タブレット使わせればこのざまw

学習端末「よく机から落ちる」「こんなに壊れるとは」…自治体にのしかかる修理費
2022/10/08 09:44 読売新聞

学校で学習用デジタル端末が小中学生に1人1台配布されて1年以上たち、端末の故障が相次いでいる。
端末を落とすなどの事故が目立ち、修理費が年間数百万円に上る自治体もある。
今後、機器の更新でも自治体や保護者の負担が生じる可能性もあり、現場は対応を迫られている。

■4か月で40台■
「こんなに壊れるとは予想しなかった」。東京都の区立小学校の男性副校長(48)は驚く。端末は全校約650人に配られ、昨年春から本格的に使い始めた。
1年目の故障は約60台だったが、今年度は4〜7月だけで約40台に上った。故障の多くは学校や自宅で落としたり、ぶつけたりしたことが原因だ。
学校の机には、教科書、ノート、文具に加え、端末も置かなければならなくなった。
都内の公立小学校で6年を担任する女性教諭は「机に空きスペースがなく、よく端末が机から落ちる」という。
「来年の1年生が使うので大事に使って」と呼びかけるが、落としてしまう子供は減らない。
少数だが、わざと壊す子もおり、昨夏には小5男子がキーボード部分をはがしてしまった。

小中学校で端末約1万1000台を使う埼玉県久喜市は今年度の当初予算で、修理費用として75台分約260万円を計上した。
しかし、4月に200台程度の故障がわかり、予算に約770万円を追加した。このままのペースで故障が増えれば年間の修理費は1000万円を超えそうだ。

都内の区立小では昨年、端末をなくした児童の保護者には約5万円を請求したが、普段から予想外の行動の多い高学年男子が教室で投げて壊したケースでは請求を見送った。
学校関係者は「教員が気を付けるべきだと言われてしまうと反論できない」と打ち明ける。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221008-OYT1T50045/
https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/10/20221008-OYT1I50022-1.jpg