくして)
ケイティ「I don't need no rest.」
(休憩なんていらないわ)
ケイティ「It's my test now!」
(ここがフンバリどころ)
ケイティ「And I'm in a beat,」
(わたしのビートは)
ケイティ「That's very unique.」
(マネできない)
ケイティ「and I know that I,」
(わたしは走る)
ケイティ「I'm running for me.」
(自分のため)
ケイティ「Got to move,」
(さあ 行かなくちゃ)
ケイティ「With the groove.」
(グルーブにのって)
ケイティ「I got to go on,」
(さあやろう)
ケイティ「I got to move on,」
(さあいこう)
ケイティ「I got to get on.」
(ぶっとばそう)
ケイティ・ラミー「Nooooo cuttin' corners.」
(もうせいいっぱい)
ケイティ・ラミー「Nooooo cuttin' corners.」
(もうせいいっぱい)
ケイティ・ラミー「She's on the border, nooooow!」
(でも近道は ない)
0101名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:45:40.09ID:???
ケイティ「Alright, Wasn't that a groove?」
(やった みんなノッてる?)
ケイティ「Thanks everyone!」
(みんなありがとう)
ラミー「Yup! Who's my next challenger??」
(だね 次の挑戦者は誰?)
0104名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/27(木) 23:58:19.64ID:???
パラッパ「We want an instrument that fits us right!」
(オレたちのピッタリの楽器えらんでくんない?)
パラッパ・PJベリー「Rock'n Roll!」
(ラケンロール!)

パラッパ「...and one, two, three, four!」
(ワン、トゥー、スリー、フォー!)
パラッパ「Wai-wai-wait a minute!」
(ちょ、ちょ、ちょっとさ、)
パラッパ「That doesn't sound like Rock'n Roll!」
(ロックってこんな感じだっけ?)
PJベリー「Cuz you played it funny.」
(ていうか、あんたヘタすぎ)
PJベリー「Now it's my turn.」
(こんどはボクが、ソロやるわ。)
0105名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/28(金) 00:10:48.13ID:???
テリヤキヨーコ「I still feel and smell your smoke, And I can not play, straight with your game!」
パラッパ「あなたのゲームにはまったわけじゃないのよ」
テリヤキヨーコ「'Cuz I know that you're gonna behave, like a child from the world way up above!」
パラッパ「だって あなたってまだまだ子供みたい」
テリヤキヨーコ「In any case, it's all up to you, If you can just show me just what you can do!」
パラッパ「あなた次第なのよ いったいどこまでできるの?」
テリヤキヨーコ「I sure hope that you ain't no bluff, I've seen many, many of those, I've had enough!」
パラッパ「ハッタリはもう 見飽きたわ」

テリヤキヨーコ「Somebody come and rescue me quick, Or I'm gonna be the angel's next pick!」
パラッパ「助けにきてくれるかしら 天使が来る前に」
テリヤキヨーコ「You don't wanna see me get hurt, The angel’s very mean to me, that's for sure!」
パラッパ「天使はいつもあたしにつらくあたるの」
テリヤキヨーコ「If I can have, have another wish, I want the devil to join my next dish!」
パラッパ「こんなことなら悪魔とデートでもしちゃおうかな」
テリヤキヨーコ「But if I can't have another one, I'll turn my back, and go on the run!」
パラッパ「それともいっそどこかへ消えちゃおうかな」
0106名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/28(金) 00:14:36.78ID:???
テリヤキヨーコ「In any case, it's all up to you, If you can just show me just what you can do!」
パラッパ「In any case, it's all up to you, If you can just show me just what you can do!」
テリヤキヨーコ「I sure hope that you ain't no bluff, I've seen many, many of those, I've had enough!」
パラッパ「I sure hope that you ain't no bluff, I've seen many, many of those, I've had enough!」
テリヤキヨーコ「Somebody come and rescue me quick, Or I'm gonna be the angel's next pick!」
パラッパ「Somebody come and rescue me quick, Or I'm gonna be the angel's next pick!」
テリヤキヨーコ「You don't wanna see me get hurt, The angel’s very mean to me, that's for sure!」
パラッパ「You don't wanna see me get hurt, The angel’s very mean to me, that's for sure!」
テリヤキヨーコ「If I can have, have another wish, I want the devil to join my next dish!」
パラッパ「If I can have, have another wish, I want the devil to join my next dish!」
テリヤキヨーコ「But if I can't have another one, I'll turn my back, and go on the run!」
パラッパ「But if I can't have another one, I'll turn my back, and go on the run!」
0107名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/28(金) 00:17:47.18ID:???
テリヤキヨーコ「Time comes for me, for me to have fun!」
パラッパ「幸せタイムがはやくこないかな」
テリヤキヨーコ「But I don't like fun in the sun!」
パラッパ「でも 日のあたるところはいや」
テリヤキヨーコ「Talkin' 'bout no gettin tired,」
パラッパ「いつまでも」
テリヤキヨーコ「Staying close and in the fire,」
パラッパ「燃え上がり」
テリヤキヨーコ「Nonstop and never ending,」
パラッパ「もう誰にも」
テリヤキヨーコ「Always the strong defending!」
パラッパ「止められない」
0108名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/28(金) 00:24:50.22ID:???
テリヤキヨーコ「You were just as I expected. Really good.」
(期待通りね よかったわよ)
パラッパ「Thanks a lot! That was awesome!」
(ありがとう!よかった!)
0110名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/28(金) 23:54:47.13ID:???
パラッパ「We ended up buying a guitar!」
(ついにギター買ったゼ!)
DJベリー「That's cool.」
(かっちょええ〜。)
DJベリー「But it's a little too shiny.」
(でもちょっとピカピカすぎんじゃない?)
パラッパ「Yeah. And it needs to look a little more used.」
(言えてんね。使い込んだ感じがないっちゅうか。)
DJベリー「Uh huh. Let's make it dirty.」
(だねえ。ちっと、汚してみよっか。)
パラッパ「Cool!」
(かっちょええ〜!)
パラッパ「I'm gonna break a string right here.」
(ついでにこの弦とかも切ってみよ。)
DJベリー「That's awesome!」
(むちゃ、かっちょえ〜!)
DJベリー「It'd look better if I cut this part out a little bit.」
(さらに、このへん切るといいんじゃない?)
DJベリー「Now that's a guitar.」
(これぞギターでしょ!)
パラッパ「Are you sure??」
(マジで言ってる?)
0111名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/28(金) 23:59:31.27ID:???
パラッパ「We ended up buying a guitar!」
(ついにギター買ったゼ!)
PJベリー「That's cool.」
(かっちょええ〜。)
PJベリー「But it's a little too shiny.」
(でもちょっとピカピカすぎんじゃない?)
パラッパ「Yeah. And it needs to look a little more used.」
(言えてんね。使い込んだ感じがないっちゅうか。)
PJベリー「Uh huh. Let's make it dirty.」
(だねえ。ちっと、汚してみよっか。)
パラッパ「Cool!」
(かっちょええ〜!)
パラッパ「I'm gonna break a string right here.」
(ついでにこの弦とかも切ってみよ。)
PJベリー「That's awesome!」
(むちゃ、かっちょえ〜!)
PJベリー「It'd look better if I cut this part out a little bit.」
(さらに、このへん切るといいんじゃない?)
PJベリー「Now that's a guitar.」
(これぞギターでしょ!)
パラッパ「Are you sure??」
(マジで言ってる?)
0112名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/29(土) 00:07:53.37ID:???
ケイティ「Nooooo cuttin' corners」
(もうせいいっぱい)
ケイティ「She's on the border, nooooow.」
(でも近道は ない)
ケイティ「No time for tears,」
パラッパ「涙はいらない」
ケイティ「The goal is near,」
パラッパ「もうすぐゴール」
ケイティ「I'm trying to shift.」
パラッパ「ギアはトップに」
ケイティ「To a higher gear.」
パラッパ「シフトしなくちゃね」
ケイティ「That's when I see, all of ya comin'.」
パラッパ「そんなとき ナニカが来て」
ケイティ「Just to, prevent me from running.」
パラッパ「行くての 邪魔をする」
ケイティ「Facin' the problems that'll get me.」
パラッパ「目の前にいつもトラブル」
ケイティ「I don't wanna spend no time see.」
パラッパ「かかわってるヒマはないわ」
ケイティ「I guess all the hype I could handle」
パラッパ「大人になるのは」
ケイティ「Was taken care of yes, when I was little.」
パラッパ「とても大変なこと」
ケイティ「But let me give you, a word of advice, it sems like a waste of time but it's nice.」
パラッパ「でも ちょっと聞いてほしいの」
ケイティ「And in life, struggle will help you later, no cuttin' corners.」
パラッパ「苦労ってむくわれるもの 近道はないのよ」
0113名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/29(土) 00:17:22.69ID:???
ケイティ「And I'm in a beat.」
パラッパ「ビートにのって」
ケイティ「Cuz I got the moves.」
パラッパ「ノリノリで」
ケイティ「I don't need time to rest.」
パラッパ「休んでるひまはない」
ケイティ「You know I got the groove.」
パラッパ「グルーブにのって」
ケイティ「And I will give you my best.」
パラッパ「力いっぱい」
ケイティ「Running from east to west.」
パラッパ「西へ 東へ」
ケイティ「Got the moves y'all,」
パラッパ「ノリノリで」
ケイティ「Diggin' the groove y'all,」
パラッパ「グルーブにのって」
ケイティ「Hippity hop y'all,」
パラッパ「ヒップでホップで」
ケイティ「Tippity top y'all,」
パラッパ「ティップでトップに」
ケイティ「Go on.」
パラッパ「さあやろう」
ケイティ「Move on.」
パラッパ「さあ行こう」
ケイティ「Get on!」
(ぶっとばそう)
0114名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/04/29(土) 00:22:45.45ID:???
ケイティ「Nooooo cuttin' corners」
(もうせいいっぱい)
ケイティ「She's on the border, nooooow.」
(でも近道は ない)
ケイティ「Facin' the problems that'll get me.」
パラッパ「Facin' the problems that'll get me.」
ケイティ「I don't wanna spend no time see.」
パラッパ「I don't wanna spend no time see.」
ケイティ「All of this, hype from all around.
パラッパ「わたしのまわりは いつもドタバタ」
ケイティ「Seems like a waste of time with big sound.」
パラッパ「ドカーンと遠回りしてる気もするわ」
ケイティ「But let me give you, a word of advice, it sems like a waste of time but it's nice.」
パラッパ「But let me give you, a word of advice, it sems like a waste of time but it's nice.」
ケイティ「And in life, struggle will help you later, no cuttin' corners.」
パラッパ「And in life, struggle will help you later, no cuttin' corners.」
0115名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/29(土) 00:27:56.70ID:???
ケイティ「And I'm in a beat.」
パラッパ「And I'm in a beat.」
ケイティ「Cuz I got the moves.」
パラッパ「Cuz I got the moves.」
ケイティ「I don't need time to rest.」
パラッパ「I don't need time to rest.」
ケイティ「You know I got the groove.」
パラッパ「You know I got the groove.」
ケイティ「And I will give you my best.」
パラッパ「And I will give you my best.」
ケイティ「Running from east to west.」
パラッパ「Running from east to west.」
ケイティ「Got the moves y'all,」
パラッパ「Got the moves y'all,」
ケイティ「Diggin' the groove y'all,」
パラッパ「Diggin' the groove y'all,」
ケイティ「Hippity hop y'all,」
パラッパ「Hippity hop y'all,」
ケイティ「Tippity top y'all,」
パラッパ「Tippity top y'all,」
ケイティ「Go on.」
パラッパ「Go on.」
ケイティ「Move on.」
パラッパ「Move on.」
ケイティ「Get on!」
(ぶっとばそう)
0116名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/29(土) 00:31:24.36ID:???
ケイティ「Nooooo cuttin' corners」
(もうせいいっぱい)
ケイティ「Nooooo cuttin' corners」
(もうせいいっぱい)
ケイティ「She's on the border, nooooow.」
(でも近道は ない)
0117名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/04/29(土) 00:35:01.00ID:???
ケイティ「Alright! Wasn't that a groove?」
(やった みんなノッてる?)
ケイティ「Thanks everyone!」
(みんなありがとう)
パラッパ「Ah yeah, keep it groovin'!」
(サイコー!ずっとグルーブしようぜ!)
0118名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/01(月) 03:35:25.19ID:AudJhBPT
http://i.imgur.com/GtXljKP.jpg『ラブライブ!The School Idol Movie』のNHK Eテレでの再放送が決定しました!http://i.imgur.com/XZ7GJ8H.jpg
http://i.imgur.com/WoEk5W2.jpg
5/21(日)午前0:25〜(土曜深夜枠)http://i.imgur.com/vsCHx6D.jpg
http://i.imgur.com/FpoSOkr.jpg
http://i.imgur.com/0wjRDAJ.jpgお見逃しなく!http://i.imgur.com/zBb9GpP.jpg
http://i.imgur.com/7OEUebT.jpg
http://news.lovelive-anime.jp/app-def/S-102/news/?p=12194
http://i.imgur.com/73V8rpb.jpg
http://i.imgur.com/6p6WFBl.jpg実況は↓こちら
アニメ・特撮実況http://hayabusa6.2ch.net/liveanime/
実況(NHK教育)http://nhk2.2ch.net/liveetv/
http://i.imgur.com/L9YlQU4.jpg
0119名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/05(金) 08:36:09.53ID:???
まるでベールがかった夢の向こうに
近づいてる秒針の音が聞こえる
それは今 私の体内時計からも響いてきてる
素敵な恋の登場を待ってる

夜が明けて紫に煙る Magic Time
誰もいない Merry Merry-Go-Around 回り始めた
それは今 大好きな歌のせて走る 悲しみさえも引き連れて
どんな日常も抜けて

辛い時は心閉ざしてもいいから
耳をすまして
次の旅立ちのアナウンスとカウントダウン聞くの
0122名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/05(金) 09:14:35.96ID:???
シンジ「どうしたらもっとうまく弾けるのかな…」
カヲル「うまく弾く必要はないよ。ただ気持ちのいい音を出せばいい」
シンジ「じゃあ、もっといい音を出したいんだけど、どうすればいい?」
カヲル「反復練習さ。同じことを何度も繰り返す。自分がいいなって感じられるまでね。それしかない」
0123名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/05(金) 09:30:03.43ID:???
シンジ「ん?」
アスカ「結構いけるじゃない。そんなの持ってたの?」
シンジ「5歳のときから始めてこの程度だからね…才能なんて別にないよ」
アスカ「継続は力か。少し見直しちゃった」
シンジ「先生に言われて始めた事だし、すぐやめてもよかったんだ」
アスカ「じゃあ、なんで続けてたのよ」
シンジ「誰もやめろ、って言わなかったから…」
アスカ「やっぱりね…」
0125名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/07(日) 19:31:19.66ID:???
Qでシンジ以外みな年を取っている
(エヴァに乗っていて見た目の変わらないアスカ等は除く)
シンジだけが、槍を抜いて14年前に戻そうとするのだ
しかし失敗してしまう
これは進化論の否定である
永遠に年を取らないことは逆に恐怖である
ずっと14歳のままというのは逆に苦しいのだ
0126名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/07(日) 19:53:28.63ID:???
ドラゴンボールで悟空が大人になってしまったときは悲しかった
魔神ブウ編も悟飯が成長しちゃってるのがいやで読まなかった
バカだね
0127名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/08(月) 19:53:32.92ID:???
駆けてくるよ アップル色モンスター
飛んでくるよ ナッツの香りエイリアン
出会って ドッキンドッキン
ピカピカ銀河は ポップコーンシャワ―

きのうに バイ・バイ・バイ(ゴ・ハ・ン)
ふ・し・ぎ(いっ・ぱ・い)
力をコメて(おかわりOK)
こちらへ ライ・ライ・ライ

Woh…みらくるZENKAIパワー!
ハラヘリ ワンパク 筋斗雲
やまほど たくさん 水平線
出会って別れて 出会って別れて
た・い・へ・ん
Ah もう 神様もつらいよね!
…ゴ・メン
まんぷくZENKAIパワー!
でてこい とびきりZENKAIパワー!
0129名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/10(水) 20:35:53.82ID:???
レイ「誰も悲しまない、誰も苦しまない、争いも、諍いも、支配も、服従も、飢えも、寒さも、痛みも、なにもない幸せな世界…
あなたが望んだ世界なのよ」
シンジ「僕が望んだ世界…これが…?」
0130名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/10(水) 20:59:53.71ID:???
「僕は駄目だ。人を傷つけてまで、殺してまでエヴァに乗るなんて、そんな資格ないんだ。
何も解ってない僕には、エヴァに乗る価値もないんだ。助けて。助けてアスカ」
「レイは?」
「所在不明です」
「殺されるわよ。補足急いで!」
「戦闘配置?相手は使徒じゃないのよ」
「エヴァシリーズ…完成していたの?」
「始まるわね」
「エヴァ9体の全機投入とは」
「何甘ったれたこと言ってんのよ!あんたまだ生きてるんでしょう!?しっかり生きて、それから死になさい!」
「約束の時だ。さあ、行こう。レイ」
「一緒に死んでちょうだい」
「まさかここで起こすつもりか?」
「エヴァ初号機から、強力なA.T.フィールドが発生」
「そんな生易しいもんじゃないぞこれは!」
「ちくしょう!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!」
「君は僕と同じだね」
「ここで起こすつもりか?」
「アスカ!」
「まさかロンギヌスの槍!?」
「もうやだ!」
「死ぬのはイヤーーーーーーー!!!!!!!」
「うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
「欠けた心の補完。不要な体を捨て、全ての魂を今ひとつに」
「私はあなたの人形じゃない。私は、あなたじゃないもの」
「レイ…」
「駄目。碇君が呼んでる」
0131名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/10(水) 22:37:53.91ID:???
わたしのパパ
3ねん4くみ2ばん たかやのりこ

わたしのパパはとてもえらいひとだとおもいます
うちゅうで、ちきゅうをまもるしごとをしています
パパののっているうちゅうせんかんは、うちゅうでいちばんはやいんだよといつもわたしにじまんします
わたしのパパは、うちゅうせんかんルクシオンごうのかんちょうです
おおきくなったらわたしも、うちゅうパイロットになって、パパといっしょにうちゅうへいきたいとおもいます
0132名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/10(水) 22:51:21.60ID:???
2015年12月8日、曇りのち雨。父が、死んだ。
正確に言えば、12月19日に死んだ。
父の乗っていた宇宙戦艦は、遠い宇宙で、宇宙怪獣に襲われたのだ。
父が死んだといっても、あまり実感というものがない。
今も、宇宙のどこかで生きているような気がする。
私も、父のいた宇宙へ行く。
私も、宇宙パイロットになるのだ。
0134名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/13(土) 10:00:45.65ID:???
貴方の後ろから 坂道駆けていく
焦げるような日差しを追い抜いて
大きく弾んでる 背中に追いつくと
貴方の体温が伝わるわ

風を切るたび 気持ち良くって 胸が
膨らむ望みは高く
HIGH,HIGH,HIGH,HIGH,

包まれたい 伸びやかにね
二人のまま距離はZEROになってく
I LOVE YOU.
0136名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/13(土) 10:23:03.75ID:???
ノリコ「‥‥」
キミコ「わ」
ノリコ「なんだぁ、キミコか」
キミコ「なにボーッと見てんのよ。ああ、おねぇさまね」
ノリコ「うん、私の憧れ。あんな風になれたらなー。なれる訳ないか。才能ないもんねー」
キミコ「何言ってるの。まだマシーンに乗って一か月よ。初心者なんだから、これから上手くなるのよ」
ノリコ「今週のおとめ座は?」
キミコ「6日はラッキー。素敵な出会いが待っている」
ノリコ「そっか」
キミコ「もう、いつまで黄昏てんのよ。5、6時間目のマシーン演習は全校合同だそうよ。新しいコーチも来るんだって。早く着替えて練習しよ」
ノリコ「そうね」
0137名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/13(土) 10:49:51.92ID:???
キミコ「188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200!
あなた生身じゃ完璧なのにね。どうしてそこまで出来てマシーンは全然ダメなの?」
ノリコ「私メカってダメなのよ。それに同時に二つのことなんて出来ないの。
モニター見ながら手足動かすなんて、そういうのパース」
女子生徒α「あら、余裕ね。縄跳びで練習なんて」
キミコ「気にしちゃ駄目よ」
ノリコ「もう慣れてるから」
女子生徒α「私たちとは違うのね」
女子生徒β「さすが提督の娘さんね。うらやましいわ」
女子生徒γ「またコネで受かるつもりかしら?」
ノリコ「失礼ね!実力よ」
女子生徒γ「あらそうかしら」
女子生徒α・β・γ「ねー」
おねぇさま「およしなさい」
女子生徒α・β・γ「おねぇさま」
おねぇさま「あなた方もパイロットを目指すのなら、ご自分にプライドを持ちなさい」
女子生徒α・β・γ「し、失礼しまーす」
ノリコ「‥‥」
0138名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/13(土) 10:58:23.02ID:???
おねぇさま「タカヤノリコさん?」
ノリコ「は、はい」
おねぇさま「そう、あなたがタカヤ提督の娘さんだったの。お気の毒に。色々大変だったでしょう」
ノリコ「いえ、もう慣れましたから」
おねぇさま「マシンの操縦はね、6つのバランサーと一緒に2つの手足のフィードバックさえ気を付ければ大丈夫よ」
ノリコ「そんなにいっぺんに。じゃあモニターの操作なんて、どうなさってるんですか?」
おねぇさま「そうね、見て考えるわ。でも次の瞬間には、なすべきことを体がやってくれるわ」
ノリコ「すごーい!天才ですね」
おねぇさま「それは違うわ。タカヤさん。そうするために努力するのよ」
ノリコ「ええ、努力ですか!じゃあ努力の天才ですね」
キミコ「あ…ああ」
おねぇさま「私もマシーンに乗って最初の日は転んだわ。でも次の日から転ばないように練習したの。努力次第であなたもそう出来るわ」
キミコ「え!え!ええ、そ、そんな!」
おねぇさま「あら、髪の毛が少し邪魔なようね。これをあげるわ」
ノリコ「え‥そんな」
おねぇさま「じゃあ頑張ってね。タカヤさん」
ノリコ「はい!わぁ…」
キミコ「ん?ん?駄目だ。こりゃ」
ノリコ「キミコ、今週のおとめ座は?」
キミコ「6日はラッキー。素敵な出会いが待っている」
ノリコ「ほんと。今日は人生最良の日だわ」
レイコ「…」
0139名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/13(土) 11:24:12.91ID:???
「前へーならえ」
「なおれ!」

校長「えー、あのルクシオンの悲劇からすでに6年。敵、宇宙怪獣に対し、全世界を挙げてRX計画を開始してから5年」
ノリコ「ふぁ〜あ…」
女子生徒A「ねえねえ、例の計画。お隣の男子部二名が昨日決まったそうよ」
女性生徒B「こっちもおねぇさまは決まりよね」
キミコ「そうね、問題はもう一人のほうね」
女性生徒C「選考から選ぶそうだから、私たちにもチャンスはあるわよ」
ノリコ「ああ、憧れのおねぇさまと一緒に宇宙に行けるなら、私死んでもいい」
キミコ「バーカ、無理に決まってるじゃない」
女子生徒B「3年のカシハラさんに決まりよ」
女性生徒A「何でも今度のコーチ、その計画のためにわざわざ赴任してきたそうよ」
ノリコ「ふーん」
キミコ「シッ、コーチよ」
0140名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/13(土) 11:34:05.44ID:???
コーチ「私が、今日からお前たちにマシーン兵器の操縦を指導するオオタだ!付いて来れぬ者は容赦なく叩き落とす!」
「えー!」
コーチ「まず全員のオートバランサーを切る!」
「えー!」
コーチ「これからは二度と私用は許さん!」
「えー!」
コーチ「実践は手動が基本だ。自力で立てないようなやつは学科からやり直せ!」
「えー!」
コーチ「このまま全員グランド50周!声出せ!」
「ファイト!ファイト!ファイト!ファイト!ファイト!ファイト!ファイト!ファイト!」
ノリコ「あれ、あれ、えっと、走る…走るはこうだっけ…あ、ああ!ああ!ああ!おお、おお」
コーチ「こら1年!マシーンから降りろ!自分の足で50周してこい!」
「ははははははは」
0141名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 11:48:24.47ID:???
『下校の時刻になりました。まだ校内に残っている生徒は、すぐに下校してください』
キミコ「ねえねえ、ノリコ。ノリコ早く帰ろう。駄目だよこんなところで寝ちゃ」
ノリコ「もうダメ〜。動けない」
キミコ「意地になってほんとに50周もするからよ。ほらほら。さっさと着替えて、帰ろう」
0143名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 11:56:47.35ID:???
キミコ「ね」
ノリコ「ほんとだ」

「ほうら、あの子よ。なんでも父君が全滅した艦隊の提督だったんだって」
「じゃあコネでパイロットに?」
「決まってるでしょ。ものすっごいグズなんだから」
「コーチもひいきよ」
「やあね」
「どうやって取り入ったのかしら」
「全滅娘のくせにそこまでしておねぇさまに近づきたいのかしら」
ノリコ「う…」
「全滅娘がパートナーじゃおねぇさまが可哀相よ」
おねぇさま「…」
0144名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 12:12:34.54ID:???
キミコ「ほら」
ノリコ「うん…私は、コーチが何を考えてるのか…」
おねぇさま「私には、コーチが何を考えてるのか分かりません!あの子はまだマシーン兵器に乗って一か月しか経っていません。
宇宙に行くのは、同じ3年生のカシハラさんが適切だと思います。
あの子はタカヤ提督の一人娘だそうですね」
コーチ「私は、提督の宇宙戦艦ルクシオンの生き残りだ」
おねぇさま「え!それで彼女をパイロットに…」
コーチ「バカ者!」
おねぇさま「…っ」
コーチ「いいか?この計画はお前が考えている以上に重要なものなんだ。人類の存亡をかけた問題なんだ」
おねぇさま「だったらなぜ」
コーチ「責任者は私だ。あいつならやれるかも知れない」
おねぇさま「一体何を」
コーチ「バスターマシン。宇宙に出ればわかる」
ノリコ「(コーチがパパの船の生き残り?)」
0145名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 12:20:33.79ID:???
キミコ「で、どうするの?ノリコ」
ノリコ「おねぇさまには完璧に嫌われるし、パパのコネでパイロットになって、
学校中の人を敵に回すし。…どうしよう、もう最悪」
キミコ「今週のおとめ座は、他人との誤解やトラブルに注意。
ま、それでも任官された以上、動けるように練習しといたほうがいいんじゃないの?」
ノリコ「…そうね」
0146名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 12:32:01.56ID:???
ノリコ「う…」
キミコ「頑張ってね」
ノリコ「うん…あ、いたっ!」
キミコ「どうしたの?」
ノリコ「う、うう…もうやだ…もうやだよ…」
0147名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 12:41:02.48ID:???
ノリコ「コーチ!お願いです!もういじめるのはやめて下さい!」
コーチ「お前を任命したことか?どうしていじめだと思う?」
ノリコ「だって私、才能なんかありません!絶対にありません!見込みもありません!みんなも、ひいきだって言ってます。
それに、アマノ先輩のパートナーだなんて…ひどすぎます。残酷です…」
コーチ「言いたいことはそれだけか?」
ノリコ「う、うう…」
コーチ「お前がパイロットになるために持っていないもの、アマノが持っているというんだな。付いて来い」
0148名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/13(土) 12:53:14.52ID:???
コーチ「あれを見ろ!」
ノリコ「あ!」
コーチ「あれがお前にないものの姿だ!」
ノリコ「おねぇさまが、鉄下駄を…!」
コーチ「確かにアマノには素質がある。しかしそれ以上にあいつの才能を形作っているのは、あいつ自身の努力だ」
(おねぇさま「そうね。そうするために努力するのよ」)
コーチ「確かにお前には才能がない。努力の分がすっぽり抜けているからだ。しかし、お前には素質がある。だから選んだ。
タカヤ、努力をしろ。才能を磨け。他を頼るな。いいか?自らの全身で感じ、頭で考え、心で判断しろ。宇宙で頼れるのは自分だけだ」
ノリコ「…コーチ」
コーチ「そして、アマノと共に宇宙へ行け!お前にはやらなければならないことがあるはずだ」
0149名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/15(月) 20:09:12.78ID:???
女子生徒α「ふーん、すぐに辞退すると思ってたのに意外と頑張るわね。あの子」
女性生徒β「やるじゃないの」
女子生徒γ「基本は、上手くなったじゃない」
女子生徒β「そりゃそうよ。ずっとコーチが付きっきりですもの。上手くなって当たり前よ」
0150名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/15(月) 20:13:25.02ID:???
レイコ「コーチ!私のどこがタカヤさんに劣ってるっていうんですか?教えてくださいコーチ」
コーチ「答える必要はない」
レイコ「コーチ!」
おねぇさま「およしなさい。見苦しい真似はなさらないで。カシハラさん」
レイコ「うう」
0151名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/15(月) 20:16:17.52ID:???
レイコ「少尉任官おめでとう、タカヤさん。明日はいよいよ出発ね。その前に今日の放課後、私に付き合っていただけないかしら?」
ノリコ「はい」
レイコ「ご自分のマシーンに乗っていらしてね。ほほほほほ」
0152名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/15(月) 20:34:12.15ID:???
レイコ「あなた!出発までには辞めると思ったのに!意外と頑張ったわね!でも辞めないなら私が辞めさせてあげるわ!行くわよ、全滅娘!」
ノリコ「9.7、8.5、えっと、えっと…きゃああ!!ああ!うっ」
レイコ「おっほほほほほ。おっほほほほほ。走るのが精いっぱいのあなたに、格闘戦は無理なようね。
あなたの!実力を!」
「わぁ…」
レイコ「みんなに!見て!もらいなさい!」
ノリコ「うわっ」
キミコ「ノリコ、ノリコ、大丈夫?コーチ、もうやめさせてください。これ以上は無理です。ノリコが可哀相です!」
レイコ「何言ってるの!実戦はこんなものじゃないのよ!」
コーチ「その通りだ」
レイコ「他の誰が認めても!この私が認めないわ!」
ノリコ「コーチ…コーチ…どうしたらいいんですか?コーチ…」
(コーチ「他を頼るな。全身で感じ、心で判断しろ」)
ノリコ「(そうだ、なまじモニターなんか気にしてるから)やってみる!」
0153名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/15(月) 20:42:58.80ID:???
キミコ「モニターを切った!」
おねぇさま「なんてこと…」
レイコ「バ、バ、バ、バカにしてェーーー!!これで終わりよ!トライアングルクロー!」
ノリコ「今だ!とう!」
レイコ「と、飛んだァ!?」
おねぇさま「まさか!」
キミコ「あ!」
ノリコ「イ・ナ・ズ・マ・キーック!」
「わあ」
レイコ「フッ、負けたわ」
おねぇさま「(マシーン兵器に乗って一か月の子があのイナズマキックを…信じられないわ)」
ノリコ「‥‥」
0154名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/15(月) 20:54:58.77ID:???
コーチ「タカヤ、アマノ、お前たちはいずれ専攻遊撃マシーン兵器部隊トップの一員になる。
しかし、本当の困難はこれからだ。
真のトップとなるため、本当に人々を守り、仲間を救える宇宙の戦士となるため、
努力をやめるな。乗り越えろ。そして、戦え」

ノリコ「あ!わあー綺麗な富士山。トップをねらえ!か…」
0157名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 22:22:16.12ID:???
「あと20秒!全速回避急げ!」
「全速回避!」
「総員退去!総員退去!本艦は廃棄する。繰り返す、総員退去!」

兵士「あと一人!あと一人行けるぞー!」
ノリコの父「あと一人、いけるんだな!?」
兵士「はい」
ノリコの父「じゃあ、こいつを乗せてくれ」
若き日のコーチ「いえ、提督が!」
ノリコの父「バカ!お前が行け!」
若き日のコーチ「し、しかし」
ノリコの父「バカめ、お前はまだ若い。生き延びてやらねばならんことがあるはずだ」
0160名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 22:40:07.12ID:???
『本機は、あと15分ほどで、第一宇宙ステーションシルバースターに到着します。
これからしばらくの間、おタバコはご遠慮ください。
本日皆さまのお相手を務めましたスチュワーデスはオハラナツコ、パイロットはムラカミフジオでございます』
ノリコ「あ、おねぇさま」
おねぇさま「おはよう」
0161名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 22:42:04.47ID:???
コーチ「あれが心臓宇宙センター、エクセリオンだ」
ノリコ「ふぁ〜あ、思ったより小さいんだ」
コーチ「目を逸らすな!」
ノリコ「は、はい。
わあ…」
コーチ「いいか?真空の宇宙では距離感と大きさに対する感覚が狂う。以後注意しろ」
ノリコ「はい。ん?」
おねぇさま「ソビエト(現ロシア)のだわ」
0162名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 22:51:52.89ID:???
タシロ「ようこそ、シルバースターへ。私が、エクセリオンの艦長になるタシロタツミだ。
彼女が、月面基地のユング・フロイト。宇宙戦闘の天才だ。君たちも知ってるだろう?」
おねぇさま「ええ、存じておりますわ」
ユング「こちらは、アマノカズミ、タカヤノリコ。日本最高のペアだ。仲良くやってくれ」
おねぇさま「よろしく」
ユング「宇宙は初めて?」
おねぇさま「いいえ、3回ほどバカンスで」
ユング「そう、それなら大丈夫ね」
0163名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 22:54:19.91ID:???
タシロ艦長「ようこそ、シルバースターへ。私が、エクセリオンの艦長になるタシロタツミだ。
彼女が、月面基地のユング・フロイト。宇宙戦闘の天才だ。君たちも知ってるだろう?」
おねぇさま「ええ、存じておりますわ」
タシロ艦長「こちらは、アマノカズミ、タカヤノリコ。日本最高のペアだ。仲良くやってくれ」
おねぇさま「よろしく」
ユング「宇宙は初めて?」
おねぇさま「いいえ、3回ほどバカンスで」
ユング「そう、それなら大丈夫ね」
0164名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:03:47.15ID:???
タシロ艦長「あー後ろの者、聞こえるかな?
諸君の生活の場となる、宇宙戦艦エクセリオンは、現在急ピッチで建造中である。2月中には新注できるだろう。
その直後に敵宇宙怪獣に対して、全面攻撃をかける。その時には、諸君にトップを務めてもらうことになる。
その戦いに敗れたら、人類に明日はない。それまでの7ヶ月間は、十分訓練を積んでもらいたい」
0165名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:08:07.81ID:???
コーチ「まずは、宇宙飛行に慣れることが大切だ。ここから月を一周して帰ってこい。
二人一組のコンビネーションを忘れるな。月の近くでは相当の加速が加わる。弾き飛ばされるな。先頭より出発!」
おねぇさま「ノリコ、いくわよ」
ノリコ「はい!」
0166名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:13:54.72ID:???
ノリコ「距離、270(にいななまる)。これで、よろしいですか?」
おねぇさま「そうね」
ノリコ「固定します」
おねぇさま「…。あ」
ユング「マーカーを消しなさい。二人とも」
おねぇさま「どうするおつもり?」
ユング「あなたと、勝負がしたいの!」
ノリコ「おねぇさま…!」
ユング「リンダがダミーのマーカーを持って月へ行ったわ。その子の分もね」
おねぇさま「全てオーケーという訳ね」
ユング「二対一でもいいのよ。宇宙は不慣れでしょう?」
おねぇさま「心配ご無用!」
ノリコ「おねぇさまー!」
0167名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:18:44.19ID:???
ユング「いくわよ。ジャコビニ流星アタッーク!
さすがは薔薇の女王様ね。やるじゃない」
おねぇさま「気を付けて。薔薇には棘があるの」
ノリコ「おねぇさま。どこに行っちゃったの?」
0168名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:26:11.01ID:???
ユング「無住針剣夕雲流、八面鉄壁斜め正眼。さすがね、スキがないわ。しかし、無ければ私がつくってあげる!
!?」
おねぇさま「勝負あったかしら」
ユング「どうかしら!てい!とう!」
おねぇさま「イナズマキーック!…っ!やるわね。天才さん」
ユング「当たり前よ。天才の名は伊達じゃないわ」
ノリコ「おねぇさまー!」
0169名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:31:41.35ID:???
ノリコ「おねぇさま!」
ユング「どうしたの?もうおしまい?」
おねぇさま「ちょっと待って。何よこれ…」
ユング「!!」
ノリコ「どこ行っちゃったのかな?あ!」
ユング「敵の死骸よ」
おねぇさま「こんなところにあるなんて」
ノリコ「パパは…」
おねぇさま「…」
ノリコ「パパは、こいつに殺されたの?こんなやつに殺されちゃったの?パパ―!」
おねぇさま「ノリコ…」
ノリコ「パパ…」
0170名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/16(火) 23:37:43.47ID:???
幼き日のノリコ「お帰んなさい!パパ。うわあ、ノリコの誕生日、覚えててくれたのね!」
ノリコの父「そうさ。ノリコが6才になったんだ。お父さんは光の速さで、帰ってきたんだ。はははははは」

ノリコ「!」
おねぇさま「!」
ユング「!」
0171名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 21:14:59.30ID:???
コーチ「訓練中の離脱。軍施設への不法侵入。未だに機密になっている敵標本の露見。
どれひとつ取っても、重営倉行きは免れんものばかりだ!だが、営倉ではお前たちをしごくことは出来ん!」
ノリコ・おねぇさま「……」
コーチ「書類は官長の所で止めておいてもらった」
ノリコ・おねぇさま「‥‥」
コーチ「いいか?これは執行猶予だ!今度一度でも何かあればそのまま営倉に放り込む。分かったな!」
ノリコ・おねぇさま「はい!」
0172名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 21:19:55.18ID:???
ノリコ「小さかった頃、私のパパは1年中宇宙にいて、地球へ降りても家へ帰るなんてこと無かったんです。
でも1年に1度だけ私の誕生日には必ず帰って来て、言ってくれたんです。ノリコ、おめでとうって。
そのあとすぐにまたお仕事に戻っちゃうんですけどね。
でも良かった。私はともかく、おねぇさまが営倉入りなんて、軍にとって、大きな損失ですものね。
そっか、それで私もセットで助かっちゃったのか。あ」
ユング「あらごめんなさいね。お二人さん。私のせいでコーチに叱られちゃったんでしょう?
ほら、私って人見知りってするから、あんなことになっちゃってさ。
でもやっぱりアマノさんってすごいのねー。
すごいって聞いてはいたけど。あそこまですごいとは思わなかったわ」
0173名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 21:32:36.74ID:???
ユング「やっぱり月は良いわよ〜。胸が軽くって。その点ここは不便よね。
ブラはきついし、肩は凝るし、おまけにこのままじゃすぐ垂れちゃうわ。ねえ、そう思わない?」
ノリコ・おねぇさま「あはははは」
ユング「あ、そうそう、お詫びと言ったら変だけど、私の誕生パーティに無料招待するわ。再来月の12日」
ノリコ「え、私と同じ誕生日」
ユング「え、そうなの?じゃあちょうど良かった。じゃあ合同でやりましょうよ。パーッと!」
ノリコ・おねぇさま「ふふふふ」
ユング「ところであのコーチ素敵ね。あの有り余る緊張感。好きだわー。ね、彼の誕生日はいつかしら」
おねぇさま「一昨日終わったわ」
ユング「オゥ」
男子マシーン兵器部隊「エッホ、エッホ、エッホ、エッホ」
ユング・ノリコ・おねぇさま「きゃあ!」
0174名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 22:01:41.02ID:???
タシロ艦長「オオタ君、どう思うかね?」
コーチ「確かに、調査する必要があると思います」
タシロ艦長「うむ。問題の物体は、ペルセウス腕の方向から、うーん、光速の99.8%の速度でこの太陽系に飛んできている。
実際には、海王星の軌道をかすめるくらいなんだが。この質量にしてこの速度というのはねぇ。
この物体が何か、調べて欲しい」
コーチ「物体の映像は?」
兵士「あー強力なドップラーローレンツシフトの為、ここでは不可能です」
コーチ「となると、肉眼で確認するしかないな」
タシロ艦長「海王星付近で、光速可能な戦艦は?」
技師「戦艦ではありませんが、うちの練習艦が、小惑星にマラソンに出ています。あの外部エンジンを使えば、
マシーン兵器自体を、この亜光速まで加速出来ます」
コーチ「アマノとタカヤを行かせましょう」
タシロ艦長「ん?いやアマノはともかくとして、もう一人はユングのほうが良くないかな」
コーチ「アマノとタカヤは、ガンバスターの候補です。二人にはこれを機会に、光の速度を体験させておきたいのです」
タシロ艦長「分かった」
0175名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 22:11:46.88ID:???
コーチ「加速のタイミングはこちらで出す。お前たちはただ、そのブースターに捕まって、加速に耐えればいい。
そちらが出発するのと同時に、俺はシルバースターから、亜光速回収艇で出る。
そっちの時計で1分遅れで追いつくはずだ。いいか?目標の速度は光速に近い。エーテルに流されるな。全作戦時間は10分。
あっちで1分経つ間に地球では3か月過ぎてしまう。うかうかしてると、浦島太郎になってしまうぞ」
ノリコ・おねぇさま「……」
0176名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 22:19:09.46ID:???
『切り離し準備』
ノリコ「…」
おねぇさま「…」
ユング「ノリコ。上手に帰ってきたら、ちょうどパーティの前日よ。楽しみにしているわ」
ノリコ「ええ、あなた一人歳は取らせないから」
おねぇさま「おばあさんにならないでね」
ユング「あなたがた次第よ」
『カウントダウン入ります。18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3…』
0179名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 22:33:46.45ID:???
おねぇさま「目標を補足。予定通り前方を飛行中」
コーチ『そちらもお前たちを捉えた』
おねぇさま「接触まで20秒。
目標を肉眼で確認」
コーチ『どのようなものか分かるか?』
ノリコ「(宇宙船!?)」
おねぇさま「人造物?待って、船名が見えます。コーチ、地球の船です。ルクシオン!?」
ノリコ「…!」
コーチ「いかん!タカヤを行かせるな!」
おねぇさま「ノリコー!
コーチ!ノリコがルクシオンに!」
0181名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 22:43:12.94ID:???
コーチ「アマノ、回収する。お前は減速噴射の準備をして待て。俺はタカヤを探す。
三分経っても戻らなければ、構わず減速しろ。いいな」
0184名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 22:58:20.76ID:???
コーチ「タカヤ…」
ノリコ「いやぁあああ!!!」
コーチ「タカヤ、脱出する!」
おねぇさま「コーチ…」
コーチ「このまま壁を突き破る!」
ノリコ「はい…」
コーチ「アマノ、回収用意」
おねぇさま「(間に合わない)コーチ!」
コーチ「修理を急げ。減速だ!
ア、アマノ」
おねぇさま「はい」
コーチ「何秒遅れた」
おねぇさま「12秒です」
コーチ「そうか」
0185名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 23:10:02.02ID:???
タシロ艦長「ようこそ、エクセリオンへ」
ユング「お帰りなさい。ずいぶん待たされたわ。来週いよいよ出発よ。
お父さまの事は大変だったわね。元気を出して」
ノリコ「うわぁああああああん」
おねぇさま「あなた方にとっては、六か月前のことかもしれないけど、私たちはつい一時間前まであの場所にいたんです。
彼女は、しばらくそっとしておいてあげて下さい」
0186名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/20(土) 23:13:49.04ID:???
ノリコ「(パパ、誕生日は半年も前に終わっちゃったけど、今日二人だけでパーティをしましょう。
だってパパ、ちゃんと約束通り、帰ってきたんだもの)」

幼き日のノリコ「ノリコねえ、大きくなったら宇宙に行くの。だって、そしたら、いつもいつもパパと一緒だもの」
0188名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 21:53:46.80ID:???
「さて、いよいよ佳境に入って参りましたエクセリオン進駐記念かくし芸大会。
お待たせしました。お目当てのオオタコーチです。
デュエットの相手には、噂の薔薇の女王さまアマノカズミ女王自らご指名。
不倫の香りを漂わせて、歌うは、男と女のラブゲーム。
それでは、よろしくお願いします」

「パチパチパチパチ」
「いよっ、ご両人!」
「きゃー!お熱いわ」
「焼けちゃう」

おねぇさま「お静かに」

おねぇさま「♪飲み過ぎたのはあなたのせいよ」
コーチ「♪弱い女のいとしさを」
おねぇさま「♪飲み過ぎたのはあなたのせいよ」
コーチ「♪可愛いおまえのつよがりを」
おねぇさま「♪抱きしめて」
コーチ「♪抱きしめて 帰したくない」
コーチ・おねぇさま「♪水割り 行きずり 古い傷 男と女のラブゲーム」

「やった!」
「ひゅーひゅー」
「すばらしー!」
0190名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 22:05:40.92ID:???
ノリコ
「キミコ。キミコ。キミコ元気にしていますか?
あなたの親友ノリコは、今、天の川の中にいます。
太陽は小さくなって、天の川に混ざっちゃって、もう見つけられません。
だからテレパシーを送ります。
キミコ、宇宙船がこんなに揺れるなんて、あなたに信じられるかしら。
時速何十億キロというものすごいスピードで飛んでいるでしょう?
だから、ほとんど真空の宇宙なのに、もう風を切って進んでる感じなの。
同じ宇宙でも場所によって、嵐のときもあれば、穏やかなときもあって、
なんだか本当の海を航海してるみたい」
0191名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 22:13:08.12ID:???
兵士A「前方、0.5パーセクの加速空間を確保。ワープ出来ます」
タシロ艦長「うむ。全艦ワープ」
兵士B「全艦ワープ」

ノリコ「ワープはね、海が本当に静かなところじゃないと出来ないの。
それで、亜空間の中に入っていくでしょう?
その時がすごいの。エーテルがプラズマ化して、それはそれは綺麗なものよ。
でも私は一回しか見たことないわ。
だって、ワープ中はみんな部屋に集まって待機してなくちゃいけないんだもの。
亜空間に入ると必ず始まるのが、怖いお話」
0192名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 22:21:10.75ID:???
ユング「亜空間っていうのはね、霊界と繋がっていて、死者の霊が肉親を求めて、廊下や格納庫を彷徨うの。
それでね、時々待機室をコンコンって」
ノリコ「あーあー!やだやだやだやだ」

ノリコ「私ってこういうの、嫌いじゃないけど、弱いでしょう?ねえ。
で、最後は決まって肝試し」
0193名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 22:27:37.79ID:???
ノリコ「えー!信じらんなーい!ねえ、お願い誰か」
おねぇさま「…」
ノリコ「ああ!」
ユング・女子A・女子B「行ってらっしゃーい!」

ノリコ「(でも、馬鹿にされたくないもん。私、行くわよ)」
0194名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 22:37:26.55ID:???
ノリコ「キャー!!」

・・・

ノリコ「…っ。えっ!…え…あ…」
スミス「あんたも肝試しか?」
ノリコ「っ…」
スミス「何だよ。俺の顔がそんなに怖いかよ。バア」
ノリコ「キャー!!」
スミス「女でも似たようなことやってんだな。早いとこ目印置いて帰ろうぜ。そんなにびっくりした?貸しな、ハチマキ」
ノリコ「うん。はい」
スミス「あの上だろう?俺が行ってきてやるよ。情けねえなー。それでも宇宙の兵士かよ。腰抜かしちゃってさ。うがっ!あ、ああ!」
コーチ「ワープ中は第二種警戒待機のはずだ。ワープ終了後、二人とも宇宙服を着て部屋へ来い」
0195名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 22:53:11.62ID:???
スミス「レーザー砲のレンズ磨きなんてさせられんの、水兵の時以来だぜ」
ノリコ「わあ、大きな星雲!」
スミス「距離が近いだけだよ」
ノリコ「空が明るいわ。この辺りじゃいっぱい合星雲が見えるのね」
スミス「古ぼけた星が多かったんだろう」
ノリコ「ねえ、お花みたい!」
スミス「星の死骸さ」
ノリコ「あなたには、情緒というものがないの!?」
スミス「あー腰が痛い」
0196名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 23:09:08.47ID:???
オペレーターA「全艦に発信。航路そのまま、速度変更なし」
オペレーターB「館長、この分だと今日中に恒星リーフ64を越えられます」
タシロ艦長「リーフ64。懐かしいな。太陽によく似た星でな。綺麗だぞ。
まさしく宇宙のオアシス。太陽のように若々しい星は、結構珍しいからね」
オペレーターB「太陽型は、重力干渉が小さくて助かります」
タシロ艦長「君の銀河には、数字の星が流れてるんだろう。はっはっはっは。ん」
オペレーターC「接近する物体複数。相対速度はほぼ光速」
スミス「よし、次のレンズだ」
ノリコ「なあに、あれ」
スミス「伏せろ!」
ノリコ「うわ!」
スミス・ノリコ「…」
0197名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 23:39:14.30ID:???
オペレーター男「敵集団です。2万キロの距離ですれ違いました」
タシロ艦長「よーし、敵を追うぞ。全艦全速進路変更だ。恒星リーフ64の重力場を利用してUターンを行う」
オペレーターB「イエッサ。重力ターンの準備に入ります」
タシロ艦長「全艦に発信。艦隊集結準備。ポイントは君に任せる」
オペレーターB「全艦艦隊集結準備。集結座標は、120(いちにいまる)、717(なないちなな)、341(さんよんいち)」
オペレーター男「全艦集結準備」
オペレーター女「重力ターン準備」
オペレーター男「魚雷送電準備。第四安全装置まで解除」
オペレーター男「第三から第六まで充電開始。出力80%」
オペレーター男「本艦はこれより、第二戦闘配置に入る」
オペレーター男「敵との接触は、20時間後、明朝午前4時30分を予定」
0198名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 23:49:53.52ID:???
『次は、女子更衣室前。女子更衣室前です』
ノリコ「えーっと、左の赤警報の時は、スペースジャイロを安定させてから、連動装置を切ること。
右の赤警報のときは、スロットルを30に絞って…」
スミス「ほう、勉強熱心なんだ」
ノリコ「宇宙の基本動作パターンだけでも暗記しとかなくちゃ。みんなより何か月も遅れてるもの」
スミス「そんなもの、実際の戦闘じゃ役に立たないぜ」
ノリコ「ちょっと、なんで私に先輩風吹かすわけ?」
スミス「かわいい後輩だからじゃねえのか。へへ」
ノリコ「言っときますけどね。私とおねぇさまのチームは、トップでも最っ高のペアなんだから。
あなたにみたいに組む相手もいなくてシングルやってる人には、分からない苦労もいーっぱいあるのよ。じゃあね。べー!」
スミス「先輩風…ね」
0199名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/22(月) 23:58:06.43ID:???
女子C「ねえ、聞いた?サエコ昨日彼氏とCまで行ったそうよ」
女子D「えー!いっちゃったの!?あの二人」
ユング「それでベッドで頭打ったんだって。笑っちゃうわよね。あの二人。お、見てよ、ノリコったら。ははは。あはははは」
おねぇさま「…」
0200名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 00:05:24.38ID:???
タシロ艦長「リーフ64!これがリーフ64だと!?この醜い赤色巨星が!」
オペレーターC「星座絶対座標疑いありません。銀河系ペルセウス腕第8肢リーフ64星です」
タシロ艦長「リーフ64は太陽と同じく若くて白い星だった。
わずか十数年うちにこれだけの変化を起こすとは、もしかすると…」
0201名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 00:13:42.35ID:???
おねぇさま「コーチ。お話があります」
コーチ「なんだ、言ってみろ」
ノリコ「左にモーメントが加わった場合は、打ち消し合うように、こう…うーん、分かんないなあ。おねぇさま!」
おねぇさま「本気でタカヤさんを実戦に出すおつもりですか?あの子の技量では危険すぎます」
コーチ「それは、俺が判断する」
おねぇさま「しかし、現にパートナーである私が一緒に戦えないと申しあげている…」
コーチ「どうあろうと、タカヤを引っ込めるつもりはない」
おねぇさま「そうですか。では、私、今日限りノリコとのペアは解消させて頂きます」
ノリコ「…!」
0202名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 21:19:47.78ID:???
おねぇさま「ノリコがパートナーでは、戦えないと言っているんです」
ノリコ「そ、そんな。あ…!」
おねぇさま「あ」
ノリコ「あ、あの、私」
おねぇさま「聞いていたの?悪く思わないで。あなたの為なのよ!」
ノリコ「…」
コーチ「タカヤ、俺はお前の素質を見出した。そしてアマノとのチームを作った。
最高のペアになると考えたからだ。お前たち二人のうち、どちらかが欠けても、全てが水の泡だ」
ノリコ「うっ…うっ…」
コーチ「俺はお前の中の可能性を信じた。お前も自分自身を信じろ。そして、己を磨け。お前の意地を見せてみろ」
0203名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 21:31:42.58ID:???
スミス「ん?」
ノリコ「…」
スミス「どうした?教本を無くしたのか?」
ノリコ「さっきはごめん。私もシングルにされちゃった。おねぇさまに、愛想を尽かされちゃったの。
ま、仕方ないか。端っから格が違い過ぎたのよね」
スミス「ふーん。なあ、一人になったんなら、俺とペアと組まねえか?今、パートナーを募集してたんだ」
ノリコ「私でいいの?」
スミス「もちろんさ。どうだ?」
ノリコ「うん」
スミス「よーし、決まりだ。俺の名前知ってたっけ?スミス・トーレンだ」
ノリコ「私は、タカヤノリコ」
スミス「知ってるよ。はっはっはっは」
ノリコ「何で笑うのよ。ふふふふ」
スミス「じゃあ俺、登録してくる」
ノリコ「行ってらっしゃーい。…///。あ、間接キス。いゃーん」
0204名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 21:52:29.50ID:???
「敵集団との接触まであと25分」
「敵集団確認。距離221」
「接触は、第5惑星軌道付近になります」

タシロ艦長「全砲門開け。レーザー砲、雷撃戦用意」

「包囲弾、作動開始」
「魚雷発射管開け」
「非戦闘員は、第3ブロックへ退避」
「トップ部隊、発進準備急げ」

コーチ「我がトップ部隊は、敵前方に射出される。それ以降は、各チームごとの判断で行動する。
各機の距離は1000メートルを維持。カリホルニウム247の半減期は3時間。それ以内に必ず使って帰れ。帰還命令は厳守。
これが、史上初のマシーン兵器部隊に作戦行動だ。全てに関して慎重にあたれ。以上」

「カタパルト全機解放」
「空気を抜きます」

コーチ「トップ部隊、発進準備完了」

「自動追尾装置セット完了」
「目標時差、1.8」

タシロ艦長「全砲門打て!280秒後にトップ部隊発進!」
0205名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 21:59:28.00ID:???
ノリコ「ぁ……」

コーチ「よし。発進準備。位置について、よーい!」
ユング「…」
おねぇさま「…」
スミス「…」
ノリコ「…」
0206名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 22:05:16.93ID:???
『コスモアタッカー全機、識別信号を解放』

ノリコ「スミス」
スミス「はいな。君の下にいる」
ノリコ「スミス、見えない」
スミス「落ち着けよ。大丈夫だ。まだ敵は来ていない。いいか?俺がオフェンスで、あんたがディフェンスだ。分かるな?」
ノリコ「うん、あなたを援護するのね」
0207名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 22:06:24.31ID:???
『コスモアタッカー全機、識別信号を解放』

ノリコ「スミス」
スミス「はいな。君の下にいる」
ノリコ「スミス、見えない」
スミス「落ち着けよ。大丈夫だ。まだ敵は来ていない。いいか?俺がオフェンスで、あんたがディフェンスだ。分かるな?」
ノリコ「うん、あなたを援護するのね」
スミス「そうだ」
0208名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 22:12:41.10ID:???
ノリコ「なあに、今の?」
スミス「タージョンがやられた。いや、コーチンらしい」
ノリコ「え、そんな」
スミス「気を付けろ。衝撃波が来るぞ。あと5秒」
ノリコ「え。きゃあ!
スミス」
スミス「落ち着けよ、大丈夫だ。それぐらいじゃ死にはしない。いいか?左、2体来るぞ」
ノリコ「え!」
スミス「右へ回り込んだ。ちくしょう!新しいやつ、左上だ!」
ノリコ「なに!?」
スミス「頼む!」
ノリコ「了解!あ!あ!あ…きゃあ!
スミス…スミス、答えて!ねえ!こんなのやだよ…スミス―!スミス―!」
0209名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 22:25:17.34ID:???
オペレーター「艦長、敵の本体はリーフ64にあります。ただ今接触した敵集団は、主力ではありません」
タシロ艦長「囮か?」
オペレーター「しかもまたリーフ64に集結しつつあります」
タシロ艦長「よし、全艦に発信。外に出ている部隊を戻せ。収容後、ただちにワープに移る」
オペレーターA「イエッサ」
タシロ艦長「敵は、恒星に卵を産み付けて、孵化させているという説がある」
オペレーターB「すると、このあたりでよく起こる恒星の爆発と関係が」
タシロ艦長「ああ。もしそうなら、出来るだけ早くこの星域から離れなければいかん」
0212名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 22:33:46.55ID:???
ノリコ「…
うっ…スミス…うっ…っ…」

ノリコ「あ…コーチ…コーチ!私!私!スミスと、スミスと一緒だったんです!
なのに、私何も出来なかった!何も…ごめんなさい!スミス…うっ…」
コーチ「タカヤ」
ノリコ「コーチ、私何でもします!自分を鍛えます!だから、厳しく私を教えてください!
おねぇさまに認めてもらえるくらいにならなきゃ…私…私…」
0214名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/23(火) 22:44:18.12ID:???
妹みたい 存在だって あなたが答え つぶやいたのよ
必死だった 告白 風に散った 日曜日

太陽の下 フラレちゃうとね 涙なんかも 出番がなくて
ただボーゼンと 背中に 手をふったの…なさけない

それからもう 暗闇の日々

でもね アンコール ☆ 恋するパワー
胸にアンコール ☆ 無邪気なファイト

ハートの奥 みがきをかけて いつかまた トライagain...!
0215名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 20:50:28.89ID:???
博士「敵宇宙怪獣は、おそらく銀河系の中心から来たと思われます。
彼らは人類との接触以来、若い恒星を見つけては、そこに卵を産み付け、増殖し、急速にその勢力を拡大させているのです。
彼らがこれまでとってきた戦術パターンから、その行動原理を引き出し、
その勢力図に当てはめてみると、彼らの目標が分かりました。地球です」
タシロ艦長「太陽ではないのかね?やつらは恒星に卵を産むのが、目的なんだろう?」
博士「彼らにとって恒星はたんなる寄生星でしかありません。本当の目的は、人類そのものを殲滅させることにあります。
要するに我々が銀河系という生き物に湧いたバクテリアだとすれば、彼らはそれらを発見し、破壊しにきた免疫抗体のようなものでしょう」
タシロ艦長「馬鹿な!」
博士「そうですか?銀河系にとってみれば、人間の活動による恩恵など何ひとつないんです。
例えるなら、我々人類は、銀河に浮かぶゴミです」
0217名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 21:00:13.55ID:???
女子A「アンドロメダ焼きもう食べた?」
女子B「まだだよ」
女子C「ねえ、食べに行かない?アンドロメダ焼き」
女子A「ノリコも行く?」
ノリコ「今日私、ゴミ当番だから」
女子C「あの子も暗くなったねー」
女子B「違う違う、おねぇさまに捨てられてもねえ、ちゃっかりと」
女子A「え?なになになに」
女子B「コーチと、毎日べったべたでさ、今日もデートよ。きっと」
女子C「えー出来てんの?あの二人」
ユング「あなたたち本当にペアを解消しちゃったの?ふーん、じゃ、私もデートに誘っちゃおうかなー」
おねぇさま「…」
ユング「あはは。もちろんノリコのほうよ」
0220名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 21:17:46.77ID:???
コーチ「まずは昨日の復習からだ。ターンアップからブレーキオフまで。3分以内でやってみろ」
ノリコ「はい。1、2、3!Aパターン終わり!1、2!」
コーチ「遅い。敵は3分もあれば、火星から月までくるぞ」
ノリコ「はい!」
コーチ「いいかタカヤ。ひとつ教えておく。自分を守れるのは、自分だけだ。
しかし、そのために仲間を犠牲にすることは許されん。
自分を守り、さらに仲間を救いたければ、それだけの努力をしろ」
ノリコ「はい」
コーチ「よーし、Cパターンまでをあと50回繰り返せ」
ノリコ「はい、コーチ」
ユング「…」
0221名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 21:26:20.62ID:???
ノリコ「…!」
ユング「どうしたの?こんなところで。みんなとアンドロメダ焼き食べに行ったんじゃないの?」
ノリコ「あ、えーあの、私ドンくさいから、置いてかれちゃって」
ユング「ずいぶんしごかれてるみたいね」
ノリコ「…っ」
ユング「私と、勝負しない?」
ノリコ「え。あはは、あなたと私じゃ、全然試合になんないわよ」
ユング「私が負けるっていうこと?」
ノリコ「何を言ってるの」
ユング「バカにしないで!あなたがコーチから新兵器用の特別訓練を受けてることくらい知ってるわ!」
ノリコ「あれは…」
ユング「ペアの解消もその為のカモフラージュね。
さあ、特訓の成果見せてよ」
ノリコ「分かったわ」
0222名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 21:34:01.45ID:???
ユング「スプレーガンには訓練用の模擬弾を入れておいたわ。爆発はしないけどビリッと来るわよ。手加減はしないわ」
ノリコ「…」
ユング「いいわね?(オオタコーチは最初からノリコに決めていたんだわ。私ではなく、ノリコに!)」
ノリコ「(私は、ガンバスターのパイロットなんだ。おねぇさまに何を言われても、ユングやみんなにどう思われてもやるしかないんだ。そう、スミスの為にも)
0223名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 21:37:59.61ID:???
ノリコ「スミス、どこ…!スミス!
いやぁあああ!」
ユング「ノリコ!」
ノリコ「やだ!私はいや!出たくない!宇宙へなんか出たくないよー!」
ユング「…」
ノリコ「あーうわぁぁん!出たくないよー!」
0224名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 21:45:34.90ID:???
おねぇさま「あなた、ノリコをどうなさるおつもり?」
ユング「別に。宇宙で決着をつけようとしただけよ。ま、その必要もなかったけど」
(パァン!)
ユング「ぐっ!」
(パァン!)
おねぇさま「うっ!」
ノリコ「!」
おねぇさま「ノリコに嫉妬?みっともないわね」
ユング「あなたこそどうなの?コーチはノリコを選んだのよ。私達じゃないわ。
でも、今度宇宙へ出たら、あの子死ぬわよ。もっとも出られたらの話だけど」
おねぇさま「そうね」
ノリコ「(死ぬ…今度は私が?スミス…)」
0225名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:03:02.54ID:???
コーチ「なんだ。聞きたいこととは」
おねぇさま「いつまで、タカヤさんにあんなことをさせるおつもりですか?」
コーチ「終わるまでだ。全てが」
おねぇさま「ガンバスターは、私に合わせて設計されたものです。あの子には少し酷じゃなくって?」
コーチ「思いあがるのもいい加減にしろ。ガンバスターはお前たち二人で一つのマシーン兵器だ。
あいつの心配をする暇があったら自分を磨け」
おねぇさま「思いあがっているのはあなたのほうだわ。どうしてそう、人を思い通りに出来ると考えられるのかしら。
あなたの恨みを晴らす道具につくりあげられるのは、私一人でたくさん!あの子は巻き込まないで。
これで、失礼いたします」
コーチ「それだけか?」
おねぇさま「今度宇宙へ出たら、あの子はもう帰ってきません。
自分一人守れない者が他人を救うことが出来て?コーチ。こぼれた水は、もうコップへは戻りませんわ」
コーチ「アマノ」
おねぇさま「はい」
コーチ「ひとつ言っておく。こぼれた水はまた汲めばいい。それだけだ」
おねぇさま「…っ!」
0226名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:18:16.22ID:???
タシロ艦長「本艦隊は3時間後、最後の長距離ワープに入る。我々が今一番恐れているのは、本艦隊が、敵の追撃を受けることである。
母星である我が太陽系に敵を招き入れることは、何としてでも避けなければならない。
その為このワープは、レーダーの使えない亜空間から、直接太陽系内へワープアウトする。
異例の措置があるが、この方法が敵に追跡されにくい。苦しい航海だったが、みんなもよく耐えてくれた。
到着時太陽系は、2032年7月23日。上手くいけば右舷にハレー彗星が尾を引いているはずだ。
艦内の者たち「わー!」
タシロ艦長「静かに。最後の一仕事だ。気を緩めずに頑張ってもらいたい。以上だ!はぁ、よーし。あともう少しだ。頼むぞ」
0227名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:25:55.36ID:???
『ワープ開始まで、あと20分30秒。各員所定の位置に付いてください』
「もうすぐ地球よ。スミスも、ついてきてるよね。地球に着いたらあなたの故郷へ行くわ。
そして、あなたのお母さまにも会わなくちゃ。そして…そして…う…う…うっ…」
『ワープ開始まで、あと20分。非常用電源に切り替えます』
0228名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:32:22.78ID:???
女子B「地球に着いたら、何を食べに行こうかしら」
女子A「それより買い物よ。買い物。服の流行りなんか絶対変わってるから」
女子C「でさ、水着買って海へ行こうよ!」
女子たち「いいね!いいね!」
ユング「…」
おねぇさま「…」
0229名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:43:27.35ID:???
オペレーターA「ワープ開始、30秒前です」
タシロ艦長「どうかね?ガンバスターは」
コーチ「は。縮退路のチェックに、もう少し時間がかかりそうです」
タシロ艦長「いやー正直なところ、あれを使うこともなく無事地球へ帰りたいものだな。ま、期待しとるよ」
コーチ「恐縮です」
オペレーターA「艦長、第二加速に入ります」
タシロ艦長「了解した。任せる」
オペレーターC「目的地、太陽系を捉えました」
オペレーターB「よし。バニシングモーター接続」
オペレーターC「接続」
オペレーターD「ワープ開始、10秒前」
オペレーターE「亜空間、突入準備よし」
タシロ艦長「ワープ開始」
オペレーターB「ワープ開始」
0230名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:49:16.17ID:???
オペレーターE「敵の攻撃です!」
タシロ艦長「攻撃?そんな馬鹿な!ニュートン力学の通用しない空間だぞ。
(やつらレーダーも使わずにどうやってこちらの位置を…)全砲門開け!」
オペレーターB「標準は?」
タシロ艦長「構わん!撃ちまくれ!」
『非常事態発生。亜空間において敵と遭遇。現在開戦中。総員、第一種戦闘配置につけ。繰り返す。総員第一種戦闘配置』
ノリコ「…」
0231名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 22:59:20.25ID:???
タシロ艦長「他の艦も攻撃を受けてるのか?どうなんだ!」
オペレーターD「は。レーダーは全然真っ白です。亜空間を出るまでは調べようがありません。まったく、何も」
オペレーターC「第一装甲版大破!」
『亜空間を抜けます』
タシロ艦長「いかん!ワープアウトするな!やつらに地球の位置を知られる!」
オペレーターB「駄目です、間に合いません!」
タシロ艦長「なんてこった!」
0232名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 23:06:10.71ID:???
タシロ艦長「被害状況は」
オペレーターC「通常空間に出られたのは、艦隊の約12%。小型艦は全滅」
タシロ艦長「そうか」
オペレーターD「いや、違います!味方は本艦と、あと12艦のみ。残りの艦影は全て敵です!」
0233名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 23:12:56.74ID:???
「トップ部隊急速発進!」
「全機、B型装備急げ!」
「各部隊準備終わり次第発艦せよ」

コーチ「どうした?何をグズグズしてる」
ユング「リンダのマシーン兵器、左のジャイロがいかれちゃって」
コーチ「分かった。リンダはタカヤのマシーン兵器を使え」
リンダ「はい」
コーチ「タカヤは艦内待機」
ノリコ「え?…っ…はい…」
0235名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 23:30:37.56ID:???
タシロ艦長「キクチ君、やつらの様子はどうだ?」
キクチ「はあ、敵の艦影は22。うち主力と思われるのものは光速の約10%で移動中。残りは本艦隊を包囲しつつ、平行に進んでいます」
タシロ艦長「よし、やるぞ。副長。目標、敵大型宇宙生物。雷撃戦用意。光子魚雷全艦装填。発射管開け」
副長「了解。発射管開きます」
オペレーターD「測定完了」
オペレーターF「誤差修正」
副長「各部、発射準備よし」
タシロ艦長「全管発射!」
0236名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 23:33:44.36ID:???
ユング「やったわ!」

おねぇさま「光子魚雷が命中しても、まだ生きているなんて…!」

タシロ艦長「なんてやつだ!」
オペレーターD「敵小型生物多数。本艦に接近中。接触まであと20秒」
タシロ艦長「全砲門開け!応戦だ!」
0238名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 23:39:45.79ID:???
ノリコ「(うっ…うっ…やっぱり、宇宙へ出たら、私死ぬのかな。
だからコーチも私を降ろしたのかな。
誰も、誰も私のこと…
当たり前よね。私っていつも泣いてばかりだ。
誰も帰ってこなくて、一人になってもやっぱり泣いてるだけなのかな。
そして、そして、このまんま死んじゃうのかな)」
0241名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/24(水) 23:51:21.24ID:???
ノリコ「(スミス、あなたと一緒に今までの私は死ぬわ。
そして今から生まれ変わる。
もう泣かない。誰にも頼らない。自分の力で、最後までやるわ)」
0242名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:01:34.75ID:???
オペレーターD「艦尾損傷!」
オペレーターF「トップ部隊42%壊滅。レーザー群損傷率85%」
オペレーターA「我操舵不能。我操舵不能」
タシロ艦長「敵の親玉はどいつだ」
オペレーターC「本艦の右上方35度。目測で距離1万2千です」
タシロ艦長「エンジンを臨界まであげておけ。いよいよとなれば、本艦ごとやつにぶつける」
副長「艦長」
タシロ艦長「あいつらを地球にやる訳にはいかん」
オペレーターD「艦長!」
タシロ艦長「なんだ」
オペレーターD「第7ハッチが開いています」
タシロ艦長「なに!?」
0243名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:08:55.86ID:???
タシロ艦長「やめろ、タカヤ君。ガンバスターはまだ完全じゃないぞ」
ノリコ「現状で10分は動きます」
タシロ艦長「しかし、亜光速戦闘は無理だ」
ノリコ「いざとなれば、ぶつけるまでです!」
タシロ艦長「タカヤ君」
コーチ「タカヤ、目標はあくまで敵の主だ。雑魚には目もくれるな」
ノリコ「コーチ…はい!」
タシロ艦長「オオタ君」
コーチ「行け!」
ノリコ「発進!」
0244名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:11:00.78ID:???
ユング「何…あれ」
おねぇさま「ガンバスター…」
ノリコ「バスタービーム!」
おねぇさま「ノリコ!」
ユング「あれにノリコが…!」
0245名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:14:36.64ID:???
オペレーターD「巡洋艦自沈」
タシロ艦長「残るは本艦とガンバスターのみか。ガンバスターはどうか」
オペレーターC「敵主力と交戦中。苦戦しています」
0246名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:22:58.53ID:???
ノリコ「(当たらない…相手が早すぎるんだ。あ!くっ!
あと2分持たない。捕まえなきゃ。駄目だわ。イナーシャルキャンセラー全開!よーし、やってみる!」
タシロ艦長「いかん!」
コーチ「う」
ユング「死ぬ気!?」
おねぇさま「やめてぇえええええ!!」
ノリコ「パパ…スミス…私を守って…!
う…
捕まえた!
うわあああああああ!!!!!!!!!!」
0247名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:29:51.31ID:???
タシロ艦長「ガンバスターはどうした」
副長「多分、溶けて蒸発してしまったのでは」
オペレーターD「レーダー回復します」
オペレーターA「敵艦隊の姿が見えません。太陽系外に退避していきます。いました!ガンバスターです」
オペレーターたち「わー!」
0249名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:39:07.11ID:???
アクティブな心で 話は出来るから
掌つかんだら感じてね
星がきっと降る頃 流星のようにね
ふたつの心から光りだす

願い事なら 声にするから 強く
いつでも二人のために
SAY,SAY,SAY,SAY!

止まらないで きらめく夢
自由なまま
未来も抱きしめるのI NEED YOU.
0250名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 00:39:45.24ID:???
風を切るたび 気持ち良くって 胸が
膨らむ望みは高く
HIGH,HIGH,HIGH,HIGH,

包まれたい 伸びやかにね
二人のまま距離はZEROになってく
I LOVE YOU.
0252名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 21:48:59.63ID:???
沖縄
2032年
7月31日
卒業生・・・2名

先生「卒業証書授与。地球帝国宇宙軍付属沖縄女子宇宙高等学校3年2組。出席番号2番、アマノカズミ」
おねぇさま「はい」

ノリコ「(宇宙から帰ってきた私達を待っていたのは、沖女の卒業式だった。
あーあ、早すぎる卒業式。
私はこの校舎には、4か月分の思い出しかない。
でも、地球ではすでに、10年が過ぎていた。
あのカシハラさんも、今はこの学校の先生になっている。
クラスメイトはもう誰もいない。
キミコもいない。
宇宙は思い出さえ、吸い取ってしまうのね)」

先生「同じく3年1組、タカヤノリコ」
ノリコ「は、はい!」
0254名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 21:56:47.49ID:???
ノリコ「17でもう卒業か。なーんか人生得したみたいですね」
おねぇさま「ふふ、何にも分かってないのね。戸籍上じゃ、あなた27歳なのよ」
ノリコ「ふーん、じゃあ本当は私、子供なんかいたりしてもおかしくない年なんですね。
ん?あ、あの…あなた」
キミコ「タカヤノリコさん?」
ノリコ「キミコ…?」
0255名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 22:05:40.90ID:???
ノリコ「ふーん、じゃあひいちゃんもリツコも結婚したのか。私だけ取り残されちゃったのね。
おまけにキミコはもうお母さんか。ね、タカミちゃんいくつ?」
キミコ「今度3歳になるわ」
ノリコ「ふーん、あ!何あれ?」
キミコ「エルトリウムよ」
ノリコ「えー!あれが?」
キミコ「ええ、ここからでも、双眼鏡だとちゃんと形が分かるのよ」
ノリコ「ふーん、でっかいのねー」
キミコ「全長は70キロを超えるそうよ。何でも、地球脱出用の船らしいわ」
ノリコ「え」
キミコ「噂だと軍人を優先させるから、民間人で乗れるのは4000人に1人ですって」
ノリコ「そんな」
キミコ「私を軽蔑してもいいわ。ノリコ、あなたのコネでタカミの席どうにかならない?あの子には、未来が欲しいの」
ノリコ「キミコ…」
0256名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 22:14:53.57ID:???
ノリコ「あ、もしもし。キミコ?い、いえ、キミコさんいらっしゃ…あ、タカミちゃん?
私。ノリコお姉ちゃん。違う、まだおばちゃんじゃないの。
ねえ、ママいる?あーパパとお出かけ。
じゃあタカミちゃん一人でお留守番なんだ。えらいねー。
じゃあね、タカミちゃん。ママにノリコがごめんねって言ってたって。
うん、そう。じゃあ、バイバイ」

ノリコ「(タカミちゃんの未来か。キミコはすっかり母親なんだ。
宇宙にいる間にこんなに時間が過ぎて、私一人取り残されていく…。
パパ、パパも宇宙から帰るたびにこんな思いしてたの?
こんな寂しい思いを)」
0257名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 22:32:21.41ID:???
8月6日
午前4時15分
パロマ天文台
宇宙軍情報部

軍部「あ!何!?聞こえない!え!こと座の?326付近に?敵の大集団!?」

監視衛星

レーダー士「そうだ!敵の数が多すぎて、宇宙が黒く見えない!敵が7分で黒が3分。いいか?敵が7分に、黒が3分だ!」
0258名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 22:41:45.47ID:???
軍令部小会議室

軍部A「縮退レーダーによる計測値は、目標が密集体型を取っているため、正確な数は把握出来ず。
推定でもおそらく億を超えており、両翼は約80天文単位。最終防衛線への到達は、現在のところ不明です」

軍部B「80天文単位、ピンとこんな」
軍部C「ほぼ冥王星の軌道直径と…」
タシロ提督「やつらめ、ついに来たのか」
0259名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 22:47:39.16ID:???
テレビ『次のニュースです。11年前、対宇宙怪獣戦用に、宇宙軍内で組織されましたトップ部隊の解散が、この度正式に発表されました。先のリーフ64…』

『タカヤ中尉、タカヤ中尉、オオタ中佐がお呼びです。至急職員室までお越しください』
ノリコ「…雨?」
0260名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 22:58:23.78ID:???
おねぇさま「あなたは身勝手過ぎるわ!いつもそうやって、私のことなんて少しも」
コーチ「それなら俺のところなんて、来るな!」
ノリコ「…」

おねぇさま「…っ。う…く…」
ノリコ「あ、あ…おねぇさま」
コーチ「ぐっ…」
ノリコ「コーチ!コーチ!
ノリコ「もしもし、もしもし。こちら沖縄女子宇宙高校の…コーチ、何するんですか!」
コーチ「ア、アマノには言うな。言えばお前を、殺す!」
ノリコ「コーチ!しっかりして下さい。コーチ!コーチ!」
0261名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 23:04:36.46ID:???
翌日

ユング「ノリコ、私ねえ、新しい恋に生きることにしたんだー。コーチのことは諦めるの。
まあ、人は自分と同じ人生を歩めない。だから出会いがあれば、それだけ別れもあるってことよね。
一度しかない自分だけの人生ですもの。一分でも無駄にしたくないわ。時は止まってくれないものね。
しっかしあんた暗いわねー。あの日?」
ノリコ「バカ」
0262名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 23:24:22.78ID:???
(ユング「まあ、人は自分と同じ人生を歩めない」)
ノリコ「だから、自分は自分の人生を生きていくのね」

ノリコ「コーチ!コーチ!しっかりして下さい。コーチ!」
コーチ「タカヤ、今人類は始まって以来、最大の危機に直面している」
ノリコ「そんなことより」
コーチ「黙って聞け!」
ノリコ「…!」
コーチ「敵の集団がそこまで来ている。これまでになく大規模な攻撃だ。人類が生き延びるチャンスは、万に一つしかない。お前達のガンバスターだ。ぐ…」
ノリコ「コーチ!」
コーチ「タカヤ、勝て。地球を救い、仲間を助けるために」
ノリコ「…」
コーチ「ガンバスターは勝たねばならん」
ノリコ「…」
コーチ「いいか?タカヤ」
ノリコ「はい」
コーチ「お前とアマノは、一人一人では単なる火だが、二人合わせれば炎となる。炎となったガンバスターは、無敵だ」
ノリコ「コーチ」
コーチ「俺の選んだお前達だ。必ず勝てる」
ノリコ「はい、コーチ」
コーチ「タカヤ」
ノリコ「はい」
コーチ「あの時、俺はタカヤ提督を死んでも守り抜くつもりだった。しかし現実はその反対だ。お前には済まないと思っている」
ノリコ「そんな、コーチ。やだ…」
コーチ「そんな俺も、今まで生きてきたのは、提督から託された未来を、お前達へガンバスターと一緒に、手渡すためだ。それももうすぐ終わる。タカヤ」
ノリコ「はい」
コーチ「俺の体のことをアマノには黙っていてくれ。あいつは弱い。この事を知ったら、戦えるような子じゃない」
ノリコ「…」
コーチ「タカヤ頼む。アマノを守ってやってくれ。守ってやってくれ」
0264名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/25(木) 23:44:55.00ID:???
帝都東京
地球防衛庁
緊急対策会議

艦政本部長「とにかく、敵は来たんだ。総力を挙げて、迎撃するしかあるまい」
軍令部総長「頼みのエルトリウムの様子はどうなるかね」
造船課長「は。現在、艤装が16%進んでおり、明後日より支援部隊1500名を新たに…」
艦政本部長「あー駄目だ駄目だ駄目だ!とても出撃は出来ん!」
軍令部次長「艤装の済んでない戦艦なんぞ、石のタヌキだ」
第一(作戦)課長「しかし、現存する戦力では、万に一つの勝ち目もありません」
宇宙軍次官「それではどうするんだね?敵は明日にも絶対防衛線を越えるのかも知れんのだぞ」
一同「…」
コーチ「提案します」
一同「…!」
艦政本部長「オオタ中佐!」
0265名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:07:09.81ID:???
コーチ「廃艦処分となった無人のエクセリオンを、敵の中心部に送り込み、そのキングス弁を抜いて、
ワープエンジンとなる縮退路を暴走させます。
ボイド効果により、暴走した縮退路は、2分45秒後に、人工ブラックホールとなり、雷王星ごと敵の体幹を飲み込みます。
その護衛には、バスターマシンを使用します」
軍令部次長「オオタ君、無茶を言うな」
コーチ「敵は数億ですよ!完成してるガンバスターが、ただの一機で他にどういった作戦があるというんですか!ありはしませんよ!」
0266名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:14:40.00ID:???
東京行ウルトラひかり号
061便 10号車内

『車掌室よりお知らせします。ただ今、新岡山駅を定刻通り通過。次の停車駅、新大阪への到着は、9時31分の予定です』

車内販売「岡山名物、きびだんごともみじ饅頭、テレホンカードはいかがでしょうか」
ノリコ「おねぇさま、いよいよ出発ですね。…あの、荷物少ないんですね」
おねぇさま「あなたもね」
ノリコ「へへへへ。だって、今度はすぐ帰ってくるんですもの」
おねぇさま「すぐじゃないわ。地球では、半年経つのよ」
0267名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:24:40.24ID:???
宇宙基地行エスカ―

ノリコ「おねぇさま」
おねぇさま「ん?」
ノリコ「あの、コーチの体のことは」
おねぇさま「知ってるわ。でも、今は一人の心配より、もっと多くの、何十億という人の命を心配しなくてはいけない時よ。とてもめげてはいられないわ」
ノリコ「そ、そうですよね。良かったー。いつものおねぇさまらしくて」
おねぇさま「…」
0269名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:35:18.71ID:???
ノリコ「ん?あれ?コーチ。やっぱり!おねぇさま、コーチがいらしてるわ。
コーチお元気そうですね。ねぇ、おねぇさま。
もしかして、帰ってきたら、コーチと結婚、なんてことになってるんじゃないのかなー?どう?図星でしょう?
二人はお似合いのカップルなんだから、コーチも体をいたわってくれる人が必要ですもの。ね」
おねぇさま「あなた、分かってないのね」
ノリコ「…」
おねぇさま「コーチの体は、宇宙放射線病に侵されているのよ。あと半年持たないんじゃないかって…」
ノリコ「…!」
おねぇさま「もう、会えないかもしれない…」
ノリコ「そんな…コーチ…コーチぃぃいい!!」
コーチ「…」
ユング「…もう、会えないかもしれませんね」
0270名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:39:57.66ID:???
沖縄

タカミ「ねえ。あれにノリコおねえちゃんがいるの?」
キミコ「そうよ。ママの一番の親友が、あれに乗ってあなたの未来をつくってくれるのよ。大きくなったら、タカミにも話してあげるわ」
タカミ「ふーん。あれ、ママ泣いてるの?」
キミコ「何でもない。何でもないのよ」
0271名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:46:24.93ID:???
宇宙戦艦ヱクセリヲン
ノリコ「…」

『加速開始15分前です。各バスターマシンは、予定位置へ急いでください』

ノリコ「(上が地球時間。まだ、みんなと同じ時を生きてる。
これから、おねぇさまと二人だけの時間が流れ始めるんだわ)」

おねぇさま「…」

『加速10秒前。8、7、6、5、4、3、2、1』

ノリコ「…」
おねぇさま「…」
0273名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 00:54:02.82ID:???
雷王星

おねぇさま「敵集団を補足。このまま最前部に接触するわ。敵影約2億5千万。前方確保。いくわよ、ノリコ!」
ノリコ「はい!」
0274名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 01:02:09.44ID:???
おねぇさま「あと38億キロ。ノリコ、このまま中心部へ」
ノリコ「はい。あ」

ノリコ「あと10億キロ(あ、もう4か月)」
おねぇさま「もう駄目。これ以上行きたくない!」
ノリコ「おねぇさま…!」
おねぇさま「私動けない。もうこれ以上動けない」
ノリコ「おねぇさま…」
おねぇさま「あの人が死んでしまう。地球に帰ったってもうあの人はもういないわ。私まだ何も言ってないのに。
好きだとも、愛してるとも、抱いてとも言ってない。何一つ、言えなかったのよー!」
0275名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 01:15:23.34ID:???
おねぇさま「本当はあの時、キスして欲しかった。抱いてほしかった。好きだと言ってほしかったのよ。
それなのに、それなのに…このままもう会えなくなってしまうなんて、絶対にいやぁあああ!」
ノリコ「おねぇさま、しっかりしてください!このままじゃやられてしまうわ。
コーチの6か月はどうなるの?本当はコーチだって、おねぇさまと一緒にいたいはずよ。最期の6か月よ。
本当は行くなと抱きしめてやりたかったはずよ。
それをコーチは、自分を捨てて、その半年を、私達に、ガンバスターに賭けたのよ!これはその6か月なのよ。おねぇさま!」
おねぇさま「…!」
ノリコ「いいえ、コーチだけじゃないわ。キミコも、ユングも、自分達の未来をみんな、私達二人に託したのよ。
その私達が負けたら、みんな今まで、何のために生きてきたのよ!私達は…私達は…必ず勝たなきゃいけないのよ。
お願い、カズミ…戦ってぇぇええ!!!」
おねぇさま「分かったわ、ノリコ。合体しましょう」
ノリコ「おねぇさま!」
0276名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 01:24:45.27ID:???
おねぇさま「(あなたの6か月。この6か月戦ってみせるわ。あなたの為に。
それが、あなたと同じ時を生きる、唯一の方法なのね」

ノリコ・おねぇさま「ガンバスター!」

おねぇさま「ノリコ、ヱクセリヲンは健在。私達の左下方にいるわ」
ノリコ「おねぇさま。あれを使うわ」
おねぇさま「ええ、よくってよ」
ノリコ「うわあああああ!!!!!!」

ノリコ「スーパー!」
おねぇさま「イナズマ―!」
ノリコ・おねぇさま「キーック!」

ノリコ「合体したガンバスターをただのマシンと思わないでよ。コーチの…コーチの…心がこもってるんだからぁああ!!」
0277名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 01:33:52.18ID:???
くじけちゃうわ だめな私
傷だらけのハート かくした涙がひりひり
誰もみんな 最初(はじめ)はそう
あきらめたら ダメよ ついてきなさい しっかり

とても できないわ
自信をもつの
どきどき してくる
たよっても 無駄よ

瞳とじて 祈るように
fire fire 今 生命(いのち)を燃やすの!

愛を止めないで 走り続けるの
胸に抱きしめた 光 灯すまで
Ride on Ride on Ride on!
0278名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 01:50:25.97ID:???
夢見ること 遠すぎるから
ため息を ついちゃう だけど 負けないわGANBARU
それでいいの 努力なしで
簡単につかめる 夢はいらない そうでしょ

一途な気持ちは
かならずかなう
自分を 信じて
宇宙(そらの)果てまで

今はじまる 果てない旅
higher higher 今 Topをめざして!

愛を止めないで 走り続けるの
胸に抱きしめた 光 灯すまで
Ride on Ride on Ride on!

おねぇさま「ノリコ、敵機直上。急降下」
ノリコ「…!」
おねぇさま「下からも来るわ。約3000」
ノリコ「!ホーミングレーザー!」
おねぇさま「みんなの未来。私達の未来。ガンバスターでつくってみせる!」
ノリコ「その通りよ。だから、邪魔しないで!バスターミサイル!」
おねぇさま「ノリコ、離れて。反撃が来るわ。敵をこちらに引き付けるのよ。出来るだけ多く。出来るだけ遠くに。来るわ、集中砲火。約20000」
ノリコ「バスターシールド!そんなもので、私達がやられると思って!」
おねぇさま「あと2000万キロ。それまで持てばいいわ。!」
ノリコ「下も!?」
おねぇさま「参ったわね。まさかこんなものもあったなんて」
ノリコ「思ってもみなかったわ」
おねぇさま「さすがね」
ノリコ「でも、コーチがつくったガンバスター、甘く見ないでほしいわ。ダブルバスタートリガー!うわぁああああ!!!」
0280名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 02:06:05.73ID:???
軍令部

軍部A「成功です。本日午後10時45分、パロマ天文台で、G型のX線を観測。
現時点ですでに、敵の99.89%が消失しました。なお、衝撃波はあと6か月で到達します」
タシロ提督「うーん、今回は助かったか」
0282名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 02:10:28.88ID:???
コーチ「…」
おねぇさま「コーチ…コーチ…!うっ…う…好きです。コウイチロウさん!うっ…うう…」

ノリコ「ごめん、ごめんね。スミス。もう泣かない約束だったよね。
でも、キミコは褒めてくれるわよね。ね、パパ」
0288名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/26(金) 20:22:59.93ID:???
沖縄女子宇宙高等学校 新校舎

レイコ「あなたとは同級生なのに、今は私の方が10歳も年上のおばあさんだなんて、宇宙とは不思議なものですね。
また宇宙へ行かれるのですか?」
おねぇさま「ええ」
レイコ「まさかあなた程の人が志願なさるなんて。太陽系絶対防衛線の英雄ですのに」
おねぇさま「あの時戦えたのはノリコのおかげですのよ。カシハラさん。本当に地球を守ったのは、あの子だわ」
女子達「コーチ!コーチ!」
タカミ「コーチ、本当に今日行っちゃうんですか?」
おねぇさま「ええ、残念だけど。しばらく戻ってはこれないわ」
タカミ「そんな…コーチ」
女子達「コーチ!」
女子A「あの、これ。みんなで折りました。一緒に宇宙へ持っていて下さい」
おねぇさま「ありがとう、大切にするわね」
タカミ「コーチ。これ、お母さんからノリコおばさんにって」
おねぇさま「分かったわ」
女子B「コーチ。私達コーチがお帰りになるのを何年経ってもずっと待ってます!」
女子C「だから、だから、必ず帰って来て下さい!」
レイコ「私もお待ちしておりますわ」
おねぇさま「ありがとう」
0292名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 20:53:14.02ID:???
『このロープウェイは、軌道上の第三宇宙ステーション、メリディアン・スターまで直通で参ります。
途中気圧の関係上、耳がツンといたしますので、ご注意下さい』

オーストラリア大陸

おねぇさま「あの辺りは、まだ復旧されていないんですのね」
カルイアデス計画担当局員「ブラックホール爆弾の建造に全力を傾けていますから。そんな余力はありませんよ」
おねぇさま「そう。15年も経ちますのに」
カルイアデス計画担当局員「雷王星軌道で、超重力崩壊を起こしたのですから。惑星3つと、地軸の歪み程度で済んだのもむしろ幸運と言えます」
おねぇさま「そうね」
カルイアデス計画担当局員「しかし今回は、宇宙怪獣の巣ごと、銀河系の中心を全て飲み込む計画です。
果たして人類にそんな権利があるのでしょうか。銀河系そのものを破壊するのですよ」
おねぇさま「そうしなければ、人類が滅びますわ」
カルイアデス計画担当局員「それが運命ならば、黙って受け止めてもよろしいのではないのでしょうか。私は、このまま何もしないほうがいいと思います」
おねぇさま「それは自殺行為ですわ。自殺が果たして幸せと言えるのでしょうか」
カルイアデス計画担当局員「分かりません」
おねぇさま「私にも本当は分りません。しかし、それは後の歴史が判断してくれるはずですわ。
今私達がすることは、生き延びるための努力です」
0294名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/26(金) 21:09:47.36ID:???
同日 銀河系中心核いて座
銀河中心殴りこみ艦隊
旗艦 エルトリウム

ノリコ「お呼びですか?」
タシロ提督「うむ。地球脱出を諦め、宇宙怪獣に対し反攻をかける、このカルネアデス計画も、あとはいよいよ本体の到着を待つばかりとなった。
これも、君達二人のガンバスターのおかげだ。その本体もあと12時間後には合流する」
ノリコ「え、もう出来たんですか!?」
タシロ提督「そうだ。タイムスケジュールは1000分の1%しか遅れていない」
ノリコ「もう地球じゃ、あれから15年も経っちゃったのかあ」
ユング「そのバスターマシン三号に人は乗ってるんですか?」
タシロ提督「うむ。出航時の計画では有人のはずだ」
ノリコ「ふーん、誰が乗ってくるんでしょうね」
0295名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/26(金) 21:15:56.21ID:???
「ロスキャンセラー起動。問題なし」
「縮退路内、圧力上昇」
「エーテル波動値、プラス3に修正」
「亜空間ソナー作動良好」
「重力半減突破まで、あと5秒」
「バニシングモーター接続、準備よし」
「ワープ開始」

おねぇさま「ワープ開始」
0296名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 21:28:02.63ID:???
カルネアデス計画総合指令室

「亜空間突入異常なし。空間曲線反転問題なし」
「縮退レーダー探索開始」
「航路正常」
「重力及びエーテル波全て正常値。成功です」

計画指令「ここまではな」
同 参謀長「我々は人智を尽くしました。あとは天命を待ちましょう」
計画指令「うむ、そうだな。もう我々に残されたのは、神に祈ることだけだ。奇跡を信じるしかないか」
0297名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/05/26(金) 21:33:50.41ID:???
「艦尾4時方向に重力子。規模はM7.7」
「何ものかがワープアウトしてきます」

タシロ提督「これがブラックホール爆弾。これがバスターマシン三号なのか。
人類の科学は、技術は、こんな巨大なものをつくることが出来るというのか」

おねぇさま「さすが銀河の中心ね。宇宙が白いわ。やっと、やっと会えるんだわ」
0298名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 21:37:15.86ID:???
「わー!」
タシロ提督「ようこそエルトリウムへ」
ノリコ・ユング「あ…!」
おねぇさま「ノリコ!ノリコ!」
ノリコ「…」
おねぇさま「ノリコ!」
ノリコ「…」
おねぇさま「良かった。もう会えないのかと思っていたのに」
ノリコ「え、ええ…」
0299名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 21:50:39.85ID:???
おねぇさま「懐かしいわね。あれからもう15年も経ったなんて、信じられないわ」
ノリコ「…」
おねぇさま「あ、そっか。ノリコには、まだ半年前のことだったわね。駄目ね。年を取ると辛気臭くなって」
ノリコ「そんな、おね…いえ、オオタ中佐」
おねぇさま「いいのよ、今まで通りで。その方が嬉しいわ」
ノリコ「…」
おねぇさま「そうだ。タカミさんから預かりものがあるのよ」
ノリコ「え!あ!キミコからだわ。ノリコ、お元気?あなたとの高校時代、今でも懐かしく思い出します。
あの頃はまだ3つだった娘のタカミも、今度18になります。私が生きているうちに会えるのは無理かもしれないけど、
せめてあの子が生きているうちにはお帰りください。待っています。どうか、お体だけは大切に。ではお元気で。
タカヤノリコさまへ。あなたの親友、アカイキミコより。追伸、娘の写真を同封します」
タカミ『ノリコおばちゃん、早く帰って来てね。ふふふ』
ノリコ「キミコ…タカミちゃん…うっ…うう…」
0300名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:08:38.06ID:???
作戦発動90分前

タシロ提督「あと90分後に、カルネアデス計画は最終段階に入る。
バスターマシン三号の核になっている木星が、第二次縮退をはじめ、爆縮を開始するまでの56分32秒。
本艦本体を、何としても死守してもらいたい。
そして、第三次縮退開始と同時に、全艦一斉に超長距離ワープにて、戦線を離脱。オリオン腕へ脱出する。
それで、本作戦は終了となる。人類の存亡はまさにこの一戦にかかっている。必ず勝ってくれ。以上」

「全艦戦闘配置」
「全砲門開け」
「シズラー・銀(量産型ガンバスター)。シズラー・ブラック。シズラー・ホワイト直ちに発艦体勢に入れ」
0301名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:19:52.11ID:???
ユング「オオタさん!」
おねぇさま「はい」
(パァン!)
おねぇさま「う…」
ユング「あなたはいつも私が欲しいものを手に入れるのね。はい」
おねぇさま「…」
ユング「コーチも、バスターマシンもあなたのものよ」
おねぇさま「ユング…」
ユング「まだ言いたいことは山ほどあるけど、明日にするわ。じゃあね」

「タイムスケジュール、セットオン」
「爆縮開始まであと56分10秒」
「敵集団発見。光速約12%で進行中。接触まであと68分20秒」

タシロ提督「来たか、やつらめ。来るなら来い。追い詰められた人類が何をするか見せてやるわ」

「爆縮開始まであと55分」
0302名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:22:38.80ID:???
ノリコ「パパ、パパの船から始まったこの戦争ももうすぐ終わるわ。安心して。そしたら帰るね。タカミちゃん」
おねぇさま「ノリコ、2号艦には私が乗るわ」
ノリコ「おねぇさま」
おねぇさま「ユングが譲ってくれたの。これで最後になるからって」
0303名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:39:31.69ID:???
爆縮開始まであと32分

「各部隊発艦終了」
「全艦迎撃準備よし」
「敵の様子は?」
「数は約80億に増えました。接触まであと43分」

タシロ艦長「副長、君は神を信じるかね」
副長「いえ、私は」
タシロ艦長「そうか。わしは信じるよ。見たまえ。こう距離が近ければやつらもワープしてくることは出来まい。12分の差で我々の勝ちだ」
副長「それは奇跡とか言うものです」
タシロ艦長「奇跡か。神が今の我々のために作ってくれた言葉だよ」

「艦長、エリア5732に重力子。敵集団がワープアウトしてきます」

タシロ艦長「そんなバカな…!」
0304名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:45:24.13ID:???
タシロ艦長「信じられん。やつらはこんな短距離をワープ出来るのか」

副長「艦長、やつらは直接ブラックホール爆弾に体当たりするようです」
タシロ艦長「なに!特攻か!?やつらめ、ブラックホール爆弾に気づいたな」

タシロ艦長「食い止めろ。やつらの侵入をこれ以上許しちゃいかん」
0305名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:49:10.42ID:???
副長「駄目です。スーパーエクセリオン級では歯が立ちません」
タシロ艦長「なんてこった」

「第1波本体まであと30秒」

タシロ艦長「バリア最大」

「敵、第1波。バリアに接触」

タシロ艦長「もってくれよ…!」

ユング「まさか!」
ノリコ「自爆するなんて…」
おねぇさま「敵の数が多すぎるわ。ノリコ、分離しましょう!」
ノリコ「了解!」
0306名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:53:49.82ID:???
「続いて、第2波、第3波来ます!」
「バリア崩壊!損害不明!」
「第6、7、8艦隊全滅」
「爆縮まであと22分」

タシロ艦長「どんな犠牲を払っても構わん。本体を死守しろ。あと22分だ」
0307名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 22:59:17.32ID:???
大破・轟沈 1,700隻
中破 4,500隻
未帰還機 22,800機

バスターマシン1号
健在

バスターマシン2号…健在

同3号…健在

爆縮開始まであと3分
0308名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:08:01.24ID:???
タシロ艦長「味方は何隻残っているか」
副長「本艦と2562隻です」
タシロ艦長「そうか、健闘したな」

「第三次縮退まであと60秒」
「全スレイブ作動開始。シュワルツシルト半径到達まであと40(よんまる)の予定」

「敵主力は沈黙を守っています」
0309名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:10:35.10ID:???
副長「あれだけの損害で稼働している。まさに」
ユング「奇跡だわ」
タシロ艦長「みんなよくやってくれた。ありがとう」

「爆縮開始まであと30秒」
「稼働20秒前。全船対電磁、対光波防御」
「稼働10秒前。8、7、6、5、4、3、2、1」
0310名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:18:10.87ID:???
タシロ艦長「どうした!?」

「駄目です。スレイブが98%しか作動しません」

タシロ艦長「そんな、馬鹿な…!」

「質量不足です。中心部で縮退連鎖を起こさない限り、爆縮は始まりません。失敗です」
0311名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:24:24.38ID:???
タシロ艦長「なんてこった。人類の全てを賭けた結果がこれとは。神も仏もいないのか」
副長「天が我らを見放しただけでしょう」
タシロ艦長「奇跡は、起きなかったな」
ノリコ「いいえ。奇跡は起きます!起こしてみせます!」
タシロ艦長「タカヤ君、何をする!」
ノリコ「バスターマシンにも大型縮退路があります。それを使って起爆させれば」
タシロ艦長「いかん。人が乗っているものを、点火線には使えん。無人船を送り込むまで待て!」
ノリコ「その前に敵の主力部隊が来て破壊されてしまいます!」
タシロ艦長「タカヤ君」
ノリコ「おねぇさま!」
タシロ艦長「オオタ中佐、君まで」
おねぇさま「いいえ、こうすれば縮退路が2つになります」
ノリコ「おねぇさま…」
おねぇさま「二人で帰りましょう。地球へ」
ノリコ「はい」
0314名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:36:06.00ID:???
敵主力到達まであと8分

「各部隊、収容を終わりました」

タシロ艦長「敵の様子はどうかね」

「第14波以来、沈黙を守っています。ワープの兆しもありません」

副長「どうやら次に来るときは120億を超えていますね」
タシロ艦長「うむ。直接、とどめを刺すつもりか」
0315名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:53:01.91ID:???
おねぇさま「表面温度1600℃。外圧1万5600tpm。大丈夫、まだ持つわ」
ユング「私も行くわ」
ノリコ「ユング!」
おねぇさま「駄目よ、帰って!」
ノリコ「シズラー・ブラックでは、木星の圧力に耐えられないわ」
ユング「構わないわ」
ノリコ「ユング…」
おねぇさま「間違えないで、ユング。私達は死にに行くのではないのよ。自殺じゃないわ」
ユング「でも、でも、こんなところにいたら、何十年、何百年先か。いつ帰れるか分からないのよ」
ノリコ・おねぇさま「…」
ユング「もう同じ時は過ごせないのよ」
ノリコ「知ってるわ」
ユング「…だったら!」
ノリコ「でも、みんなは同じ時を過ごせるわ」
ユング「…!」
ノリコ「タカミちゃんには、そんな思いをさせたくないの。これで最後にしたいのよ」
ユング「…っ」
おねぇさま「ユング、生きていれば明日が来るわ」
ノリコ「お願い、キミコに伝えて。必ず帰るって」
ユング「…うん」
ノリコ「じゃあね、ユング」
ユング「ええ」
おねぇさま「さよならは言わないわ。行ってきます」
ユング「行ってらっしゃい。ノリコ、カズミ。帰ってきたら、おかえりなさいと言ってあげるわ」
タシロ艦長「すまん」

「中心部まであと20(ふたまる)。これより交信不能となります」
0316名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/26(金) 23:59:48.92ID:???
ノリコ「(お願い、耐えて!ガンバスター!)」
おねぇさま「これでバスタービーム、バスタコレダー、全て使えなくなったわ。
静かね。このあたりで生きてるのは私達二人だけね」
ノリコ「ごめんなさい、おねぇさままで」
おねぇさま「いいのよ、ノリコと一緒なら」
0317名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/27(土) 00:07:52.36ID:???
木星中心部スレイブジェネレイター

ノリコ「やるわ!おねぇさまの命、私に預けて!」
おねぇさま「…」
ノリコ「うわぁあああああ!!!!!
ごめん、ごめんね。ガンバスター」
おねぇさま「電源オフ。1号炉全力運転。縮退開始」
ノリコ「縮退開始」
0318名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/27(土) 00:13:00.83ID:???
「重力子部体を確認。ガンバスターです」

おねぇさま「あと0、2。臨界点突破。ノリコ」
ノリコ「うぉおおおお!!!!うぉおおおおお!!脱出!」

「再始動確認」
「縮退、開始しました」

タシロ艦長「…全艦離脱。予定通り、超長距離ワープに入る」
副長「了解。全艦ワープ準備」

「全艦ワープ準備」

ユング「うっ…うっ…。ノリコ、カズミ。本当に、本当に、生きて帰って来て」
0319名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/27(土) 00:15:55.47ID:???
ノリコ「ごめん、キミコ!もう会えないっ!!」

キミコ「ん?」
タカミ「ママ、どうしたの?」
キミコ「え」
タカミ「何でもないのよ。ちょっとね。ノリコが呼んだような気がしたの」
0321名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/05/27(土) 00:24:52.05ID:???
太陽系

ノリコ「1万、2000年後か…」
おねぇさま「地球よ、ノリコ」
ノリコ「もう、沖縄がどこにあるのか分からなくなっちゃった。人間は?明かりが見えないわ」
おねぇさま「やっぱり、人類は滅びてしまったのかしら。このあたりが沖縄だった」


オカエリナサイ


ノリコ「ああ‥‥ははははは、おねぇさま!」
おねぇさま「帰ってきたんだわ。私達」
ノリコ「ありがとう、ガンバスター!さようなら」
0323名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/24(土) 08:11:39.69ID:lUJNW4+Z
碇シンジのコスプレをしてみました〜https://youtu.be/UkWSWo3aBI4
0326名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 19:56:40.48ID:???
渋谷で降りたことに深い意味はない。
少なくとも、俺はそのつもりだった。
日本にはもう秋が訪れている。
この国を離れて3年。
思い出すことさえなかった国だ……。
駅前は人ごみに溢れ、ざわめきに満ちている。
俺は人々を見つめていた。
0331名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:05:48.81ID:???
気が付いたら、俺は宮下公園にいた。
時差の影響か、ベンチに腰をかけると、猛烈に眠気が襲ってきた。
これが戦地なら絶対に許されないことだ。
だが、ここは日本だ。
腐ったほどに平和な国、日本……。
0333名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:10:26.18ID:???
銃声が聞こえた。
いや、そんな気がするだけだろう。
ここは日本だ。
平和ボケした人々。そして、街。
戦場などこの国には存在し得ない。;
感覚がまだこの国になじんでいないのだろう。
俺は苦笑しながら、寝返りをうった。
0336名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:14:50.78ID:???
目を覚ますと、まるでひと泳ぎしたあのように体が濡れている。
荒い息を整え周りを見る……そこにはなごやかな日常があった。
そうだ、ここは日本だ。
「帰ってきちまったんだ……」
0337名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:16:49.09ID:???
男の肩が当たった。
「……Pardon」
ひどく訛りのある英語だった。
なんの気なしに振り返った俺の目に、金色の記章が飛び込んできた。
0338名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:19:35.48ID:???
米軍……!?
即座に体が反応する。
敵を前にしたときの、あの、毛細血管までが収縮するような、
皮膚が焼け縮れていくような感覚。
しかし不思議なことに、その感覚は全身にいきわたることなく、
俺の中からたちまち消えていった。
0339名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:22:09.23ID:???
雑踏の中、男は遠ざかっていく。
ニセ者だ。
従軍経験のあるものなら一目でわかる。
いくら軍服で着飾っても、その一挙手一投足に“臭い”がないのだ。
0340名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:25:31.33ID:???
男はすぐに見えなくなった。
まあいい。
俺には関係のない話だ。
俺は歩いていた方向を振りかえり、また顔のない人間どもの群れに紛れ込んだ。
0341名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:27:10.59ID:???
やたらスクランブルが多い。
3年前はこうではなかった。
……ように思う。
俺の「昔」は、既に遠い記憶の果てにあった。
0342名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:29:03.10ID:???
子供のころから強い人間になりたくて、柔道、剣道、合気道、空手、
日本拳法、中国拳法、ボクシング、テコンドー……
さまざまな格闘技を習ったが、何か違っていた。
0344名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:33:54.13ID:???
格闘技を覚えたのはこんな素人の馬鹿をしつけるためじゃない。
鼻を2回足を2回腕を1回拳を1回鎖骨を1回折ったのはこんな目的のためじゃない。
失神3回入院2回吐血1回血尿3回はこんな喧嘩をするためじゃない。
自分の歯を年の数だけ失ったのはこんなことをするためなんかではない。
0348名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:40:46.93ID:???
「てめえ、この街でオレたちに手ェ出すとどんな目にあうかわかってんのか?」
「あァ?殺しちまうぞこのタコ。てめえみてえな野郎が渋谷うろうろしてんじゃねえよ、ええ?」
「おォ?何かいってみろよこのくそったれ!」
0349名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:42:40.81ID:???
「コラ土下座してワビいれろォ!」
うるさいんだ、ほっといてくれ。
「て……てめえ、何だその目は……!」
ガキの一人が肩をつかんでくる。
0350名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:45:11.72ID:???
円を描くように身体をさばき、間接を逆に取った。
寸止めなどしない。
ヤツの左腕が長く伸びた。
「い?……いでえええええええええ!!!」
0351名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:46:50.15ID:???
「やッ、やれ! やっちまえッ!」
ガキどもは一瞬後退り、それぞれにおびえながらナイフを取り出す。
残りは、全部で5人。
0352名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:49:18.60ID:???
泣き叫ぶ仲間を横目に、全員が手入れもしていないナイフを構え、
ヤセ犬のようにハアハアと息をする。
「勘弁してくれや……」
俺はやっと声に出していった。
0353名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:50:19.46ID:???
泣き叫ぶ仲間を横目に、全員が手入れもしていないナイフを構え、
ヤセ犬のようにハアハアと息をする。
「勘弁してくれや……」
俺はやっと声に出していった。
すべてが面倒で、けだるかった。
0354名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:52:01.08ID:???
5人が5人とも、半開きの口をあけ、カラカラの喉からカスれた息をしている。
きっと見せびらかすためだけのナイフを、こんな風に使うのは初めてなのだろう。
0355名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:54:24.68ID:???
俺は静かに、ゆっくりとつぶやいた。
「来い。ぶっ殺してやる」
ガキどもは一瞬怯んだようだった。
台詞の内容とは裏腹、俺の口調があまりにも静かだったことに戸惑っているらしい。
さあ来い。
来いよ、ガキども。
0356名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 20:56:22.05ID:???
俺はお前たちが大嫌いだ。
世間知らずの、自己中心主義の、悪いのはいつも世の中で、
自分たちはいつも被害者だと若いくせに思っている、群れなければ何も出来ないお前たちが。
0359名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:01:12.33ID:???
なぜなら、俺はお前たちを“狩る”ために来たかもしれないからだ。
昔の俺を。
そして、今の俺を“狩る”ために。
それが、怖い。
0360名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:09:32.28ID:???
「何度もいわすな……来いッ!!」
俺は迷いを断ち切るようにいった。
「ふざけるなあああああああああ……!!!!」
一人がかかってきた。
中でも一番見栄ばかり強くて臆病そうな奴だ。
0362名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:24:03.65ID:???
素早く踏み込み、急所を浅く蹴り上げる。
そいつは胃液を吐き出して膝から崩れ落ちる。
ここに限っては力を入れないほうが効く。
というより、そうでないと死んでしまうのだ。
「て、てめえぇっ!」
叫び声が遠くに聞こえた。
0367名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:30:38.18ID:???
まずい。
どんどん技が専門的になってくる。
殴るだけのつもりが、しだいに軽い力で、より大きな痛みと、
より治りにくい傷を残す戦法に変わっている。
0369名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:34:41.76ID:???
「うわぁあぁぁぁぁぁぁあ!」
素人はこれだから困る。
プロならこんなにうるさくわめきはしない。
ヤツらはもう敵にダメージを与える意思を喪失している。
しかし本人はそれを知らない。
0370名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:37:04.66ID:???
神様よ。
お願いだ、もうやめさせてくれ。
残る1人、そのくらいは許してやりたい。
逃げるようにいってやってくれ。
それは恥ではない。
ああ……。
だが、こいつはやる気だ……。
0371名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:39:14.09ID:???
「ぬお……ぬおおお……」
震えている。
すでに小便までもらしている。
強そうな奴から潰していったから、どう見てもこいつが一番弱い。
背は高いがか細い身体。
震える手にナイフを握りしめている。
0372名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:40:33.96ID:???
本当はもうやりたくないのに。
こいつはあまりに弱すぎるために、逃げる強さすら持ち合わせていないのだ。
イヤな考えがよぎった。
0374名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:43:37.31ID:???
「……っざけやがってぇ!!」
ナイフを両手で握り、中腰にかまえる。
キレたのだろう。
俺もそれが始まりだった。
そしていま、ここにいる……。
ここでこんなガキどもと戦っている。
0375名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:46:10.24ID:???
坊やはナイフを構えて突進してきたが、かわしてよけた。
なんだかコイツとはやりたくない。
昔の自分が向かってくるようで辛い。
そうだ。あの臆病だったころの自分……。
「て、てめえ……!」
もしかしたら、幸せになれたかもしれない自分……。
0376名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:47:40.58ID:???
突きかかってきたのでまた軽くよけてやる。
もうやりたくない。
格闘技ならそう合図するだけで終わる。
軍隊ではそうはいかなかった。
そして、逃げてきたここでも、どうやら駄目らしい。
0377名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:49:36.90ID:???
俺は疲れ、おびえている。
そう……本当におびえている。
殴られることにも。
殴ることにも。
そして、何よりも、それを楽しんでいる自分におびえている。
0379名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:53:13.56ID:???
「やったぜ!くそったれ!ざまあみろ、このやろおおォ!!」
俺は思わず笑ってしまった。
ガキにナイフで刺されたことに。
そして、今でも“殺したい”という衝動を抑えきれないらしい自分に。
0380名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:56:05.61ID:???
「ク、ククク……」
力なく笑いながら、俺は泣いていた。
臆病だったころの自分。
いじめられっ子だったころの自分が現われる。
相手のガキは、俺を刺してしまったことに怯えている。
そして、その俺が泣き笑いで近付いてくることにも怖くなっている。
0381名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 21:58:11.13ID:???
俺は右腕からナイフを引き抜き、地面に放った。
ガキは最後の最後でビビったらしく、ほんの刃先しか入ってない。
それでも血は流れ出し、俺は完全に昔の自分に戻る。
押し寄せる黒い影が恐怖を煽った。
0382名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:00:23.27ID:???
俺は相手が誰なのかわからないままに拳をふるう。
どこか遠くで悲鳴が聞こえた気がした。
俺の目は涙で霞んでいる。
影は益々膨れ上がり、俺を責めたてる。
0383名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:02:06.28ID:???
なんでぼくをいじめるんだ。
なんでぼくがこんなめにあわなきゃいけないんだ。
なんでだ。
なんでだなんでだなんでだなんでだ!
0385名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:05:32.41ID:???
悲鳴が追いかけて来る。
あちこちから悲鳴が響きわたる。
ひときわ大きな悲鳴が自分のものであったことに、そのときは気づかなかった。
0387名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:09:09.20ID:???
「あ、血っ……」
誰かが俺を見て叫んだ。
「キャアァッ!」
「おい、ケ、ケイサツ、警察だ!」
いくつもの叫び声が俺を追い立てる。
0389名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:13:40.81ID:???
走り続ける間、一度だけ振り返った。
最後の一人、痩せたあのガキだけがなぜか気がかりだった。
(まさか、殺してはいないだろうな)
何も思い出せない。
0390名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:15:37.18ID:???
生きていてほしかった。
誰も信じてくれないだろうが、俺は本当にやる気はなかった。
俺は走った。
どいつもこいつも似たような顔と恰好をした街を走った。
0395名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:23:54.16ID:???
「オイ、何とかいえよ。こっちは祝杯上げてんだ。
そう陰気なツラして飲まれちゃ酒がまずくなるじゃねえか」
俺は構わず無視した。
「野郎……上等じゃねえか」
男の腕が胸元へ伸びてきた。
0396名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:25:28.53ID:???
俺の右手が反射的に動く。
瞬間、男は床に伸びていた。
「ぐ……ぬう……」
はじめて相手の顔を見たが、見るからに低能のチンピラだ。
0397名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:26:57.91ID:???
「貴様!」
チンピラがビール瓶を床に叩き付けた。
ひきつった目に死相が浮かぶ。
やばい。
戦地で死ぬほど出会った狂気の目だ。
この目は人を殺す。
そして武器を呑んでいる。
0398名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:29:50.83ID:???
チンピラは右手を上着の内ポケットに入れた。
長年の習性がしみついている俺はすぐに行動に出た。
左サイドから回り込むと、手刀をチンピラの首筋に叩きつけた。
0399名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:31:47.80ID:???
相手は気を失い、人形のようにグニャリと床に崩れ落ちた。
「……チッ、マズイ」
通報でもされたら面倒だ。
俺は、カウンターに叩きつけるように金を置くと、すぐに店を出た。
0400名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/28(水) 22:33:23.06ID:???
俺は夜の街を息の続くかぎり走り続けた。
逃げてきた灼熱のアフリカとはあまりにも違うこの街を、
行くあてもなく、アルコール漬けの頭で、ずっと……。
0402名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:34:15.28ID:???
「おい……おい!!」
誰かが俺の肩を揺さぶる。
その前から気配は感じていたが、危険ではなさそうだ。
武器を出す音や殺気を感じたら、またひと暴れしてやればいい。
0404名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:38:33.86ID:???
「もあい……わしの……うちだ」
「あ……?」
何のことか、すぐにはわからなかった。
うち……?
そういえば昨夜、俺は街中を走り回って辿りついた宮下公園で眠ったのだった。
0405名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:40:40.19ID:???
俺はゆっくりと起き上がった。
もう夜が明けようとしている。
「もあい……ここは、わしの」
どうやらこいつの縄張りで寝ていたらしい。
振り向くと、そこに段ボールで作られたホームレスの城があった。
0406名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:42:27.29ID:???
「もあい……」
「わかったよじいさん。悪かった」
老人は俺を押しのけると、まるで現代アートのようなその中へもぐり込んでいった。
0407名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:45:52.44ID:???
俺はポケットから煙草を取り出して火をつけた。
老人は少し動いた。
「じいさん、吸うか?」
返事はない。
俺は大きく吸い込むと、薄明りに浮かぶビルに向けてゆっくりと煙を吐き出した。
0408名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:48:09.15ID:???
興奮はもう冷めており、身体にはいつもの後悔と虚脱感だけがくすぶっている。
「じいさん……」
俺は老人に話しかけた。
なぜ話すのか、何を話す気なのか、自分でもわからない。
「俺、ここに住んでいいかな」
老人が眠っていないのはわかっている。
0409名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:51:15.16ID:???
答えはなかった。
「なあ、じいさん……泊めてもらいたいんだよ」
自分の口からついて出た言葉に半ば驚きながら、俺は言葉を続けた。
「実は行くとこなくてさ……頼むよ」
「もあい……うそだ」
確信している口ぶりだ。
0410名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:54:07.31ID:???
「ほんとうだよ、じいさん」
いつもならすぐに神経をいら立たせる俺が、ごく穏やかに喋っている。
「ほんとは俺、この国の人間じゃないんだ。今は、その……」
俺は何をいっているんだ?……たかが死にかけたホームレスを相手に。
0411名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:56:15.78ID:???
「もあい……」
老人の毛布がもくりと動いた。
「帰れ」
「じいさん……」
俺は焦った。
老人は俺の帰るべき場所を見透かしているのだろうか?
0412名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 19:59:46.64ID:???
だが、ちがったようだ。
今のはどうやら俺のいったことに対してのコメントらしい。
『俺はこの国の人間じゃない』
じいさんはこの言葉に反応したのだ。
確かに俺は日本人であって、日本人ではない。
立場上はフランスの消耗品というべき身分なのだ。
0413名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:02:03.21ID:???
「じいさん……だめかな、どうしても」
返事はない。
「じいさん、俺は……」
「帰れ」
老人は俺の言葉をさえぎるようにもう一度いった。
「カラスでも、自分のねぐらは自分で見付ける」
0416名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:07:52.13ID:???
しばらく街をほっつき歩いた。
夜から朝、闇から光、暗から明へのあいまいな刻(とき)。
あいまいな街の、あいまいな未明。
そして、それ以上にあいまいな俺がここにいる……。
0417名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:10:21.45ID:???
夜の喧騒という殻(から)を抜け出た灰色の街。
脱皮したばかりの脆弱な幼虫の広場。
いつもの低俗な待ち合わせ広場は、いま、ぶざまな丸裸を晒している。
人気のない街を注意深く見渡して、俺はぶらぶらとハチ公前へ出る。
0420名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:15:38.05ID:???
よせ、やめてくれ。
思い出を懐かしむために帰ってきたんじゃない。
俺は忘れるために帰ってきたんだ。
この手に残る血の感触を忘れるために。
そして、昔の純真な花火遊びのころの感触を取り戻すために。
0421名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:17:53.54ID:???
だが………………そうだろうか?
現に今も、俺は自分からガキ共に戦いを挑み、血に飢えたアクションを起こしている。
俺は“狩り”にきた。
だが………………何を?
俺は俺が判らない。
0422名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:19:55.67ID:???
人が人を殺す。
その瞬間、殺人の記憶は終生その手に刻み込まれる。
それでも、俺は戦場へ行った。
戦争を求め、戦場へ行った。
なぜだかは判らない……。
その謎を解くため、俺はこの街に帰ってきたのだ。
0427名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:35:11.28ID:???
俺の足は見慣れた道をたどっている。
認めたがらない心に反して、足は懐かしげに、その歩みを止めない。
ここは幾度となく通った道だ。
そして、もう二度と歩くことはないと誓った道だ……。
0428名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:37:21.93ID:???
俺は顔を上げて、目の前のその家の佇まいを眺めた。
「冗談じゃねえ……こんなところへ来ちまって」
その通りだ。俺はどうしようというのだ。
ここは、俺が生まれ育った家だ。
0429名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:40:14.67ID:???
3年前に黙って出たきりの我が家。
フランスに渡って、第四連隊に入る前、たった一度ハガキを出したきりの家だ。
それも一言、『生きている。探すな』と。
0430名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:41:59.88ID:???
そして、3年。
一度として思い出したことはなかったし、一度として振り返ったこともなかった。
今さらどうにもならないし、戻る気もない。
それなのに、なぜ……。
0431名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 20:44:21.19ID:???
「来るべきじゃなかった」
通り過ぎようとした時、向こうの角からふいに警官が現われた。
「くそっ……」
袖の血を見られてしまう。
といって、今さら引き返したのでは不自然すぎる。
0434名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:01:36.90ID:???
最悪の瞬間だった。
甲高い叫び声が敵兵の警告音のように俺の耳へ響いた。
「リュッ……隆士ッ?!」
(くそったれ!)
姉貴、黙って消えてくれ……!
0435名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:04:10.43ID:???
止める間もなく姉は家の中へ向かって黄色い声でわめき立てた。
「お母さん、隆士!……隆士が帰ってきたわよっ!」
銃があったら射殺しているところだ。
せめて今すぐ絞め殺したい。
(帰ってきたんじゃねえ!!)
0436名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:06:53.96ID:???
しかし、もう遅い。
下手に騒ぐといまの警官が戻って来る。
現に今も背中に警官の視線を感じるのだ。
やむなく、俺は“わが家”へ入った。
0437名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:09:16.59ID:???
「どうしたのよ隆士いまごろになって!みんな心配してたんだから!……お母さん、お母さんっ!」
家の中は昔と変わらない。
混濁とした空気と、停滞した時間。
今になってみると、何かと似ている。
俺はその場所を思い出した。
そう、あれはジブチの廃墟だったか。
0438名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:12:33.00ID:???
あたふたと母親が現われる。
「隆士……あなたどこへ行ってたの……?!」
泣いてやがる。
「手紙、出したろうが」
「手紙って、たった一回きりじゃないの!それも3年も前に!……いったいあなたという人は!」
昔通りのグチが始まる。
俺はこれからも逃れたいというのに。
0439名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:15:08.54ID:???
「忙しかったんだ」
寄ってたかってという感じで、俺は母と姉に居間に連れ込まれた。
「とにかく、座って!」
まるでハレ物扱いだ。
「ずっとフランスにいたの?」
姉がぎこちなく、他人行儀に追従笑いを浮かべて訊く。
0440名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:16:57.05ID:???
「お父さん!……お父さん!」
母はサカリのついた猫のように喚き立てて、そいつを呼び出す。
ああ、そいつを呼ぶなというのに。
0441名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:19:17.17ID:???
襖が開いて、あいつが出て来た。
一番会いたくなかった人間だ。
手には新聞を持っている。
毎日クソをしながら読む癖はまだ直っていないらしい。
「……今ごろ、何しに戻って来た」
冷たい目。冷たい口調。
こいつはいつもそうだ。
0442名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:22:48.34ID:???
「ちょっとお父さんそんな……隆士だってやっと帰ってきたんですから……」
「隆士、お父さん、今じゃ重役なのよ!」
どうでもいいことを母と姉が交互にさえずる。
「勝手に出て行ったんだ」
俺の代りにあいつがいった。
「出て行ったときから、そいつはこの家の人間ではない」
0443名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 21:25:31.87ID:???
くそ。こいつも昔通りだ。
全く変わっていない。
「ああ、ありがたいね。頼まれたってこんなところになんか……」
「おい、お茶をくれ」
父は完全に、俺を無視した。
「お、お父さん……」
0444名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:27:50.38ID:???
険悪な雰囲気に母と姉はうろたえている。
この場を取り繕おうと二人とも必死だ。
「ね、ねえ隆士、3年間もいったいどこにいたのよ。やっぱりフランス?
手紙、フランスから来てたけど」
「ああ……まあね」
0445名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:30:15.52ID:???
「ふん、そんな所で」
あいつがせせら笑った。
「何をやっていたというんだ、お前みたいな、人間のクズが」
相変わらずの冷たい声。
他人だと思うなら干渉しないでくれ。
「リュ……隆士……」
母が懸命に仲をとりもつ。
0446名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:33:31.72ID:???
「向こうでは、何をやっていたの?」
(人殺しさ)
「トランペットを吹いていたのさ」
「ふん。トランペットだと」
あいつがせせら笑った。
「空手だ、ボクシングだ、習うそばから辞めていったお前が今度は楽器か。
ふん、トランペットだと?」
0447名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:35:42.58ID:???
トランペット。
それは事実なのだが、こいつらにはわかるまい。
トランペットとはFA-MASの隠語で、目的はこの父親の会社と同じ、人殺しだ。
0448名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:39:08.89ID:???
父親の会社、ヨツビシは軍事部門の生産も含め、現在国内二位の位置にいる。
表向きは世界的にも一流の家電メーカー。
いまでは半導体分野にも大きく手を広げて、世間には平和で健全な企業として売っているが、
その裏ではしっかりと軍需産業に手を染めているのだ。
0449名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:41:26.44ID:???
「お前のような奴は、もうどこも受け入れてはくれんのだぞ」
(違う!)
だが心の中でいっただけだった。
昔から、俺はこいつに口答えしたことはない。
違う!
だが本当に違うのだろうか。
0450名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:43:53.50ID:???
「何、違うだと?」
こいつはいつも俺の目を読む。
「何が違う。お前は仕事もせずにただフラフラしてるだけのクズじゃないか」
「ち、ちょっとお父さん何もそんな!」
「違うか。何の役にも立たんことばかり続けるクズだ。違うか!」
0451名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:46:22.29ID:???
「あ……あなた、やめて下さいっ……」
「うるさい!」
母が突き飛ばされた。
まるでメロドラマだ。
予想はしていたが、やはり気が滅入った。
あいつがおおげさに机を叩いた。
「お前みたいな薄汚い野良犬を置いておく気はない。出て行け!」
0452名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:50:34.87ID:???
俺はもうとっくにうんざりしていた。
こいつはくそったれの殺し屋の手先で、そして、俺と同類だった。
「ね、ねえ隆士、お願いだからお父さんに謝って!……お父さんもそんな言い方しないで……!」
0453名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 21:56:17.68ID:???
善良で無知な母親がまとわりついて俺を止める。
「隆士!……隆士!ねえ、昔を思い出して!」
無知で善良な姉も俺に体当たりして来る。
ばかやろう。
その昔が嫌で俺はこの家を出たんだ。
0457名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:03:42.04ID:???
くそ。
いうに事欠いて『どうせ金でもせびりに来たんだ』とは。
あいつには俺がそんな風にしか見えていないのだ。
昔から。
そう、ずっと昔から。
0459名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:07:15.16ID:???
何だ。
いまのは。
俺の心に巣食う、正体不明の幻影。
あれはきっと、闇からの叫び声なのだ。
死神か、悪魔からの。
俺はその声に答えなければならない。
0462名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:14:22.50ID:???
「りゅ……隆士……隆ちゃん……」
「なんてこと……お父さんに、な、何てことを……!」
あとは声にならないらしく、母と姉は呆然としている。
それは思いがけず滑稽な仕草に見えた。
こんな状況でなければ笑い出していたことだろう。
0464名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 22:18:18.84ID:???
放心状態の母の代わりに姉へ話しかけたが、姉は目を合わせようとはしなかった。
「出てってよ!ケイサツを呼ぶわよ!…もう、出てってェ……!」
くそったれ。
オマエが呼び入れたんじゃねえか。
0465名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:20:15.43ID:???
俺は振り向きもせず、22年と3ヶ月そして3年おいて、10分足らずを過ごしたその家の門を出た。
後から悲鳴のような母親の泣き声と姉の泣き叫ぶ声が聞こえた。
0466名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 22:23:03.14ID:???
警察など呼べはしないだろう。
奴らは世間体だけを頼りに生きている。
家族が父の会社のことをいう時にはいつも「家電・半導体・造船・機械工業」だ。
武器や軍事産業の部分には決して触れない。
今の怪我も医者を呼んで、階段から落ちたとでもいうことだろう。
0467名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 22:25:24.31ID:???
(犬め!)
しかし、俺もまた誰かの犬だった。
父親を殴りつけた感触がまだ拳に鈍く残っている。
ミイラのように固く、軽くてもろい年寄りの感触。
それはまるで生きた死体だった。
3年前、初めて敵兵を殺してから、毎晩のように見たものと同じだった。
0468名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 22:30:10.76ID:???
道玄坂まで戻ると、嫌悪感で吐きそうになった。
こんなつもりじゃなかった……こんなつもりじゃなかったこんなつもりじゃなかったこんなつもりじゃ……。
それは、この国へ帰って来てからというもの、ずっと繰り返してきた言葉だった。
0469名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:33:16.20ID:???
「うむ……うおおおお……」
俺は深呼吸を繰り返して叫び出しそうになるのを堪える。
部隊にいたときとは違う狂気がまた込み上げてきている。
俺は汗だくで短かい深呼吸を続け、また宮下公園へ向かった。
0470名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:38:49.80ID:???
俺はもう2時間もベンチでこうしている。
行くあてもなく、人目にも付きたくない俺には、他に行き場所は無かった。
俺はまた時計を見た。
0471名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 22:42:24.42ID:???
休暇は、あと5日。
欧州を離れた時点で正確にはもうそうなのだが、期日を過ぎて帰らないと、
俺は<脱走兵>とされる。
捕まればまた送還され、再び軍務につかねばならないのだ。
ただし今度は地位も名誉も特権も得られないただの<労働>になる。
0472名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:44:59.56ID:???
行き場のないレジョネールの基本に従って、休暇中の行き先は保養所のあるマルセイユとなっている。
だが、帰還しなければ日本に帰ったことはすぐにバレてしまうだろう。
0473名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:47:58.79ID:???
脱走兵のほとんどは出身国に戻るものだ。
パスポートは入隊時に取り上げられているため、
正規のルートではヨーロッパから出られず、
知り合いの貨物機にもぐりこんで来るしかなかった。
あと4日でその貨物機が厚木を離陸する。
事実上その便以外でフランスに戻ることはできないのだ。
0474名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:51:27.49ID:???
仏軍は脱走兵を日本まで探しに来るほど暇ではないが、
一生を<脱走兵>という名のレッテルを貼られ、日蔭者として生きるというのもうんざりだ。
俺にはどうすべきかわからなかった。
部隊には帰りたくない。
……だが、帰りたくもあった。
0475名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:54:19.19ID:???
ある意味、そこは最も落ち着ける巣であり、
最も信頼できる友のいる場所でもあった。
上官の命令にさえ従えば、何の問題もなく生きられ、何も考えなくて良いのだ。
たった一つの、ある問題点さえ除けば。
0476名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:56:50.42ID:???
ぬるぬると暖かい血が掌の中に甦りつつある。
奇妙な恐怖感。融合する高揚感。安請け合いの安堵感。そして、陳腐な恍惚……。
混じり合う幾つもの感情が俺を駆り立てている。
0477名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 22:58:59.51ID:???
フラッシュバックから黒い顔が現れる。
その顔は驚愕し、やがて苦痛に醜く歪む。
それも長くは続かない。
俺のナイフが急所を突いていたため、やがて彼の目は光を失う。
0478名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 23:02:03.77ID:???
“サヴァ?(大丈夫か)”
“サヴァ(大丈夫)”
振り返った俺は、血に染まった両手を見せて薄笑いを浮かべたらしい。
初めて人を殺した恐怖を押し隠そうとしたのだとごまかしたが、それは嘘だ。
俺は楽しんでいた。
0479名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 23:05:16.70ID:???
奴の血のぬめりを、最期を、その目が光を失っていく様(さま)を。
以来、仲間は俺を<ルージュ>と呼んだ。
<隆士>をうまく発音出来ないため、幾つか呼び名があったが、
血に染まった両手を見せて笑う俺を見てからは、皆<ルージュ>と呼ぶようになった。
0480名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 23:08:14.23ID:???
そしていま、俺はこの街にいる。
目を落としたその掌には何も付いてなかったが、
血のぬめりは依然として感じられた。
……あのままだと俺は……本当の異常者になってしまっていただろう。
0481名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 23:10:43.88ID:???
気分を変えるため、俺は場所を代々木公園に移した。
どんよりとした重い空気を背負ったまま公園まで辿り着く。
途中で買ったウィスキーのボトルを抱え、一気にあおった。
0482名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/06/29(木) 23:13:25.80ID:???
この街を出よう。
ここでは騒ぎを起こし過ぎたし、それに親から近すぎる。
だが、どこへ行く?
上野……新宿……池袋……いやそれとも東京を離れてもっと静かな……。
0483名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/06/29(木) 23:15:09.76ID:???
俺は陽が昇って暖かくなった公園で、酔いにまかせ芝生の上に倒れこむように寝込んだ。
明日からのことなど、どうでもよかった。
俺にはもう、失うものは何もないのだ。
0485名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/01(土) 16:19:26.40ID:???
あれから、正体もなく眠りに落ちてしまっていたらしい。
俺は物音と声で目を覚ました。
遠い笑い声と歓声、叫び声、何かの発射音、そして、緊迫感のない悲鳴。
AKではなさそうだが、味方の銃声とも違うようだ。

俺は目覚めた姿勢のまま、習慣的に傍らのFA-MASをまさぐった。
畜生……俺のトランペットはどこだ!?
0486名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/01(土) 16:23:39.93ID:???
すぐ近くで何かが動いた。
反射的に反転し、俺は伏せたまま闇へ身構える。

…………………………………ワニだ。

俺は固まったまま息を殺して、時の過ぎ去るのを待つ。
野戦での対ゲリラ格闘術はいくつか習ったが、
いくらレジョンでも、ワニとの戦いまでは教えなかった。

しかし、何でこんなところに、ワニがいるんだ
ワニは去った……。
0487名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/01(土) 16:27:22.64ID:???
俺はゆっくりと立ち上がった。
冷えた夜霧の中で腰を沈めて闇を透かす。
時間を確かめると、真夜中の2時だ。
俺はこんな時間まで眠りこけてしまったのか。

代々木公園は午後8時をもって門を閉ざす。
以降、管理事務所は、朝5時の閉門まで人の立ち入りを“ご遠慮願って”いる。
芝生の隅で死んだように眠り込んでいた俺を、公園の管理人はつい見逃してしまったのだろうか。
0488名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:30:15.58ID:???
突然、目の前へ人影が倒れ込んできた。
「げほ……ぐはっ」
それは昨日のじいさんとは別の、ホームレスの老人だった。
「ぐはっ、ぐはっ、ぐはっ……!」
病んだ老犬のような激しい息遣いをしている。
「おい、ジイさん、どうした?」
0489名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:33:18.59ID:???
「ガッうがあああああッ……!」
老人はまるで怒り狂ったように、無茶苦茶に腕を振り回して襲いかかってきた。
「よせ。何なんだ、ジイさん?」
俺は怪我のないように老人を押し退けると、その先の暗がりを透かした。
誰かが、来る……!
0490名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:36:02.53ID:???
まさかこんな所で聞くとは思わなかったが、
それは弾倉を装着する音だった。
老人を伏せさせ、俺は手ごろな得物を探して移動した。
敵の気配は明らかに接近している。
闇の中、複数の殺気立った息使いが伝わる。
俺は木蔭に移動して、奴らの後ろに回り込んだ。
0491名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:44:24.36ID:???
やがて、おぼろげな月明りに三人分のシルエットが浮かび上がった。
「クソッ、逃がしたか!」
「逃げ足の速い家なき子クンだ、ヒヒヒ」
「今度こそ逃がすなよ白ブタ!」
「アイアイサー!」

旧ドイツ軍、米軍グリーンベレー、フランス軍、
全員がバラバラな戦闘服に身を包んでいる。
くぐもって聞こえる声は当然のようにまだガキのものだが、
彼らはいっぱしの兵士気取りでホームレス狩りをしているのだ。

ノッポの稚拙なハンドサインで三人は展開しながら前進する。
俺のいる方向へよたよたと近付いてきたデブは、
トンプソンM1A1のエアガンを携え、驚いたことにノクトスコープまで装備している。
0492名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:51:44.48ID:???
デブは俺の立っている茂みの鼻先を通過しながら、俺にはまったく気付かないという鈍さだ。
これではせっかくの高性能ノクトスコープが可哀そうというものだ。
通り過ぎるとき、デブがブツブツと一人言をいうのが聞こえた。

「いつも楽なゲームばかりじゃあね。逃げろ逃げろ……ブヒヒヒヒヒ」
“ゲーム”とは得物のことである。
こいつらは面白半分に、ホームレスを射って遊んでいるのだ。
それも、この馴れた様子からすると、初めてではない。
0493名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:56:04.61ID:???
最近のガキどもは、いつの間にこれほど殺伐としてしまったのだろう。
今朝方拾い読みした新聞によれば、世界一安全だった国、
日本で毎日のように動機なきガキの殺人事件が起こっている。
これではまるで、昔の俺の全国化だ。

どす黒い殺意が俺の全身を駆け抜けた。
相手は誰でもよかった。
レジョンにいたころからの習慣だ。
手近な獲物からおそう。
しかし、これでは今ドキのガキどもと変わらない。
0494名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 16:59:01.77ID:???
逆にいえば、日本はいつでも即座に戦場化することが可能だ。
だが、奴らでは規律ある軍隊は作れない。
せいぜいヒステリックな殺人集団が関の山だろう。

小石を拾うと、デブの反対側に放った。
「そこォッ!」
トンプソンが茂みを掃射する。
0495名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:03:47.00ID:???
俺は音もなく近寄ると、デブの首を抱え込み、一回転して放り投げた。
「ぐえっ……!」
デブは空中で一瞬もがいたが、状況を理解できないまま背中から叩きつけられている。

「ぶはっ、ぶはっ、ぶはっ」
衝撃のため呼吸困難になったデブはむさぼるように息を吸い込む。
人間の体は、息を吸うときが一番無防備でダメージも大きい。
0496名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:06:20.06ID:???
俺はデブが落としたトンプソンを拾い、そのストックをのたうつデブの腹めがけて叩き込んだ。
「うぐ……」
デブは声にならない声を上げて動かなくなった。
0497名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:09:42.57ID:???
かがみ込んで調べると、デブは泡を吹いて失神している。
舌を飲まないように顔を横向きにしておいて、予備の弾倉とノクトスコープを奪う。
「ジイさん……おい、ジイさん」
俺は低く呼んだ。
逃げるようにいうつもりだったが、ジイさんの姿は既になかった。

「白ブタ、やったか!」
リーダー格らしいノッポの声が闇に響く。
俺は茂みに身を隠した。
0498名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:14:08.99ID:???
「げ!白ブタぁ!!」
駆けつけたノッポは予想に反した状況に絶句している。

「おい白ブタ……どうしたっていうんだ!」
まさかここで反撃されるとは思ってもいなかったのだろう。
東側の放出品らしいデブのノクトスコープが、
慌てるノッポの姿を手に取るように鮮明に映し出す。

「青ムシ、白ブタがやられた!」
ノッポは伸びたブタの横で、あちこちに視線を走らせ、
シュマイザーMP40を抱きしめている。
0499名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:18:49.28ID:???
「こ、こ、これはどういうことなのデ?!」
やってきた青ムシは、気絶したデブを見て泣きそうになっている。

「チキショウ、あのジジイ……!うをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ノッポがやみくもに掃射する。

「に、逃げましょうよ隊長!ココわ、逃げるが勝ちなのデ!ねえ黒川さん!」
「冗談じゃねえ。ブッ殺してやる!出て来やがれ、クソジジイ!」
しかし、ノッポは弾を射ち尽くしたことに気づいていない。
「ひぃぃぃぃ。ボクはお先に逃げ候」
青ムシはノッポを残してひとりオロオロと逃げ出した。
0500名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:21:21.20ID:???
そのとき、ノクトスコープの緑色の画像が乱れた。
故障か電池切れによるものだろう。
どっちにせよもう使い物にはならない。
0501名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:24:53.41ID:???
俺は外したノクトスコープをノッポの方へ投げつけた。
「うわッ……そこか!」
呆れるほど単純に音の方に向かって銃を向ける。
「しまった……!」

ようやくノッポは弾倉がカラになっていたことに気づき、慌てて取り替える。
「どっ、どこだ、出てこい!」
これでしばらくノッポはその場から動けないだろう。
俺は青ムシの後を追った。
0502名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:27:07.72ID:???
やつらほどの注意力の無さではストーキングするまでもない。
俺はそのまま加速し、ゲームの現在位置を推測する。
素人は常に規則的な動きをするものだ。
トラッカーを混乱させるということを知らず、
反撃も考えず、本気で隠れようとも、逃げ続けようとさえしない。
0503名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:30:53.73ID:???
俺は、木蔭に潜む青ムシを見つけた。
「ボクわ善良な一般市民ですが、凶暴な大男に追われているノデ!」
携帯電話で警察に連絡している。

恐怖のあまり、わずかな距離を走っただけで激しく疲労している。
「早くしないとコロされちゃうノデ!ポーパーイ!たーすけてェ!!byオリーブなのデ!!」
0504名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:35:55.31ID:???
青ムシが一歩目を踏み出したところで、俺はヤツの無防備な腹に廻し蹴りを叩き込んだ。

「ぐひっ……!」
青ムシは持っていたガトリングガンごとふっ飛んだ。
「ぐへっ、ごほっ、げふっ……!」
俺は這いつくばる青ムシを黙って見下ろす。
0505名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:42:55.94ID:???
「ひぃぃぃぃぃ……!」
青ムシは腹這いのまま、何とかガトリングガンに手を伸ばそうと必死に地面をひっ掻く。
俺はその腰を踏みつけた。
「ぎゃああああ……!」
そのまま、青ムシが背負っているバッグを開ける。

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い……ノデェ!」
中にはコンバットナイフが1本。パイナップルのレプリカが3つ。
特殊警棒、トラップ用のテグス、ガムテープ、スニッカーズ、そしてスタンガンまでが入っていた。
0506名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:45:16.26ID:???
「いいオモチャだな」
スタンガンの数万ボルトが音を立てた。
「や、やめるノデ……!」
「せっかくだから、味見させてやる」
0507名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:48:46.53ID:???
俺はもがく青ムシの首筋にスタンガンの一撃を食らわせた。
「ギャッ……!」
青ムシは跳ねるように身体を痙攣させ、動かなくなった。

そのまま襟首を持ち、ズルズルと引きずって木蔭に運ぶ。
ただし、足先だけは歩道から見えるようにしておく。
0508名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:51:11.47ID:???
コンバットナイフをベルトに挟んでから、
俺はガムテープで青ムシのガトリングガンを巻き付けた。
テグスの先を持ったまま移動し、少し離れた場所に隠れる。
0509名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:54:43.09ID:???
「青ムシ……?どこだッ?」
案の定、異変に気づいたノッポがやって来る。
「覚悟しろよジジイ、あの世へ送ってやるからな!」
威勢のいい言葉とは裏腹に、その腰はすっかり引けてしまっている。

「?!……青ムシ?」
ようやく木蔭のアーミーブーツを見つけたようだ。
「オ、オイ……?」
ノッポが木蔭を覗き込んだ瞬間、俺はテグスを引っ張った。
0510名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 17:58:03.63ID:???
「うぎゃああぁぁぁ!!!」
頭上から激しい勢いでBB弾が発射される。

ノッポの無防備な背中を容赦なくBB弾が襲う。
「いでいでいでぇぇぇ!!!」
自分の置かれた状況が理解できないのか、わめいてばかりで逃げようともしない。
戦場なら間違いなくハチの巣だ。
ノッポはガトリングガンの射程範囲からようやく逃げ出した。
0511名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:03:57.64ID:???
(逃げろ逃げろ)
俺は更にその背中めがけて発射した。

弾丸節約のため、レジョンで叩き込まれた通りセレクターをバーストに合わせていた。
銃は正確に三発単位で弾き出す。
「あだっ、あだあだっ!!」
少しホップしているらしく、弾は腕や足のあたりにばかり命中する。

(ふふ、待てよ。もう少しだ)
弾着を確認してフルオートに戻し、背中に全弾を射ち込む。
「あひぃぃぃぃぃぃ!!」
数十発を受けたノッポは、悲鳴を上げながら公園の闇へ狂ったように駆け戻る。
まだ予備の弾倉があるが、思ったほどのダメージを与えられないので捨てることにする。
0512名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:07:47.78ID:???
レジョンでは、戦闘中は使える武器を置き去りにするなと厳しく教えられている。
俺はトンプソンを木に叩き付けて使用不能にした。
砕けた銃に土をかけながら、俺はうんざりと顔を上げる。
畜生、何でこんなところでまで軍隊ルールで動いているんだ。
0513名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:10:11.76ID:???
探すまでもなく、ノッポの姿は丸見えだった。
茂みの中では黒は恐ろしく目立つのだ。
ノッポは自分のパックパックを開けて、必死に他の武器を探している。
どうやら全弾を射ち尽くしたらしい。
0514名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:14:13.03ID:???
俺はヤツを斜め後ろへ回り込み、脚を大きく振り上げて顔面を蹴り飛ばした。
「ぐげっ……!」
ノッポは仰向けにひっくり返り、長い手足をバタつかせた。
0515名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:18:39.76ID:???
「て、てめえ何者だ!」
右手に握ったナイフを突き出す。
ノッポはむやみに振り回すだけだ。

俺は無言のままヤツの太股にブーツの先端を食らわす。
「ぎゃああ……!」
ノッポは太股を抱えて地面を転げ回った。
「わ、わかった、俺たちが悪かった。頼む、助けてくれ……!」
ノッポは泣き顔で懇願した。

「世の中のためを思ってやったんだ。俺たちは街のゴミをきれいにしようと……」
(くだらねえ。俺は何をやってるんだ)
0518名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:26:52.24ID:???
形状をよく確認しなかったのは、致命的な失敗だった。
上部にしかハンドガードのない円筒形のグリップをしたこいつは……そうだ、《スペツナズナイフ》!
スペツナズの暗殺兵器だったこのナイフは、
グリップ内部のスプリングの力でブレードが飛び出す構造になっている。
0519名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:33:06.27ID:???
ノッポの放ったブレードは、俺の腿をかすめていったのだった。
日本の民間人、それもガキが、なんでこんなものを持っているんだ?
ブレードの飛ぶスピードはかなり速く、
10メートル以内なら確実に標的を死にいたらしめるほどの殺傷能力を誇る。
0520名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:35:30.62ID:???
(なんてことだ……)
素人相手に不覚をとた自分がショックだった。
脳内にアドレナリンが沸き上がり、全身の血がたぎる。
どうやら、俺はキレてしまったようだ。
0521名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:38:07.16ID:???
「ぐはっ……!」
俺はノッポの顔面に思い切り掌底を叩き込んだ。
倒れていくノッポから、勢いよく鼻血が飛び散る。
鼻骨が折れているのは確実だ。
0522名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:41:10.04ID:???
俺はベルトからコンバットナイフを抜いた。
「ヒィィ……!」
ノッポは這いつくばって必死に逃げようとする。
「だ、だすげで……!」

ナイフを握る手に力をこめる。
「やめ、で……」
そして……ノッポに向けて倒れ込むようにナイフを振り下ろす!
「あああああああああああああ!」
0524名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:46:35.63ID:???
ナイフはノッポの耳すれすれの地面に突き刺さった。
「…………!」
ノッポは硬直して動かない。
俺はゆっくりと大きく息を吐いた。
「……くそったれ」
殺さなかったことに安堵し、安堵している自分に腹が立った。
0525名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:51:25.80ID:???
そのままノッポの前髪をつかんで上半身を反り起こし、喉笛にナイフを当てた。
「や、やめろ、やめでぐで…」
「殺しても良かったんだ……キサマらはクズだ。死にたくなかったら、二度と現れるな」
俺はノッポの前髪をバッサリ切った。

「消えろ」
ノッポはガクガクと頷くと、一目散に走り去った。
0526名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 18:54:33.98ID:???
「…………」
ガキどもへの苛立ちが収まると、
今度はどうしようもない自分自身への苛立ちと焦りが込み上げてくる。
(では、お前はクズではないのか……?)
0529名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:05:00.46ID:???
もう、この街のどこにも、俺の居場所はないのかもしれない。
俺は朝に追い抜かれる前に、この街を逃げ出すことに決めた。
この時間には、さすがに人の姿はない。
俺は街が起き出さないうちに、急いでそこを通り抜ける。
0530名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:10:01.60ID:???
視界の隅に人影が入った。
「もあい」
昨日宮下公園で俺を追い出したあのじいさんだった。

「じいさん……」
たった一日のことなのに、この老人がひどく懐かしい。
「もあい……血だ」
じいさんはボロ布で縛った俺の脚を指さした。
「ちょっとね、転んだだけだ」

「もあい」
じいさんは俺の前に立った。
「匿(かくま)ってやるよ……来い」
「じいさん、いいんだ。俺は街を出て行くよ」
「もあい」
じいさんは振り返った。
「ケイサツはキライだ……来い」
0531名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:12:44.52ID:???
俺はこの国が嫌いだった。
からみつき干渉し合う人間関係。
平均化を求める社会。
応じる大衆。
愚民。踊る女。踊るマスコミ。
理想は封じられ、理念は太古の遺物とされる。
怒りを忘れ、物事の尺度は男女の関係でしかない。画一的バカ。
外見と衣裳と茶パツにしか興味のないネズミども。
0532名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:17:35.69ID:???
この国の規格でいうならば、俺は間違いなく“エラー(出来損ない)”だ。
だが、レジョンに入ってからは、他人との違いをとやかくいわれることはなかった。
0533名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:20:04.33ID:???
部隊は規格外の性格、人格、能力を持った人間の集団だからだ。
一般にいわれるように、犯罪者や社会不適合者、精神異常者の集まりなどではない。
フランス国内でさえ、いまだにそのような認識でいる人間は少なくないのだ。
0534名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:22:20.58ID:???
ならず者部隊はもう過去の話になっている。
戦争で定員不足のころは、誰彼構わず部隊に引き込んでいたこともあったらしいが、
今では身元、犯罪歴の調査、体力、精神などの厳しいチェックがあり、
それで失格になる者もおおいくらいなのだ。
0535名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:26:58.59ID:???
「もあい、どうした?」
じいさんが振り返って訊ねた。
俺は自分の手を見つめたまま立ちすくんでいた。
その手は、血にまみれていた。

遠い記憶が蘇る。
俺は、ジブチで初めて人を殺した。
0536名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:35:04.60ID:???
俺のいた小隊はパトロール中に反政府ゲリラらしいグループと交戦、
5名を射殺したうえで生き残った2人を捕え、護送の準備に取りかかっていた。
戦果に満足して振り返った時、前に立っていた仲間が飛び退いた。
手を縛られたままの男がスローモーションのように銃を構えるのが見えた。

とっさに感じたのは、そいつが俺を殺そうとしているという驚きだった。
格闘技で感じるものとはまるで違う。
だが身体は反応し、流体力学のような滑らかな動きでそいつの銃を蹴り飛ばしていた。
0537名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:40:10.74ID:???
そして、自分でも意識しないままにダガーを抜き、そいつの胸に突き立てていた。
あとのことは覚えていない。

以来、その男は何度も俺の夢に現れる。
胸にダガーを突き立てられたまま、俺は永遠とも思われる時間、
男と目を合わせて立ち尽くすのだ。
夢のたび。毎夜。毎夜。毎夜……。
0538名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:43:00.70ID:???
ヤツの目に宿った怒り、驚愕、そして諦感。
それが次第に光を失い、濁り曇ってゆくのを、俺はいつまでも見続けていた。
瞳が俺を呑み込んだ。
生温かい血が自分に振りかかるのを感じたときには、
もうその男はこと切れて崩れ落ちている。
0539名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:45:41.87ID:???
恐らく一瞬の出来事だったのだろう。
だがそれは、何時間にも感じられた。
見下ろすと、男は戸惑ったような顔で死んでいた。
俺はそのとき自分の手についた血のぬめりを見つめたが、何の意味も見い出せなかった。
そしてまた、今も……。
0540名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:48:20.30ID:???
「もあい……」
これはどこの言葉なのだろう。
気がつくと、血まみれの手は元に戻り、ゲリラ兵の顔は消えていた。
「大丈夫か?」
じいさんは再び心配そうに俺を見た。
0542名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:53:27.89ID:???
「わしも……兵隊だった……」
じいさんは前を見たままいった。

「もあい……負け戦だった。いつもいつも……」
じいさんはいま、<わしも>といった。
俺が兵隊だとなぜわかったのだろう。
ついて歩きながら、俺はじいさんの顔を盗み見た。
0543名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:56:00.23ID:???
ただ、シワがあるだけだった。
「もあい……わしも、ガキどもと戦いたかったが……」
続けて何をいうのかと待ったが、じいさんの話はそれで終りのようだ。
どういう人生だったのか知らないが、じいさんも俺と同じ“エラー”なのだろうか?
0544名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 19:58:49.11ID:???
やがてじいさんは足を止めた。
「入ってくれ……みんなもう来てるはずだが」
宮下公園に通じる階段のわきに段ボールの城があった。
0545名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:03:04.33ID:???
小さな入口をくぐると、城の中には何人かのホームレスが真ん中でのびているさっきの老人を囲んでいる。
「もあい……連れてきたぞ」
じいさんは俺をのびている老人の枕元へ座らせた。

「ぐは……ぐぐ」
寝ている老人が目をあけた。
目ヤニのたまった目で、透かすように見る。
「ぐはっ……ぐはっ、ぐはっ」
頷いて目を閉じた。息が荒く、熱でも出ているようだ。
0546名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:06:21.65ID:???
「観音は喜んでらあ……でへへ、伍長、よく連れて来たなあ」
赤ら顔の酔いどれルンペンが、俺に湯呑みを持たせて、酒を注ぐ。
「伍長……?」
じいさんはそう呼ばれているらしい。
「もあい……昔の話だ。飲め」
0547名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:12:20.36ID:???
「でへへ。飲もうじゃ、飲もうじゃ」
赤ら顔の音頭で、皆が盃を上げた。

俺にはやっとわかった。
この連中は、俺に礼をいいたいのだ。
観音と呼ばれた老人は、半死半生のところを俺に助けられた。
俺はそうしたくて助けた訳でもないのだが。
「でへへ……若いの。飲んでくれ、飲んでくれ」
0549名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:16:58.86ID:???
「でへへ……」
にこにこと四人のホームレスの顔がおれの前に出揃う。
「どうだ?」
「うまい」
芳醇な香りと、心地良い酔いと、良質の焼けつく感じが、
全身の毛細血管を通して体全体へ染みわたる。
0550名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:20:31.23ID:???
「どこで、こんなにうまい酒を」
「もあい……世間は知らないが、ホームレスはいちばんの美食家なんだ」
じいさんは気を許したのか、はじめて長い台詞をいった。

「でへへへ。とくに伍長はよ、どっかから、うまい酒を見つけてくる名人なんだ」
赤ら顔はまた一杯に注いだ。
うまい酒だった。
これほどの酒は、フランスにいるころに一度飲んだきりだ。
0551名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:34:49.85ID:???
俺は飲んで、酔って、眠った。
昨日から眠ってばかりいる気がする。
それほどに俺は疲れているのか、それほどに疲れが蝕んでいるのか……。
0552名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:39:58.27ID:???
暗い部屋の中で俺の殺意に気付き、浅黒い少女のような顔が恐怖に歪む。
女は娼婦だった。
何故だかわからない。
俺は彼女を殺した。
そして殺したとき、思った。
逃げよう、と。
0554名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:46:00.68ID:???
朝がゆっくりと訪れ、過ぎて行った。
俺は浅い切れ切れの眠りの中で、何度も夢にさいなまれる。
初めて殺した男の夢はあまりに何度も見たため、
細部がぼやけて今では現実に起こった光景と区別することが難しくなっている。
0555名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:51:12.88ID:???
胸にダガーを突き立てたまま、どんよりとした目で近付いてくる男。
胸からは散水車のように血しぶきをまき散らし、ゆっくりと歩いてくる。
振り払っても振り払っても、俺の手は届かず、男は死んだような、
そして実際死んでいるであろう目で、笑い続ける。
0556名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 20:54:28.59ID:???
男は腕を叩き折ったチンピラになり、恐怖に小便をもらしたガキになり、
そして最後に、戦場の狂気に怯える昔の己れの姿になった。
その俺はいった。
0558名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 21:06:53.85ID:???
うんざりと目を開け、俺はヘドロのような眠りから浮上した。
時計を見ると、もう正午を回っている。
ホームレスのメンバーは誰もいない。
動くこともできないと見えた観音ジイさんも居なくなっていた。
基本的に彼らは働き者なのだ。
0559名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/01(土) 21:11:23.57ID:???
なぜ目を覚ましたのだろう?
俺は小便をしたい自分に気付く。
身体を動かし、固くこわばった筋肉や関節、
錆びついた全身を目覚めさせ、ウォーミングアップをはかった。
それは強迫観念めいたレジョネールの思い。
生き残るためには常に戦闘状態を保たねばならない。
0560名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:36:27.73ID:???
公園のトイレで小便をすませ、近くの水道で顔と手を洗って、
こびりついていた血を落とした。
ついでに腕のハンカチを巻き直す。
一昨日のこの傷は2日、足の傷は5日もあれば治る。
0561名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:40:59.27ID:???
「くそ!」
ベンチの脇を通りかかると、寝ていた若い男がだしぬけに立った。
「白峰組め!」
何だこいつは?……見たところサラリーマンではない。
ヤクザでもチンピラでもない。
生マジメな学生といったところか。

「……」
「……」
やる気もないのに、睨み合う形になっている。
こいつ、昼寝していてネボケたのか。
いや、妙に酒臭い。
酒が衣服に染みついていることを、俺は瞬時に読み取った。
0562名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:44:15.80ID:???
誰かがこいつを痛めつけ、泥酔に見せかけ放り出したのだ。
こんことをするのは、暴力団か。

「な、何だ。何者だ!」
こいつ、まだスイングしている。
ちょっと見つめてやると目つきが変わった。
「ああ、白峰組の方……」
0564名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:49:18.36ID:???
そういえば朝から何も口にしていない。
空腹は制御できる。
俺はかさかさに乾いた唇をなめると、そのままぶらぶらと街を歩いた。
0565名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:52:09.15ID:???
街は変わった。
3年前とは別世界のような気がするのはただの気のせいだろうか。
何やらわけのわからない格好をしたガキどもが騒ぎながら通り過ぎて行く。
一人が俺のほうを見て何かいいたげな顔をしたが、
睨みつけるとそそくさと逃げて行った。
0566名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:55:48.65ID:???
俺は半ば満足しつつ、またそれが不満でもあった。
トラブルは避けたいと思っていた。
だが今ではこの街の全てがうっとうしい。
次から次へと通り過ぎる馬鹿みたいなガキども殴り飛ばしてやりたいという意味もない欲求が、
まだしたたかに俺の体内でくすぶっている。

ここに住んでいたころには、そんなことは感じたこともなかった。
自分もあのガキどもの一人だったからだろうか?
0567名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 20:59:44.16ID:???
煙草が切れていたことを思い出して、自動販売機の前で立ち止まった。
フランスでは自動販売機というものがそう多くはない。
駅の販売機を除けばほとんど見たこともないのだが、
日本へ帰って来てみて、その量の多さに驚く。
台数もだが、扱う銘柄も恐ろしく多い。

フランスで吸っていた煙草はないだろうと思ったが、ちゃんとあった。
俺はジタンを二個買って封を切った。
0568名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:02:18.86ID:???
部隊にいたころはカツオブシみたいな匂いだと思って喜んでいたその煙草は、
火をつけると今は犬のクソのような匂いがした。
0570名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:08:31.63ID:???
外は雨だ。

ll pleure dans more coeur
Comme il pleut sur la voille;
Quelle est cette langueur
Qui penetre mon coeur?

降り出したばかりの雨の匂いが街を包んでいる。
0571名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:11:07.30ID:???
鼻孔をつくその匂いは、かつて俺に降り注いだ別の匂いに似ていた。
汗と埃、雪と鉄錆び、そして、血の匂い……。
いずれにせよ、そのイメージが集まる先はレジョンの思い出しかなかった。
まだひと月も経ってないのに、ひどく遠く、色あせて思える。
0572名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:13:34.26ID:???
雑踏に紛れてコインロッカーに向かい、おととい入れておいたバッグを取り出した。
近くで新聞を買うと、真っすぐホテルへ戻った。
0573名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:16:07.63ID:???
部屋に戻ると全てを投げ出して、ベッドに大の字になった。
裏返したポケットから小銭がこぼれ落ちる。
食事をし、宿代を払う。そんな日常的な出費がシャバでは案外馬鹿にならないものだ。
0574名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:18:58.01ID:???
俺はテレビのスイッチを入れた。
テレビから流れる歌の歌詞を無意識のうちにフランス語に訳し、
それをまた日本語に訳す。
けだるい文節。空虚な単語。まやかしのレトリック。
日本語。フランス語。日本語……どちらで考えてみても、
俺にはそれが何をいっているのか分からなかった。
0575名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:21:59.72ID:???
「パリにいればよかったかな……」
自嘲気味につぶやいてみる。
パリ郊外のフォル・ド・ノジャンには、レジョネール専用の簡易宿泊所がある。
無料で宿泊でき食事も出るため、
休暇中パリに滞在するときにはそこを利用していれば、金の心配などいらなかった。
0576名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:24:34.71ID:???
軍隊というのは体(てい)の良い刑務所のようなものだ。
所謂衣食住に困ることはない。
しかし……。
「ジュスュイペルデュ……」
不完全はフランス語は安宿の中で、まるで存在しないかのように空疎に響いた。
0577名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:29:19.30ID:???
今では日本語でさえも自分とは相いれないものに感じている。
だとしたら。
(だとしたら、俺は何者だ……?)
此岸(しがん)を捨て、彼岸(ひがん)からも逃げ出した。

永遠の疑問。
俺はいま、どこにいて、何をしている……?
これからどこを目指し、どこへ行こうとしている……?
0578名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:31:24.96ID:???
雑音がなりたてるテレビをつけたまま、
それをホワイトノイズとして意識下に感じながら天井を見つめる。
買ってきた新聞紙をひろげるが、すぐにそれがを丸めて放り出す。
「………」
いろいろなことが頭に浮かび、何なのかわからないままに揺らいで、消える。
0579名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:34:54.41ID:???
俺は煙草に火をつける。
煙草の煙が作る様々な模様をぼんやりと見据えたまま、俺はしばらくそうしている。
「………」
俺は寝そべった状態で横を向き、そこにある電話を無意味に見つめる。
酒を飲みたい、そう思った
0580名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:38:23.12ID:???
ふいに思い立って身を起こし、電話に向かって、受話器を取る。
電話をかける相手など思いつかない。
高校の友人はほとんどいないし、中退したため大学の友人など皆無だった。
考えるまでもなく、皆もう社会人になっているだろう。

「社会人……」
妙な言葉だ。
俺は、最初から最後まで、社会人であったことはなかった。
0581名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:43:32.97ID:???
名前を思い出せる者は意外と少なく、電話番号を覚えている者はさらに少ない。
俺は昔の友人の番号を電話帳で調べた。
3度目のコールの後、電話口には本人が出た。
『はい、もしもし!』
彼は井端という高校からの友人で、一緒に空手を習った男だ。

『もしもし、井端公務店ですが?』
その明るい声は全く変わっておらず、俺は昔に戻った気がした。
「ボンソワ……」
思わず出そうになったフランス語を押し殺す。
自分でも驚くほどに、身体は日本語を忘れているらしい。
0582名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:47:59.15ID:???
「井端か……俺だ」
『オレ……え、その声……もしもしッ!』
「当たりだよ……井端、俺だ。高峰だ」
『タカミネ?!』
素っ頓狂に電話は叫んだ。
『やっぱりオマエか。生きてんのか!?』

ありがたいことに声は親しみを帯び、友人に対する口調に変わった。
「どうやら覚えていてくれたらしいな」
『わはは、そりゃ覚えてるさ。オマエはオレの知ってる奴の中じゃ一番変わり者だったからな』
そういって奴はケラケラと笑った。
0583名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 21:54:46.47ID:???
そうだ。
あのころからまだ5年しか経っていない。
あるいは、もう5年も経ったというべきか。
「電話に出たってことは、お前はまだ家にいるんだな。もう社会人なんだろ?」

『まあな。オヤジの仕事、手伝って……オレのことより、オマエいま何してんだ。
家に電話したら、何年か前にプイと出てったきりだって……』
「ああ」
とたんに俺の口調が沈む。
「3年ちょっとになるかな……いま近くにいるんだ。出てこれないか?」
『いいよ、どこだ?』

「桜丘のバー、覚えてるか?」
『覚えてるどころじゃねえよ。ムカシ二人して酔っぱらってるところを見つかって、
退学になりかけたアソコだろ?』
「30分後、どうだ?」
『OK』
あっけなく電話は切れた。
0585名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:02:33.83ID:???
店に入って見回したが、井端はまだ来ていなかった。
渋谷の外れにあるヤツの家から、大忙し家業を片付けても、
30分で来られるはずがないのだ。
しかし一生懸命急いでいるであろうヤツの姿を考えると思わず笑ってしまった。
高校のころから、いつも迷わず、一途な男だった
0586名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:06:50.36ID:???
空手を習っていたときも、井端はイノシシのように常に前進し続ける戦い方を好んだ。
俺は猿のように敵を惑わしながら狡猾に戦うタイプだった。
少なくともそう思われていた。
現実はそうではなかった。
惑わされていたのは敵ではなく、常に俺の方だった。

そのころから俺は少しずつ何かに苛立ち始め、井端と会う回数は減っていった。
アイツは相変わらず一途に何かを成し続け、俺はさまよい続けていた。
俺は……。
「隆士?!」
素っ頓狂なその声に、俺は我に返った。
0587名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:10:27.77ID:???
振り返ると井端が立っていた。
息を切らしているのを隠そうとしてるのだが、汗をかいているのですぐにわかってしまう。
ヤツは昔からそういう男だった。
「おい、いい年こいて走る回るなよ。汗がタキだ」
「雨だよ、雨。汗じゃない。まあ社会人は時間に遅れそうになったら急ぐもんさ」
0588名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:17:06.75ID:???
「ふン、いっぱしな喋り方をする」
俺は隣の椅子をすすめた。
井端は座るなりマスターに注文した。
「ヒラさん、スコッチの水割り。コイツは……バーボンのロック。だよな」
「ああ」
昔は二人ともロックだったが。
「ところでどうしたんだよ。どこにいたんだ?……3年?4年かヨ?」

「そんなもんだ……まあ色々やってたよ」
「オマエらしいな、就職したんだと思ってたぞ」
「職についたのは最近だ」
「そうか、元気そうだな。少し……いや、だいぶ痩せたみたいだけど、仕事キツいのか?」
「ああ……それより、お前は何をやっている?」

「まあ、そのうち、バンとでかいことでもやるさ」
沈黙が流れた。
マスターの差し出したアルコールを二人で胃の中へぶちまける。
乾杯。
だが、何のために?
0589名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:22:56.35ID:???
「みんな、どうしてる?」
ナッツをかじりながら俺は訊いた。
「ああ、知ってる限りじゃ元気みたいだよ。カン原なんて、もうすぐ結婚するらしいし」
「ケッコン……!?」
いきなり、まるで異次元のコトバだ。
「カンケイねえな、俺には」

「おいおい、オマエ……まさかホモじゃないだろうな?」
ゲラゲラと笑ってグラスを空けた。
冗談じゃない。
俺も笑ってパンチを当てる真似をした。
「ああ……そういえば昔、オマエからハガキが来たな。
フランスからなんてあんときが初めてだからびっくりしたぜ」

「ふふ」
「何だったんだよ、アレは?……オマエがフランスだなんて」
「ああ、たまにはそういう気になることだってあるさ」
「オマエならフランスよりアフリカの方が似合ってるぜ、きっと」
「いたさ。そこにも、先月まで」
0590名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:27:13.21ID:???
「………」
沈黙があった。
俺は井端の顔を見なかったが、その視線が横顔に当たるのを感じていた。
「おいオマエ、仕事って……?」
答えるべきかどうか。

フランス国内を制服で歩いていると、必ず尋ねられた。
『これ、何の制服なんですか?』
観光で来ている日本人からも、警官だと思ったアメリカ人からも。
『これ、何の制服なんですか?』
ときにはフランス人からさえ尋ねられたこともある。

『これ、何の制服なんですか?』
「…レジョン」
0591名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:30:21.13ID:???
「ん……なんだ、そりゃ?」
井端はとんちんかんな顔をした。
「フランス軍の外人部隊だよ……兵隊になって2年間、イラクとかザイールとかにいたんだ」
「へえ……」
0592名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:33:02.88ID:???
井端はわかりもしない顔でさかんに頷いている。
無論、理解してはいないだろう。
俺はマスターに追加を頼んだ。
井端は言葉を探している。
「外人部隊って……確かずいぶん荒っぽい仕事をやらされるとこなんだろ?」
「まあな」
0593名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:35:06.09ID:???
「そッ、それじゃ、人を……コッ、殺っ……」
井端はハッと口をつぐんだ。
いってはまずいと気付いたらしい。
慌てて周囲を気にしている。
0596名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:45:08.67ID:???
親密な空気が少しずつ冷え始めていく。
井端は目をそらし、意味もなく笑った。
「そ、そうか、ははははは……」
「ああ……それが仕事だったんだ」
俺たちはほとんど無言でぐいぐいと飲み続ける。

この男に洗いざらい本当のことを教えたらどんな顔をするんだろう。
(民間人だって三人殺したよ。
最初は子供みたいな売春婦、二人目は赤ん坊、三人目はどこかのガキだった。
みんな俺の目を覗き込んだまま死んでいったよ……)
0599名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:53:29.95ID:???
「何で……?」
俺の脳みそが綿アメになりかけたころ、何杯目かのグラスを空けながら、
ようやく井端が口を開いた。
あまりそれが唐突だったので一瞬俺は討たれたように固まった。
「何で軍隊なんかに入ったんだ?……それもよ、フランスの軍隊なんて」
少し酔ったのだろう。声がでかい。

酔いが逃げて行く……。
(何で入ったか……?)
レジョンでは質問はタブーだった。
しかしもちろん、ヤツはそんなことは知らない。
「さあ……格闘技に飽きたからかな」
「……で?……あんまりよくわからねえな」
「かもな……」
0600名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 22:57:30.41ID:???
ドアが開き、客が二人入ってきた。
といっても、まだ高校生ぐらいにしか見えないジャリカップルだ。
マスターは一瞬怪訝な表情を見せたが、そのまま中へ案内した。

「あんなのも来んのか」
「そうでもないさ。けど、ま、昔を思えば、人のこともいえねえだろ」
「……まあな」
「さすがに女連れで来たことはなかったけどな」

「……オイ、スエナガも呼んで飲もう」
唐突に井端がいった。
0601名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 23:01:31.04ID:???
「……末永……」
「おい、冗談だろ?……忘れたなんていわせねえぞ」
その名はもちろん覚えている。
高校生のころ付き合っていた女だ。
井端はどうやらあいつらを見て、余計なことを思い出してしまったらしい。

思い出は記憶の彼方にある。
それが切れ切れに浮かぶこともあるが、どれもこれも他人事のように遠く、
はかない瞬きだった。
それは甘酸っぱい思い出などではない。
いま思えば、あまりにも醜く、辛く、不器用で、傷つけ合っただけの……。
0602名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/02(日) 23:04:48.78ID:???
「オマエ、ひでえよ」
「え……?」
「オマエさ、何もいわずにどか行っちゃっただろ?
ずいぶん傷ついてたみたいぜ……アイツ、あのころ口には出さなかったけど」
「……強い女だったからな」

そうだ、傷つけ合ったわけじゃない。
傷つけたのはいつだって俺の方だった
0603名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 23:08:07.69ID:???
井端はポケットから名刺を出した。
名刺は井端のものだったが、裏に彼女の連絡先が書いてあった。
「アイツ、今はなんか彫刻やってるよ。前衛彫刻っていうのか?
……よくわかんねえけど」

俺は面倒臭そうにそれをポケットに入れた。
「いいよ、ムリに思い出さなくても。そのうち連絡してみるさ」
0604名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 23:10:23.34ID:???
さまざまな昔のしがらみが、また少しずつまとわりついてくる。
ひどくわずらわしく思えて、ずっと避けてきたものだ。
俺は、そういった煩雑さを……。
だが、結局それを選んでしまうのだ
0606名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/02(日) 23:15:02.49ID:???
「…もう出よう」
俺は席を立った。

途端、ぐらりと来た。
どうやら少し飲み過ぎたようだ。
ふと見ると、ジャリカップルのボーヤがロックを飲み干すところだった。
0607名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:19:47.02ID:???
外へ出ると、街はガキなバカたちに占領されている。
昔……俺たちがヤツらの年だったころ、
俺たちはこの街を占領したりはしなかった。
「もう一軒行こうぜ、もう少し飲みたいんだ…なあ井端」
井端はふらふらついて来る。

「え、ぬわんだ?」
「聞いてないのか。もう一軒行こうぜって……」
「ヒック、ああ、行こうぜぃ!」
井端は笑ったが、かなり酔っている。
0608名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:22:23.58ID:???
俺たちは群れながら奇声を上げるガキを押し退けて進む。
何人か文句がありそうな奴もいたが、睨みつけると一様に目を逸らした。
二軒目の店をどこにするかは決めていなかった。
0609名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/03(月) 20:25:05.53ID:???
「俺はな、昔っから、なんていうか……」
振り返ると、井端はいない。
「おい、井端!」
街路樹に向かって立ち小便をしている。
道路に立って待っていると、後ろからクラクションが響いた。
ムカついたのでそのまま無視する。
ライトが点滅し、怒鳴り声が投げつけられた。
0610名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:26:57.94ID:???
面倒なので、振り返りもしない。
意味不明の喚き声とともに数人の足音が迫った。
チンピラが露払いしてヤクザがお仕置き、というところか。
0611名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:30:15.81ID:???
面白くなってきた。
相手に背を向けている俺は、ジッパーを上げながら戻って来る井端と目が合う。

井端は俺の後ろから迫る相手を見て一瞬顔色を変えたが、
すぐに呆れるように笑った。
「オマエ……これ、本職だぜ」
ヤクザのことらしい。
もちろんわかっている。
0612名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:32:42.92ID:???
「俺は閑職さ」
正しくは、休職というのか。
それとも辞職か。
正式名称は“脱走兵”
しかも“苛立っている脱走兵”だ。
オッサン、相手を選ぶことだ。
さもなきゃ怪我するぜ。
0613名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:35:23.28ID:???
「っだあァ!」
下品な掛け声とともに一人目が来た。
まずは100キロもあろうかという短髪の男。
普通にスーツを着こなしてはいるが、体型と言い目つきといい見るからにスジ者だ。
踏み降ろすようなヤクザキック。
基本だ。
0614名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:38:14.48ID:???
よほどの実力差、もしくはフェイントがない限り最初から顔面には当たらない。
ローキックやボディブローで動きを止める必要があるのだ。
でもコイツは遅すぎる。
踏み込んだ足を踵で引き寄せると、呆気なくバランスを崩して身体が泳いだ。
0615名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:43:25.00ID:???
横っ面へ平手打ちを食らわす。
構えないぶんパンチより早く、軌跡が読めない上に、相手は屈辱感を覚える。
チンピラはそれを振り払うかのように大振りのフックを繰り出すが、
一歩踏み込んだところでふらついている。
鼓膜が破れたこと、それによって平衡感覚が失われてたことに気付くが、遅い。

ハンマーのように思いきり拳を振り下ろしてやると、チンピラの横顔面にヒットする。
手首に響く重い感触、続いて奥歯が何本か折れる手応え。
チンピラが気絶して倒れ込んだその向こうに、
スーツの小男が引きつった顔をして立っているのが見えた。
0616名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:46:37.43ID:???
横目でチンピラのもう一人を探ると、井端がそいつの両肩をつかんでいる。
俺と目が合うと、笑いながら手を離す。
チンピラは地面に落ちた。

「て……てめえら、誰が相手かわかっているのか」
ひきつった小男がひきつった声でいった。
「へえ……どちらさまで?」
俺は一応礼儀正しく答えた。
0617名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:51:15.27ID:???
横目でチンピラのもう一人を探ると、井端がそいつの両肩をつかんでいる。
俺と目が合うと、笑いながら手を離す。
チンピラは地面に落ちた。

「て……てめえら、誰が相手かわかっているのか」
ひきつった小男がひきつった声でいった。
「へえ……どちらさまで?」
俺は一応礼儀正しく答えた。
0618名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:51:38.33ID:???
飛び退った男がベンツの運転席のドアを叩くと、窓が下りた。
中には小指に包帯を巻いた屈強そうな男、
助手席には細面の美少年とも見えるやさ男も見える。
運転席の男が美少年に何かいった。
まずいことになるかもしれない。

車内でのそこはボディガードのポジションだ。
日本のような危機意識の低い国ではプロのボディガードを雇うことはほとんどない。
誰だか知らないが、車内にいるのはよほどの大物らしい。
いうまでもなく、ビビったスーツの小男は単なる小物だ。
0619名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:55:57.66ID:???
「井端……」
俺は親指を後ろに向け、小声でいった。
「あ?」
「逃げよう」
「………………かもな」
井端も何となく気付いたようだ。
勝つかもしれないし、負けるかもしれない。
だがそれ以上に厄介な問題を抱え込むことになる。

俺たちは平静を装って後ろ向きに数歩退った。
回れ右して走るつもりだったが、いきなり小男が興奮して襲いかかった。
こちらが負けを認めたと思ったのだ。
「てめえら、今さら怖気づいたってェ!」
0620名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 20:59:17.77ID:???
振り向きざまに廻し蹴りを放つ。
無防備ば脇腹へきれいに決まった。
目を見開き、へたり込む小男の顔を蹴り上げてやる。
サッカーのように思いきり振りかぶり、足の甲で深く振り抜くキックだ。
鼻が折れるクリスピーな音がして、小男はぶっ飛んだ。
0621名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:01:53.47ID:???
「来るか!」
車から目を離さないように後退ったままターンする。
そこで走り出す。
車内の男たちは追ってこなかった。
自分たちの仕事とは別だったせいだろう。
一般的にボディガードはクライアントを守るのが仕事で、用心棒とは違う。
0622名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:04:21.68ID:???
「おい、イケたかもな!」
井端がひどく楽しそうに笑った。
退かなくてもよかったかも、という意味らしい。
俺もひどく愉快だった。
俺たちは顔を見合わせて大笑いしながら、夜の街を走った。
そうしてやっと、俺とヤツの、昔通りの親密な空気が戻った。
0623名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:06:44.92ID:???
「やっぱりオレにはわからねえや」
井端は何十回目かのセリフをぐだぐだと繰り返した。
二人ともずいぶん酔いが回っている。
乱闘の後で走ったのが効いたのかもしれない。
「お前、そんなに日本がキライだったのか……?」
「………」
0624名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:10:10.51ID:???
答えは見付からなかった。
自分の行動の全てが論理だっていたと思ってる訳ではない。
だとしたら、俺は今こんなところでこんなことはしていないだろう。

「……そうだな……だけど、それだけが理由じゃない」
ヤツは黙って飲んでいる。
「本当はどうでもよかったんだ。ただ自分が……いちばん役に立つ場所へ行きたかったんだ」
「……」
0625名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:13:24.99ID:???
「わかんないだろうな、お前には……まあ、どうでもいいけどな」
井端はいきなりカウンターを叩いた。
「わかるよ。オレだって、似たようなもんだ……
だが結局、ウチの手伝いでクソ製品を売ってるだけだ。オレとオマエは同じムジナのケツさ」

(そうだろうか?)
0626名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:18:19.49ID:???
日本を出たころの俺には、生きる目的が必要だった。
自分が存在する価値のようなもの、自分が目標にすべきもの、
そして自分を必要としてくれるものが、必要だった……。

自分の周りのどこにもそんなものは見付けられず、
どうしたらいいのかも見出せなかった。
あのときも、いまも、おそらく、これからも。
そうして俺は《レジョン》に入った……。
それを井端にどう伝えるべきか、それを伝えるべきではないのか、
俺にはわからなかった。
0628名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:23:55.43ID:???
この国で親友と呼べるのは井端だけなのだが、
もうこいつは俺と同じ世界にはいない。
コイツはいずれ独立し、結婚し、子供をもうけ、家を買って、
そういう幸せな人生の階段を一歩一歩進んでゆく。
そんな人生を歩んでいる人間と俺に、同じ話題があるわけはない。
0629名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:27:07.09ID:???
(俺は生きる意味が欲しかったんだよ、誰かに必要だと言ってほしかったんだ、
こんな国でただ老いてゆくのが耐えられなかったんだ!それがお前に分かるか?)

(……わかるか、井端ァッ……?!)
0630名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:32:19.47ID:???
結局、俺は何も言わなかった。

俺たちの会話はどこかぎくしゃくとしていた。
回り、止まり、せき込んでは動き出す……
まるでいつかは壊れることは目に見えているくたびれたエンジンのように。
俺と彼とはもう、思い出の中でしかつながってはいないのだ。
井端は何かしゃべっている。
0631名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:37:12.45ID:???
「え?」
俺は口に付いた脂を手で拭って舐めた。
「ス・エ・ナ・ガ……末永だよ、末永。オレのいうべき問題じゃねえけどよ、
何でアイツになにもいわないで行っちまったんだよ?」

うるせえな、てめえ。

(うっとうしかったからさ!)

俺は心の中でつぶやく。
(お前ら「幸せ家族」にそれがわかるってのか?)
0632名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:38:40.31ID:???
「え?」
俺は口に付いた脂を手で拭って舐めた。
「ス・エ・ナ・ガ……末永だよ、末永。オレのいうべき問題じゃねえけどよ、
何でアイツになにもいわないで行っちまったんだよ?」

うるせえな、てめえ。

(うっとうしかったからさ!)

俺は心の中でつぶやく。
(お前ら「幸せ家族」にそれがわかるってのか?)

あのな、坊や。
0633名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:42:20.20ID:???
「あのな……」
「……あん?」
井端はとろんと酔眼を上げた。
「……あのさ、井端。俺たち……
俺と末永は別にそんな深い関係だったわけじゃないんだ」

「そういう問題じゃないだろうよ……
いや本当に、オレがいうべきことじゃねえけろさ」
カウンターに突っ伏したまま、ヤツはうだうだと喋る。
「オレにゃうまくいってるように見えてたから、ちょっと気になってんたらにょ……」
こいつあの女が好きだったのか。
0634名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:46:49.24ID:???
「あん……にゃむにょふえ……むにゃろお……?」
その後もなにか聞き取れないことをふにゃふにゃいってたが、
聞き流してるうちに眠ってしまっている。
もともと酒に強い奴ではなかった。
俺はもう少し寝かせておくことにして、煙草を取り出した。

彼女のことなど、帰ってくるまで思い出したこともなかった。
レジョンにいたころは毎日の厳しい訓練、
任務と睡眠不足に追い立てられて、日本さえ思い出すことがなかったのだ。
思った以上にフランスは遠かった。
0635名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:49:25.64ID:???
俺は煙草に火をつけ、ポケットから出した名刺を取り出した。

なんとなく見覚えのある細見の文字で書かれた住所と電話番号。
彼女が井端に書いて渡したものだとすれば、これは今日のものではないはずだ。
懐かしいといえば懐かしいが、どこか他人事という感じでもある。
俺はうんざりして立ち上がり、店員にトイレの場所を聞く。
0636名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 21:59:23.50ID:???
トイレの中では、ひどく疲れた感じの中年男が個室のドアを開けたまま倒れ込んでいる。
俺は男の横を通って奥まで行き、小便を済ませる。
手を洗ってトイレを出るとき、試しに男を蹴ってみると、
死んでいるかと見えた男はとろんと顔を上げ、奇妙な目つきで俺を見上げてつぶやいた。

「…BODY」
「ああ?」
イカれている。
男の目は俺を見ているが俺を見てはいない。
まるでいまの俺自身と同じだ。

「……わるんだ、変わるんだ、変わ……」
こいつもぶつぶつと訳のわからない言葉を呟いている。
「……がんばれよ」
俺はそういって、トイレを出た。
0637名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 22:02:10.36ID:???
カウンターに向かう途中、隅にある公衆電話が目に入った。
俺はそれを見ながら歩いた。

電話をかける相手は二人しかいない。
一人は目の前で酔いつぶれてる男。
そして、もう一人は……いま電話をしなかった女だ。
結局、俺はそのまま電話を通り過ぎ、井端のいるカウンターまで戻った。
0638名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/03(月) 22:04:40.11ID:???
店員がラストオーダーの時間になったと告げる。
俺はストレートのダブルを頼んだ。
店員は空の小皿を片付けながら、お連れの方は大丈夫ですかと聞く。
0641名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 21:44:03.28ID:???
壁の時計が午前0時を示した。
「おい……井端」
俺は井端を軽く揺すった。
井端は一瞬ピクリと動き、すぐ目を開けた。
「うう。奴らが仕返しに来た夢を見てた」
井端は小便のあとのように、ぶるっと体を震わせた。
0642名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/04(火) 21:46:57.25ID:???
「もう一杯のんだら帰ろうぜ」
「あん……にゃ……で……だわさ」
井端が何かいったが、聞き取れなかった。
俺は気にしないことにして煙草に火をつける。
井端は頭を振り、もうこんな時間かとつぶやいた。
0643名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 21:50:25.39ID:???
「さっき、末永に電話したんだ……けど、いなかったよ」
「ふん……相変わらず嘘は下手だ」
井端は笑って、俺の煙草を抜き取った。
俺は一服しか吸ってない煙草をもみ消す。
嘘のつき方など、レジョンでは教えてはくれなかった。

「けどヨ……」
井端は煙草の煙を小さく吐き出してから顔をしかめた。
「ひどい味だな。何だよこれ」
「フランスの煙草は皆そんなもんさ。犬のクソが混ざってるんだ」
0644名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 21:54:13.28ID:???
「ゴフ、ゴフゴフ……う、嘘だろ」
「レジョンに嘘はないんだ」
別にそんな内規はなかったが、そういっておいた。
井端はしばらく煙草を眺めてから、もう一度吸った。
やはり旨そうではない。

「おい、無理するな」
「そりゃこっちのセリフだぜ」
井端はまたムセながらいった。
「無理することはねえんだ隆士、オマエらの問題なんだし。
ただちょっと気になっただけさ」
こいつはまだ末永のことをいっている。
店員が井端にも注文を聞いた。
0645名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 21:57:06.99ID:???
「ラストオーダーだとよ」
「いや、俺はもういい」
店員が去ると、井端は意味もなく笑った。
「どうするんだ、これから?」
俺はストレートを一気に飲み干して、首を振った。
「わからない。まだ何も決めてないんだ」
「そうか。また、何かあったら声をかけてくれよ」
0646名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 21:59:18.45ID:???
俺が手を伸ばすより先に、井端は伝票を取ってふらつきながら立ち上がった。
「心配すんな。経費でオチる。ここはニッポンだからな」
酔っているにしては、ハッキリした口調で、ニヤリと笑った。
0647名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:04:08.76ID:???
千鳥足の井端を送ったあと、ホテルに向かおうとしたが、急にすべてが面倒になった。
夜風に当りながら、ぶらぶらと歩く。
バカなガキどもがまだ徘徊している。
中には嘔吐している奴までいる。

相変わらず癇には触るが、親切に指導してやる元気もない。
俺は歩く。
街は揺れる。
腹に開いた風穴がどんどん広がっている。
いままで井端と会っていたのに……
そう、これではまるでヤツの葬式に出てきたような気分だ。
0648名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:08:24.80ID:???
俺はふらふらと歩いていた。
道のわきでは泣いている学生風がいるし、
その横には路上に寝転んで歌を歌っている女もいる。
娼婦には見えないが、たぶんこの女も迷い鳥なんだろう。
ここはきっとある種、隔離されたニッポンの禁猟区なのだ。

この街はいい。
戦闘もなく、敵兵もいない。
銃声も砲弾も血も苦痛も暴力も、それどころか単純な身の危険さえ、
この街では遠い記憶の断片でしかない。
0649名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:12:27.31ID:???
あまりにも無防備な羊の群れ。
しかし、ここには何もない。
生きている実感も、死をかける目的も。
……そして、俺の居場所も。

(今さら羊には戻れないよ)

部隊では個人の争いは決闘として許された。
それが個人的な問題である限り、何もいわずにやらせてくれた。
だが、そんなことをすればここでは警察に追われることになる。
0650名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:19:04.03ID:???
『あれは俺が始めたんじゃない……』
誰かの声がいった。
何だ?
……どこだ?
この俺に話しかけるのは誰だ?
見回したが、周りには誰もいない。
「くっ……気のせいか」
ヤキが回ったもんだと自嘲したとき、

「ぬわにを、スておるのカニ?」

まぬけ面のお巡りだ。
ダサい、ムサい、ヤボったい、しつこい。
権威主義と抑圧の象徴であり、制服の持つ権威の力と自分の力をはきちがえる、
それでいて平和な日本にはお似合いの……
まさに日本の嫌悪の粋を集めたような人種だ。
0651名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/04(火) 22:21:54.76ID:???
「何を、スておるのカニ?」
ゆらゆらと揺れているのは、こいつの癖か、俺の酔いか。
「のん、あんた……何を、スておるのカニ?」
余計なお世話だ。
俺は拳を固めてヤツのまぬけ面に一発お見舞い……。
0653名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:26:21.52ID:???
やっと立ち上がるまで、何があったのかわからなかった。
どうやらコイツに転ばされたらしい。
……そんな、まさか。
俺は攻撃を仕掛けてみた。
足元がふらつき、俺の腕はできそこないのクロールのように空中を泳いだ。

……やはり、酔っている。
前のめりに倒れそうになった俺は、右足を一歩踏み出す。
次に、左足を一歩。
0654名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:29:32.49ID:???
そうして、目の前のお巡りの胸に顔面から倒れこんだ。
眠い……。
ひざの関節がガクリと曲がった。

「あ、あんたにぃ!」
お巡りの耳障りな声が頭上でひびく。
俺はそのままずるずると、アスファルトに伸びた。
0655名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:32:16.33ID:???
かすかに音が聞こえる。
あれは何だ……。
あの音は……何だ。
誰かが何かを壊している……。
いや、倒している……。
いや、それもちがう……あれは自転車だ。
誰かが自転車を起こし、手にとり、蹴りつけては、また次の自転車を……。
0656名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:35:40.45ID:???
俺はかろうじて立ち上がると、ビルの壁にもたれかかった。
その男は酔っぱらいのようにふらふらと近づいて来る。
「これだけ……これだけさがしたのに、どうして見つからないんだ。ああ……!」
まだ若いその男は大きな溜息をつくと、こっちに顔を向けた。
0657名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:40:03.50ID:???
「何見てるんだ!オレは見世物じゃ……」
大声で怒鳴りかけて、声が尻すぼみに小さくなった。
自分より強い者を見極める眼力ぐらいはあるらしい。
「お前こそなんだ?」
俺は訊ねたが、別に興味などない。

「あ……ハイ」
腰のひけた怯え顔でそいつは答えた。
典型的な日本の小ずるい若者だ。
最初は俺のことをホームレスか酔っ払いだと思って、怒鳴りつけたのだろう。
0658名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:44:02.24ID:???
だが、相手はこわもての大男だった。
とたんに、私は敵意はありませんとばかり従順な態度に変更する。
サルが自分より強いサルにケツを差し出すのと同じだ。
プライドのかけらも感じられない。

「あ、あへへ……イエ」
何だかヘラヘラと愛想笑いを付け足している。
試しに睨みつけてやる。
「あ、あの、ジツは、ある男の自転車を探してまして……
後輪のうしろのとこに、カイってカイてあるんです、あの食べる、カイ」
男は慌てて喋りはじめた。
0659名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:47:44.53ID:???
「貝……」
俺は口に出してつぶやいてみた。
その単語が、頭の中に結んだ像は牡蠣だった。
触れると傷つけそうな、まるで薄いガラスが層になったような殻を持ち、
そのくせ中はグニャグニャとなんの力もない臓物だけを閉じ込めた生物……牡蠣。
0660名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:52:07.94ID:???
「そいつがボクの財産を盗んだんです。
ボクの未来です、ボクの一生です!だからそいつを……!」
男のいうことなど聞いてはいない。
頭の中ではただ、醜い牡蠣の身だけがぶよぶよとうごめく。

「貝……か」
俺はもう一度つぶやいた。
「うぐ……し、知っているんですかッ!?」
男は泡を吹きながら詰め寄って来た。
知っているわけがない。
自分が何を探してるのかさえわからないのに。
0661名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:56:04.50ID:???
「…失せろ」
俺は吐き捨てるようにいった。
「ハイ……?で、でもイマ……」
貝と言葉に出したのは知っている証拠だといわんばかりの顔だ。
ふいに衝動が突き上げた。
「わあ!」
男が叫ぶ。
0662名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:57:57.35ID:???
気がつくと、俺は男の胸ぐらをつかんでいた。
「あうう……うぐぐ」
目を白黒させている。
そのとき、また声が聞こえた。
『お願いだ。俺にお前を殺させないでくれ』
俺は手を離した。
0663名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 22:59:45.22ID:???
異常に息が荒くなっている。
「行け」
そういうのが精一杯だった。
「ハ、ハイ!」
舞踏病のような、奇妙なステップで男は去った。
0664名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/04(火) 23:02:20.53ID:???
俺は交差点を渡りながら、朝の香りに縮み上がる街を睨みつけた。
決闘だ。決闘だ。決闘だ!……夜明け前の平和な街に向かって、俺は心の中で叫び続けた。
0667名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:25:25.42ID:???
窓から差し込む日差しの明るさに、俺は目を覚ました。
珍しく夢の無い深い眠りで、俺が殺した亡者たちも姿を見せなかった。
時計を見ると、正午を少し回っている。
0668名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:28:07.48ID:???
「よく寝た……」
この言葉がこんなに自然に易々と出来るのは、何年ぶりか。
俺はベッドで寝た。
ベッドでよく寝た。
そのフレーズの心地良さをいつまでも愉しむ。
0669名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:32:45.39ID:???
休暇はあと3日。
今では自分の本心がわからなくなっている。
心の中で、部隊の仲間を懐かしく思い出したりしてる。
それに、この国には自分の居場所はなくなっている。
ならば俺は……。
0670名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:36:30.99ID:???
だいたい日本に戻ってきこと自体、現実逃避に過ぎなかったのではないか。
フランスに戻って、あと一年ほども勤務すれば、脱走するまでもなく、除隊となる。
(それからでもよかったんじゃないか?)
0671名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:40:43.12ID:???
するともう一人の俺が答える。
(何かをしたいというのならそれもいいさ。
だが俺はしたいんじゃない。したくないから、部隊を出たんだ)
もうあそこにいるのがいやになったんだ。
砂漠も、火薬も、訓練も、血と汗の匂いも、それらに染まった暮らしも、そして、人殺しも。

昔はそれを愉しんでいた。
休暇になれば酒と女にどっぷりと浸かり、休暇が終れば再び軍隊という巣に帰って行く。
毎日毎日死ぬことを待ち続け、毎日毎日死なずに終わる…。
俺は死ぬのを待っていたのか。
まるで飼われた獣のように。
0676名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:52:26.42ID:???
「畜生、勝手に人の頭に住みつきやがって……」
俺はベッドの上へ起き上がって頭を振り、馬鹿げた考えを追い出そうとした。

何人もいる。いつもココには何人もいる。
この俺の頭の中には何人もの俺が。
3人から8人。多い時には18人。少ないときは1人……
ときにはゼロという日もあるし、この間なんか38人というときもあった。

そいつらが同時に喋るのだ。
そして、俺はハッキリとその38人を聞き分けている。
現在の自分のいる状況を考えれば、それは全て馬鹿げた妄想だと判ることなのだが。
0677名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 19:58:39.77ID:???
バスルームに入ってシャワーを浴びるうちに、再び現実が甦ってくる。
考える時間は、あと2日しかないのだ。
明後日には飛行機が出てしまう。

あと2日。
答えを出すにはあまりにも短く、この国のこの街にいることを思えば、
それはあまりにも長い尺度だ。
0678名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/05(水) 20:01:24.48ID:???
もう友人と呼べる者はなく、帰る家もなく行くあてもなく遊ぶ金も底をついている。
いつまでも公園で暮らすわけにもいかない。
そしてこれからの目的は何ひとつ思い浮かばない……。
0679名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/05(水) 20:05:58.11ID:???
タオルで身体を拭きながら、俺は部屋へ戻った。
ゲームはもうすぐ終わる。
ベッドの上に脱ぎ散らかした上着のポケットから、軍人証がはみ出している。
今俺が持つ唯一の身分証明書。
今俺が生きている唯一の証し。
0680名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:09:04.80ID:???
入隊の意志を示した3年前から、日本のパスポートと
その他の私物や所持品は軍の金庫に入れられたままになっている。
代わりにフランスから仮パスポートが支給される。
といっても、登録国籍はフランスではない。
下士官以上にならないと国籍を得ることはできないのだ。
0681名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:13:08.13ID:???
そればかりか、休暇中の外出となると、
脱走を防ぐために仮パスポートさえ与えられない。
ははッ!俺は何者だ?
だから俺は仮パスポートも国籍も良心も持たず、米軍の貨物機へ潜り込んでこの国へ来たのだ。
だとしたら俺は何者なんだ?
0683名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:19:26.79ID:???
昔……。
拾った子犬とオヤジと遊んだあのころ。
昔……。
末永とあのころ。
昔…。
娼婦を殺して枯草の中で吐いたあのころ…
…俺にはいくつもの昔がある。
0684名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:22:40.70ID:???
そして、仮パスポートと、国籍と、良心と、行き先のない、俺のいま……。
いまの、俺……。
俺はこのまま、行き先を持たないままに生き続けるしかないのだろうか。
0685名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:38:27.07ID:???
電話が鳴った。
思いがけないことだったので俺は一瞬戸惑った。
俺は受話器を取った。
『高峰さまでございますか?』
フロントだった。
『お電話が入っておりますのでおつなぎいたします』

…誰だ?!
誰もここの番号は知らないはずだ。
井端か。
……いや、俺自身知らないこのホテルの番号を、何であいつが知っているんだ。
俺は手探りで煙草を引き寄せながら、正体不明の相手を待った。
0686名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:43:17.09ID:???
『あ、もしもし?……高峰君?』
懐かしい声が俺の耳をとらえた。
「ああ……」
『高峰君?……ねえ、もしもし……高峰君なの?』
それは末永の声だった。
いつもの、昔通りの末永晶子だった。

「ああ。どうしてここがわかった?」
『井端君が調べたらしいわ。渋谷のホテルにいるはずだって、一軒一軒。
それで私に電話してきたのよ。良かったら話してやってくれって』
“モンデュー(おいおい)……”
0687名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:49:06.08ID:???
何かいおうとしたが、俺の混乱した頭から出てくるのはなぜか全てフランス語だった。
俺は必死で翻訳してそれを日本語に置き換える。
(ちぇッ、くそったれ。井端のでしゃばりめ、余計なお節介しやがって!)
……だがこの言葉は、出てこなかった。

『愛想のなさは相変わらずね。懐かしいわ』
彼女のいきいきとした話し方は昔と変らない。
ああ、俺の二つ目の<昔>と。
『……ほんと昔から身勝手な人だったけど。いきなり黙っていなくなっちゃったりして。何をやってたの?』
彼女はまだ喋っている。
0688名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:52:18.33ID:???
説明のしようもなかった。
日本を出るときも逃げるように隠れて出て行ったし、
帰って来た今もこそこそと隠れて戻り、また隠れて出ていくのだ。
俺は自分が逃げてばかりなのを思い出して、急にうんざりした気分になった。
0689名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 20:58:31.19ID:???
『ねえ?……もしもし?』
彼女の声は落ち着いており、特に怒ってもいないようだった。
いっそ怒ってくれたほうが少しは楽なのに。
俺は火をつけないまま煙草を弄んでいた。
「ああ……聞いてるよ」
それから長い沈黙が続いた。

彼女は何かいおうと努めているようだった。
それが甘い言葉でないことはわかっていたが、
もう少しその声を聞いていたいと願っている自分の気持ちもまたわかっていた。
彼女は息を吸うと、静かにいった。
『もうひとつ聞きたいの……ねえ、どうして帰ってきたの?』
0690名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:04:11.57ID:???
思いがけない言葉だった。
答えられなかった。
それは俺自身の疑問でもあったからだが、しかし彼女に聞かれるとは思わなかった。
『あなたがどこに行こうと勝手よ、止められはしないし、止める気もないわ……
いつも勝手に生きてるんだから。でもあんなやり方で出て行ったのなら……』

声が止まったので、俺は一瞬泣いたのかと思ったが、彼女はそんなに安い女ではなかった。
末永は怒りをこめていった。
『だったら何で帰ってきたりしたの……?また勝手に消えるのなら、
どうして他人の暮らしに入り込んでくるのよ。
あんたなんか独りでのたれ死んでいればよかったんだわ』
0691名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:06:56.63ID:???
彼女は怒りを、おそらくは3年間もためこんでいたのであろう怒りを一気に爆発させた。
俺は井端を呪った。
「どこまでヤツから聞いたんだ」
『何もかも。今までアフリカにいたらしい、そして今は日本にいる……』
彼女は静かになったが、ただ怒りを抑えているらしい。
0692名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:11:40.81ID:???
台風の目。
火山の噴火の合間にあるつかの間の休息。
その底ではマグマが真っ赤に燃えさかっているのだ。
「何もいわないで出て行ったのは悪いと思ってる。あのころの俺には何も……」

『とにかく』
彼女はやんわりとさえぎった。
『とにかくこれで井端君への義理は果たしたわよ。あなたも用が済んだらさっさと消えて、
二度と私の前に現れないことね』
それですぐに切れると思った電話は切れなかった。
0693名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:15:26.95ID:???
電話の向こうに黙りこくった末永が見えた。
「なあ、話をさせてくれないか?……
俺も悪いとは思っているけど、どうしようもなかったんだ」
それは嘘だった。
昔通りにすぐ見抜かれた。

『あなたの下手な嘘に付き合う気はないの……
二度と会いたくないし、話もしたくないわ。さよなら」
それも嘘だった。
女が二度同じことを繰り返す時には別の意図がある。
0694名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:19:53.17ID:???
「待てよ。俺ももうすぐこの街を出るし、今度こそ二度と帰って来ない。
だから、その前に一度だけ会って話がしたいんだ」
それは本心だった。
彼女は黙っている。
きっとそれも、本心だろう。

「会いたいんだ」
俺はいった。
このあたりからはもう、半ばフランス流外交辞令になる。
沈黙が続いた。
やがて、彼女はすねたように鼻を鳴らした。
イエスという意味らしかった。
0695名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:22:29.25ID:???
「6時ごろでどうだ。場所は……」
昨日街を歩いているときに、偶然目に止めた店の名を告げた。
電話は何もいわずに切れた。
0697名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:29:56.36ID:???
末永との約束の時間まで、しばらく時間がある。
俺はもう少し、ベッドに身を任すことにした。
けだるくまぶたを閉じる。
「………」
末永と会って、俺は何をしようとしているのだろうか……。
0698名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:33:10.54ID:???
夕方になると、俺は約束の店へ向かいながら、
なぜ他の街にしなかったのだろうかと悔やんだ。
この街は相変わらずヘドが出そうなガキどもの集会所だ。
俺はなるべく目を伏せて歩く。
目が合うと誰かを殴りそうだからだ。
0699名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:35:54.11ID:???
「いらっしゃいませ」
俺はテーブルに着いた。
約束の時間まではまだ時間がある。
「何になさいますか?」
別に何でもよかった。
適当なボトルを示す。
エンジェント・エイジですねと、バーテンはいった。
0700名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:38:38.76ID:???
何杯かのバーボンをあおり、
ナッツの中から出てきた妙に固いピスタチオを転がしていると、後ろに人が立った。
俺はピスタチオを更に戻して振り返った。
顔は見ないようにして椅子を勧める。
「来る気なんてなかったのよ」
0701名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:41:03.27ID:???
訊ねてもいないのに末永は言い訳をした。
たしかに約束の時間はとうに過ぎている。
俺はナッツを剥いている振りをして、黙っていた。
彼女はジントニックを注文した。
0702名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:44:17.29ID:???
「俺もだよ」
しばらくしてから、俺はそういった。
「……え?」
「俺もだといったんだ。あのままこの国には戻らないつもりだった」
「………」
彼女は前を見つめたままジントニックを飲んだ。
「そんな話を、したくて呼んだの」

「……さあな」
会話があのころのように、噛み合わないまま空回りはじめる。
「ずっとアフリカにいるつもりだったの」
「わからない……でもあそこには仲間がいた」
「この日本にはいないっていうわけね」
0703名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:48:14.42ID:???
「そうさ、いない。たぶん……最初からそんなものはいなかったんだ」
末永はちらりと俺のほうを見たが、その目は冷ややかで、遠くにあった。

「何をいってるのかわからないけど、
結局あなたは逃げ出した理由を他人のせいにしようとしているのよ。
どうせこっちへ帰ってきたのだって、何か向こうの別の理由から逃げ出したかっただけなんでしょ」
「かもな……たぶんその通りだ」
俺にはそれがわかっている。
0704名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:51:05.78ID:???
「今度はどこに逃げるの……ねえ、いつまでこんなこと続けるつもり」
「……さあ」
「ふざけないで。あなたがアフリカで遊んでいるうちにね、
あなたのお友だちはみんな社会に出て、額に汗して働いているわ。
いつまでもフラフラしているのはあなたくらいのものよ。恥ずかしくないの」
0705名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:53:51.02ID:???
俺は思わず笑ってしまった。
笑いはじめると、その笑いは止まらなかった。
俺は涙を流して笑い続けた。
「ハハ、ハハハハ、クク、ククク……」
0707名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 21:58:48.12ID:???
痙攣する黒い身体、何かをつかもうとするように伸ばされる腕、
見開かれた目は俺を凝視し、口は声を上げようと大きく開かれて……。

降りかかる血のぬめり、塩辛いその味が口の中に広がる。
彼女が最期にいおうとした言葉は俺にはわからなかった。
結局永久にわからない。
0709名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:03:12.65ID:???
「ハハハハハハハ」
末永は呆気にとられていたが、急にバッグを取ると立ち上った。
「帰るわ。やっぱり来るべきじゃなかった……
あなたとはもう共通の言葉がない。色も温度も感性も違う」

末永は音をたてて小銭を置いた。
「昔からそうなのよ。ほんとうに、来るんじゃなかった」
「ククク……」
俺はまだ笑いが止まらなかった。
「ねえ……どこまであなた、人をバカにしてるの」
驚いたことに、涙を浮かべている。
0711名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:07:35.41ID:???
俺は末永の手を逆手にとっていた。
「あ……!」
「おい、俺が、遊んでただと?」
「何よ、そうじゃないの!」

「……笑わせるな。こんな街で何も考えずにのほほんと暮らしている
お前らよりずっとアフリカで役に立っていたさ」
0714名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:13:09.31ID:???
(お前の知ったことか!)

彼女の露出した肌の白さが華奢な首筋を浮き立たせている。
ここにナイフがあればよかったのに。

(よせ!何を考えているんだ!)
0715名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:17:12.70ID:???
「……痛っ、離してよォッ」
ハッと我に返り、締め上げていた腕を放す。
客も店員もこちらを見ている。
俺は何でもないという風に手を振って見せた。
店員は仕事に戻り、客たちものろのろと自分の会話に戻った。
0716名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:22:05.29ID:???
「だったらあなたは何をやっていたっていうの?ねえ、いったい何様のつもり?」
「それを探しているんだよ……」
「呆れた……馬鹿じゃないの?」
彼女はパンパンと音をたてて、衣服を直した。
「お前らにはわからないさ」
酒のせいか、自分自にもわからなくなっている。

「埃や血にまみれた暮らしなんか想像したこともないし、
飢えや渇きも知らないし……自分が何かによって生かされているのも結局わかっていない。
お前のいう<みんな>たちはいったい誰の、何の役に立っているっていうんだよ、え?」
もう完全な酔っぱらいだ。
0718名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:27:40.57ID:???
砂漠の砂はあまりにも細かく、掘り起こしても掘り起こしてもすぐに流れて埋まり、
穴は一向に広がらなかった。
殺した娼婦の死体を埋めるために、俺はひたすら穴を掘り続ける。
0719名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:29:22.48ID:???
まだだ……まだだ……いやいや、まだだ。
こいつは死んだ。だから埋めてやらねばならない。
洪水がきても、地震がきても、もう二度と顔を出さないように、深く……深く……。
0720名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:34:14.72ID:???
目の前に末永がいた。
グラスの持ち方、気の強そうな目つき、足の組み方。
ああ、高校のころそのままだ……。
「スエナガ……」

「俺に……この俺にどうしろというんだ」
気持ちが昂るのがわかる。
「お前らバカと同じように、人にゴマすったり、人の金を数えて、
俺にこの街で暮らせってのかよ!」
いい過ぎた、と思ったときは遅かった。
0721名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:40:03.88ID:???
「帰るわ」
末永晶子は立ち上がり、出口に向かった。
「ま、待てよ、末永!」
末永が振り返った。
「おい、末永」

「勝手に逃げなさいよ、アフリカでもニカラグアでもどこへでも!
そうやって一生逃げ回って暮らせばいいんだわ!」
「……俺の話も聞いてくれ。喧嘩をしに帰ってきたわけじゃない」
「じゃあ何のために帰ってきたのよ!何のために私を呼び出したのッ!」
「……お前に会いたかったからだ」
0722名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:42:27.85ID:???
「…………」
末永は息を呑んで沈黙した。
度重なる嘘に胃がどんよりと重くなる。
もう話すことなどないし、帰ってきた理由もないし、会いたかったわけでもないのだ。
「…………」
末永は迷っていた。
俺に負けるべきか……それとも、自分に負けるべきかを。
0723名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:44:32.59ID:???
俺は俺に負ける。
俺は彼女に負ける。
いまの俺にはもう迷いすらない。
だとしたら、なぜ俺はここにいる?
なぜ追ってきたりしたんだ?
0724名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:48:36.61ID:???
女を埋め終わったあとには、うんざりしていた。
爪の間に入り込んだ血と細かな砂が乾いて固まっている。
それをダガーでこそぎ落しながら、こんなことが外出時間を費やして
やるべきことだったのかと自問する。

血と汗と埃、腐敗した肉の臭いが抜けない。
石ケンや軽石やヤシ油やベンジンやアルコールを使って、
いくら落としても、鼻はその臭いを忘れたりはしないのだ。
兵舎に戻るとき、立ち止まって、飲んだビールを全て吐いた。
それは、決して罪悪感からではなかった……と思う。
0725名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:51:11.54ID:???
「……ってくれたらいいじゃないの。それを、そんなに……
自分がそんなことのできる立場だと思っていたの?」
……話は途中かららしい。
まくしたてる彼女の言語が殆ど理解できなくなっている。
「違うよ、ただ……俺は話を」
0726名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/05(水) 22:55:01.10ID:???
「そんな話は聞きたくないわ!たとえ聞いたとしてもそれを受け入れる気はないし、
あなたを許すつもりもないの。私にとってあなたはもう死んだと同じなのよ!
3年前に黙って消えたときから、あなたはもう死んだと思うことにしたのよ!」

俺は何かいおうとして口を開き、息を吸い込んだが、いうべき言葉もないまま吐き出した。
「ねえ!それがどんな気持ちかわかる!」
彼女は徐々に遠くなり、やがて手が届かないほどに遠ざかった。
0727名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/05(水) 22:58:21.49ID:???
「スエナガ……おい、スエナガ……」
「勘違いしないで。あなたに会いに来たのは許すためでもないし、
会いたかったからでもないわ。ただ単に、私の中でけじめをつけたかったからなの」
「亡骸の埋葬、ってわけか」

「そういう笑い方はやめて!」
俺は笑ってはいなかった。
「わかるよ」
「あなたにはわからないわ!」
末永はポケットから取り出した何かを突き付けた。
俺はぼんやりとそれを受け取った。
0729名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:10:18.75ID:???
もう、目の前に末永はいない。
しかし……俺には見えた。
人ごみに紛れ、しだいに無数の人影に混ざり合っていく彼女の姿が。
やがて、末永は、単なる群れ、あるいはこの街の一部になり、風景となり、
俺の世界から消えてしまうのだ。
0730名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:13:01.97ID:???
『結婚するの』
あれは嘘だ。
あいつに俺の嘘が読めるように、俺にはあいつの嘘がわかる。
握りしめた手の中には彼女から渡されたピアスがあった。
彼女と付き合っていたころ俺は贈った唯一のプレゼントだ。
0731名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:15:21.47ID:???
「そッ、それッ……!」
唐突に叫び声が聞こえた。
振り返ると、酔っ払いがこっちを見ている。
20才前後の……学生だろう、べろんべろんに酔っている。
「かッ、返せ!」
突然男は飛びかかって来た。
「そのピアスとほのかを返せッ!」
0732名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:17:06.20ID:???
面倒なことになるのが嫌だったので、軽く眠ってもらった。
「ピアスを返せ、か」
俺は、末永からつき返されたピアスを、気絶しているその男のポケットにねじ込んでやった。
「やるよ……お前さんへのプレゼントだ」
俺は小さく微笑んで、洗面所を出た。
0733名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:22:15.10ID:???
「井之頭通りよ!私達は還って来たア!!」
突然背後から叫び声が聞こえた。
振り向くと、車道のジムニーから、妙な取り合わせ軍服を着た奴らが、
こっちに銃口を向けている。
「今だ!全員討てエエエエエエエエ!」
「ぶひー!!」
よけるヒマもなかった。
肩に衝撃を感じ、俺は少しよろめいた。

すぐさま肩口を見たが、何も傷がないどころか、服に異常もない。
すぐに状況を呑み込めた。
昨日、代々木公園で痛めつけたガキどもだ。
よせばいいのに、報復に来たらしい。
俺の中でまたどす黒い何かが沸き上がってくる。
0734名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:25:12.79ID:???
「うけけけけけけけ!」
ガキどもは、狂ったように弾を浴びせかけてくる。

俺は大きく仁王立ちになった。
弾は急所には一発も当たらなかった。
実戦では到底生きていけそうにない。
0736名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:28:50.73ID:???
「チキショウ……!」
白デブはジムニーを降りようと俺の前でドアを開いた。
開きかけたドアごとデブを蹴りつける。
「ブヒイ!」
デブはドアに殴られるようにして内へ叩きつけられた。
0737名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:31:01.86ID:???
俺はドアを開けてデブを引きずり出す。
「でえええっ!」
鈍いアクションで殴りかかってきたそいつの金的を加減なしに蹴り上げ、
へたり込むところをボンネットに転がしてやる。
0738名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:34:53.22ID:???
「ブ、ブ、ブヒヒ……グギャアア」
左手で車に押さえつけ、右手で思い切り殴り続ける。
一発、二発、三発……。
「ぎゃあ……ぎゃああ……ぎゃあああわ……!」
俺がぼんやりと男を殴りつけてる間じゅう、
運転席のノッポはずっと悲鳴を上げ続けている。

気がつくと、デブの顔は半ば潰れており、
奴を支える俺の左手はその血でぬめっていた。
左手を放すと、デブは地面に崩れ落ちた。
ノッポは腰が抜けたのか、逃げようともせず、ただ口を半開きにしている。
こんな楽な標的も珍しい。
0739名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:38:24.50ID:???
俺はジムニーに乗り込むと、体重を思い切りかけて、
Vの字にした右肘をノッポの鼻に沈めた。
声もなくダラリと崩れたノッポを運転席から引きずり出して、ボンネットに寝かせる。
殴る。殴る。殴る。
そして、蹴る。蹴る。蹴る……。
二人目もすぐ潰れた。
0740名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:40:36.88ID:???
視界の隅に、もう一人の姿が入った。
青ムシが半開きのドアに手を入れ、何かをつかもうとしてる。
俺はその後ろに回ると、思いきりドアを閉めた。
「うぎゃああああああああああああああ!!」
青ムシは絶叫した。
指が折れたに違いない。
0741名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/06(木) 19:43:09.71ID:???
うずくまる青ムシの肩をつかんで、こっちを向かせた。
いきなり、まぶしい光を目を刺した。
ストロボの光だ。
目が戻ると、すでに青ムシは5メートルほど先をよろめきながら走っていた。

おあつらえ向きに、ジムニーの荷台にクロスボウがある。
俺はそれを手に取ると、逃げる青ムシに標準を合わせた。
0742名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:45:11.62ID:???
「ギャッ!」
矢は見事に青ムシの尻に突き刺さった。
「ヒィィィ!痛い痛い痛い!」
倒れた青ムシは、矢を抜こうと泣きながらのたうち回る。
俺の心の中で、急速に虚しさが広がっていった。
0743名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/06(木) 19:47:38.43ID:???
「メルドォォッ(くそったれ)!!」
ガラスは一瞬にして砕け散った。
殴れば殴るほど苛立ちは増し、俺は自分に対して心の底からうんざりと侮辱する。
0744名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/06(木) 19:48:35.20ID:???
「メルドォォッ(くそったれ)!!」
ガラスは一瞬にして砕け散った。
殴れば殴るほど苛立ちは増し、俺は自分に対して心の底からうんざりと侮辱する。
これではこの街のチンピラと同じだ。
0745名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:49:51.06ID:???
抑制のきかない暴力を振るって自己満足に浸っているだけ。
傷ついたふりで自分を正当化し、それを他人のせいにして八つ当たりしているだけだ。
0747名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:53:48.28ID:???
「やめないか、こら、オイ、やめろ!!」
誰かが後ろから俺を押さえつけた。
二人の警官だ。
知らぬ間に、パトカーまで到着している。
俺はその手を振り払い、車に寄りかかった。
別の警官が車の中を見て、手錠と取り出し、俺の手にかけた。
0748名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:56:58.22ID:???
「傷害の現行犯だ。乗れ」
もうどうでもよかった。
俺は抵抗せず、警官のいうままにパトカーに乗った。
「おい、お前、自分が何をやったかわかっているのか?」
警官の1人が呆れ顔でいった。

俺は黙って座っていた。
外では一人の警官が何やら無線で話している。
俺はぼんやりと外に目を向けた。
ヤジ馬が遠巻きにこちらを眺めている。
パトカーの回転灯に照らされて、人垣が赤い壁のように浮かび上がって見える。
0749名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 19:59:21.12ID:???
警官の一人は俺が潰した車のドアを開け、俺が潰した男の顔を調べている。
俺の横に座った警官が何か話しかけていたが、俺は効いていなかった。
俺はふと、さっきの末永の後ろ姿を思い出していた。
0752名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 20:03:26.73ID:???
俺はパトカーの窓ガラスに寄りかかって、ゆっくりと目を閉じた。
「今夜はブタ箱から出られんぞ」
横に座った警官がいった。
0753名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 20:06:13.85ID:???
あれからどうしたのか……あまり覚えていない。
殴られた……。
そう、殴られた。

たしか……。
さっきの活劇で酔いが回ったらしく、頭がぐるぐる回っている。
狭い部屋で、取り調べを受けた。
俺はフランス語で喋り続け……。

そして、殴られた。
0754名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/06(木) 20:10:38.25ID:???
所持品は調べられ、軍人身分証明書も取り上げられている。
だがフランス語を読めるやつはいないらしく、身分証は机の上へ放り投げられた。
「いったい、お前、何者なんだ?」
若い警官が馬鹿にするようにゆっくりと訊いた。

「……ジュヌ・コンプラン・パ(わかりませんよ)」
一語ずつ区切って、ゆっくりと云い返した。
……判るわけがない。
0757名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:24:19.17ID:???
「出ろよ坊や。釈放だ」
警官の一人が留置場の鍵を開けて苦々しく叫んだ。
まるで猛獣でも見るような目で、油断なく警棒を構えている。
それは俺を殴った警官だった。
「フランス外人部隊とはな……ふン、人殺しでもお手のものってわけだ」
0758名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:27:11.72ID:???
取り上げた所持品を返しながら、俺を殴った警官は吐き捨てるようにいった。
「そんなヤツが、またどうして渋谷をウロついているんだ?」
「この街で戦争でもやらかす気なら、今度はこっちもお見舞いするぜ。
お前さん方の好きな、本物の鉛の弾をな」
0759名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:30:54.27ID:???
「………」
俺は黙ってそいつ見た。
「とにかく、すぐにこの街を出て行ってくれや。
書類上お前さんは日本人じゃないんだとサ。
大使館なんかにシャシャリ出られちゃヤヤコシクなる。
出してやるから本国へ帰りな」
0760名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:33:08.06ID:???
もう一人の警官は腰のピストルをわざとらしく叩いて、臭い息を吐きかけた。
「おい、いいか。言っておくが、次にごたごたを起こしたら、
今度こそ、本当に死ぬことになるぜ」
俺は二人に放り出された。
0761名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:36:51.92ID:???
「あ、そうそう。これも返しとくぜ」
振り返ると、警官が紙切れを日々でひらひらと弄んでいる。
一昨日、井端から受け取った名刺だ。
「この井端さんには参ったぜ。お前のことを聞いても知らぬ存ぜぬの一点張りでな。
それから」

警官は名刺の裏を見せた。
「末永晶子さん……お前のコレか?」
いやらしい笑いを浮かべて小指を立てる。
「………」
「連絡したら言ってたぜ。そんな名前の人は、知りませんってな」
「………」
0762名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:38:06.40ID:???
「あ、そうそう。これも返しとくぜ」
振り返ると、警官が紙切れを指でひらひらと弄んでいる。
一昨日、井端から受け取った名刺だ。
「この井端さんには参ったぜ。お前のことを聞いても知らぬ存ぜぬの一点張りでな。
それから」

警官は名刺の裏を見せた。
「末永晶子さん……お前のコレか?」
いやらしい笑いを浮かべて小指を立てる。
「………」
「連絡したら言ってたぜ。そんな名前の人は、知りませんってな」
「………」
0763名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:40:24.29ID:???
電話を前に、俺は迷っていた。
「………」
井端はいい。
奴のことだ。きっと俺に面倒をかけるのが嫌で、
知らないといったのだ。
0764名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:42:56.03ID:???
だが、末永は違う。
彼女は本当に俺のことを忘れたいのだ。
今度こそ本当に、俺は彼女に別れを告げるべきではないのか。
最後の迷いが生じた。

「去り際が肝心だ」
俺はダイヤルを回した。
呼び出し音が虚しくこだまするだけだ。
どうやら末永は留守の様だった。
「………」
静かに受話器を置いた。
0765名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:46:31.48ID:???
「わわッ!」
玄関に向かって歩いていると、突然、肩に何かがぶつかり、
続いて足元で大きな物音がした。
眼鏡に帽子、ヨレヨレなコートの若い男が転がっている。
ぶつかってきたのはどうやらコイツらしい。
俺は黙って背中を向けた。

「ちょ、ちょっと待ちなさいヨ!」
若い男が背後で金切り声をあげる。
0766名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:50:03.54ID:???
「ア……アナタねえ!」
男が詰め寄って来る。
「もしもし、ごめんなさいのひとこともなしでせうか?」
「…………」

「……ああ、そうですか。こんな息子を持ったお父さんお母さんは、
さぞかし苦労なさってることでせうねえ」
「…………」
男の言葉に、拳が小さく反応した。
「なんなら、御両親に電話しませうか?
おたくのお坊ちゃんは礼儀を知らないので、ウチの署でお預かりしていますって」
0768名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:55:45.54ID:???
頬に疵のある大男だ。

「やめな……相手はシロウトさんだ」
こいつは、プロだ。
柔らかい口調とは反対に、俺を見るその目は冷たく光っている。
やり合えばただではすまない男だ。

「……ふン」
急に闘志が湧きあがった。
こいつと命懸けの勝負をしてみるか。
一瞬、戦場での興奮がよみがえった。
だが、場所が悪い。
0769名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 16:57:58.84ID:???
俺は鼻で笑って、その男に背を向けた。
こういうヤクザと本気でやり合うのは利口のすることではない。
俺はもう冷静になっていた。
0770名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 17:01:02.80ID:???
俺は朝から昼にかけて、この街を歩いた。
この街へ来て、五度目の昼を……。
そして、最後の、朝から昼を。
夜には俺は発っているだろう。
街は相変わらず雑然と生きている。
もう腹も立たなかった。
街の全てが、自分の愛する家族のようにさえ思えて、
なぜかいとおしくさえあった。
0772名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 17:05:39.28ID:???
ゆっくりと歩き回るうち、俺はいつしか公園に来ていた。
「ありがとうございます……宮下公園においでいただいのですね」
頭にキャベツをのせた少女が待っている。
俺は無視して、奥へ進んだ。
0773名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:06:05.46ID:???
ゆっくりと歩き回るうち、俺はいつしか公園に来ていた。
「ありがとうございます……宮下公園においでいただいたのですね」
頭にキャベツをのせた少女が待っている。
俺は無視して、奥へ進んだ。
0774名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:08:15.96ID:???
俺は再びその場所へ立った。
じいさんは居なかった。
「やっぱりな……」

なぜなのか。
形となった寂しさをはじめてハッキリと自覚した。
意外だった。
自分自身にも。
そして、その対象者にも。
0775名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:11:13.06ID:???
後ろに人の気配がした。
振り向くと、じいさんが立っていた。
「じいさん……」
懐かしくて、涙が出そうになった。
なぜだ……こんな気持ちも生まれてはじめてだった。

「もあい……おまえ、何をしている」
「何も」
俺は両手をひろげて笑って見せた。
「もあい……まあ、入れ」
そういって、じいさんは中に入った。
0776名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 17:13:48.87ID:???
どれ位時間がたっただろうか。
俺たちは一言も言葉を交わさなかった。
じいさんにジタンを一本すすめた。
「いや、タバコは、やらん」
じいさんはそういうと、ゴソゴソとうずくまった。
0777名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:15:30.70ID:???
……俺は少し眠ったのかも知れない。
この街で、いや、日本で……もしかしたら世界の中で。
唯一、俺の安心できる場所が、ホームレスじいさんのこの城だったとは。
0778名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 17:17:41.39ID:???
「おまえも」
起き上がろうとすると、眠っていたじいさんの声が背中でいった。

「え……?」
「おまえも、国が恋しくなったのか」
ひとり言のような調子だった。
「まさか」
俺はそれだけ答えた。
「もあい……」
じいさんはいった。
0779名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:19:34.78ID:???
「男にとって、国とは、生まれたところではない。
育ったところでもないし、まして親兄弟のもとでもない。
己の、いるべき場所のことだ」
0780名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 17:23:27.64ID:???
「じいさん……」
俺はおどろいてじいさんを見た。
そして俺は、なぜここが安心できるのかを悟った。
なぜもう一度じいさんにあいたくなったかがわかった。

静まり返った<城>の中で、じいさんの声は奇妙なほどはっきりと響いた。
「わしも……おまえもだ。わしとおまえは、同じ目をしている。
おまえは、ねぐらをさがすハグレ鳥だ」
0781名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:26:42.68ID:???
「伍長……」
俺はなぜだか、涙が出た。
「もあい……わしが伍長だったというのはウソだ」
じいさんは淡々と話し続けた。
「ただの二等兵だった。どかんと来るたび逃げ回っていた。小ズルイ、臆病者だった」
気付くと、俺は嗚咽している。
0782名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:29:34.62ID:???
「もあい……わしは、南京で死ぬべきだった」
じいさんはわざと生あくびをした。
「わしは臆病だから、あそこで人を殺しすぎて……
臆病だから金儲けに走った。それで一山当てすぎたんだ」
じいさんの目も濡れて光っている。
0783名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:32:06.49ID:???
「わしは儲けすぎた……金は金を呼び、悪事に次々手をそめた。
そして、気がついたら、お前のように、自分の居場所がなくなっていた」
じいさんは穏やかな目で俺を見た。
「もあい……お前も、もうツッパリはやめた方がいい。
人間は、もともと、いい加減で、気楽なものだ」
俺は泣いていた。
0784名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:35:23.42ID:???
おんおんと子供のように声を上げて泣いていた。
そして、それが意外にも爽快感をもたらすものだということを初めて知った。
「閑話休題。大学は出たのか」
じいさんは、突然聞いた。
「中退した……三年生のとき、人生に疑問をもった。それで」
0785名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:37:17.08ID:???
「外人部隊へ、入ったのか」
何ということだ。
老人は俺の正体を見抜いていた。
「そうか……もあい。金鳥玉兎。惜しいことをしたものだ」
「ありがとう、じいさん……何だか、ふっきれた気がするよ」
「もあい」
0789名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:42:23.24ID:???
夕方のラーメン屋にいる人間は、皆忙しそうで悲しそうな顔をしている。
俺はラーメンを食い終わって、ポケットから500円玉を出した。
0792名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:48:44.10ID:???
ホテルへ帰ったら、すぐに荷物をまとめてチェックアウトしよう。
外に出ると街は活気づき、電飾をかがやかせて、いつもの街に戻りつつあった。
俺は煙草に火をつけて足を早めた。
雲のすき間から月明りが差し、街をほの白く照らしている。
(部隊には帰らない)
俺は腹を決めた。
0793名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:51:53.03ID:???
部隊へ帰るという考えを捨てたとたん、いきなり頭が天をつき抜け、心が晴れた。
南へ向かって、どこかそのあたりの見知らぬ国で新しい暮らしを始めるというのも
悪くない考えだった。

新しい環境。新しい住まい。新しい友人。新しい恋人。
俺は生れ変わって新しい人生を生きよう。
俺は新しい人生を始めるのだ。
そして……。
0794名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:54:36.89ID:???
いきなり、何人かの影が前をふさいだ。
「………」
振り向くと、後ろにも3人ばかりいる。
4日前に叩きのめしたチンピラの姿も見える。
仲間を呼んで報復にきたらしい。
0795名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 17:57:28.00ID:???
「お前か。最近ちょろちょろしてる野郎ってぇのは」
中の一人がいった。
「こいつだ……間違いねえ」
鼻の骨を砕いた男が、空気の抜けた声でいった。
「迷惑してるんですけどねえ、ホント」
また別の一人がいった。

「俺はもう、この街は出ていく」
「なんダア?さんざん暴れといて勝手に出ていくダア?」
俺は無言で一歩近づいた。
「……てめえ!」
0797名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:01:52.61ID:???
いきなり飛びかかろうとした1人目の脛を蹴とばすと、あっさりと倒れた。
その間に距離をとって地上に出ようとしたが、
他の奴らがバラバラと道をふさいで俺を地下道へ封じ込める。
ケンカ馴れしている。
全部で7人。
0798名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 18:04:41.58ID:???
目の前にいるタカのような目をした男は、
俺の目の奥を覗き込むように見据えて空手の構えをとっている。
こちらの出方を探っているのだ。

年恰好もガキどもよりは上の、おそらくは格闘技の経験者だ。
十分に場数を踏んでいることだけはわかる。
たぶん、こいつが一番強い。
残りの6人がぬかりなく俺を包囲する。
0799名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 18:10:28.12ID:???
すぐ後ろの一人が踏み込む音が聞こえ、パンチを繰り出してきた。
身体を反転させながら間合いを測り、
腰を落として突っ込んできたそいつに後ろ回し蹴り叩き込む。

吹っ飛んだそいつは囮だった。
その隙に、前と左右の4人が蹴りと突きとを放ってくる。
後ろ回し蹴りから振り返り、拳と膝とで2人を、蹴りと突きとで2人を仕留める。
あと3人。
格闘技の流れが定まると理屈はない。
手と足と体は、流体のように滑らかに、かつ的確にヒットして、敵を仕留める。
0800名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:12:32.65ID:???
アスファルトに叩きつけられたタカ目の空手男は、
受け身を取ったように見えたが勢いがつきすぎ、鈍い音をたてて動かなくなった。
死んではいないと思うが、確信はない。
0801名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:15:24.49ID:???
軽傷の残りの相手がかかってくるより早く、俺は大通りに向かって走った。
もうトラブルはご免だ。
俺にはようやくそれがわかった。
今では思いついたプランもあるし、何より命を大切にしたい。

じいさんがそれを教えてくれた。
俺はじいさんに<父>を感じた。
だから俺は泣いたのだろう。
今では俺は、生きたくて走った。
せつなくて、走った。
0802名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:18:01.17ID:???
後ろで何か叫ぶ声が聞こえたが、気にせず全速で走った。
どうせついては走れない。
軍人の基本は移動能力だ。
走れないとき、それは戦場では、死ぬときなのだ。
0803名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:21:42.62ID:???
俺はフロントでキーを受け取り、チェックアウトを頼むと、
荷物をまとめるために部屋へ戻った。
もう争いごとに加わる気はない。
もうよそう。あんなことは。
一度血の海の外に出ると、その色と臭いの異常さは、吐き気のするほどにわかるものだ。
この街を出て、南へ向かうのだ。
そして、仕事を見つけて……気が向いたら、もっと南へ行ってもいい。
0804名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:24:20.17ID:???
(なんなら、アフリカにだって)

その思いつきは、俺を嬉しくさせた。
俺は一人で声をたてて笑い、バッグを手に持った。
窓から見る限りでは、追手の姿は見当たらない。
トラブルを避けるためには、
直接駅へ向かうのを避けてタクシーで逆方向へ向かうべきだろうか。
0805名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:26:10.73ID:???
レジョンにいるときとは違って、街での喧嘩はリスクが大きすぎる。
出ていくのを決めたとたんに面倒なことに関わるのはご免だった。
俺はフロントに電話して、タクシーを呼んでもらった。
0806名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 18:28:36.99ID:???
俺はフロントに金を払い、ロビーの椅子に腰を下ろした。
(この街には、二度と戻らないだろう)
急激に奇妙な感傷がこみ上げてくる。
俺は昂った気持ちと時間を持て余し、ポケットから煙草の箱を取り出した。
0807名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:32:29.61ID:???
くしゃくしゃの箱にあったのは、最後の一本だった。
火をつけ、黒酸っぱい味のその煙を胸一杯に吸い込む。
青く平らなジダンの箱の画は、揺らぐ紫煙の中で踊る女だ。
漂泊の民族、ジプシーの女だ。
そしてそれは、つい今しがたまでの俺の姿だった。

(もう終わりにしよう)
心の声が静かに呟いた。
途端、今まで失ってきたものが目の前に現れ、流れて消える。
0808名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:35:42.02ID:???
いつも口うるさかった姉……。
いつも悲しそうな目をしていた母……。
勝手で、傲慢で、冷たかった父……。
父は、いつも何かに怯えているように見えた。
成長してからの俺を見る目には、いつも畏れと戸惑いが見えた。

(もしかしたら)
唐突に、俺の心に突拍子もない考えが浮かんだ。
0812名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:40:50.71ID:???
友人……。
高校時代、そして現在まで、一番の、あるいは唯一の友人だった奴は、井端しかいない。
彼とは恐らくもう会うことはあるまい。
0813名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:43:12.58ID:???
俺は煙草をもみ消した。
このジタンはいつも、なかなか消えようとはしない。

今もまたもみ消したはずの吸い殻から、細い煙がたちのぼりはじめる。
俺はもう一度灰皿に擦りつけた。
そしてもう一度。
何度も何度も擦りつけた吸い殻は灰皿の中で、粉々の残骸になった。
0814名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:46:01.43ID:???
末永……。
末永晶子。
今ならわかる気がする。
俺は彼女のことが好きだったのだ。
だが俺が求めているものと、彼女が望むものは両立しえなかった。
あの時は、そう思っていた。

そして俺は、逃げ出した。
話し合いも、説明も、何一つ無しに。
末永のいうように、俺は逃げ出し、逃げ回り、逃げ帰ってきたのだ。
0818名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:51:13.40ID:???
「高峰さま、お車が参りました」
俺は頷くと、名刺を灰皿に捨て、立ちあがった。
不思議と後悔は何もなかった。

“アレ(行こう)”
心の声はいった。
0820名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 18:56:20.92ID:???
東南アジア人と思われる運転手が俺のバッグをトランクに積み込む。
「タイレーン?」
「NO、インド人です」
運転手は白い歯を見せてハキハキとした日本語で答えた。
「日本には、法律の勉強に来ています。これは学費をかせぐためのバイト……
卒業したら、国へ帰って弁護士になります」

「いいことだ」
この運転手には、あとでチップをはずもう。
希望。
前進。
実行。
いいことだ。
0821名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 19:00:20.25ID:???
「どちらまで?」
ドアを開けながら運転手が訊いた。
アフリカ。
俺は心の中で答えた。
俺は<国>に帰りたいんだ。
だが口に出しては別のことをいった。
「厚木……米軍基地」
そこから貨物機が出る。

「お客さん、日本人ではないね?」
運転手は車の前を回り込みながら笑った。
「なぜ?」
「匂い、するね……多分フランスの匂い。軍人さん?」
「ああ、そんなところだ」
俺は苦笑し、後部座席へ歩き出した。
0823名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/07/08(土) 19:04:54.61ID:???
『行けないわよ。あなたは』
末永……何も、こんなときに。
せめて、いまだけはだまっていてくれ。
『ううん……あなたはどこにも行けないの』
「ふふっ……よしてくれ」
0824名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 19:07:04.02ID:???
「お客さん!どしたの!お客さん!」
ああ……もう、いいんだ。
俺にはわかる。
「ambulance!きゅ、救急車!」
運転手が慌てて叫んでいる。
0825名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/08(土) 19:09:24.02ID:???
もう……いいんだ。
俺は、南へ……南へ……アフリカへ。
俺は目を閉じ、アフリカへと、走るゾウの大群と、
夕陽を背にしたキリンの姿へと、想いをはせた。
0827名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/15(土) 20:38:38.63ID:???
西陽ゆれる 見慣れたこの階段
明日からは違う場所へ続いてる
皆誰もが ちょっぴり大人の顔 
それぞれのドア求めて歩きだすよ

守られてる日常が 当たり前になっていた
勝手気ままな僕たちは これから

大きな流れの中で 何度迷うだろう?
それでも前を見ていたい
空はあまりに広くて 不安になるけど
ゆっくり自分の景色を 探していきたい
0828名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/15(土) 20:41:24.96ID:???
寒い風に 吹かれてた街路樹も
いつの間にか春の色に染まっている

やがて季節は巡って僕も変わっていくのだろう
そしてまたいつかこの道歩くとき

その時この目の中に 何が映るだろう?
あの日の空は見えるかな
どんなに時がたっても あの瞳のまま
ゆっくり自分の頁をめくっていきたい
0829名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/15(土) 20:42:46.49ID:???
急に回り始めた地図の向こう側
まず最初の夢を見ながら 大きく息をする

大きな流れの中で 何度迷うだろう?
それでも前を見ていたい
空はあまりに広くて 不安になるけど
ゆっくり自分の景色を 探していきたい
0830名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 13:50:13.03ID:???
麗「ん?んん」
あげだま「そーれそれ」
麗「あいつら…こらー!そこの原始人!あげだま、いぶき、ワープ郎!
そのブイの手前は、私のプライベートビーチだ。いいか、よく聞け。
憲法第四条。この島の全ての施設や乗り物は、女王さまより先に使用してはならない。
よってお前たちを牢屋に入れる!佐藤、鈴木。行きなさい」
佐藤・鈴木「はい」
いぶき「あげだまくん、どうしよう」
あげだま「どうってこないよ」
いぶき「でも、やっぱりブイの向こうに行こう」
ワープ郎「その方がいい。(マル)」
あげだま「おう」
ケンサク先生「いやあ、ひとみ先生と二人で海が見れるなんて僕の心は真っ赤なふんどしだ」
ひとみ先生「まあ、ケンサク先生ったら」
いぶき「この辺まで来れば大丈夫よね」
あげだま「うん」
いぶき「きゃあ!」
あげだま「わあー!
なんだ、ニセモノかよ」
ケンサク先生「許さん!」
鈴木「やべえ、逃げろ!」
あげだま「くそお、麗のやつ。つまんねえ手使いやがって。よーし」
0831名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 14:02:18.08ID:???
麗「どうやら片付けたようね。!?
くう、おのれ、あげだま!田中、佐藤、鈴木!」
佐藤・田中・鈴木「はい、申し訳ありませんでした」
麗「もう良いわ!それより、大至急、ちょび髭とヒトデと虎を調達してらっしゃい」
佐藤・田中・鈴木「はいー」
0832名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 16:18:47.21ID:???
麗「こんなに早く合成獣を使うとは思ってませんでしたが、邪魔者を退治するにはこれが一番」
佐藤「用意が出来ました」
麗「うん。ちょび髭にヒトデに、?、佐藤、虎はどうしたの?」
佐藤「急に言われましても、この島には虎はおりません。でも一応私はトラ年生まれでして」
麗「だったら分かるわね」
佐藤「やっぱりなあ。
わおーん」
PC郎「女王さま、どないな合成獣つくりはるんでっか?」
麗「アドリブでヒトデと虎とちょび髭を合成してつくるから最強の独裁者合成獣、アドリブヒトラーよ」
アドリブヒトラー「けんはヒトデのうえにヒトデをつくらず。ひとひと」
0833名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 16:32:01.87ID:???
ワープ郎「いいのか?麗のやつ今度は何をするか分からないぞ‥(テンテン)」
あげだま「いいのいいの。どうせセコイことしかしてこねえよ」
あげだま・ワープ郎「うわあー!!」
あげだま「あ!」
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!いい気味だわ」
あげだま「何でお前がこんなとこに出てくんだよ!」
怨夜巫女「世界の海は私の家の池も同然。その池を勝手に使うことは許しません。
やっつけておしまい!アドリブヒトラー」
アドリブヒトラー「ハイルヒトラー。ぶはああ」
あげだま・ワープ郎「うわあああ!」
いぶき「あげだまくん!」
ケンサク先生・ひとみ先生「!」
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!」
あげだま「くそーワープ郎。あげだマンに変換だ」
ワープ郎「海パンじゃダメだ。(マル)」
あげだま「ああ、そっか。よーし、行くぞ」
怨夜巫女「逃げても無駄だ」
ケンサク先生「大事な生徒に手を出すな」
怨夜巫女「まあご立派ですこと」
ケンサク先生「とりゃああ!!」
アドリブヒトラー「さっきの残り。ぶわああ」
ケンサク先生「うわあー!!!」
いぶき・ひとみ先生「ケンサク先生」
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!」
0835名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 16:36:22.71ID:???
ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ」
あげだま「あげだま、へんかーん!」

あげだマン「てやあ!あげだマーン」
ワープ郎「変換完了。(マル)」
0836名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 16:46:39.57ID:???
いぶき・ケンサク先生・ひとみ先生「………」
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!ざまあみろ。さすがのあげだマンもこんな島まで出張してこないから安心よ」
あげだマン「それはどうかな」
怨夜巫女「あんだ?」
あげだマン「大宇宙に光あり。光あるところ正義あり。悪は闇を呼び、闇あるところ必ず正義の光現れる。
見参!光と気合の戦士、あげだマン。てやあ!」
怨夜巫女「ああ、ああ」
あげだマン「てりゃあ!」
怨夜巫女「やっておしまい!」
アドリブヒトラー「ぶわああ」
あげだマン「てやあ!」
怨夜巫女「なにー?きゃあああ!」
ワープ郎「あげだま。気合カードだ。(マル)」
あげだマン「もうオッケーなのか?」
ワープ郎「海にはこれっきゃない。(マル)」
あげだマン「よーし」
0837名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 16:50:50.87ID:???
あげだマン「気合!気合!気合ー!気合カード!」
ワープ郎「津波カードだ。(マル)」
あげだマン「よーし!てやあ!装着完了!」
0838名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/23(日) 16:57:40.28ID:???
怨夜巫女「油断しおって。ドジまぬけ」
アドリブヒトラー「どっちがさ」
あげだマン「おら!」
怨夜巫女「えええ…きゃああ!!」
あげだマン「それ!」
怨夜巫女「ぶ、ぶつかるー!!」
佐藤「どこでも同じー!」
怨夜巫女「あーー」
あげだマン「あげだマン、またまた地球を救う」
いぶき「あげだマーン」
あげだマン「やあ、みなさん」
いぶき「あげだマン、ありがとう」
ケンサク先生「ところであげだまとワープ郎は」
いぶき「そういえば、もう、肝心な時にいつもいないんだから」
あげだマン「あらー参ったなー。ど、どうしよう」
佐藤「うう」
怨夜巫女「ま、まさかあげだマンが現れるとは思いませんでしたわ。でもこれで役者は揃いましたわ。
これからもっと面白くなりますわよ。おっほっほっほっほ。はあ、疲れた」
0840名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/25(火) 20:24:43.82ID:???
ずいずいずっころばし
ごまみそずい

茶壺に追われて
とっぴんしゃん

抜けたら、どんどこしょ

俵のねずみが
米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう

おっとさんがよんでも、
おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ

井戸のまわりで、
お茶碗欠いたのだぁれ
0841名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/07/25(火) 20:27:08.52ID:???
胡麻味噌を摩っていると、お茶壺道中が来ると言うので、家の中に入り戸をピシャリと閉めて(=トッピンシャン)やり過ごす。
お茶壺道中とは新茶を将軍に献上する行列のことで、切捨御免の時代柄、庶民は粗相の無いように細心の注意を払っており、
子どもたちは両親に呼ばれても決して外に出てはならないと教えられた。
そしてお茶壺道中が通り過ぎるとやっと一息つけたのである(=ぬけたらドンドコショ)。
ところで家の中で息を潜めていると、
米を齧っているネズミの鳴き声や、井戸の近くで茶碗が割れたような音まで聞こえてくる。
0842名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 16:33:14.73ID:???
ケンサク先生「大丈夫かー」
女装した鈴木「ありがとう」
ケンサク先生「ワ〜!な、なんだお前は!」
女装した鈴木「逃げちゃいや」
ケンサク先生「ひい」
女装した鈴木「あら泡なんか吹いちゃって。ほんと照れ屋さんねえ。怨夜巫女さま、ケンサク先生を捕まえましたわよ」
怨夜巫女「よし、すぐ行く」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
ワープ郎「あ、なんだこの地響きは」
あげだま「あれは怨夜巫女の戦車!」
怨夜巫女「さあ、回収よ。ツルっと引き上げますわよ」
あげだま「怨夜巫女!ケンサク先生をどうするつもりだ!」
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!この男には私の宿題、あ、じゃなかった。
地球の青さを蘇らせるという大偉業を手伝わせるんですわ」
あげだま「何を訳を分かんないことを言ってんだ?」
怨夜巫女「コロコロペ。お前のような一般ピープル略してパンピーにはこんな高尚なお話理解出来ないわね。おーっほっほっほっほっほ!」
田中「怨夜巫女さま、ツルッと準備オーケーです」
怨夜巫女「よし、潜航開始」
あげだま「ケンサク先生!あ、プールの水が…ケンサク先生…」
0843名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 16:43:36.92ID:???
こだま「わー、でっかい穴が開いてるー」
あげだま「ちくそー怨念巫女め」
いぶき「あげだまくん。どうしたの?この穴」
あげだま「怨夜巫女が、コロコロペって。だあ、それはまあ置いておくとして、
大変なんだよ。怨念巫女が。ケンサク先生をさらってたんだ」
いぶき「ええ!」
あげだま「いぶきちゃん。ケンサク先生を探すのを手伝ってよ」
いぶき「ええ」
あげだま「じゃあ、俺とワープ郎は向こうのほうを探すから、えっといぶきちゃんはそっちのほうを頼むよ」
いぶき「いいわ」
あげだま「それから。ワープ郎、アレを」
ワープ郎「アレ?ええ、アレね」
あげだま「それ、通信機。左の耳をクリックすれば、ワープ郎と連絡取れるから、もし何かあれば連絡して。分かった?」
いぶき「え、ええ」
0844名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 17:06:08.77ID:???
雷蔵「あ、でけた!
ケンサク先生と吸血コウモリを合わせて出来た合成獣、名付けて吸青師」
吸青師「わっはっはっはっは」
雷蔵「地球を救う救世主となること間違いなしじゃ」
麗「そう?」
雷蔵「PC郎、カプセルは出来たか?」
PC郎「はいな、ダーさん」
雷蔵「吸青師が人々から愛を吸い取ると、このカプセルに愛を青い染料として貯めるのじゃよ」
麗「なーんか、いまいち納得できませんわねえ」
PC郎「お嬢はん。信じなあきまへん。何事も信じることが大切です」
雷蔵「しかるのちに愛で一杯になったカプセルを、成層圏まで打ち上げ、気流の中心で破裂させる。
すると気流に乗った青い染料が地球全体に降り注ぎ、地上を青く染め上げる。という訳じゃ。
早速吸青師を使って愛を集めてくるのじゃ。その間にワシは打ち上げの準備をしておくからなあ」
麗「わありました。とにかく使ってみましょう。佐藤、田中、鈴木、今日も元気に行きますわ…あら。鈴木はどうしたのよ、鈴木は」
田中「そ、それがその」
佐藤「先ほどから見当たりませんで」
麗「見当たらないですって!?まあ、いいわ。一人ぐらいいなくってもどうせ役に立たないんですものね」
佐藤「うわあ、ひどい言われようだな。可哀相に」
麗「サクサクっと行くわよ」
佐藤・田中「は、はい!」
0845名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 17:28:42.37ID:???
鈴木「3時だ。もう来てもいい頃なんだけど、やっぱり気が変わってくるのやめたのかな」
ユリ「鈴木君」
鈴木「し、白鳥さん!くるるん!え。うわあ」
ユリ「久しぶりね」
鈴木「その格好は一体…」
ユリ「非常識な女と思わないで。あんまり久しぶりに逢うから、昔の格好でないと判らないと思って」
鈴木「この真夏のクッソ暑いときに俺のためにそんなハイソックスまで履いてきてくれるなんて。ゆ、ユリちゃん」
ユリ「鈴木君」
鈴木「くるるん」
ユリ「やだ」
鈴木「僕より背が高いぞ」
怨夜巫女「鈴木のやついないと思ったらこんなところで」
田中「鈴木にもついに恋人が出来たか」
佐藤「非常識な格好の女だけどな」
怨夜巫女「吸青師。手始めにあの二人から愛を吸い取ってらっしゃいな」
田中「ああ、それはいくらなんでも可哀相ですよ!」
佐藤「もう一生恋人なんか出来ないかもしれないんですよ」
怨夜巫女「だあ!うるさいな!文句あるの?」
佐藤・田中「ありません」
0846名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 17:37:58.08ID:???
吸青師「てやあ!」
鈴木「なんだよ邪魔すんな」
吸青師「男女七歳にして席を同じゅうせず。お前たちの愛この私がもらう」
鈴木・ユリ「うわあー」
ユリ「なんでこんな男を何年も想い続けてたのかしら。さよなら」
鈴木「はい、さよなら」
吸青師「ぎゅっと」
怨夜巫女「あれー?たったのこれっぽっちですの?」
PC郎「もっと効率ようやらなあきまへんなあ」
怨夜巫女「これも世のため、人のため、宿題のためですもの。へこたれるもんですか!」
0847名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 17:49:58.61ID:???
赤ちゃん「うぎゃああ」
ベビーカーをひいた母親「あらあら、どうしたの?れいちゃん」
怨夜巫女「れいちゃん?」
ベビーカーをひいた母親「何泣いてるの?良い子ね。れいちゃん。よしよし」
怨夜巫女「やめなさい。吸青師。あれはいいの」
吸青師「母の愛は海より深し」
PC郎「なんでやめますんや。母親の愛は上等やからぎょうさん溜まりまっせ」
怨夜巫女「お黙り!私がダメって言ったらダメなの。他当たりますわよ」
PC郎「なんでや。なんであきまへんのや!」
佐藤「機械のお前には分かんねえよ」
田中「だから、この仕事やめられないんだよな。俺たち」
佐藤「ああ」
0848名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 17:57:24.14ID:???
演説者「我々、日の本の民は、この緑多き地球をを愛し」
吸青師「はーっはっはっはっは」
演説者「なに」
吸青師「愛あるところ、即参上。その愛、いただきます」
演説者「うわああ」
こだま「お姉ちゃん、あれ」
いぶき「あ、怨夜巫女。あげだまくんに知らせなくっちゃ」
0849名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 18:10:26.85ID:???
ワープ郎「あげだま、いぶきちゃんからの通信だ。(マル)」
あげだま「いぶきちゃん?どうしたの?」
いぶき「もしもし。あげだまくん?怨夜巫女を見つけたわ」
あげだま「ほんと?で、場所はどこ?」
いぶき「東盛蕎麦駅の前よ」
あげだま「分かった。すぐそっちに行くよ」
いぶき「ああ、怨夜巫女がどっかへ行っちゃう」
ワープ郎「(いぶきちゃん。マウスの左耳をクリックしたままにして怨夜巫女の跡を追うんだ)カッコ閉じ。
そうすればボクたちにも行き先が分かる!(ビックリマーク)」
あげだま「いぶきちゃん気を付けて。絶対無理しちゃダメだよ。いいね?」
いぶき「うん、分かった」
ワープ郎「あ、いぶきちゃんの居場所をキャッチした。(マル)」
あげだま「よーし、俺たちも現場に急行だ」
ワープ郎「それ!」
0850名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 18:18:36.36ID:???
PC郎「つけられてまっせ」
怨夜巫女「え!何がついてんの?どこどこどこ?」
PC郎「ボケとる場合かいな!後をつけられてるんやがな」
怨夜巫女「あらそう」
いぶき「何話してるのかしら」
こだま「さあ」
いぶき「ああ、大変」
こだま「待ってよ」
0851名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 19:26:10.18ID:???
いぶき「あら、いないわ。変ね。確かにここに入っていったのに」
こだま「でも行き止まりだよ」
いぶき「一体どこに」
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!私たちをお探しかしら」
いぶき「ああ、ケンサク先生!」
怨夜巫女「これは合成獣、吸青師。ケンサク先生じゃありませんわ」
こだま「あ、ノーパン!」
怨夜巫女「え!あ、あらー」
佐藤「怨夜巫女さま」
怨夜巫女「おのれよくもー!たしかイチゴのパンツだった…よくも騙したわね!」
こだま「あ、やらしい。確かめたな?」
怨夜巫女「うっさいわねー。吸青師、このボウズを少し可愛がってあげなさい。それそれ」
吸青師「了解」
いぶき・こだま「ああ…」
吸青師「ははははは。坊や可愛いね。いくちゅ?」
こだま「三歳」
いぶき「コロコロペ」
怨夜巫女・PC郎・佐藤・田中「(ズコーッ!)」
怨夜巫女「何考えてんのよ。やっつけんのよ」
吸青師「ああ、なるほど。覚悟」
こだま「お姉ちゃん」
0854名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 19:42:04.36ID:???
吸青師「ははは」
いぶき・こだま「…っ」
あげだマン「でええええい!」
吸青師「うわあ」
あげだマン「見参!気合の戦士あげだマン!」
いぶき「あげだマン!」
あげだマン「いぶきさん、僕が来たからにはもう大丈夫」
吸青師「お、おのりぇ」
あげだマン「え!ケンサク先生!?」
怨夜巫女「吸青師。そいつは先生の言いつけを守らない悪い子よ。徹底的にお仕置きしちゃいなさい」
吸青師「仰げば尊し。わが師の恩」
あげだマン「くそー。ケンサク先生が相手じゃ戦えないぜ」
ワープ郎「よし、あげだま。気合カードだ」
あげだマン「あら。え、ちょっとちょっと今回早いんじゃないの?」
ワープ郎「ケンサク先生のデータなんて集めるまでもない。(マル)」
あげだマン「ああ、なるほど」
0855名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/07(月) 19:48:21.16ID:???
あげだマン「気合!気合!気合ー!気合カード!」
ワープ郎「ひとみ先生カードだよん!!(ダブルビックリ)」
あげだマン「ああ、そうか。ケンサク先生の弱点はひとみ先生ね。てやあ!装着完了!」
0856名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 19:56:03.13ID:???
(ひとみ先生)「…」
吸青師「あ…ひとみ先生」
(ひとみ先生)「お願いケンサク先生、教えて。青春って何?」
吸青師「青春?青春とは」
(ひとみ先生)「青春とは?」
吸青師「青春…青春とは」
あげだマン「青春とはなあに?」
吸青師「青春とは…ば」
ひとみ先生「なあに?」
吸青師「爆発だー」
怨念巫女・佐藤・田中「あれーー」
ケンサク先生「わあーー」
いぶき・こだま「わーい!やったー!」
あげだマン「虚しい戦いだった」
0857名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/07(月) 20:00:36.43ID:???
佐藤「おーい、鈴木。お前宛てに何か届いてるぞ。
ハイソックスじゃないか。誰が送ってきたんだ」
鈴木「わあ、し、白鳥さん」
雷蔵『佐藤、田中、鈴木、打ち上げ準備じゃ。急げ』
佐藤・田中・鈴木「は、はい」
0858名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/07(月) 20:04:50.26ID:???
麗「あげだマンのせいで夏休みの宿題が台無しですわ。あーあ。あら?花火?これは…」

れいさん げんきにしてますか

雷蔵「お前の両親からの暑中見舞いじゃよ」
麗「お父さまとお母さまから?」

たのしいなつやすみをすごしてくださいね

麗「お父さま、お母さま。ありがとう」
0859名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/07(月) 20:10:33.05ID:???
あげだま「九鬼コンツェルンの崩壊。それは、ある日突然に起こった。
行くあてもなく彷徨う雷蔵と麗に明日はあるのだろうか。
そしてこの事件は、恐ろしいほど感動的な結末へと、向かっていくのである」
ワープ郎「次回、ゲンジ通信あげだま。雷蔵、七転び八起き」
麗「お爺様、私たちはいつも栄光の道を進んでいくだけですわ!」

次回

『雷蔵、七転び八起き』
0860名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 21:10:33.14ID:???
「どうしてんの?」最近は留守電が喋る
忙しいよ 変わんない毎日なんだけど
昨日と今日をこなしてる

変わらないでいるなんて出来ないよ 誰も
レイトショーの外人が日本語で言う
頷きそうで缶ビール飲み干した

傷ついちゃったり
悲しんじゃったり
ひとりぼっちで街の夜を重ねて夢を守ってる

やりきれなくなっちゃったりね
やめちゃおうかと思う時はね
本当にやめちゃった後を
想像しちゃうと出来ないよ

Moonlight to daybreak もうすぐまた夜が明けるから
見失いそうな夢もときめきだす
0861名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/08/18(金) 21:18:46.07ID:???
人恋しいピークは25時あたり
眠りたいよ でもなんで眠れないんだろう
誰でもいいよ
声を聞かせてほしい

冷たいベッドや鳴らない電話に
思い出しちゃう
こんな夜はあなたに あなたに会えたら

夢なんて見ちゃってバカだね
恋愛を犠牲にしちゃってね
自分で決めちゃったことを
後悔しちゃうのまずいよね

Moonlight to daybreak それでもまた夜が明けるから
あの日は遠くてもいつか会える
0862名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 21:26:47.86ID:???
戻りたい道 戻れない道
失っちゃったり 見つけちゃったりする道
同じ道だから

やりきれなくなっちゃったりね
やめちゃおうかと思う時はね
本当にやめちゃった後を
想像しちゃうと出来ないよ

Moonlight to daybreak もうすぐまた夜が明けるから
立ち止まっちゃった夢も動き出せる
0863名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:05:10.87ID:???
Body Feels EXIT...

Body Feels EXCITE...

ここまでどんな道を歩いて
あなたにやっとたどり着いたかを
何か見えずに だけど何かを何かを
見つけたかったよ 部屋にひとりきり
膝を抱えて動けなくたって Body Feels...!
0864名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:12:39.24ID:???
ねじれてた気持ちと一緒に海沿いを歩いた
波の音がいくつも悩みを甦えらせるよ

仲間たちの輪の中 何を期待(ま)っていたのか
踊る私を誰か優しくずっと見ていて
幼い憧れせつなく
飾らない言葉で伝える

Body Feels EXIT
ここからきっといつか動くよ
Body Feels EXCITE
体中 熱く深く走る想い

都会のビルの谷間の風を
強気で明日に向かせて走るよ
こんなに夜が長いものとは思ってもみないほど寂しい
似たもの同士のあなたと出会えて良かった
0865名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:15:32.09ID:???
どうしても抜け出せない
何に嫉妬してたの
動くことが全てのはじまりだって理解ってる
幼い憧れせつなく
恋愛といつしか交差する

Body Feels EXIT
重ねた日々をきっと待ってたよね
Body Feels EXCITE
今夜は震えながら伝える

ここまでどんな道を歩いて
あなたにやっとたどり着いたかを
何か見えずに だけど何かを
見つけたかったよ 部屋にひとりきり
膝を抱えて動けなくたって Body Feels...!
0868名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:33:23.00ID:???
そうやって待っていても無駄だって
みんな分かってるけどね
じゃあなんで待っているのかって聞かれたときに気がついた
殴り合うことじゃなくて傷つけられたくない
うずくまって我慢してるのって痛そうで辛そうであとがない

今日が終わるたび胸をなでおろすなんてやめよう
諦めること許したらハローなんて言えなくなるから

どこへでも続く道がある いつの日か I'll be there...

I've gotta find a way, so let me go.
急いだってしょうがないけど
Because baby I don't wanna cry.
止まってる暇はない
I've gotta find a way, so let me go.
行くんだってば もう
Because baby I don't wanna cry.
0869名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:38:01.55ID:???
色んな顔と心って世界中に溢れてるね
敵味方に分かれ殺し合いをしているね

そういうことでしか確かめ合うことが出来なくって
愛しい人 大切な...何もかも守れなくなるよ

I've gotta find a way, so let me go.
やめちゃえばいいのにね
Because baby I don't wanna cry.
ツライ・イタイことなんか
0870名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:40:49.60ID:???
Lalala...会いたい人がいる I'll be there

I've gotta find a way, so let me go.
こんな良いお天気
Because baby I don't wanna cry.
さあドア開けなくちゃ
I've gotta find a way, so let me go.
動けなくなるよ
Because baby I don't wanna cry.

Lalala...祈るだけじゃもう届かない
いつの日か I'll be there...
0871名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 22:50:26.73ID:???
今日も溜息のつづき ひとり街を彷徨ってる
エスケープ 昨日からずっとしてる
部屋で電話を待つよりも
歩いてるときに誰かベルを鳴らして!
もうすぐ大人ぶらずに子供の武器も使える一番旬な時
寂しさは昔よりも真実味帯びて来たね
でも明日は来る

SWEET, SWEET 19 BLUES
ただ過ぎてゆくよできっと身についていくもの
SWEET, SWEET 19 DREAMS
R&B まるで毎日のようなスタイル
0872名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 23:00:19.86ID:???
自分だけで精いっぱい それでもそれなりに見える
煙草の煙をかき分け音に埋もれて
一番取り柄が何か教えてあげなきゃならない
あの子やあいつ
世の中かっこつけててそれよりかっこよくなきゃいけない
もし飛び出るんだったら…
昨日はあの子が私の 明日は私があの子の傷を癒して

SWEET, SWEET 19 BLUES
だけど私もほんとはすごくないから
SWEET, SWEET 19 DREAMS
誰も見たことのない顔 誰かに見せるかもしれない
0873名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 23:04:20.96ID:???
Change my life Change my life
前世があったら
絶対にmaybe STRAY CATS 路地裏の...
Change my life Change my life
熱い気持ち心に
koolな態度はプロテクションに...!
0874名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/18(金) 23:06:53.97ID:???
SWEET, SWEET 19 BLUES...

SWEET, SWEET 19 BLUES ...

SWEET, SWEET 19 DREAMS...

SWEET, SWEET 19 BLUES
だけど私もほんとは寂しがり屋で
SWEET, SWEET 19 DREAMS
誰も見たことのない顔 誰かに見せるかも知れない
0875名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/22(火) 21:32:28.12ID:???
流れ流れて 宇宙の果てで
今日も気ままな夏休み HA〜極楽 極楽
可愛い子ちゃんに囲まれて
今日も給食 おいしいな

たまに悪党 怨夜巫女
のこのこ登場しても
合体すればあげだま
0876名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/22(火) 21:36:59.24ID:???
ゆらりゆらゆら 空のプールに
ぽっかり浮かんでひと休み HA〜楽ちん 楽ちん
好きなあの子が 水着姿で
キスをせまるよ 楽しいな

たまに悪党 怨夜巫女
夢まで登場してきても
気合カードおみまいだ
0878名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/08/22(火) 21:42:32.98ID:???
流れ流れて 宇宙の果てで
いつも宿題後回し HA〜極楽 極楽
漢字書き取り 図画に絵日記
一夜漬けだよ 眠たいな

こんなときに 怨夜巫女
相手にしてられないよ
気合一発あげだま
0882名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/09/11(月) 16:42:05.34ID:???
怨夜巫女「おーっほっほっほっほっほ!これでいいのよ。もっともっと本音を引き出して世の中を大混乱させてやるわ。おっほっほっほっほっほっほっほ!」
0896名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/09/11(月) 17:44:54.64ID:???
麗「いいの。私は女王さまになって、男という男はみーんな私にひざまずくのよ。
おーっほっほっほっほっほっほ!
おーっほっほっほっほっほっほ!
おーっほっほっほっほっほっほ!」

……………
…………
………
……
0897名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/09/13(水) 15:46:56.98ID:???
そっと瞳閉じてちょっとだけ振り返る
いつのころが楽しかったって

寂しさの窓口
やさしさのはけ口

空っぽのトランクひとつ
少しずつ笑顔つめていきたい

here we are いつでも歌を歌って
鐘を鳴らして
そしてみんなどこへ向かう
私を誰も知らない
そんな部屋を探して
壁を空色に塗り替えていきたい
0899リンク+ ◆BotWjDdBWA
垢版 |
2017/10/09(月) 06:22:28.28ID:???
ライネルとの戦闘。

いざ出陣だ!

英傑の勇者、リンク!見参!


慣れているといえど、ライネルはかなりの強敵なので、
めちゃくちゃ大きなダメージを受けて、リンクの身体はぼろぼろにされる…。
経験値が大きいが、あまり戦いたくない…。

大鷲の弓と古代の矢、ロンギヌスの矢があれば楽勝なんだけどな…。
0900↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
垢版 |
2017/10/24(火) 10:39:31.31ID:???
            ∩_
           〈〈〈 ヽ
          〈⊃  }
   ∩___∩  |   |
   | ノ      ヽ !   !
  /  ●   ● |  /
  |    ( _●_)  ミ/ <こいつぜってーマジで最高にアホ❤(ゲラゲラゲラゲラwwwwwwwwww
 彡、   |∪|  /
/ __  ヽノ /
(___)   /
0901名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/03(金) 19:54:57.37ID:???
本当はね 感じてるのよ
新しい愛の形や
新しい愛のスタイル
そんなものはどこにもない
きっときっと私には探せない

ネットサーフしていく
ネットサーフしていく
この街に潜り込んで
いつの間にかいなくなる
0902名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/03(金) 20:17:19.71ID:???
印度(インド)の子供がなりたいものは
ラジャ ラジャ マハラジャー
赤い飾りの象牙の馬車で
ラジャ ラジャ マハラジャー
北から南へ行列つれて
お妃 探しに行くそうな
まあ! まあ!
ラジャ ラジャ マハラジャー
ラジャ ラジャ マハラジャー
0903名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/03(金) 20:19:01.38ID:???
印度でいちばん大金持ちは
ラジャ ラジャ マハラジャー
銀の孔雀の羽からとった
ラジャ ラジャ マハラジャー
夢からさめない クスリを飲んで
千年 長生き するそうな
まあ! まあ!
ラジャ ラジャ マハラジャー
ラジャ ラジャ マハラジャー
0904名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/03(金) 20:19:45.31ID:???
印度へ行ったら 会いたい人は
ラジャ ラジャ マハラジャー
金の天窓 大きく開けて
ラジャ ラジャ マハラジャー
月から星から 光を集め
お城のランプに するそうな
まあ! まあ!
ラジャ ラジャ マハラジャー
ラジャ ラジャ マハラジャー
ラジャ ラジャ マハラジャー
ラジャ ラジャ マハラジャー
0907名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/03(金) 21:35:01.51ID:???
星も月もないこんな夜が好きな
君を少しだけ嫌いになりたいな
おやすみの代わりそっと君はつぶやく
さよならの意味を知っているのは誰

空き缶蹴とばし歩いて行く
ひとりずつ二人
歩いて行く
0913名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/03(金) 22:04:19.35ID:???
And you don’t seem to understand
A shame you seemed an honest man
And all the fears you hold so dear
will turn to whisper in your ear
And you know what they say might hurt you
And you know that it means so much
And you don’t even feel a thing

I am feeling, I am fading,
I have lost it all
0918名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 16:21:23.35ID:???
四方田千砂「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ…」
女A「ほらほら見て。あはははははは」
女B「あははははは」
四方田千砂「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ…」
0920名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 16:27:21.67ID:???
中年男性・ギャル「あははははは」
中年男性「ほうら」
ギャル「ああ、ダメえ」
中年男性「なんで?いいだろ?もったいつけないでよ。なあ、一緒に幸せなところへ行こうよ」
0923名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 16:36:27.54ID:???
中年男性・ギャル「何だよ」
男A「何だよ」
男B「どうしたんだ!」
女C「やだ〜」
中年男性・ギャル「何だよ」
男C「どうしたんだよ!」
男B「知らねえよ!俺ら、関係ねえ」
男D「見ろ見ろ」
男E「助かんないんじゃねえか」
女D「もう寝れない行こ行こ」
0924名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 16:37:50.39ID:???
中年男性・ギャル「…」
男A「何だよ」
男B「どうしたんだ!」
女C「やだ〜」
中年男性・ギャル「…」
男C「どうしたんだよ!」
男B「知らねえよ!俺ら、関係ねえ」
男D「見ろ見ろ」
男E「助かんないんじゃねえか」
女D「もう寝れない行こ行こ」
0928名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 17:00:42.97ID:???
樹莉「うわあーん」
玲音「…」
ありす「樹莉、気にしない方がいいって」
麗華「そうだよ。いたずらに決まってるじゃん」
樹莉「だって…」
玲音「…」
ありす「うん、大丈夫」
樹莉「えーん」
玲音「…」
ありす「玲音」
玲音「え?」
ありす「あんたんとこ来なかった?」
玲音「何?」
ありす「メールだよ」
玲音「メール?」
ありす「四方田千砂からのメール」
玲音「私、苦手だから」
ありす「メールくらい毎日チェックしなさいよ。まあいいけどさ」
麗華「玲音は子供だからね」
樹莉「うわーん」
玲音「なんで、泣いてるの?」
麗華「だから、四方田千砂からメールが来ちゃったからじゃないよ」
玲音「千砂って?」
麗華「D組の子、先週渋谷で飛び降り自殺したの。先生も言ってたでしょうが」
ありす「樹里だけじゃないの。今週になってから何人にもメールが来てるのよ」
玲音「だって、その子」
ありす「そう、死んだ子からメールが来るはずがない。でも、来る」
玲音「…」
0948名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/11/04(土) 17:55:50.35ID:???
『あたしはこうしてまだ生きてるって説明できるの。
それを教えたくて、玲音に、このメールを送ってるの。分かる?
今、分からなくてもいい。きっとすぐに、分かるようになるから。みんなだって』
玲音「どうして、死んだの?」
『誰かのいたずらメールだとかって学校では、噂になってるそうだけど、
そうじゃないってことを玲音には、分かってもらいたいの』
玲音「どうして?どうして死んじゃったの?」
0953名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/11/04(土) 18:07:35.05ID:???
玲音「ママ」
美穂(玲音の母)「なあに」
玲音「メールが来たの」
美穂「…」
玲音「先週自殺した子から」
美穂「…」
玲音「…」
0957名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 18:41:11.76ID:???
玲音「…」
康夫(玲音の父)「どうした?玲音。玲音がこの部屋に入ってくるの珍しいね」
玲音「あ…私の。私のNAVI、新しいのに」
康夫「あはは、やっと興味が出てきたのかい。玲音も、中学生になったんだ。
友達に遅れちゃうちゃうだろ?もっと良いマシンをつかいなさいって。あ?
この世界はね、玲音。
リアルワールドでも、ワイヤードでも、人間はみんなつながって、それで社会が動いてる」
玲音「…」
康夫「…」
康夫「玲音のような子でも、すぐに友達が出来るんだよ。怖がることなんて全然ないんだ。
そこらへんのところが何故かママには理解出来ないんだなあ」
玲音「…」
康夫「…」
玲音「怖くなんかないよ。私」
康夫「でも、どうして、急にそんなこと言いだしたのかな?」
玲音「会いたい友達がいるの」
康夫「けっ、へへへへへへ」
0958名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 18:45:32.61ID:???
乗客たち「ああ!」
玲音「うっ」
乗客たち「どうしたんだ」
『皆さま、お急ぎのところ申し訳ございません。この電車はただ今事故の為停止中です』
乗客たち「なんだって?」「人身かな」
玲音「あ…」

電車の窓に手を触れると、電線から血がポタポタ垂れるくるのを感じる。
0965名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 18:59:17.76ID:???
気付くと涙が出ていた。

先生「岩倉さん」
玲音「あ」
先生「岩倉さん」
玲音「あ、はい」
先生「ここ、テストに出るわよ」

再びぼやけてくすんで見える黒板。

早くワイヤードに来て―
0966名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/04(土) 19:02:14.30ID:???
帰りの通学路で、死んだはずの千砂とすれ違うのを感じる。

玲音「千砂ちゃん?そこ、どこ?」

微笑む千砂。

千砂「…」

消えてしまう千砂。

玲音「待ってよ」
0974名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 14:41:12.50ID:???
美香「なーんだ。誰か来てんのかと思った」
玲音「誰かって?」
美香「玲音の空想の、お・と・も・だ・ち」
玲音「…」
美香「とかね」
玲音「…」
(バタン)
美香「また遅刻するよ」
玲音「あ」

窓辺に並べられたクマ、ウサギ等のぬいぐるみ。
0975名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 14:45:45.26ID:???
通学路を歩いていると、金髪の外国人が電柱に立っているのを見つける。
視線を感じしばらく見合うが、怖くて走って逃げてしまう。
青い目が頭から焼き付いて離れないのだった。
0976名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:00:54.43ID:???
ありす「玲音!」
玲音「あ」
ありす「おはよう」
玲音「お、おはよう」
麗華「ほーら、やっぱり違うよ」
樹莉「そうかな。でも…」
0978名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:21:56.58ID:???
りす「よしなさいよ。可哀想じゃない、玲音が」
麗華・樹莉「ふふ」
ありす「何でもないよ。さあ、行こう」
玲音「うん」
樹莉「でもさあ」
麗華「ねえ」
ありす「もういいじゃない」
樹莉「うん、え?」
玲音「まだ、来てる?メール」
樹莉「メール?」
玲音「千砂ちゃんからの」
樹莉「ああ、あのこと?もう来てないって」
ありす「玲音にも来たの?いたずらメール」
樹莉「えー」
麗華「そうなの?」
玲音「…ちょっと、気になっただけ」
樹莉「なーんだ」
麗華「やっぱり似てっかな」
樹莉「え」
麗華「玲音、昨日の夜何してた?」
玲音「え」
樹莉「でしょでしょ」
ありす「だから違うって」
麗華「だよね、似てない似てない」
樹莉「えー」
玲音「何?」
麗華「いやさ、昨日の夜サイベリアに玲音そっくりの子がいてさあ」
玲音「サイベリア?」
樹莉「私たち昨日勇気出して初めて行ってみたんだよね」
麗華「大したことなかったじゃん」
ありす「緊張してたくせに。ふふふ。ああ、クラブだよ。夜中に若い子たちが集まるところ」
玲音「…」
0979名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:22:42.32ID:???
ありす「よしなさいよ。可哀想じゃない、玲音が」
麗華・樹莉「ふふ」
ありす「何でもないよ。さあ、行こう」
玲音「うん」
樹莉「でもさあ」
麗華「ねえ」
ありす「もういいじゃない」
樹莉「うん、え?」
玲音「まだ、来てる?メール」
樹莉「メール?」
玲音「千砂ちゃんからの」
樹莉「ああ、あのこと?もう来てないって」
ありす「玲音にも来たの?いたずらメール」
樹莉「えー」
麗華「そうなの?」
玲音「…ちょっと、気になっただけ」
樹莉「なーんだ」
麗華「やっぱり似てっかな」
樹莉「え」
麗華「玲音、昨日の夜何してた?」
玲音「え」
樹莉「でしょでしょ」
ありす「だから違うって」
麗華「だよね、似てない似てない」
樹莉「えー」
玲音「何?」
麗華「いやさ、昨日の夜サイベリアに玲音そっくりの子がいてさあ」
玲音「サイベリア?」
樹莉「私たち昨日勇気出して初めて行ってみたんだよね」
麗華「大したことなかったじゃん」
ありす「緊張してたくせに。ふふふ。ああ、クラブだよ。夜中に若い子たちが集まるところ」
玲音「…」
0980名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:33:40.74ID:???
ありす「そこで玲音にちょっと似た子がいたの」
玲音「私、昨日は」
ありす「分かってるって。玲音じゃないよ、その子。私たちもはっきり見た訳じゃないんだけど、
すごく派手な格好してたし、なんかすごい剣幕で怒鳴ってたし」
麗華「うん、まあ性格とかも全然違うって感じ」
樹莉「でも、似てたけどなあ。そうだ。今度玲音も連れて行こうよ」
麗華「あは、確かめるって訳?」
ありす「よしなさいよ。面白がってさ」
麗華「意外と、玲音みたいな子がクラブとか行くと突然性格変わっちゃったりしてねー」
ありす「そっか。玲音も少しは活発になるかな」
樹莉「そうだよ、行こう。玲音」
麗華「面白いかもよ」
ありす「玲音だって、もうちょっと社交的になったほうが楽しいよ。ね、玲音」
玲音「…」
0981名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:43:12.11ID:???
『一種のスマートサプリメントであるこのアクセラは、ナノメカニズムによって、
体内に周波数の振動を発信し、ある特定のホルモンの分泌を促します。
そのホルモンが分泌されますと、人間の中の時間の感覚が、影響を受け、
意識が加速したようになると言われています。
意識だけでなく、確かに脳の働きも活性化されまして、
演算機能が、倍から、最大12倍まで、高くなるようです。
このナノメカニズム自体、消化液で、日中夜で消滅します。その影響力は断続的に…』
0982名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:50:13.69ID:???
玲音「あ…あ」
『今夜
サイベリアで、
楽しもうね!
ありす』
玲音「…」
『あたし―
今夜は、やめ』
(ピッ)
玲音「…」
0984名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 15:55:20.66ID:???
玲音が廊下を歩いていると、ドアから誰かが覗いているのに気づく。

玲音「あ…」

他に何人か幻影が現われる。
あのドアに立っていたのは、
この前、玲音が通学路でに出現した線路で見た轢かれた女の子であった。
0985名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 16:06:40.07ID:???
家に帰ると運送屋のワゴンが停まっている。

運送屋の男性「ふー。あ、ここ、君んち?あー、やー良かった。お届け物です。
すぐ下ろしますので、よろしくお願いします」

うなずく玲音。

運送屋の男性「よっと」
玲音「…」
0986名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 16:16:37.13ID:???
運送屋の男性「よっ。じゃ、ここにサインくれる?しかし、すげえなーこれ」
玲音「え」
運送屋の男性「俺も欲しいよ、こんな。お、ども。これって全部あんたんだろ」
玲音「分かんない」
運送屋の男性「ふーん、じゃあこれがなんだか知らないのか?」

うなずく玲音。

運送屋の男性「最新式のNAVIだよ。それもフル装備の。これだけのマシンパワーがあったら、
ワイヤードに入っても全然ストレスなく自由に動けるんだろうなー。
俺も自作マシンやってんだけどさ、全然敵わないや」
玲音「そんなこと、ない。私も全然知らないんだもの」
運送屋の男性「ふ、すぐ分かるって。じゃあ、どもー」
玲音「…」
0990名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/11/06(月) 16:28:31.74ID:???
康男「届いてたな。玲音のNAVI」
美穂「早く片づけてくださいよ。邪魔なんだから」
康男「食事が済んだらセットアップしてあげるからね。うーん、このNAVIは私が自分で使いたいくらいだよ」
玲音「パパ」
康男「ん?」
玲音「これ、今、セット欲しいの」
康夫「え?おいおいどうしたんだい、急に。玲音。そうしよう」
0991名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 16:32:01.07ID:???
康男「子供用のNAVIなんてものを、いつまでも使っていてはいけないよ。
コミュニケーションというものは、人と人との関係が、成熟するのに合わせて、
それなりの高度なシステムが必要なものだ。分かるかい?玲音」
玲音「…」
0992名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 16:41:29.81ID:???
康男「おいで。このマシーンのユーザー登録をしなさい。話しかけてごらん」
玲音「ハロー、NAVI」
康男「これでこのNAVIは、玲音のものだ。友達にも自慢出来るぞ。はっはっはっは」
0999名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2017/11/06(月) 17:03:55.67ID:???
玲音「…」
タロウ「ねえ、お姉さん」
ミューミュー「通れないよー」
玲音「あ、ごめんなさい」
タロウ「だからそんな方法じゃ、情報管理センターへすぐ見つかっちゃうって」
マサユキ「アタックするだけなら平気じゃない?」
ミューミュー「あそこのゲーセンでさー」
玲音「…」
1000名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2017/11/06(月) 17:41:30.03ID:???
樹莉「おーそーいー、玲音ったら」
麗華「この時間、玲音はいつも寝てるもんね。うふふ」
樹莉「玲音さ、夜なら夜向きの服ってもんがあるんじゃないの?」
玲音「あ…」
ありす「今度玲音に大人っぽい服選んであげようよ」
麗華「えー似合うかな」
ありす「麗華」
樹莉「じゃあさ」
ありす「なあに?」
樹莉「やっぱりこないだのって、玲音じゃなかったんだね」
麗華「だから、そう言ってるじゃないよ。玲音はあんな恰好しないし、あんな言葉遣いしないし、あんな顔はしないってば」
玲音「その子って、そんなにそっくりだったの?」
樹莉「うん、私絶対玲音だって思ったもん」
玲音「そう」
(バキューン)
ありす「え」
(バリーン!)
「きゃあ!」「銃声が聞こえるぞ!」「殺されるぞ」「助けてくれ!」
樹莉「きゃあ!」
ありす「樹莉!」
樹莉「ああ」
玲音「…」

血が流れてくる感触を感じる玲音。
10011001
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