SNS裏アカによる中傷のいじめは深刻化しやすい
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「表は仲良し、裏アカでは悪口…」ネットいじめが過去最多に。インスタきっかけに自殺者も出ている。 学校裏サイトとLINEいじめ
子供が加害・被害者にならないための対処法 社会問題になって久しい、ネットいじめや学校裏サイトの問題。自分の子供は大丈夫かという不安をお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか。ネット社会の進展とデジタルツールの進化に伴い、こうしたネット空間でのいじめ行為も巧妙・悪質になっています。 そこで、問題になっている学校裏サイトの概要や実態、探し方などを解説した上で、被害に遭ってしまった場合の対処法などをまとめました。さらに、近年では学校裏サイトに取って代わる存在として注目されているLINEいじめについても実態や対処法を解説します。 学校裏サイトとは、学校が公式に設置しているサイトとは異なり、一部の生徒が開設しているサイトのことです。それだけなら珍しい存在ではありませんが、生徒が開設したサイトの中でも特定の人しか利用できないように設定された上で、クラスメイトの悪口などを書き込むために設けられたものを学校裏サイトと呼ぶケースが多く見られます。 サイトと言っても無料の掲示板サービスなどを利用している場合が多く、その中にスレッドと呼ばれる書き込みスペースを設けて、そこに出入りしているメンバーが発言しあうという形がほとんどです。 学校とは無関係の非公式サイトを設置するだけであれば、生徒の中には自分の趣味に関するサイトを運営している人もいるので特に問題はありません。学校裏サイトが問題視されるのは、設置された掲示板でやり取りされるメッセージの多くが、いじめのターゲットとなっている人に対する誹謗中傷だからです。 スマートフォンさえあれば簡単に書き込めるという手軽さもあって、軽い気持ちでそのいじめに加担してしまう子供も多く、誹謗中傷が陰湿化したりエスカレートしやすい側面があります。 PCではアクセスできない設定になっていたり、学校名やターゲットとなっている人物のことをイニシャルや一部伏字になっていたりするため、学校裏サイトの発見は困難です。
発見しにくいためいじめの事実が発覚しにくく、発覚したとしてもかなり遅くなってしまう可能性があります。 いわゆる「晒し」という行為に発展すると、ターゲットとなっている人物の個人情報や写真などが投稿されることがあります。一旦ネット上に投稿されたものは拡散してしまうと無かったことにはできないため、二次的な犯罪の原因になってしまいます。
個人情報が晒されてしまうと変質者による犯罪を誘発したり、さらに深刻な犯罪に発展する可能性も否定できません。 学校裏サイトとして利用される掲示板サービスは匿名性が高く、名前や顔を知られることなく誹謗中傷のメッセージを発信することができてしまいます。そのため加害者の特定が難しく、そのことがいじめの発覚や問題の解決を遅らせることにつながっています。 学校裏サイトに誹謗中傷を書き込んで溜飲を下げているうちは表面化しないかも知れませんが、それがエスカレートすると表面化、さらには事件に発展することもあります。 いじめは学校内の問題という認識は過去のものとなっており、刑法など法律に抵触する事案は刑事事件として処理する(つまり逮捕者が出る)事例も多くなっています。自殺や暴力事件などに発展しなくても、誹謗中傷のレベルで刑事事件になることがあるのは、社会全体の学校裏サイトやネットいじめに対する見方が厳しくなっていることの表れでしょう。 先述のように、学校裏サイトの大半は無料で利用できる掲示板サービスというのがその実体です。設置した掲示板の存在を友人に教え、その存在を知る限られた人だけで掲示板への書き込みを行います。その内容は、ターゲットとなっている人物に対する「ウザい」「キモい」といった誹謗中傷であったり、さらに口汚い罵詈雑言であったりします。 さらに、学校裏サイトとして利用されている掲示板の中にはPCからアクセスできないようにする機能や、パスワードなどでロックをしてパスワードを知っている人しか利用できないようにできる機能があるため、特定の人たちだけでいじめが進行する可能性があります。 このように、学校裏サイトといっても特別なサイトがあるわけではなく、大半は掲示板であるという事実、その掲示板は事業者によって提供されているサービスを利用したものだということを押さえておいてください。 学校裏サイトを発見するのは困難ですが、それを支援するための「学校裏サイトチェッカー」というサイトがあります。
利用者からの情報提供によって情報が蓄積しているサイトで、都道府県から該当する学校名で探すことができます。また、新着情報には発見されたばかりの学校裏サイトの情報を見ることもできます。 学校裏サイトを探す際には、まずこの「学校裏サイトチェッカー」で該当がないか探してみてください。 ただし、学校裏サイトを設置した側も発見されることを警戒しているので、この「学校裏サイトチェッカー」に掲載されたことを知ると直ちに閉鎖してしまうこともあります。 利用しやすさ、拡散しやすさという特性をいかして、TwitterなどのSNSを実質上の学校裏サイトとして利用している事例もあります。TwitterなどのSNSで学校名を検索してみると、意外な情報に行き当たる場合もあります。 ただし、SNSを利用する場合であっても学校名の一部を変えたり、イニシャルにしたりしている場合もあるため、学校名をそのまま検索しても発見できるとは限りません。 学校裏サイトの存在を知ることができて、そこで誹謗中傷されている事実を確認したら、その掲示板管理者に削除依頼を出してください。
ご家庭で子供が被害に遭っていると認識できたとしても、そこで感情的に反論をしたり何らかの書き込みはしないほうが無難です。なぜなら、そのことがいじめをエスカレートさせたり、ネット空間以外のいじめに発展してしまう恐れがあるからです。 まずは該当するサイトの管理者に削除依頼を出し、それと並行して学校や警察に相談するのが適切な流れです。 掲示板の管理者に削除依頼を出したら、次は学校や警察などへの相談をします。ただでさえ発覚しにくいいじめの中でも、学校裏サイトというネット空間でのいじめはさらに発覚しにくく、学校も事実を把握しづらい部分があると思います。
その事情を踏まえ、学校だけではなく同時進行で警察にも相談をしておくことをおすすめします。警察に相談している事実を学校に伝えておくと、学校の動きも早くなるかも知れません。 警察については、地元の警察署へ相談するのもひとつの方法ですが、学校裏サイトはネット上でのいじめ行為なので、インターネット専門の相談窓口に相談するのも効果的です。 学校裏サイトは、その名前にもあるように「裏」の存在です。公式のサイトではないので、そこにはルールやガイドラインといったものはありません。無法地帯と化した掲示板に軽い気持ちや野次馬根性で関わってしまい、そこに慣れてしまうとエスカレートしていることにも気づきにくくなります。 いつしか学校裏サイトでの誹謗中傷は度を越してしまい、無意識のうちに加害者になってしまっていたり、変に裏サイトに関わってしまったばかりに自分が被害者になってしまう可能性すらあります。 「裏」であることのリスク、軽い気持ちで関わることに対する代償の大きさを理解させることは、学校裏サイトに関わらせないための基本です。 単なる掲示板への書き込みと軽く考える子供は多いのですが、その内容によっては刑事事件になるという意識を持たせましょう。
誹謗中傷行為は刑法の名誉棄損や脅迫、侮辱などに該当し、裸の写真を投稿するなどの行為は児童ポルノ禁止法、さらにいじめ行為全般がいじめ防止対策推進法に抵触します。 近年では警察も悪質な事案については取り締まりを強化しており、学校裏サイトへの書き込みを理由に逮捕される可能性があることを周知徹底しておく必要があります。 学校裏サイトを舞台にしたいじめ行為のひとつに、「晒し」という手口があります。個人情報や顔写真などを不特定多数の人が閲覧できるところに投稿するという嫌がらせは、軽い気持ちでも一度やってしまうと拡散した情報は二度と無かったことにはできません。 その情報をもとに変質者が声を掛けてきたり、援助交際を持ちかけてくるなどの事例も発生しているので、「逆に自分の情報が拡散したら」ということをイメージさせるリテラシー教育が必要です。もし、自分の情報が拡散させられてしまったら…という恐怖をイメージできるような伝え方が効果的でしょう。 ネット上でのいじめ行為は学校裏サイトも含めて、大半がスマートフォンによって行われています。その温床だからといって、周りの子供たちが持っているスマートフォンを与えないのは不便である上に、それが原因でいじめのターゲットになってしまう恐れもあります。 スマートフォンを与える際にはあらかじめフィルタリングの設定をしておくことや、利用の時間帯の制限などを設けておくなどのルールづくりをしましょう。
与えたっきりで野放しにに利用させるのではなく、親が関心を持っている、監視しているということを意識させるのが効果的です。 自分は安全な場所にいながら、学校裏サイトという暗闇から他人を攻撃するというのは極めて卑怯かつ陰湿な行為です。人として恥ずかしく、心の貧しい行為と言わざるを得ません。
人としての潔さや正しさ、強さというのは学校裏サイトに関する教育以外でも普遍的なものなので、日常からいじめ行為に対する強い心を養うリテラシー教育を心掛けましょう。 今や子供たちだけでなく、大人にも広く普及しているLINE。リアルタイムに豊かな表現方法でメッセージをやり取りできるので、社会的な通信インフラのひとつと言っても良いでしょう。
特に子供たちの間では連絡手段として定着しており、日々多くのメッセージがやり取りされています。 その便利さの一方で、LINEには既読やブロック、グループLINEといった、使い方を誤ると人間関係に傷をつける原因となるのも事実です。LINEでのやり取りに端を発した喧嘩や人間関係のしこり、そしていじめは社会問題になりつつあります。
特にLINE上で繰り広げられるいじめのことはLINEいじめと呼ばれ、学校裏サイトと取って代わるように深刻な事例も発生しているため、LINEいじめへの対策も併せて必要です。 LINEは1対1だけのコミュニケーションではなく、複数の人のコミュニケーションにも便利な機能を持っています。それはグループLINEと呼ばれるもので、例えばあるグループLINEに5人が参加している場合、その中の誰かが発言をすると残りの4人にメッセージが届きます。それに誰かが返信をすると残りの4人に届くため、5人で一堂に会しているような会話を楽しむことができます。 LINE外しとは、そんなグループLINEから特定の人を外すことです。LINEの機能を使って退出させる場合と、LINE外しをされる人以外が別のグループLINEを作り、招待されなかった人を仲間外れにするという場合があります。
仲間外れにされた人がそのことに気づくとショックを受けるのと同時に、その人が外されたグループLINEでは外された人の悪口が繰り広げられていることが容易に想像できます。 学校裏サイトでも悪質な手口として知られるのが、晒し行為です。いじめのターゲットになっている人の個人情報や写真(時には裸の写真など)を投稿して不特定多数の人に見えるようにする嫌がらせです。 こうした晒し行為の恐ろしいところは、一旦ネットに出てしまった情報は取り戻せず、後はただ拡散してしまうということです。LINEは不特定多数の人が見るメディアではありませんが、その中でターゲットとなっている人の隠し撮り写真を晒したり、不特定多数の人が見ている掲示板などにターゲット人物のLINE IDを晒したりといった行為が該当します。
いずれも一旦出てしまった情報は取り返しがつかないので、極めて悪質です。 LINEいじめの発端は、大半が同じくLINEの中で起きています。そこでLINEいじめを防止するための対策として、LINE上で諍いを起こさないための3つのポイントをご紹介します。お子さんをLINEいじめに関わらせないためにきちんとおさえておきましょう。 いじめにまで発展しなくてもLINEでのトラブルは多くが既読スルーや未読から起きています。自分に届いたLINEメッセージを見ると相手には既読という表示が付きますが、それに対して返信をしないと「読んだのに無視された」と相手に伝わってしまうことがあります。また、未読というのは相手に既読がつかないことで、これも「自分のメッセージを読んでもくれない」という伝わり方をすることがあります。 あらかじめ既読の後ですぐに返信しないタイプであることを説明しておくことや、忙しくなることが分かっている日を伝えておくなど、既読スルーや未読に悪意がないことを伝えることが効果的です。 日本語には難しい言葉や表現が多く、ちょっとした言い回しのすれ違いや表現の取り違いによってトラブルに発展することがあります。言葉だけのやり取りであるLINEではなおさらで、スタンプを利用して表現を補足したり、通話機能を使って会話で伝えるなどの工夫をすることでこうしたトラブルを防ぐ効果が期待できます。 LINEの中で起きたトラブルの解決をLINEだけに頼ると限界がありますし、さらに燃え広がってしまう可能性もあります。そんな時に最も大切なのが、LINE以外のコミュニケーションです。
前日の夜にLINEでちょっとした食い違いがあったとしても、翌日に学校で会って話せば何でもなかったということは多々あります。やはり直接会話するコミュニケーションに勝るものはないので、日ごろからLINEだけに頼らないコミュニケーションを心掛けましょう。 スマートフォンやゲーム機器など、子供たちが日常的に使っているデジタルツールは便利である一方で、使い方を誤ると大きなリスクもはらんでいることを理解させるのはとても大切なことです。 ネット空間は匿名性が高い上に、一旦そこに出た情報は拡散性も高いので、軽い気分でやったことが取り返しのつかない事態に発展することがあります。それによって人生を棒に振るような事件に巻き込まれた人も実際にいるということなどを、注意喚起していくのが良いでしょう。 デジタルツールはあくまでもツールであり、人間同士がリアル世界で交わすコミュニケーションに勝るものはないという動かしがたい事実も、丁寧に伝えていく必要があるでしょう。 インターネットやデジタルツールが便利になればなるほど、それを悪用するいじめの手口も巧妙化、悪質化します。そんなネット社会のあだ花のような存在としての学校裏サイトや、近年それに代わる存在と指摘されているLINEいじめについて解説してきました。
この一連の解説で強調したいのは、デジタルツールは諸刃の剣であり、いじめの温床としないためにも正しい認識や使い方がこれまで以上に重要であるということです。
お子さんには、陰湿なネットのいじめなどとは無縁の健全なネットライフの便利さや楽しさを伝えてあげてください。 大人になって組合だ協会だのってのと似たようなもんだ。
上辺だけで、陰では同じ組織の人を密告しハメたりしてな。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています