高校受験の偏差値で、大学受験を考えると確実に痛い目にあいます。 なぜなら高校受験は、母集団のレベルが極めて低く、そのため偏差値がインフレ状態になるからです。
高校受験では同世代の下位層のほとんども受験し、中学受験組が参加しないため、大学受験や中学受験に比べて、偏差値が異常に高く出るのです。
中高一貫校では中3で高1、高2で高3の模試を受けます。そのため、高校3年生になると、そうした中学受験組や浪人生が初めて合流するので、偏差値が急落します。
国立大学受験と公立高校受験の偏差値を比較する場合は、「高校偏差値―10(文系)、―15(理系)」が大学受験の偏差値だと言われています。
文系と理系で違うのは、理系の方が母集団のレベルが高いからです。いわゆるFランク大学のほとんどは文系で、理系は難関の医学部も含まれます。
そのため、模試にもよりますが、下のような具合になるわけです。自分の高校の進学実績の平均を見ると、だいたいこのようになっているはずです。