0178M7.74(庭)
2017/10/13(金) 17:47:45.77ID:eS6gJMIM0平成29年 10月13日17時45分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
**(本 文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
新燃岳では、活発な火山活動が続いています。
新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
火山活動の状況
噴煙は、本日(13日)0時から15時までの最高は火口縁上900mでした。
火山性微動は、依然、消長を繰り返しながら継続していますが、振幅はやや小さくなっています。
16時以降は、天候不良により噴煙の状況は不明となりました。
本日、宮崎県の協力により実施した上空からの観測では、火口内の東側から白色噴煙が火口縁上500mまで上がり東へ流れていました。
弾道を描いて飛散する大きな噴石は確認されませんでした。
明らかに感じる程度の火山ガスの臭気が認められました。
昨日(12日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり1400トンで、前回(10月11日800トン)より増加しました。
地殻変動観測では、新燃岳方向が隆起する傾斜変動は停滞しています。
以上のことから、16時頃に連続噴火は停止したと思われますが、引き続き、新燃岳では活発な火山活動が続いています。
防災上の警戒事項等
火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。
噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
また、降雨時には土石流に注意してください。