ついにでた国側と建設会社で森友8億円値引き方法口裏合わせの音声
の書き起こし


特集コーナー/2017年9月11日放送のバックナンバー | みんなのニュース 報道ランナー | 関西テレビ放送 KTV
https://www.ktv.jp/runner/backnumber/2017_09_11.html#point02

【籠池】「きれいになってんの?なってへんかったんや。ならへんにように言ったから、そないなんねん。棟上げの時に首相夫人が来られることになってる。どうするの、僕の顔。アホとちゃうか」

【森友学園の弁護士】「死ぬ気で値段下げるところに取り組んでほしい。知恵を絞ってほしい。下がる理屈を考えないといけないので」


★このあと、なぜか国側は「深いところから出てきた新たなゴミだ」という方向で調整しようとします。しかし、工事業者が明確に否定します。


【国側の職員】「3mまで掘っていますと。土壌改良をやって、その下からゴミが出てきたと理解している。その下にあるゴミは国が知らなかった事実なので、
         そこはきっちりやる必要があるでしょというストーリーはイメージしているんです」

【工事業者】「3mより下からは語弊があります。3mより下から出てきたかどうかは分からないですと伝えている。そういうふうに認識を統一した方がいいならなら我々合わせるが、
        下から出てきたかどうかは、私の方から、あるいは工事した側から確定した情報として伝えていない」

【池田靖国有財産統括官(当時)】「資料を調整する中で、どういう整理をするのがいいのかご協議させていただけるなら、そういう方向でお話し合いさせてもらえたらありがたい」

【工事業者】「3mより上からの方が(ゴミは)たくさん出てきている。3mの下からっていうのはそんなにたくさん出てきていない」

【国側の職員】「言い方としては“混在”と、“9mまでの範囲”で」

【工事業者】「9mというのは分からないです」


★「3mより下からはゴミはそんなに出てきていない」と話す工事業者。しかし、森友学園の弁護士の発言をきっかけに、工事業者はストーリーに乗ってしまうのです。


【森友学園の弁護士】「そこはね、もう言葉遊びかもしれないですけど、9mのところまでガラ(廃棄物)が入っている可能性を否定できますかって言われたら、否定できないでしょ?できないんです。そういう話なんです」

【工事業者】「そのへんをうまくコントロールしてくれたら、我々は資料を提供しますので」

【国側の職員】「虚偽のないようにあれが大事なので、混在していると。ある程度3m超のところにもあると。ゼロじゃないと」

【工事業者】「あると思います」

【国側の職員】「そんなところで作りたい」

【森友学園の弁護士】「責任問題に発展しないように頑張っていただけると信頼している。半分は我々のためにやってもらえると思って、半分はご自身のために頑張って下さい」


★“新たなゴミ”が出てきたように見せるための「口裏あわせ」ともとれるやり取り。このおよそ2カ月後、国側はこの新たなゴミを根拠に撤去費を算出し、およそ8億円を値引きして国有地を売却しました。