【千葉】北総成田スカイアクセス線代替バス、来春にも新路線の計画
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2014年9月1日03時00分
 高額な北総鉄道の代替手段として、鎌ケ谷観光バス(鎌ケ谷市)が印旛日本医大と新鎌ケ谷駅を結ぶ新路線の運行を構想している。
来春にもバス2台を購入予定だ。
同社が開業した直行バス「生活バスちばにう」の客足は順調で、新路線が実現すれば住民の生活の足として弾みがつきそうだ。
 新路線構想は運行を支える住民グループ「友の会」が31日に開いた開業約3カ月の報告会で示された。
「ちばにう」は59人乗りの中型2台で、6月初めから千葉ニュータウン中央駅と新鎌ケ谷駅をノンストップで平日と祝日に運行。
鉄道料金(560円)の半額近い300円で、平日の朝夕は30分に1本、日中は1時間に1本走らせている。
 「ちばにう」の乗客数は採算ラインの1日400人には達していないが、8月最終週は1日平均約350人に。
徳永昌子専務は「北総線の運賃は高いけど、バスがあるぞとアピールしたい」と今後の需要を見込み、バス2台を増やして印旛日本医大―新鎌ケ谷駅間を走らせる計画を明らかにした。
 同社の乗り合いバスは現在4台。
6台になれば地元自治体や既存のバス会社などが入る「地域公共交通会議」にかけずにルートを決められる利点がある。
 運賃は未定だが、新路線のうち朝夕は通勤客の需要を掘り起こすため主要駅だけ止める一方、日中も何カ所かを回るという。