霧島マナ3rd
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本編にはでてこないけど
初代鋼鉄とか碇しんじ育成計画とかに登場する人を応援しよ
あかんて!!!!!!!!!!!!!!
やめときて!!!!!!!!!!!!!!11111
前スレ 霧島マナ2nd
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/eva/1316920515/ ミサト「リツコ聞いてる?シンジ君の同級生なんだけれどね。
この子は軍から逃げてきた少年兵で助けを求めてるの。なんとかしてあげられないかしら。
え?関係ない?スパイなのよ。え?とんでもない?
だからちょっとちがうのよ!あ!」
アスカ「霧島さん、シンジなんかスパイしてなんかの役にたつの?」
マナ「私が得た情報はロボット兵器の設計部に行くの。それを元に操縦席の改良がされるから」
シンジ「じゃ、ロボットのパイロットが中学生なのはエヴァをまねて作ったから?」
マナ「そうじゃないの。パイロットが14歳なのは6年後の戦争を想定して訓練しているから・・・」
シンジ「6年後?」
アスカ「6年後にはパイロットは20歳ってわけね」
マナ「最初、私達は新しい乗り物を操縦できるんだって喜んでいたわ」 マナ「私の仲間はムサシとケイタ。訓練を楽しむうちに打ち解けたの。
でもロボットの操縦は難しくて、
私は激しい振動で一ヶ月もしないうちに、内臓をやられちゃったわ。
そんなある日、6年間も縛られるのはいやだって、ケイタが柵を越えようとしたらしいの。
しかしそれではロボット兵器計画全体がダメになってしまう。
大人達は力ずくで私達を柵の中へ押し込めたわ。
みんなはだんだん苛立ってきて、大人の目を盗んでは、ケイタを虐めるようになったの。
それをムサシと私で止めたんだけれどだめ。みんなそれを見て笑ってたわ。
私とムサシとケイタの三人は、いつかロボット平気で脱走しようと冗談で言っていたのに、
それを本当にしてしまうなんて」 マナ「私も共犯だから、追われて当然よね」
シンジ「いざとなれば僕の部屋に隠れればいいよ」
アスカ「そしたら、今度はネルフの諜報部がだまっちゃいないわよ」
シンジ「父さんにいえば助けてもらえるかもしれない」
レイ「それは無理だわ。あなたのお父さん。敵を助けるようなことはしない」
シンジ「マナは敵じゃないよ!ちがうんだから・・・」
ミサト「みんな聞いて。ネルフの方で霧島さんの身柄の確保について、話し合いが行われているわ。
結果が出るまで待ちましょう」 アスカ「霧島さんの仲間ってみんな男の子なんだ」
マナ「ええ」
アスカ「その子たちとシンジとどっちが好きなの?」
シンジ「・・・」
マナ「較べられない。だって違うもの」
アスカ「早くも二人の関係は破局に向かっているわね」
マナ「私!シンジくんと出会えて良かったと思ってる・・・」
シンジ「うん・・・」
アスカ「ミサトがこっちに手を振ってる」
シンジ「マナ。家に連絡したければ、僕が代わりに知らせてあげるよ」
マナ「いいの。父さんはうるさいだけだし、母さんなんて心配し過ぎて病気になっちゃうから」
シンジ「そう・・・」 ミサト「ネルフに向かって、強行突破よ」
シンジ「どうしたんですか?」
ミサト「会議が長引いてんだって。どうせみんなピザでも喰ってんのよ」
シンジ「マナが檻みたいなところに入れられる、なんてこと無いですよね」
アスカ「あんた霧島さんがいるところで、よくそんなこと言えるわね」
マナ「私は平気です」
シンジ「マナ、父さんに頼んですぐ自由になれるようにするから。それまで我慢していてね」
マナ「うん、ありがとう」 ミサト「私はネルフの葛城三佐です!そこを通しなさい」
ゲンドウ「何をしている」
ミサト「碇司令・・・」
ゲンドウ「何をしているかと聞いているんだ」
ミサト「・・・」
シンジ「父さん、霧島さんを助けてよ!」
ゲンドウ「シンジ、学校はどうした」
シンジ「・・・」
ゲンドウ「学校はもういい。赤城博士のところへ行き実験の続きをするんだ」
マナ「シンジくん!助けて!連れて行かれちゃうよ!」
シンジ「父さん!あの子殺されちゃうよ!ネルフに連れていっていいでしょ!」
ゲンドウ「葛城三佐」
ミサト「はい」
ゲンドウ「あとで第12会議室まで来るんだ」
ミサト「はい・・・」
シンジ「ミサトさん!父さん、お願いだよ!」
マナ「シンジー!」
シンジ「父さん!ひどすぎるよ!」 シンジ・ミサト「・・・」
加持「勝手にあがらせてもらうよ」
シンジ「加持さん・・・」
ミサト「・・・」
加持「葛城、君がついていながらどういうことだ?中学生を見殺しにして!」
ミサト「私たちには関係ないことよ。碇司令の判断なの。仕方ないじゃない」
加持「命をなんだと思ってやがる。これだから女ってやつは!」
ミサト「随分えらそうに説教してくれるじゃないのよ!」
加持「女の子の一人ぐらい助けてやれっていってるんだ!」
ミサト「帰って!」
加持「目を覚ますんだ。葛城」
ミサト「加持君、ここは私の家よ。勝手にあがらないで頂戴。人を呼ぶわよ」 アスカ「ただいま。おみやげ買ってきたわよ〜。コージーコーナーのシュークリーム」
シンジ「僕は、いい・・・」
アスカ「あーん」
シンジ「いいって・・・」
アスカ「シンちゃん、あーんして」
シンジ「やめてよ!そんな気分じゃないんだよ・・・」
アスカ「男のくせに、いつまでもメソメソしてさ!アンタがそんなんだから霧島さんが捕まっちゃうのよ!」
シンジ「マナのことを父さん達に告げ口したのアスカじゃないか!」
アスカ「報告の義務よ!仕事なの!あの女は敵だったじゃないの!」
シンジ「マナは僕と芦ノ湖へ出かけたとき、とても喜んでいたんだ。好きなんだよ」
アスカ「馬鹿・・・」 ミサト「・・・」
シンジ「・・・」
ペンペン(・・・) シンジ「・・・」
冬月「ん?シンジ君じゃないか。どうしたんだね」
シンジ「・・・」
冬月「碇君、シンジ君はきみに何か聞きたいみたいだぞ」
ゲンドウ「なんだ」
シンジ「・・・その・・・・・・」
ゲンドウ「シンジ、私は忙しい。あとにしてくれないか」
シンジ「・・・」 加持「手がかりは、ほとんどなしか・・・」
シンジ「もう殺されてしまったのかなって・・・思うこともあります」
加持「シンジ君はそれで諦めがつくんだな?」
シンジ「そんな。だって、マナは軍隊の人たちに連れていかれたんですよ。僕みたいな中学生に何が出来るっていうんですか」
加持「きみは男だ。男は好きな人を命がけで守る義務がある。それができずにこんなところで慰めてもらおうとしている。
自分が恥ずかしくないか?」
シンジ「人間死んだら、おしまいじゃないですか」
加持「誰も死ねとは言ってない」
シンジ「だから!どうにも出来ないから・・・僕はどうすれば・・・教えてください・・・どうすればいいんですか・・・」
加持「きみはただの中学生なんかじゃない。エヴァンゲリオン初号機パイロット。サードチルドレン、碇シンジだ。
自分に誇りを持て!いざとなれば初号機を動かせる」
シンジ「初号機・・・エヴァを?」
加持「霧島マナ、彼女は生きてるよ」
シンジ「ホントですか?」
加持「俺が知ってるのはそれだけだ」
シンジ「ありがとうございます!」 アスカ「早くいってよ」
シンジ「そんなこといったって」
ヒカリ「ひっど〜いぬかるみ」
トウジ「シンジよう、彼女の家、一度もいったことないんか?」
ケンスケ「碇だもんな、そりゃ無理だよ」
トウジ「そこまでいうか?」
ケンスケ「でも、碇んちに行ったっていう噂は聞いているけれど」
トウジ「え、ホンマか!おいシンジ!白状せい!」
シンジ「一度だけ」
トウジ「えー!畜生!なんでシンジばっかりやねん!」
ヒカリ「ちょっと黙っててよ。歩きにくいんだから」
ケンスケ「怒られましたね」
トウジ「委員長のヒステリーや」
ヒカリ「だいたい!プリント届けるのに、なんでこんな大人数になるのよ!」
トウジ「ほなワシ、かえろっかな」
ヒカリ「何もここで帰らなくても」
ケンスケ「あれ?何か引き留められてるような♪」
トウジ「やっぱ、そうなんかなぁ♪」
ヒカリ「もう!」
アスカ「ねえ、住所ホントにここで合ってるの?」
シンジ「先生に聞いた住所なんだけれど、あれだ!」 トウジ「おお、ここやここや。おーい!霧島!」
ヒカリ「ちょっと鈴原君!」
アスカ「誰?こんなやつ連れてきたの」
トウジ「なんやと!」
ケンスケ「まあまあまあ、今日の主役はシンジなんだから」
トウジ「そやそや」
トウジ・ケンスケ「碇先生どうぞー!」
アスカ「そういう状況じゃないのよ、こいつらは」
シンジ「すみません、誰かいますか?開いてる」
トウジ「よっしゃ!はいろ」
アスカ「だめ!アタシとシンジが入るから、ここで待ってて」
トウジ「仲間外れかいな」
ヒカリ「いいから待ちましょう」
アスカ「爆弾が仕掛けてあるかも知れないからね」
トウジ・ケンスケ・ヒカリ・シンジ「えー!」 シンジ「なにかマナを探す手がかりになる物は?」
アスカ「霧島さんの気持ち、わかるなあ。湖の上で暮らすのってロマンチックだもんね」
シンジ「でも、意外だったよ。湖の家なんて・・・」
アスカ「不満そうね」
シンジ「デートのとき、湖を見るの、楽しみだって・・・」
アスカ「あーあ、もう。だからアンタは子供なのよ」
シンジ「子供じゃないよ」
アスカ「女の気持ちも判らないで」
シンジ「知ってるよ。彼女は僕への思いやりから黙ってんだって言いたいんでしょ」
アスカ「じゃ。アタシが今考えてることわかる?」
シンジ「こうしてる間にも、霧島さんが危険にさらされているんだよ。アスカも手がかりになる物、探してよ」
アスカ「ねえ、ミサトのマンションを出て、二人で生活しようか」
シンジ「え?」
アスカ「ミサトがいなければさあ、何でも出来るわよ」
シンジ「・・・」
アスカ「ここでは、アタシの悲鳴も聞こえないでしょうね。アンタに襲われても」
シンジ「アスカやめてよ」
アスカ「なーんてね♪ちょっと言ってみただけよ。やーね期待しちゃって」
ケンスケ「シンジ!来て!」 シンジ「ロボットの足跡だ」
トウジ「なんやエヴァのんとちゃうんか」
ケンスケ「すげーなー!ロボットの足跡!まだ歩き廻ってんだ!」
シンジ「その手前の足跡は?」
トウジ「ケンスケのんやろ?」
ケンスケ「俺そんなところ歩いてないよ」
アスカ「パイロットの足跡だわ」
トウジ「なんや悪者のか?」
シンジ「マナだ」
ケンスケ「霧島さんがロボットのパイロット?」
シンジ「違うよ!パイロットがマナを探してるんだ」
アスカ「彼女の友達、二人いるうちの一人よ」
シンジ「一人は入院したところを捕まって、もう一人はロボットで逃げ回ってるんだ」 シンジ「最初のロボットが激突していたのが白糸の滝。
富士山の南側を挟んで芦ノ湖と丁度反対側。
御殿場には軍の演習場があるって話だから、
たぶん、そこから二つのロボットが暴走してきて、
一機は芦ノ湖に潜って、もう一機は富士山の反対側へ行ったんだ。
だけど、こんなに長い距離はエヴァでは無理だ。
5分間しかもたない内部電源が切れてしまう。
もし出動要請が出て本当に戦うことになったら、
一撃でトドメをさすしかない・・・」 シンジ「?」
アスカ「見て窓の外!」
トウジ「なんやあれ?」
ケンスケ「軍のトレーラーだ」
ヒカリ「うしろのあれ、人じゃない?」
シンジ「!」 シンジ「マナ!マナ!」
トウジ「えらいこっちゃ!」
ケンスケ「人権問題だよ!」 シンジ「マナ!」
マナ「シンジ!」
シンジ「どうして檻なんかに!」
マナ「シンジ気を付けて!」
戰自「そこの少年達、退きなさい」
トウジ「シンジ!どないせいちゅんじゃ」
シンジ「マナを助け出すんだ!」
ケンスケ「工具がないとむりだよ!」
戰自「おら!そこの小僧ども!どけっていってんだ!」
ケンスケ「やばいよ!トウジ」
トウジ「よっしゃ!」
シンジ「なにすんだよ!」
トウジ「シンジやめとけ、このままやったらどないもならんやろ!」
シンジ「マナ!」
マナ「シンジ!」
シンジ「マナ・・・」
トウジ「とにかく出直しや」
ケンスケ「トレーラーの後を追うのにいい方法があるよ」 ケンスケ「どうだい?いい双眼鏡だろ?ドイツ製だぜ」
トウジ「日本製のがええに決まっとるやろ!」
ケンスケ「分かってないなぁ。
レンズが違うんだよ。立体はより奥行き感を。色合いはより美しく。
なんたってドイツの誇るカールツァイスなんだから」
ケンスケ「カールルイス?なんじゃそりゃ」
シンジ「マナ」
トウジ「ワシにも見せてくれ」
ケンスケ「俺のなんだから俺が最初だよ」
トウジ「シンジかせや」
シンジ「やめてよ」
ケンスケ「お、おるおる。えげつないことするな」
トウジ「ほら、オレにも。あ、ホントだ。湖の風にさらわされて可哀相に」
シンジ「マナのところへ行ってくる!」
トウジ「おいシンジ!」
シンジ「なんだよ離してよ」
トウジ「お前一人やったら無理や」
ケンスケ「手伝わせてくれよ」
シンジ「ありがとう。でもみんなで行くと見つかっちゃうから」 ケンスケ「どうだい?いい双眼鏡だろ?ドイツ製だぜ」
トウジ「日本製のがええに決まっとるやろ!」
ケンスケ「分かってないなぁ。
レンズが違うんだよ。立体はより奥行き感を。色合いはより美しく。
なんたってドイツの誇るカールツァイスなんだから」
トウジ「カールルイス?なんじゃそりゃ」
シンジ「マナだ」
トウジ「ワシにも見せてくれ」
ケンスケ「オレのなんだからオレが最初だよ」
トウジ「シンジかせや」
シンジ「やめてよ」
ケンスケ「お、おるおる。えげつないことするな」
トウジ「ほら、オレにも。あ、ホントだ。湖の風にさらわされて可哀相に」
シンジ「マナのところへ行ってくる!」
トウジ「おいシンジ!」
シンジ「なんだよ離してよ」
トウジ「お前一人やったら無理や」
ケンスケ「手伝わせてくれよ」
シンジ「ありがとう。でもみんなで行くと見つかっちゃうから」 隊長「ちくしょう暑いな全く。おい。エアコンはちゃんと入ってるか?」
戰自「最強になってます!」
隊長「しかし戦車っちゅうのは日本で乗るもんじゃないなぁ。蒸し暑うてかなわん」
戰自「隊長、向こう岸から煙が上がってます」
隊長「ほんまや!全車目標!対岸の煙の根元!汗で滲んでよう見えん」
戰自「調査班を派遣しますか?」
隊長「あったりまえだのクラッカー。あの煙どうも怪しい」 トウジ「シンジの奴、うまいことやってるんかいなぁ」
ケンスケ「当然だよ。俺たちが手伝ってるんだから」
トウジ「またあの双眼鏡で覗いてええか?」
ケンスケ「だめ、見つかっちゃうよ!」 シンジ「マナ」
マナ「シンジ!」
シンジ「マナ、食料を持ってきたよ」
マナ「来てくれたのね、うれしい」
シンジ「今、開けるから」
マナ「鍵がなければ駄目よ。私は湖からロボットを引き寄せるための囮だから」
シンジ「囮って」
マナ「パイロットの名はムサシ。私の親友。私がここで誘き寄せれば国連軍だって無理しないはずよ」
シンジ「危険だよマナ。砲弾の破片はカッターナイフみたいに鋭いんだ。それがマナに刺さったりでもしたら」
マナ「ムサシを助けたいの」
シンジ「・・・彼をかばうんだね」
マナ「シンジくんだって同じパイロットでしょ?無視してそれで平気なの?助けたくないの?」
シンジ「・・・」 トウジ「あの水柱!ロボットか!?」
ケンスケ「ビデオカメラ!ビデオカメラ!」 戰自「隊長!ロボットです!」
隊長「判ってる!戦闘準備!」 マナ「シンジくん、逃げて。私は大丈夫だから」
シンジ「この檻さえ開けばマナを連れ出せるんだ!」
マナ「だめよ!巻き込まれるわ!」 シンジ「なんで、ここに人がいるのに撃つんだよ!」
ミサト「シンジ君!」
シンジ「ミサトさん!」
ミサト「初号機を起動させるわよ」
シンジ「ホントですか」
ミサト「これ以上設備を壊されたら迷惑だもんね」
シンジ「マナ、必ず助けに来るからね」
マナ「シンジ!」 ミサト「戦車の馬鹿は、どこ狙って撃ってんのかしら!全く!」
シンジ「なぜ僕の居場所がわかったんですか?」
ミサト「あなたが囮のそばにいるって、軍から通報が来たのよ」
シンジ「軍?」
ミサト「本来、ロボット兵器の暴走は起きてはならない事件だった。
慌てた兵器開発部は霧島さんを囮に使ったの。ロボットのパイロットを誘き寄せるためにね。
でも暴走したロボットを目の当たりにして怖くなったんでしょう。
ネルフに助けを求めてきたわ。海をこえて別の国に突入されたらそれこそ大事件だもの」 ミサト「これは救出作戦よ。みんなで協力してロボットの暴走を抑え込み、停止させるの。
もし失敗したら軍がロボットの頭上にN2爆雷を投下するわ。
そのときは中の少年も一緒に蒸発するでしょうね。
つまり少年の命が救えるかどうかは、あなた方次第よ」
シンジ「でもロボットが外輪山の外へ逃げ出したら、エヴァでは追えませんよ」
ミサト「その時はアンビリカル・ケーブルを切り離して全速力で追って。内部電源が切れてもかまなわい」
アスカ「電源が切れたら終わりじゃないのよ」
ミサト「各機、発射口へ急いで」 シンジ「マナ!」
ミサト「どうしたの?シンジ君。早くロボット兵器を押さえ込んで!」
シンジ「マナが!」
ミサト「いいから体当たりしなさい!」
シンジ「そんな。マナが潰れますよ!」
ミサト「このまま逃したら爆撃されて彼女も死ぬわ!急いで!」
シンジ「今は無理です!」 リツコ「確かにシンジ君じゃ無理ね。檻の中の子があの高さから落ちたら助からないもの」
ミサト「わかってるわよ」
マヤ「初号機、シンクロ率5%低下。非常に不安定です」
シゲル「厚木基地から入電。N2爆雷をつんだ重爆撃機の準備、整ったそうです。情報を逐次、報告してほしいとのことです」
マコト「日本政府と軍司令部が回線に割り込んできています。どうしますか?」
ミサト「すべてキャンセルして」 ミサト「アスカ、聞いてる?」
アスカ「お呼びがかかると思ったわよ」
ミサト「OK!合図したらロボット兵器の横っ腹に突っ込んで」
アスカ「シンジの彼女が大怪我するけど、いいわね」
ミサト「他に方法はないのよ。お願いね」
アスカ「任せてよ。(思いっきりぶつかってやる)」 ミサト「レイ。
ロボットは長尾峠を越えていく可能性があるわ。
そのときはロボットを大破させて構わないから、絶対食い止めてね。
レイ「わかってるわ」 ゲンドウ「葛城三佐」
ミサト「はい」
ゲンドウ「初号機に傷をつけるな・・・」
ミサト「しかし戦いに衝突はつきものです」
ゲンドウ「初号機に退避命令だ」
ミサト「救出が先です」
ゲンドウ「無駄だ・・・」
ミサト「10分で終わります!」
ゲンドウ「人助けを気取って我々を巻き込むな。厚木基地の血に飢えた爆撃機に出撃命令だ」
ミサト「判りました・・・
青葉君、厚木基地に状況を逐次報告してあげて」
シゲル「はい」
シンジ「待ってください!」
ミサト「シンジ君、撤退命令よ。そこを離れなさい」
シンジ「いやだ!僕がつかまえれば、彼女は助かるんだ!爆弾で焼き殺すつもりなの?!父さん!」
ゲンドウ「作戦司令。作戦行動はどうした」
ミサト「アスカ、体当たりスタート!」
アスカ「行くわよ!おりゃー!」 アスカ「たああああー!」
シンジ「畜生!させるか!」 アスカ「ロボットが逃げ出すわ!」
シンジ「マナ!」
マナ「シンジ!」 マコト「目標のロボット兵器が移動を開始。初号機と弐号機があとを追います」
シゲル「N2爆雷を積んだ爆撃機が厚木基地を発進。到達時間は5分後です」
シンジ「初号機、アンビリカル・ケーブルを切断。残り5分!つづいて、弐号機も切断!」
ミサト「レイ、目標はそちらへ向かったわ。お願い」
レイ「了解」 シゲル「目標、零号機と接触!」
マコト「零号機、強い衝撃を受けました」
シゲル「だめです!目標外輪山を越えます!御殿場測候所から入電。
ロボットを肉眼で確認。御殿場市へ緊急避難勧告が発令されました」 マヤ「零号機、アンビリカル・ケーブル切断!」
マコト「全機、目標を追跡中!」 ミサト「シンジ君!」
シンジ「くそっ!相手が速すぎる!」
マコト「目標、御殿場市街を抜け愛鷹山方面へ!」
シゲル「軍の総合管制室から入電!エヴァをどけろ、と言ってきています」
マコト「初号機、目標に引き離されます」
シゲル「爆撃機、目標への計測を開始。弾倉の扉が開きます」 マヤ「初号機!1分を切りました!これ以上の追撃は危険です」
シゲル「御殿場測候所から入電。目標見失います!」
マコト「管制室から、再度エヴァを停止するように言ってきてます!」
ミサト「初号機、停止!」
シンジ「まだいけます!」
ミサト「リツコ!」
リツコ「初号機に停止信号を送って!」
マヤ「停止信号を送信!受け付けません!初号機暴走しています!」
ミサト「レイ、アスカ、目標を変更!シンジ君を捕まえて」 マコト「初号機の上空に爆撃機を確認」
シゲル「N2爆雷投下10秒前です」
マヤ「大変です!初号機エントリープラグがエジェクトされています」
ミサト「爆撃中止!急いで通達して!」
冬月「いかん!まずいぞ!」 ゲンドウ「レイ!初号機をかついでその場から逃げろ」
レイ「了解」 ミサト「アスカ!聞いてる?アスカ!」
マヤ「弐号機エントリープラグもエジェクトされています」
シゲル「中止が間に合いません!N2爆雷投下されました!」
冬月「なんてこった・・・」 マナ「(私はシンジくんのことが好きでした。デート楽しかったです。
ミサトさんちの夕食。みんなで食べる食事は最高です。
でも、もう終わりにします。あなたを楽にさせてあげます。
ごめんなさい。さようなら。シンジくん)」 シンジ「・・・」
アスカ「無茶しないでよ」
シンジ「彼女、生きてるよね・・・」
アスカ「あきらめなさい」
シンジ「生きてるよ・・・」
アスカ「シンジさえよければ、アタシが霧島さんの代わりになってあげてもいいのよ」
シンジ「いらないよ」
アスカ「勘違いしないで、私はあくまでもネルフのために」
シンジ「!」
アスカ「・・・」 シンジ「マナ・・・」
アスカ「なにもなーい・・・あーアタシの弐号機ボロボロ!」
シンジ「マナ。いたら、返事してよ」
アスカ「あとで探そうよ」
シンジ「だめだよ、埋まってたりしたら、掘り起こさないと・・・」
アスカ「・・・」 アスカ「まさか」
シンジ「マナ・・・」
アスカ「高熱で溶けたロボットだわ・・・」
シンジ「違う・・・これはロボットじゃない。きっと逃げていったんだよ・・・
今頃遠くにいるんだよ。誰にも邪魔されない、遠くに」 シゲル「軍の管制室から入電、『作戦は成功した』。ネルフの被害状況を聞いてきていますが」
ミサト「被害はなし。ロボット側の生存者を確認して」
シゲル「ロボット側の生存者・・・ゼロ・・・爆心地に確認出来たのは溶けた金属の塊だけ・・・だそうです」 シンジ「僕はマナが生きていると思います」
ミサト「そう・・・」
レイ「断定できるの?」
アスカ「やめなさいよ」
シンジ「出来るよ。あのパイロットの少年は彼女を助けられる確信があったから、マナを引き留めたんだ。
今頃どこかで救助が来るのを待っている」
ミサト「そうかもしれないわね・・・」
レイ「あの金属の固まりを、どう説明するの?」
シンジ「あれは・・・・ロボットの固まりかもしれないけれど、
きっと脱出用の救命カプセルみたいなものが埋まっててきっとどこかに埋まってるんだ。
早く助け出さないと」
アスカ「・・・」
ミサト「それは出来ない。私たちネルフの作業はここまでだから」 シンジ「僕はマナが生きていると思います」
ミサト「そう・・・」
レイ「断定できるの?」
アスカ「やめなさいよ」
シンジ「出来るよ。あのパイロットの少年は彼女を助けられる確信があったから、マナを引き留めたんだ。
今頃どこかで救助が来るのを待っている」
ミサト「そうかもしれないわね・・・」
レイ「あの金属の固まりを、どう説明するの?」
シンジ「あれは・・・・ロボットの固まりかもしれないけれど、
きっと救命用の脱出カプセルみたいなものがあってどこかに埋まってるんだ。
早く助け出さないと」
アスカ「・・・」
ミサト「それは出来ない。私たちネルフの作業はここまでだから」 ゲンドウ「なぜ、退避命令を無視した」
シンジ「・・・」
ゲンドウ「今後、エヴァを傷つけることがあったら、初号機を降りてもらう」
シンジ「父さんのエヴァなんでしょ!父さんの好きにすればいいじゃないか!今すぐ僕を降ろせば!」
ゲンドウ「シンジ・・・ゆっくり休め」
シンジ「・・・」 ケンスケ「記念写真?」
シンジ「マナが通りがかりの人に頼んで撮ってもらったんだ」
トウジ「ええなぁ、こんなデートしてみたいわぁ。どないして誘ったんや?」
シンジ「どうって・・・」
ケンスケ「今のシンジにそんなこと聞くなよ」
トウジ「けっ、カプセル探すの手伝わされたんや、冗談の一つくらいええやろ」
シンジ「・・・ごめん、一晩中付き合わせて。やっぱり救命カプセルなんかないんだ。
良く分かってきたよ。僕が馬鹿だったんだ・・・」
トウジ「またそれか。昼間は霧島探すんやってごっつはりきって、
それが夜になってちょっと疲れたからって、出した結論がそれか。お前ホンマええ加減な男やな」
ケンスケ「トウジ、やめろよ」
トウジ「霧島がおらんようになって、簡単に諦めるんや。お前はよぉ!」
ケンスケ「・・・」
トウジ「ワシは分かる。シンジ!今度はアスカとくっつくつもりやろ!」
シンジ「アスカは関係ない!」
トウジ「あいつもお前も、まわりの気持ちわからんと、好き放題やりおって!恥さらしが!」
シンジ「アスカを悪く言うな!」
トウジ「逆らうんか!」
ケンスケ「シンジ、平気か?トウジ!殴ることないだろ!」
トウジ「ワシは帰るで!こんな奴に味方できるかいな!」
ケンスケ「帰っちゃったよ。この夜道の中を。ちょっと顔見せてみろよ。消毒するから」
シンジ「どうせ僕はいい加減なやつさ!」
ケンスケ「自分をいじめるなよ。アイツはちょっと羨ましかっただけさ。エヴァに乗ったり、
ミサトさんやアスカから心配してもらったり、霧島さんとのデートなんて良い思い出だよ。
いいよなぁ、俺らそういうのないもんなぁ」
シンジ「・・・エヴァは父さんのもので、僕は利用されてるだけ。
ミサトさんとアスカに心配されても、僕は何も答えてあげられない。
マナは・・・どこかへ消えてしまった・・・思い出なんか辛いだけで・・・いらないよ・・・」
ケンスケ「アスカがさぁ・・・アスカが授業中にお前のこと見てるんだよな」
シンジ「・・・」
ケンスケ「もしお前がアスカと一緒になったら軽蔑する・・・でも止めることなんか誰にも出来ないんもんな・・・」
シンジ「・・・」 ケンスケ「記念写真?」
シンジ「マナが通りがかりの人に頼んで撮ってもらったんだ」
トウジ「ええなぁ、こんなデートしてみたいわぁ。どないして誘ったんや?」
シンジ「どうって・・・」
ケンスケ「今のシンジにそんなこと聞くなよ」
トウジ「けっ、カプセル探すの手伝わされたんや、冗談の一つくらいええやろ」
シンジ「・・・ごめん、一晩中付き合わせて。やっぱり救命カプセルなんかないんだ。
良く分かってきたよ。僕が馬鹿だったんだ・・・」
トウジ「またそれか。昼間は霧島探すんやってごっつはりきって、
それが夜になってちょっと疲れたからって、出した結論がそれか。お前ホンマええ加減な男やな」
ケンスケ「トウジ、やめろよ」
トウジ「霧島がおらんようになって、簡単に諦めるんや。お前はよぉ!」
ケンスケ「・・・」
トウジ「ワシは分かる。シンジ!今度はアスカとくっつくつもりやろ!」
シンジ「アスカは関係ない!」
トウジ「あいつもお前も、まわりの気持ちわからんと、好き放題やりおって!恥さらしが!」
シンジ「アスカを悪く言うな!」
トウジ「逆らうんか!」
ケンスケ「シンジ、平気か?トウジ!殴ることないだろ!」
トウジ「ワシは帰るで!こんな奴に味方できるかいな!」
ケンスケ「帰っちゃったよ。この夜道の中を。ちょっと顔見せてみろよ。消毒するから」
シンジ「どうせ僕はいい加減なやつさ!」
ケンスケ「自分をいじめるなよ。アイツはちょっと羨ましかっただけさ。エヴァに乗ったり、
ミサトさんやアスカから心配してもらったり、霧島さんとのデートなんて良い思い出だよ。
いいよなぁ、俺らそういうのないもんなぁ」
シンジ「・・・エヴァは父さんのもので、僕は利用されてるだけ。
ミサトさんとアスカに心配されても、僕は何も答えてあげられない。
マナは・・・どこかへ消えてしまった・・・思い出なんか辛いだけで・・・いらないよ・・・」
ケンスケ「アスカがさぁ・・・アスカが授業中にお前のこと見てるんだよな」
シンジ「・・・」
ケンスケ「もしシンジがアスカと一緒になったら軽蔑する・・・でも止めることなんか誰にも出来ないんもんな・・・」
シンジ「・・・」 シンジ「(マナから貰ったペンダント、どうしようかな・・・両親に返すのが一番いいんだろうけど・・・)」
アスカ「シンジ?帰ってきたんだ」
シンジ「起こしちゃった?」
アスカ「眠れないのよ。霧島さん、見つかった?」
シンジ「だめだった・・・」
アスカ「そう・・・」
シンジ「アスカさあ・・・」
アスカ「なあに?・・・」
シンジ「お腹空かない?」
アスカ「アタシ、何も作れないわよ」
シンジ「僕が作るよ。だから、その・・・」
アスカ「太っちゃうから、いらない」 シンジ「ミサトさんは?」
アスカ「残業でしょ」
シンジ「そっか」
シンジ・アスカ「・・・」
アスカ「アンタ、ヘンよ。山の中探し回って、疲れているんでしょ」
シンジ「そ、そうかなぁ」
アスカ「アタシ、もう寝るわ。おやすみ」
シンジ「ちょっと待って」
アスカ「なによ」
シンジ「いろいろ、ごめん」
アスカ「別に・・・」
シンジ「なんか・・・ダメだよね、僕は・・・」
アスカ「メソメソしないの。アタシ、寝るわよ。おやすみ」 ミサト「さってと、鯵のひらきもしっかり食べたし、みんな、目は覚めたかな?」
アスカ・シンジ「・・・」
ミサト「ほらもう!元気出して。ハイ手足の屈伸!
イチ、ニッ、サン、シ、ニイ、ニッ、サン、シ!ほら、シンちゃんもやんなさいよ」
シンジ「・・・いち、にい、さん、し・・・にいにいさんし」
ミサト「もっとこう!腕を伸ばして、指先はこう!」
シンジ「いたたたた・・・」
ミサト「アスカもほら、やんなさいよ。元気出るわよ」
アスカ「ごちそうさま・・・」
ミサト「あら、もうお出かけ?」
トウジ・ケンスケ「おはようございまーす!」
アスカ「先行くわ」
シンジ「アスカ」
アスカ「何?」
シンジ「夕べは・・・ゴメン」
アスカ「いいのよ。
いってきまーす」
ミサト「なになに?」
シンジ「ちょっと」
ミサト「ちょっとって何よ。ねぇ教えてくれてもいいじゃない♪」
シンジ「いいんですよ。お皿洗いますから」
ミサト「霧島さんが助からなかったの、私の不手際だもんね」
シンジ「ミサトさん。そんな・・・違います」
ミサト「あっと、こんないい天気に落ち込んでられないよね。さって、今日も頑張らなくちゃ」 シンジ「(僕はこれからどうすればいいんだろう。
マナで悩み続けていたらダメになってしまいそうだ・・・
いままで山を探したんだから、今度は海だ)」 シンジ「(初めて乗る電車だ。なんかドキドキする。
知らない風景、知らない駅名、初めて食べた立ち食いそば。
急行の中では、みんなが旅人に見える)」
男「碇シンジ君だね」
シンジ「・・・人違いです」
男「私はネルフ本部の者です」
シンジ「知りません、さよなら」
男「こら、待ちなさい!」 シンジ「すみません。すみません!」
猟師「なんだ?坊や」
シンジ「猟師さんですか?」
猟師「そうだ、なんだ猟師志望か?海の男にアルバイトはいらないんだけどな」
シンジ「いえ、あの、網で魚を獲るんですよね」
猟師「なんだハッキリいってくれなきゃこまるよ!」
シンジ「あの、救命カプセルが網にかかりませんでしたでしょうか!」
猟師「ああ、あの女の子が入ってたやつか」
シンジ「見つけたんですか!」
猟師「最初、爆弾だと思って大騒ぎになったんだけどな、開けてみたら女の子だったよ。今そこの病院に入ってる」 シンジ「マナ・・・」
マナ「シンジくん!」
シンジ「逢いたかった」
マナ「来てくれたのね、ありがとう」
シンジ「彼は?」
マナ「だめだった・・・」
シンジ「マナ、気をしっかり持って」
マナ「シンジくんここにいてはダメ、もうすぐ恐い人達が来るから」
シンジ「マナ、ここから逃げよう!」
マナ「迷惑がかかるわ」
シンジ「マナを助けたい」
マナ「シンジくん」 シンジ「マナを助けたいんです」
ミサト『生きていたのね』
シンジ「病院からさらってきました」
ミサト『やるじゃない。うちに連れてきなさいよ。協力するわ』
シンジ「父さんには内緒にしてください」
ミサト『そのつもりよ』 シンジ「まだ、誰もいないや」
マナ「シンジくん、シャワー借りてもいい?」
シンジ「え?ああ、いいよ」
マナ「この乾燥機すぐ乾く?」
シンジ「洗濯するの?」
マナ「服、汚れてるし、全部洗いたいの」
シンジ「いいよ」
マナ「シンジくんのバスタオル貸して」
シンジ「ちょっとまってて」
マナ「こっち見ないでよ」
シンジ「う、うん」
マナ「この洗濯機わかんないや」
シンジ「全部入れておいてくれれば、僕がやるよ」
マナ「汚いから、中身見ないでよ」
シンジ「見ないよ」
マナ「絶対よ」
シンジ「絶対見ない」 マナ「じゃーん」
シンジ「・・・シャワーどうだった?」
マナ「生きるって素晴らしいって感じ」
シンジ「顔色よくなったね・・・」
マナ「うん、ゆでたてだもん」
シンジ「タオル、とれそうだよ」
マナ「見たい?」
シンジ「え・・・」
マナ「へ・へ・へ・へ・・・」
シンジ「・・・」
マナ「・・・」
シンジ「その・・・無傷でよかったね」
マナ「確かめてみる?」 アスカ「あの爆発から、生きて帰ったなんて、奇跡ね」
マナ「みなさんには、ご迷惑をおかけしました」
ミサト「ここに霧島さんがいることは絶対秘密だからねみんな。誰にも言ってはだめよ」
シンジ「これからどうしようか加持さんと相談しようかと思ってます」
ミサト「あいつかぁ」
シンジ「あのひとなら味方になってくれそうな気がするし・・・」
アスカ「なぁに?アタシ達が味方してない、みたいな言い方ね」
ミサト「まあまあ、加持くん暇そうだからいいんじゃない?」 加持「暇じゃないけれど、退屈はしてるってところだ」
アスカ「加持さん♪」
加持「厳しいことを言わせてもらえば、病院から抜け出したのは問題だな」
シンジ「連れ出さなければ抹殺されていたかもしれないんです」
加持「向こうにしてみれば、シンジ君が暗殺者のようなもんだろう」
シンジ「じゃあ、マナを助けるにはどうすればいいんですか!」
加持「霧島マナを殺すのさ」
アスカ「さっすが加持さん♪過激ぃー!」
ミサト「冗談やめてよ!」
シンジ「殺すって・・・」
加持「名前を変えて別の人間として生きるのさ。
軍の名簿と日本政府の戸籍簿から『霧島マナ』の名前を消す。
コンピューターだから一秒もかからないんだな、これが」
マナ「父さんや母さんとは、どうなるんですか?」
加持「残念だけれど他人になる。これが屋根裏に隠れず、生き延びるための唯一方法なんだ」
シンジ「マナは助かるんですね」
加持「ただし、彼女と逢えるのもこれが最後になる。消えた人間がこの街をうろつく訳にはいかないだろう?」
マナ「シンジ」
シンジ「・・・」 マナ「誰もしらない遠くの町か・・・」
シンジ「日本の地名なんか全部、地図に書いてあるよ」
マナ「私ね、ひとりで生きてく」
シンジ「・・・」
マナ「病院で思い切り泣いたらすっきりしちゃった」
シンジ「あの、彼のために・・・泣いたんだね」
マナ「・・・そうかもね」
シンジ「マナ」
マナ「ん?」
シンジ「ひとりぼっちはマナだけじゃないよ」
マナ「シンジ・・・」
シンジ「それに、ひとりってそんなに悪いもんでもないし。ひとりだったからマナと二人になれたんだ。
いいこともあるんだよ」
マナ「ありがとう。シンジ・・・」 寂しさなら慣れているよ
生まれた時から
でも目の前に差し出された腕に
思わず心揺れて
眩しい予感に広がる未来を感じている 愛のせいで
強くて優しい なぜだか切ない
気持ちの欠片抱きしめて
Ah あなたに
Ah 寄り添う
忘れてゆくためにいつも
出会いを重ねた
そんな痛みに気づかせてくれたね
そのあたたかな涙
不思議な予感に戸惑いながらも あなたの手を握りしめる
微笑むことからはじめてみたくて
何かが変わる この胸で
Ah 光が
Ah 溢れる マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして ネットカフェの碇シンジ育成計画の本に1万円札挟んでおこ この頃流行りの女の子 おしりの小さな女の子 こっちを向いてよマナ だってなんだかだってだってなんだもん マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています