最悪のシナリオ
二月某日、豪雪に見舞われた厳冬期の深夜2時の北海道を震度7の巨大地震が襲った。
寝床から着の身着のまま外に飛び出して恐怖で逃げ惑う人々の家はその直後に
倒壊し戻る家はおろか防寒着も無い。
土砂崩れと液状化した道路には雪がシインシンと降り積もり緊急車両の通行も
ままならない。翌日に除雪が始まると雪の中からはコチンコチンに凍結した多数の
遺体が発見される。その後も断水、停電の復旧は長期化し、飲料水、燃料、
食料、医療物資など、全ての物が枯渇。